メルセデス・ベンツの電気自動車が持つ魅力は?種類や発売予想もご紹介
環境問題に対する意識が世界的に高まるなかで、自動車業界においても従来のガソリン車だけでなく、地球環境に優しい電気を動力とする電気自動車の普及が広がっています。そんななか、日本で馴染み深いメルセデス・ベンツでも、今後電気自動車が続々と発売予定であることが明らかになりました。
そこでこの記事では、現在販売中のものから今後販売予定のものまで、メルセデス・ベンツの電気自動車の特徴や価格、注意点などについてまとめています。よく読んで、ぜひ購入を検討する際の参考にしてください。
※目次※
・メルセデス・ベンツは今後電気自動車を続々と発売予定!
・電気自動車は走行可能距離や充電ステーションの少なさに要注意!
・電気自動車だけでなく、ハイブリッドモデルもおすすめ。相談ならサービスの手厚いネクステージがおすすめ!
メルセデス・ベンツの電気自動車が気になる!
輸入車として日本での人気が特に高いメルセデス・ベンツにおいても、電気自動車の開発は力を注いでいる分野のひとつです。そこで、ここからはメルセデス・ベンツの電気自動車はどのようなラインアップとなっているのか、最新のモデルや価格を交えて紹介します。少しでも興味がある方はぜひ目を通して、参考にしてください。
新型の電気自動車が登場している
2021年9月5日、メルセデス・ベンツはミドルサイズの新型電気自動車(EV)「メルセデス・ベンツEQE」を発表し、2022年の半ば頃から販売を開始することを明らかにしました。
2021年4月15日にも電動自動車を包括するサブブランド「EQ」から「メルセデス・ベンツEQS」を発売しており、これで2年連続で新型電気自動車を発売することになります。これだけでも、メルセデス・ベンツが電気自動車の開発に注力していることが分かるでしょう。
発売中のモデルは2種類ある
現在、日本で発売されているメルセデス・ベンツの電気自動車のモデルは、コンパクトSUVの「EQA」と、クロスオーバーSUVである「EQC」の2種類です。どちらもグレードは一種類のみで、新車の場合の車両価格は以下の表の通りです。
モデル |
新車価格 |
EQA 250 |
¥6,400,000 |
EQC 400 4MATIC |
¥9,600,000 |
車体がより大きく、Cクラスに相当するEQCのほうが、Aクラス相当のEQAよりも価格が高く設定されています。
メルセデス・ベンツの電気自動車の特徴
メルセデス・ベンツでは、現在「EQA」と「EQC」の2種類の電気自動車が販売されていることが分かりました。 では、この2つのモデルにはどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、2つのモデルの特徴について詳しく解説していきます。よく目を通して、ぜひ車選びの際の参考にしてください。
EQAの特徴
コンパクトSUVであるEQAの車体サイズは全長4,465mm、全幅1,835mm、全高1,625mmとなっており、狭い路地などでも通行しやすく、取り回しのよい大きさです。先進的なラグジュアリーさを演出したデザインを取り入れており、ボディカラーは無償のポーラーホワイトをはじめとした、落ち着いた色合いの全8種類を取り揃えています。
世界最高水準の安全性能を搭載しつつ、パワフルなモーターの採用により実現した力強い走りと安定性・静粛性が大きな魅力です。
EQCの特徴
クロスオーバーSUVモデルであるEQCは、全長4,770mm、全幅1,885mm、全高1,625mmで、EQAよりも大きいサイズとなっています。デザインはSUVの力強さとクーペの美しさを融合させ、ヘッドライトにはブルーのLEDを取り入れるなど、独創的なスタイルを創り上げました。カラー展開はポーラーホワイトや鮮やかなヒヤシンスレッドなどを含め、全6種類です。
一方、走行面ではツインモーターエンジンを搭載し、最高出力408PS、最高トルク765N・mのより強力でスムーズな加速を実現しました。
メルセデス・ベンツには発売予定の電気自動車もある
既にEQAとEQCの2種類の電気自動車を販売しているメルセデス・ベンツですが、実は今後も「EQS」、「EQB」、「EQE」、「EQXX」の4種類の電気自動車を発売する予定です。ここからは、2022年半ば以降に導入予定のこれら4つの車種に関して、具体的な特徴や発売予想を解説します。
EQS
EQSは、メルセデス・ベンツが手掛ける電気自動車として初のラグジュアリーEVセダンとして開発されました。優雅で力強さを感じさせるクーペデザインの外観に、どんな瞬間にも至極のくつろぎを与えるシート設計など、内外ともに気品溢れる最上級の仕上がりとなっています。
また、電気自動車のために専用開発した新たなプラットフォームを初めて取り入れたほか、革新のインフォテインメントシステムを採用するなど、先進的な技術でより快適なドライビングを実現しました。
日本では2022年後半の発売が計画されています。
EQB
EQBは、ガソリン車である7人乗りSUVモデルのGLBをベースとして誕生しました。駆動方式は前輪駆動、四輪駆動のどちらもラインアップされる予定で、大容量バッテリーモデルも生産されるのではないかと噂されています。詳細な情報はまだ発表されていませんが、スペックは以下のとおりです。
【EQB3504マティック(上位グレード)】
・最高出力:215kW
・バッテリー容量66.5kWh
・電費:6.3km/kWh、EPAモード5.6km/kWh(航続距離41km、WLTCモードで計算)
こちらも日本での発売計画は、2022年後半となっています。
EQE
EQEはミドルクラスのセダンで、ボディーサイズは全長4946×1961×1512mmです。従来のEクラスよりも室内空間にゆとりをもたせ、ダッシュボードにはEQSと同じく3枚の大型パネルを組み込みました。
また、技術面ではEQSと同様にプレミアムクラスの電動アーキテクチャであるEVA2を取り入れており、ラインアップにはEQE350と、よりバッテリーの最高出力を高めたハイパフォーマンスモデルの2種類の採用を予定しています。
EQS、EQEと同様、2022年後半の発売計画です。
EQXX
EQXXは4ドアクーペスタイルのボディタイプで、ホイールサイズは2800mmと、EQSやEQEよりも短いサイズとなっています。画期的な新システムの導入により高いエネルギー効率を実現し、一度の充電で航続可能距離を1,000km以上にまで伸ばすことに成功しました。さらに、ルーフに採用した超薄型ソーラーパネルから給電すれば、最大25kmの航続可能距離を延長することも可能です。
また、各部品の素材を見直し軽量化を行うことで空気抵抗を大きく削減することに成功し、より快適な走行の提供が可能になりました。
独メルセデス・ベンツが2022年1月3日にコンセプト車を発表し、市販車の発売は2025年とのことです。
メルセデス・ベンツの電気自動車に関する疑問
電気自動車の購入を考えるときは、充電にどれぐらいの時間がかかり、どれぐらい装甲できるのか。充電はどこですればいいのか、緊急時にはどうすればいいのかなど、電気自動車ならではの悩みが浮かんでくると思います。
真剣に購入を検討するためにも、こうした電気自動車の基礎的な疑問はしっかりと解決しておきましょう。
Q.満タンに充電するにはどれくらいの時間がかかる?
メルセデス・ベンツの電気自動車の充電方法は、「普通充電」と「急速充電」の2種類です。「普通充電」の場合は、自宅にも設置可能なメルセデス・ベンツ充電用のウォールユニットを利用すれば、車種により約11〜13時間で満タンになります。
また、高速道路や商業施設などに設置されているCHAdeMOという特殊なケーブルを用いた「急速充電」ならば、さらに短時間でのフル充電が可能です。
Q.充電ステーションはどこにある?
メルセデス・ベンツの電気自動車には、コックピットディスプレイで充電ステーションの位置を検索でき、最適なルートを指示してくれる機能があります。そのため、充電ステーションの位置を把握していなくても、ドライブに支障が出ることはありません。
また、バッテリー残量も考慮してくれるので、バッテリーの充電が切れてしまう前に、到達可能な充電ステーションを自動で選択してくれます。
Q.完全にバッテリーがなくなったらどうするの?
電気のみで走行している以上、充電が切れてしまうと走行不可能になってしまい、レッカーを要請しないといけなくなります。そうならないよう、使用しないときは充電しておく習慣をつけましょう。
また、完全に充電が無くなるまで酷使してしまうと、バッテリーに深刻なダメージが残ってしまい、寿命を大きく縮めてしまう可能性があることにも注意してください。
Q.1回の充電でどれくらい走れるの?
メルセデス・ベンツの航続可能距離は、EQCの場合、満充電の状態から400km、EQAなら422kmです。満充電が難しい場合の目安として、EQCの場合は通常充電なら1時間で約15km、急速充電なら上にも書いたように、30分の充電で約120kmを走れます。なお、EQAでは急速充電で充電した場合、およそ30分で10〜80%まで充電することができます。
バッテリーの特性上、充電量が80%を超えると充電速度が遅くなるので、必ずしもこの数字通りというわけではありませんが、ひとつの目安にはなると思います。
電気自動車にはどんなデメリットがあるの?
エコカーとして注目を集め、使用者も徐々に増えている電気自動車ですが、いまだ解決されていない課題もあり、普及にはもう少し時間がかかるだろうといった状況です。
電気自動車のオーナーになると、どんなことで困るのか、デメリットについても解説していくので、自身のライフスタイルと照らし合わせて、電気自動車購入の参考にしてください。
1回の充電で走れる距離が短い
ガソリン車のSUVである、同じくメルセデス・ベンツのGLEは燃料満タン時最大約1,200km走行可能であるのに対し、EQC、EQAの満充電の走行距離は400〜420kmしかありません。旅行のような長距離運転にはあまり向いていないと言えるでしょう。
充電スタンドが少ない
最近では、充電スタンドがコンビニにも設置されるようになりましたが、それでも十分な数ではなく、まだまだ充電できる場所が少ないというのが現状です。
EQC、EQAにはともに充電スタンドの位置を検索する機能がありますが、近くに充電スタンドがなく移動に時間がかかる可能性もあります。ガソリンスタンドで給油するような感覚では使えないことを把握しておきましょう。
充電に時間がかかる
以前に比べれば、充電速度はかなり向上しましたが、給油に比べると時間がかかってしまうのは事実です。特に、通常充電の場合は満充電に約13時間がかかるので、基本的に充電には一晩かかることをしっかりと認識しておきましょう。
急速充電であっても、安心して走行できるだけの電気量を確保しようとすると、数分では終わりません。不意の充電に時間を食われてしまうことがないよう、時間に余裕があるときに充電をする癖をつけておきましょう。
バッテリーが劣化すると燃費が落ちる
電気自動車のバッテリーはとにかく温度変化に敏感です。過度な気温の上昇や急降下によってダメージを受けるとバッテリーはどんどん劣化が進み、その結果として出力の低下や燃費の悪化につながります。
燃費が悪化すると同じ距離を走るのにも大量の電気が必要になり、充電に多くの時間を割かなければなりません。夏日や寒波など、過度に気温が上下する時期は特によく注意しておきましょう。
メルセデス・ベンツはハイブリッドモデルも魅力的!
続々と電気自動車を発売予定のメルセデス・ベンツですが、実はハイブリッドモデルにも魅力的な車種が数多くあります。そこで、ここからはメルセデス・ベンツのハイブリッドモデルの車種について紹介します。電気自動車の購入を考えている方も、ぜひ一度目を通して、購入の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
ハイブリッドモデルの種類
新車で購入できるメルセデス・ベンツのハイブリッドモデルの種類と新車価格は、以下の通りです。
|
モデル |
新車価格 |
コンパクトカー |
A250e |
¥5,900,000 |
セダン |
A250e Sedan |
¥6,000,000 |
E200 Sports(BSG搭載モデル) |
¥7,930,000 |
|
E200 4MATIC Sports(BSG搭載モデル) |
¥8,190,000 |
|
E350e Sports |
¥9,260,000 |
|
E350de Sports |
¥9,490,000 |
|
SUV |
GLC350e 4MATIC |
¥9,310,000 |
GLC350e 4MATIC Coupe |
¥9,630,000 |
Eクラスの相場
メルセデス・ベンツのなかでもEクラスの車種は比較的車格が高い車種であり、ハイブリッドモデルは大きく分けて「E200 Sports」と「E350e Sports」の二種類です。「E200 Sports」はマイルドハイブリッドモデルであり、「E350e Sports」はプラグインハイブリッドモデルとなっていて、どちらも世界最高水準の安全性能と操作性の高い新世代のステアリングを備えています。一方、現在中古車で購入できる車種の相場は、以下の通りです。(2022年3月23日時点)
モデル |
中古車相場価格 |
E200アバンギャルドエクスクルーシブPKG |
¥4,549,000 |
まとめ
いよいよベンツまでフル電気自動車に乗り出してきた昨今、電気自動車はますます注目を集めていく存在になるはずです。さらに電気自動車が普及していけば、電気スタンドの数も増え、もっと電気自動車を使いやすいに世の中に変わっていくことでしょう。
今回ご紹介したベンツの電気自動車に少しでも興味がわいた方は、ぜひネクステージにご相談ください!
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