BMW i4の実力とは?グレード別価格や性能を徹底解説
多くのメーカーがEVモデルを続々と発表している中、BMW i4は高級スポーツセダンの電動化モデルとして注目を集めています。BMWの伝統的な「駆け抜ける歓び」は、電気自動車でも実現できるのでしょうか。
この記事では、BMW i4の性能諸元と走行性能を取り上げ、電気自動車としての実力を解説していきます。BMW i4の購入を検討している人は、ぜひ参考にしましょう。
※目次※
・BMW i4は、886万円の「eDrive40 M Sport」と、1,190万円の「M50 xDrive」の2グレードを展開。
・BMW i4の「eDrive40 M Sport」は、最高出力340PS、最大トルク430N・m、0-100km/h加速5.6秒という圧倒的な性能を実現。
・BMW i4は、急速充電で80%まで約30分、家庭での充電はもちろん全国2万9,095基の充電スポットが利用可能。
BMW i4の基本スペックと価格帯
まずは、BMW i4の基本スペックと価格帯について紹介します。グレード構成や車体サイズ・重量などの主要諸元、電気自動車購入時に適用される減税措置・補助金制度など、3つのポイントについて見ていきましょう。
BMW i4のモデルラインアップと価格
BMW i4は、エントリーモデルのeDrive40 M Sportと、ハイパフォーマンスモデルのM50 xDriveの2グレードが展開されています。メーカー希望小売価格は、「eDrive40 M Sport」が886万円、「M50 xDrive」が1,190万円です。
BMWならではの走行性能と先進技術を両モデルに搭載しており、選択した装備内容によって最終価格が決定します。購入を検討する際は、各グレードの特徴を比較しながら、ニーズや予算に合わせた選択をしましょう。
BMW i4のサイズと重量
BMW i4は、全長4,785mm・全幅1,850mm・全高1,455mmというコンパクトなボディサイズでありながら、2,855mmの長いホイールベースにより、十分な室内空間を確保しています。
車両重量は、eDrive40 M Sportが2,090kg、M50 xDriveが2,240kgとなっており、バッテリー搭載により同クラスのガソリン車より重量がありますが、低重心設計で安定した走行性能を実現しました。
約470Lの大容量トランクで、日常的な使用に十分な積載量を確保しており、都市部での取り回しの良さと長距離ドライブの快適性を両立させています。
BMW i4で利用できる減税措置と補助金制度
BMW i4には、電気自動車向けのさまざまな優遇制度が適用されます。エコカー減税により自動車重量税が免税となり、環境性能割も非課税です。また、グリーン化特例により、新車登録翌年度の自動車税が約75%減税されます。
国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」制度では、モデルごとに補助金額が設定されており、地方自治体独自の補助金制度と組み合わせることで、実質的な購入コストを抑えられます。
優遇制度を活用することで、高性能電気自動車BMW i4の購入がより現実的な選択肢となるでしょう。
BMW i4のデザインと先進技術
BMW i4は、洗練されたデザインと最新の技術を融合させた電気自動車です。エクステリアは、スポーティーさと先進性を兼ね備え、インテリアは快適性と高級感を追求しています。以下で、BMW i4の魅力を詳しく見ていきましょう。
BMW i4のエクステリアデザインの特徴
BMW i4のエクステリアは、スポーティーさと電気自動車の先進性を融合させた外観を特徴としています。フロントグリルには、ハイグロス・ブラックを基調としたクローズド・デザインとマット・シルバーのハニカム・パターンを採用し、洗練された印象です。
サイドビューでは、伝統的なBMWのクーペラインを踏襲しつつ、スリークなシルエットで空力性能の向上に貢献します。
リアには最新のレーザー・テールライトを搭載し、M Sportパッケージを選択すれば専用のエアロダイナミクス・パッケージと19インチのM エアロダイナミック・ホイールで、精悍な印象を演出可能です。
BMW i4のインテリアの快適性と先進装備
BMW i4のインテリアは、上質な素材と精巧な仕立てにより、快適性と先進性を高次元で融合しています。
スポーツシートには軽量で肌触りの良いMパフォーム・テックスを採用し、ブラックを基調としたデザインにMカラーのパイピングやブルーのコントラスト・ステッチが映えるでしょう。
操作性に優れたコックピットデザインと、収納性の高いラゲッジルームも備わっています。BMW iを象徴するブルーアクセントが施された、マルチファンクションMスポーツ・レザー・ステアリング・ホイールにより、乗るたびに高揚感と快適性を味わえる空間です。
BMW i4のiDrive8システムの機能と使い勝手
BMW i4に搭載されたiDrive8システムは、12.3インチのデジタルメーターパネルと14.9インチのセンターディスプレイが一体となった曲面ディスプレイを特徴としています。タッチ操作やジェスチャー制御、音声認識機能により、運転中でも手軽に操作可能です。
ナビゲーションシステムは、リアルタイムの交通情報を反映し、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しています。My BMWアプリとの連携で、車両状態や充電情報をリモートで確認できるのも便利です。
BMW i4の安全性能と運転支援システム
BMW i4のドライビング・アシスト・プロフェッショナルは、ステアリング&レーン・コントロール・アシストやレーン・チェンジ・ウォーニングなどの機能で、快適な走行をサポートします。
パーキング・アシスト・プラスにより、縦列駐車や並列駐車時の負担も軽減されるでしょう。夜間走行時の視認性を高めるハイビーム・アシスタントを搭載し、BMWデジタル・キーによるスマートフォンでの車両操作も可能です。
さらに、BMWライブ・コックピットはARビュー表示に対応しており、直感的な運転操作を実現しています。
BMW i4の走行性能
BMW i4は、電気自動車ならではの高度な走行性能を兼ね備えています。最高出力や最大トルク、加速性能など、各種スペックが示す圧倒的なパワーは、従来の内燃機関車を凌駕するでしょう。
また、一充電あたりの走行可能距離も十分な実用性を確保しています。ここでは、具体的な数値とともに、BMW i4の性能を詳細に見ていきましょう。
BMW i4の最高出力と最大トルク
BMW i4は、優雅な外観の中に圧倒的なパワーを秘めています。
・eDrive40 M Sport:最高出力340PS、最大トルク430N・m
・M50 xDrive:最高出力544PS、最大トルク795N・m(合計値)
電気モーター特有の瞬間的なトルク発生により、驚異的な加速性能を発揮するのが特徴です。
アクセルを踏み込んだ瞬間からダイナミックな走りが体感でき、従来の内燃機関車とは一線を画す電気自動車ならではの魅力を持ちます。新時代のグラン クーペとして、環境性能と走る喜びを高次元で融合させた一台です。
BMW i4の加速性能と最高速度
BMW i4は、 eDrive40 M Sportで0-100km/h加速が5.6秒、M50 xDriveでわずか3.9秒を達成し、スポーツカー顔負けの俊足ぶりを見せます。電気モーター特有の、瞬時のトルク発生による瞬発力と加速感により、ドライバーに新たな運転の喜びを提供するでしょう。
最高速度は制限されているものの、十分な余裕を持って高速巡航が可能で、静寂性と力強さを両立させた走りが魅力です。BMWらしいスポーティーな走りを追求した結果、従来のガソリン車とは異なる新時代のドライビングエクスペリエンスを生み出しています。
BMW i4の航続距離と燃費性能
BMW i4の一充電走行距離は、eDrive40 M Sportが最大604km(WLTCモード)、M50 xDriveが最大546km(WLTCモード)に達しており、市街地や高速道路などさまざまな走行条件を想定して算出されています。
天候や運転方法、エアコン使用などの要因で実際の走行距離は変動しますが、日常使用には十分な実用性を備えているでしょう。
優れた空力性能と軽量設計により電力消費を抑え、効率的な走行を実現しているのも特徴です。高い航続距離により、長距離ドライブでも余裕を持って楽しめる電気自動車となっています。
BMW i4の充電システムと利便性
BMW i4の充電システムは、ユーザーの利便性を考慮して設計されています。家庭での日常的な充電から、長距離ドライブ時の急速充電まで、さまざまなニーズに対応可能です。ここでは、BMW i4の充電に関する3つのポイントを詳しく解説します。
BMW i4の充電方法の種類と充電時間
BMW i4の充電には、専用の壁かけ型「BMW Wallbox」を使用するホームチャージャーがあり、普通充電より高速な充電が可能です。夜間に充電を開始すれば、翌朝には満充電状態となるでしょう。
外出先では急速充電を利用でき、公共の急速充電ステーションで充電残量10%から80%までを約30分で充電できます。
気象条件やバッテリーの状態、充電器の出力によって実際の充電時間は変動しますが、状況に応じて充電方法を使い分けることで効率的な運用が可能でしょう。
BMW i4の急速充電の対応状況と充電スポット
BMW i4は、最大200kWの急速充電に対応しています。高速道路サービスエリアや大型商業施設、BMW正規ディーラーなど、全国に2万9,095基の急速充電スポットが設置されているため(2024年11月現在)、BMW Charging Cardを使用すれば提携充電ネットワークで手軽に充電が可能です。
ナビゲーションシステムに搭載された充電スポット検索機能で、最寄りの充電スポットを簡単に見つけられます。
ただし、急速充電器の設置数は従来のガソリンスタンドと比べると限られているため、長距離ドライブの際は事前に充電スポットの確認をするのが望ましいでしょう。
BMW i4の家庭用充電器の設置と運用コスト
BMW i4などの対象モデルを購入し、指定期間内に設置工事を完了すると、BMW純正のホームチャージャー「BMW Wallbox(Gen 3)」が無償で提供されます。設置工事費用は別途必要となりますが、家庭での充電が格段に便利になるでしょう。
運用コストは主に電気代が占めており、夜間電力を利用することでさらなるコスト削減が期待できます。電気料金は地域や契約プランによって異なりますが、ガソリン車と比べて燃料費を大幅に抑えられる可能性が高く、ホームチャージャーを活用することで経済的なEVライフを楽しめるでしょう。
まとめ
BMW i4は、高性能と環境性能を両立した電気自動車です。「eDrive40 M Sport」は最高出力340PS、0-100km/h加速5.6秒という圧倒的な走行性能に加え、一充電航続距離は最大604kmを実現しています。
充電システムは急速充電に対応し、約30分で80%まで充電可能です。デザインは伝統的なBMWのスタイルを踏襲しつつ、最新のiDrive8システムで先進性も表現しています。
800万円台からという価格設定で、スポーティーな走りと環境性能を両立した次世代BMWの魅力を、存分に体感できるモデルといえるでしょう。
【この記事の執筆者】
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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