ディスカバリースポーツは故障しやすい?リスクの傾向や中古車選びのポイント
高い走破性能のSUVを数々生み出してきたランドローバーの中で、取り回しがしやすいコンパクトSUVとして人気を博しているのがディスカバリースポーツです。オンロード・オフロード問わず、安定した走りを楽しめます。
人気が高いディスカバリースポーツですが、故障しやすいのではないかと懸念の声が時折聞かれることも事実です。実際はどうなのでしょうか。ディスカバリースポーツの故障リスクについて解説します。上手な中古車選びのポイントもチェックしましょう。
※目次※
2.ディスカバリースポーツはリコールで故障トラブル対策をしている
3.ディスカバリースポーツは故障リスクの低い中古車を選ぼう!
4.ディスカバリースポーツを安く買うならタイミングも確認しよう
・ディスカバリースポーツは、オン/オフ問わず安定した走りを楽しめる多用途性に優れたランドローバーのコンパクトSUV
・故障トラブル対策のリコール対応をしているディスカバリースポーツは安心して乗れる
・車両状態や修理歴などをきちんと確認して故障リスクが少ない中古車を探そう
ディスカバリースポーツは故障しやすい?
かつて、輸入車は故障しやすいといわれてきました。原因は、気候や使い方の違いによるものとされています。現在は、輸入車だからといって故障しやすいわけではありません。ただし、日本人が重視するポイントが海外とは異なる点も多々あります。
ランドローバーが誇るコンパクトSUVのディスカバリースポーツも同様です。主な特徴や注意したいポイントを解説します。
オフロードもオンロードも安定して走れるSUV
ランドローバーは、悪路走破性能技術において定評がある老舗の自動車ブランドとして、世界に名が知れ渡っています。これまで数々のSUVモデルを販売してきましたが、日本の道路事情でも取り回しがしやすいのがディスカバリースポーツです。
優れたステアリングレスポンス性能は、コーナーリング時に体感できます。走行状況に応じて変化するフルタイム4WDを搭載し、4種類のドライブモードを選択可能です。オンロード・オフロード問わず、安定した走りを楽しめます。
故障しやすいわけではない
輸入車が故障しやすいといわれている大きな理由は、設計段階で想定している交通環境が異なる点です。海外では、車は長距離や高速で使用する機会が多くあります。一方、日本では短距離や低速での走行が多い傾向です。使い方や環境の違いによる劣化や不具合が国産車の故障リスクと比較され、故障しやすいといわれてきました。
昨今では、自動車業界においてもグローバル化が進み、さまざまな国の環境に対応できる部品・パーツが開発されてきました。そのため、輸入車だからといって故障しやすいわけではありません。
故障しやすい部位の傾向
日本の気候は、高温多湿の夏や極寒の冬など、1年間の気温や湿度の差が激しいことが特徴です。そのため輸入車は、湿度や高温に弱いとされるゴム製品や内装の劣化が早いとされてきました。また、パワーウインドウやエアコンなどの電気系統の故障についての報告も多い傾向です。
エンジンルームの熱対策も異なるといわれてきました。しかし現在は、さまざまな改良により、高温多湿に強い部品・パーツが使用されている車が増えています。定期的なメンテナンスを行っていれば、さほど心配する必要はありません。
ディスカバリースポーツはリコールで故障トラブル対策をしている
どの自動車でも、初期不良や動作不良などが起きることは珍しくありません。自動車メーカーは、設計や製造過程での問題が発覚した場合、国土交通大臣に事前届出をして回収や修理を行います。これがリコール制度です。問題が発覚した時点で速やかに対策することで、事故や故障トラブルを未然に防げます。
ディスカバリースポーツは、過去に何度かリコールを実施しました。その例をご紹介します。
不具合の部位:原動機(令和4年6月7日)
直近では、2022年6月にリコール届出がされています。
・型式:3CA-LC2ND
・車台番号:SALCA2AN1MH886894~SALCA2AN1NH909012
・不具合の部位:原動機(アクセサリーベルトテンショナー、パワートレインコントロールモジュール)
オートテンショナー用ばねの耐久性やコントロールモジュールのプログラムに不具合が見つかっています。アクセサリーベルトの新品交換やプログラムの更新が改善措置内容です。
不具合の部位:燃料装置(令和3年7月29日)
2021年7月に実施されたリコールは、下記のとおりです。
・型式:3CA-LC2ND
・車台番号:SALCA2AN1MH886894~SALCA2AN7MH892991
・不具合の部位:燃料装置(燃料リターンパイプ)
燃料リターンパイプの強度に関する不具合が見つかっています。該当箇所を点検し、必要な場合は対策品に交換することが改善措置内容です。
不具合の部位:速度計(令和3年2月16日)
2021年2月には、下記のリコール内容が実施されました。
・型式:3DA-LC2NC/5BA-LC2XC
・車台番号:SALCA2AN1LH836107~SALCA2AN8LH840722
SALCA2AX7LH835223~SALCA2AX9LH866537
・不具合の部位:速度計(ゲートウェイモジュール)
キロメートル表示とマイル表示の切り替えに関する、速度計ゲートウェイモジュールのプログラムに不具合が見つかっています。対策プログラムへの書き換えが改善措置内容です。
ディスカバリースポーツは故障リスクの低い中古車を選ぼう!
故障リスクが少ない中古車を探すポイントは、定期的なメンテナンス履歴の確認です。日本では、メンテナンスという習慣が海外に比べてそれほど身についていないといわれています。
一方、海外では車のメンテナンスは当たり前という見方が一般的です。輸入車を探す際はその点を意識しましょう。ほかにも注意したいポイントがあります。
価格
まずチェックすべきは価格です。元々の新車価格が高いため、中古であっても比較的高価な車体もあります。その場合、自分が手を出せる範囲の中古車なのかを考えて判断をしなければいけません。
予算の範囲内を超えて無理をして購入すると、生活に影響する恐れがあります。また、車を購入した後の維持費の支払いにも追われることになりかねません。購入前にしっかりと計画を立て、予算内の価格の中古車を選びましょう。
状態
次に確認したいのが車の状態です。中古車は前のオーナーによっては、車の状態が悪い恐れがあります。雑誌やインターネットの画像だけで決めるのではなく、外装と内装の傷やへこみ、シートのへたり、腐食、エンジン音、電装品の動作など、入念なチェックが重要です。
何年落ちか
希望の車が何年落ちなのかチェックすることも必要です。中古車は年式が古いものほど購入後の故障リスクが高まります。
とはいえ、年式が新しいものほど高額です。年式の新しいものを優先的に選ぶと、予算オーバーする可能性があります。予算の都合で年式の古い車を選ばざるを得ない、という方もいるのではないでしょうか。その場合は、中古車でも保証をかけられる中古車販売店での購入がおすすめです。
修理歴
修理歴は、最低限チェックしなければならないポイントです。整備記録簿で、今までにどんな箇所を修理したのかを確認しましょう。修理した箇所が多ければ、購入後も修理が続く可能性があります。
また、修復歴も同時にチェックしましょう。修復歴とは、事故によって車体の内部にあるフレームに損傷が生じた記録を指します。一度フレームに損傷が生じると、ミリ単位で完全に修理するのは難しくなります。
走行中にふらついてしまう恐れもあるため、確実に確認をしましょう。不安な場合は、修復歴車を取り扱わない中古車販売店での購入をおすすめします。
車検切れかどうか
車検の有無もチェックをしましょう。車検が切れていると、車両価格にプラスして車検取得費用を支払わなければいけません。車両価格だけが予算内に収まっていたとしても、車検が切れていれば車検取得費用で予算オーバーになる恐れがあるので注意しましょう。
車検が残っていれば、もちろん車検取得費用はかかりません。車の登録処理についても、名義変更だけで済むので納車までが早くなる可能性もあります。余計な出費を抑えたい方、早く納車をしてほしい方は車検が残っている車体を選びましょう。
してほしい方は車検が残っている車体を選びましょう。
リコールに対応できているか
リコール対応が済んでいる車かどうかのチェックも大切です。大抵の場合、リコールはすぐに悪くなるというよりも、使用し続けることによる不具合や故障を防ぐ目的があります。そのため、まれにですがリコール対応していない車がある可能性を念頭に置きましょう。
リコール届出の該当車種については、国土交通省ホームページにて確認可能です。販売店のスタッフに聞くこともできます。
ディスカバリースポーツを安く買うならタイミングも確認しよう
ディスカバリースポーツを中古で購入する際のポイントをチェックしたら、実際に購入する前に車を取り巻く環境についてのチェックも重要です。状況によっては、よりお得に買えたり、反対に損をしたりするかもしれません。
また、購入後に後悔する恐れもあります。中古車をチェックするのと同様に、こちらも確実にチェックしましょう。
価格が高騰もしくは値下がりするタイミング
中古車の価格が、高騰したり下がったりするタイミングを把握しましょう。値下がりするタイミングは決算期の3月と9月頃です。決算時期には多くの業者が1台でも多く車を売ろうとセールを実施するので、新車への乗り換えで中古車が市場に多く出回ります。
中古車市場への供給が多くなり、在庫は増加傾向です。そのため、選択肢も豊富になり、リーズナブルな価格で購入できる可能性が高まります。価格の変動に対して敏感になっておきましょう。
新型の発表
中古車を購入しようとするタイミングで新車が発表された場合、その新車の詳しい調査が重要です。発表された新車と購入予定の中古車のどの部分が変更になったか確認しましょう。
中古車を購入しようとする際「本当はこの機能があればよいのに」ということがあるかもしれません。もし求めていた機能が新車に付く場合、予算が許すのであれば新車を購入したほうが満足できることもあるでしょう。購入後に後悔しないよう、新車の情報にもアンテナを張っておくことが必要です。
家の駐車場に納まるかどうか
忘れてはならないことが、駐車場に収容できるかどうかということです。車の一部が少しでも道路部分に出てしまうと、車庫証明書の取得ができません。車庫証明書が取れないということは、購入できないということになってしまいます。
ディスカバリースポーツは、全長4,610mm×全幅1,905mm×全高1,725mmというサイズのため、広めの駐車場が必要です。あらかじめ敷地の駐車スペースを測定しておきましょう。もし収容不可能な場合は、駐車場を借りる必要があります。
ディスカバリースポーツを探すならネクステージへ!
故障リスクが少ないディスカバリースポーツを探す場合は、リコール歴や修理歴をきちんと確認することが必要です。信頼できる中古車販売店であれば、必要な車両情報を把握しています。
中古車販売において実績が豊富なネクステージには、車に関する知識と経験が豊富なスタッフがいるため、お気軽にご相談ください。
ランドローバーの輸入車正規ディーラーを行っている
ネクステージは、常にお客様を第一に考えるお客様ファーストが理念です。さまざまなニーズを求めるお客様に満足いただけるサービスをモットーに、輸入車正規ディーラーも行っています。
ディスカバリースポーツをはじめとするプレミアムSUVを数多くラインアップしている、ランドローバーの輸入車正規ディーラーです。お客様の希望条件をもとに、車選びのお手伝いをいたします。
輸入車購入時も対象となる保証がある
ネクステージで購入いただいた車には、基本的な項目に対応している無料保証を付帯しています。国産車のみならず、輸入車の場合も年式や走行距離は問いません。輸入車は、購入後1か月までが対象です。
正規ディーラーの輸入車であれば、各ディーラーの保証基準に基づきます。さらに内容が充実した有料保証も用意しており、輸入車であっても申し込み可能です。安心してカーライフを楽しめます。
まとめ
ディスカバリースポーツの中古車を購入する場合、状態や年式、修理歴、車検の有無などをしっかりとチェックしてから購入すると、より満足して中古車を購入できます。また、家の駐車場に収容できるか、試乗できる場所があるかなどを調べ、万全な状態で購入しましょう。
中古車の場合、状態が悪いと購入後に余計な修理費が発生する可能性があるため、信頼できる販売店で購入することが大切です。
ネクステージでは、修復歴ありの車は一切販売していません。さらに、外国車にも最大で3年間の保証が付けられ、購入後の不安をなくせるのが魅力です。中古のディスカバリースポーツのご購入は、ぜひネクステージにお任せください。
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