オペルGTは2ドアクーペのスペシャルな車!現役のクーペモデルも併せて紹介
オペルGTは、歴史ある自動車メーカーのオペルが発売していた車です。流麗なシルエットのコンパクトな2ドアクーペで、他にもどのような特徴があるのか気になった方もいるでしょう。
そこでこの記事では、オペルという自動車メーカーについて解説しつつ、オペルGTの特徴的な要素を紹介します。現行モデルの2ドアクーペについても把握できるので、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
・オペルGTは、1968年に発売されたコンパクトな2ドアクーペ
・オペルは150年以上の歴史があるドイツの自動車メーカーで、3車種を日本に投入予定
・2ドアクーペは希少だが、現行モデルでも魅力的な車種がそろっている
オペルGTとは?
クラシックカーのため手に入れるのは難しいですが、チャンスがあれば手に入れたいという気持ちで狙っている方もおられるでしょう。
ここでは、オペルGTのデザインや走行性能など、特徴について解説します。ハイパワーエンジンを積んでいるわけではありませんが、レトロで歴史を感じさせる車です。
オペルGTはコンパクトな2ドアクーペ
オペルGTは1968年に発売されたオペル渾身の2ドアクーペです。その始まりは、フランクフルトモーターショーで公開したコンセプトカーの「グランツーリスモ・クーペ」でした。オペルのイメージの変革を意識した実験用の車両で、モーターショーに出品したところ、その反響が良かったため市販化されています。
フロントからリヤまで流れるようなシルエットで、リヤ後端はスパッと削ぎ落とされた個性的なエクステリアデザインです。リトラクタブルヘッドランプを採用し、ノーズ部分には空気の導入口が設けられました。
オペルGTの走行性能
駆動方式にFRを採用したオペルGTには、2つのグレードが用意されました。1.1Lエンジンを搭載したGT1100と、1.9LエンジンのGT1900です。それぞれのスペックは以下をご覧ください。
|
1.1Lエンジン |
1.9Lエンジン |
最高出力【PS/rpm】 |
60/5,200 |
90/5,100 |
最大トルク【kg・m/rpm】 |
8.5/3,800~5,000 |
14.9/2,500~3,100 |
トランスミッションは4MTで、GT1900には3ATも設定されました。ボディは大衆車のカデットをベースとしており、ホイールベースの延長と同時にトレッドを大きく取って旋回性能を高めています。高出力のGT1900は、MTモデルで最高時速185kmを達成しており、加速を含め気持ちよく走行できるでしょう。
オペルGTを生み出したのはどのような自動車メーカー?
現在オペルは日本においてマイナーかもしれませんが、長い歴史があるドイツ発祥の自動車メーカーです。時代のニーズに合った車を数々生み出しており、2023年8月時点において、日本に3車種投入を予定しています。
そこで、オペルという自動車メーカーの成り立ちや近年の日本市場への参入状況を簡単にご紹介します。
1862年に生まれた老舗の自動車メーカー
オペルの名の由来は創業者にあり、アダム・オペルによって1862年にドイツで誕生しました。その歴史は150年以上で、「世界中にドイツ発の先進技術やデザインをいち早く届ける」がオペルの信念です。
一時GMの傘下に入りましたが、2017年からはフランスのPSAグループに属しています。近年は電動化に力を入れるなど、サステナビリティを重視しており、時代に沿った質の高い大衆車を製造している伝統的な自動車メーカーです。
2023年8月現在3つの車種を発売予定
2023年8月現在、オペルの公式サイトでは日本に3車種投入することを告知しています。それぞれモデル名は「Mokka(モッカ)」「Corsa(コルサ)」「Grandland(グランドランド)」です。Mokkaは先進的でスタイリッシュな内外装デザインのコンパクトSUVで、1.2Lのガソリンエンジンと8速ATを搭載しています。
そしてCorsaはハッチバックスタイルのコンパクトカーです。スポーティーなエクステリアとおしゃれなインテリアが特徴で、1.2LガソリンエンジンモデルとEVモデルを投入予定としています。
GrandlandもMokkaと同じくSUVですが、ボディサイズは大きめです。オペルのフラッグシップSUVという立ち位置で、そのルックスは迫力がありつつも洗練されています。パワーユニットは他のモデルと異なり、1.5Lのディーゼルエンジンを搭載しているとのことです。
オペルGTのように2ドアクーペを採用した国産車
オペルGTが気になる方は、入手が難しいオペルGTの代わりとなる魅力的な2ドアクーペのモデルを探していることでしょう。特定のメーカーなどにこだわらなければ、年式の新しい2ドアクーペも見つかります。
ここでは、国産自動車メーカーに絞って、2ドアクーペの車種を4つ紹介します。自身のニーズに合った車が見つかるかもしれませんので、ぜひ参考にしてください。
スバル BRZ
BRZは、スバルとトヨタの共同開発により生み出された車です。現行型は2代目で、ボンネット低さが低重心な印象を与えます。内装については、車両姿勢の変化を捉えやすいようインパネは水平基調となっており、機能的なボタン配置です。
パワーユニットは、スバル伝統のボクサーエンジンにトヨタの直噴技術を組み合わせており、2.4Lガソリンエンジンから173kW(235PS)を発揮します。低重心パッケージングにより高い安定感の中で、走りが楽しめるでしょう。
(参考:『BRZ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ GR86
GR86はBRZの兄弟車です。スタイリングやエンジン性能、プラットフォームなどは共通しています。見た目の違いにおける代表例は、グリル形状です。BRZはスバル特有のヘキサゴングリルに対して、GR86はGRブランドのファンクショナル マトリックスグリルを採用しています。
パワーユニットについては、スペックに違いはありませんが、制御の仕方で差別化しています。また、サスペンションのチューニングの方向性も異なっているため、BRZと迷う場合は試乗することが大切です。
(参考:『GR86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ スープラ
スープラは、トヨタが復刻したハイパフォーマンスの2ドアクーペです。複雑な造形のフロントバンパーは迫力を感じさせます。エンジンは3つのラインアップがあり、グレードによって出力が異なる2.0L直列4気筒エンジンと、上級グレードに搭載される3.0L直列6気筒エンジンです。
直列6気筒エンジンのパワーは凄まじく、285kW(387PS)を発揮します。本格的にスポーツドライビングをしたい方に向いているでしょう。
(参考:『スープラ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサス RC
レクサスで2ドアクーペとしてラインアップしているのがRCです。厚みのあるボディと大型のグリルが特徴的で、ヘッドランプが先進性を表しています。オペルGTとは異なり、スポーティーというよりもエレガントなスタイリングです。
パワーユニットは、ガソリンエンジンの3.5Lと2.0Lターボが用意され、2.5Lエンジンを搭載したハイブリッドの3種類があります。ハンドリングにこだわった足回りにより、シャープな走りを楽しめるでしょう。
(参考:『RC(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
オペルGTのように2ドアクーペを採用した輸入車
国産車種に続いて、2ドアクーペの輸入車を4車種紹介します。ポルシェやアウディ、BMWから1台ずつと、ジャガーから販売されているモデルです。どれも高い満足度が得られる車と言えるでしょう。
ポルシェ ケイマン
ケイマンは独特の世界観を感じさせる2ドアクーペです。エンジンを座席後方に積むためボンネットが低く、フェンダーの張り出しが強調されています。また、後輪前方にあるダクトが特徴的です。
ポルシェは国産メーカーのスバルと同様に、希少な水平対向エンジンを採用しているメーカーで、ケイマンはミッドシップレイアウトで車体に収めています。高い旋回性能を有しており、FR車と異なった乗り味が楽しめるクーペです。
(参考:『ケイマン(ポルシェ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アウディ TTクーペ
アウディのTTクーペは、オペルGTとはデザイン性が異なるクーペです。流麗なスタイルというよりは直線的な造形で、重厚感があります。フロントマスクはシンプルかつ先進的です。
成熟した直噴ターボエンジンと、素早い変速が特徴のデュアルクラッチトランスミッションにより、ダイレクトな加速が味わえます。駆動方式はFFと4WDが用意されており、特に4WDモデルのクワトロは路面に吸い付くような走りが味わえるでしょう。
(参考:『TTクーペ(アウディ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW 4シリーズ クーペ
ドイツ車と言えば、BMWも見逃せません。コンパクトなクーペが好みであれば、4シリーズをチェックしておきましょう。現行モデルは大型のキドニーグリルの主張が強く、スポーティーな印象に貢献するヘッドランプが魅力的です。
2.0Lと3.0Lのツインターボエンジンを用意しており、2.0Lは後輪駆動で、3.0Lは4WDです。2.0Lは軽快な走りが楽しめ、3.0Lは強烈な加速が味わえます。BMWは運転する喜びにこだわるメーカーで、4シリーズ クーペにおいてもその世界観が感じられるでしょう。
(参考:『4シリーズ(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジャガー Fタイプ
高級車メーカーのジャガーが販売するスタイリッシュな2ドアクーペが、Fタイプです。ワイドなボディで切れ長のヘッドランプがクールな印象を与えます。リヤのデザインも秀逸で、力強さと躍動感を覚えるでしょう。
走行性能も申し分なく、FタイプのR75グレードについては最高出力423kW(575PS)のエンジンを搭載しており、その加速性能は0-100kmまでわずか3.7秒です。
(参考:『ジャガー Fタイプの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2ドアクーペを探すなら在庫が豊富なネクステージへ!
環境への配慮からスポーツカーが減ってきた現代、2ドアクーペは希少です。オペルGTのように魅力的な2ドアクーペの購入を検討している場合は、ぜひネクステージで検索してみてください。豊富なラインアップがあるため、狙っている車種が見つかるでしょう。
豊富なラインアップがあるからお気に入り1台が探せる
希少な車種の中古車を狙っている場合は、根気よく探す必要がありますが、ネクステージなら比較的簡単に見つかるかもしれません。ネクステージは全国の店舗に在庫を持っており、その数は約3万台です。
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また、いくつか有料の保証プランがあり、条件や必要性に合わせて加入の検討も可能です。メンテナンス付きの「サービスサポート」や「10年保証」などがあるので、詳しくは商談時にスタッフへ相談してみてください。
まとめ
オペルGTは1968年に誕生した2ドアクーペです。発売から50年以上経つ現在、手に入れるのは難しいですが、現行モデルにも魅力的な車種がそろっています。
中古車の2ドアクーペを探している場合は、ぜひネクステージの在庫をチェックしてみてください。Webサイトでは、3万台の在庫から条件を絞って検索できます。良質な2ドアクーペをリーズナブルな価格で手に入れられるでしょう。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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