ルノー ・トゥインゴの魅力は?歴代モデルやグレード、中古車相場を紹介
ルノー・トゥインゴは、フランスの街並みに合うおしゃれなエクステリアと使い勝手の良い室内空間、優れた走行性能が魅力のコンパクトカーです。
初代から3代目モデルまで販売されていましたが、2023年に日本向けモデルの生産が終了しました。トゥインゴがどのような車か、どのような歴史があるのか知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、トゥインゴの特徴や魅力、歴史を紹介します。中古車相場や買取相場も紹介しますので、トゥインゴの購入・売却する際に役立つでしょう。
※目次※
・ルノー・トゥインゴは1995年から2023年まで販売されていたが、現在は日本向けモデルの生産は完了している。
・おしゃれなエクステリアやインテリア、使い勝手の良い室内空間、小回りの利くハンドリングが魅力。
・新車での購入が難しいトゥインゴは、豊富な在庫を取りそろえるネクステージで見つけよう。
ルノー・トゥインゴとは?
ルノー ・トゥインゴは、使い勝手の良い室内空間とパワフルな走行性能が魅力のコンパクトカーです。軽自動車のような小回りの利くハンドリングで、狭い道の走行や車庫入れもスムーズにできます。
ここでは、トゥインゴのメーカーであるルノーの概要と、名前の由来を見ていきましょう。
ルノーはフランスの自動車メーカー
ルノーはフランスを代表する自動車メーカーのひとつです。当時としては画期的な「ダイレクト・ドライブ・トランスミッション技術」を開発したルイ・ルノーらによって、1900年に創業されました。
ルノーには、トゥインゴだけでなくルーテシアやカングーなど、人気車種がラインアップしています。ルーテシアは、小型車のニーズが高い欧州で多くの人から支持を得ているコンパクトカーです。
カングーは高い積載力と個性的なフロントマスクから、若い世代を中心に人気があります。
トゥインゴの名前の由来
「トゥインゴ(TWINGO)」という名前は「ツイスト(twist)」「スイング(swing)」「タンゴ(tango)」といった、ダンスや音楽に関係する3つの言葉を組み合わせてできています。
トゥインゴは「自然に踊り出してしまうような」「楽しくて活発な」というイメージをコンセプトにした車です。
特別仕様車トゥインゴ シグネチャーには、3つの言葉をイメージしたTWINGOのタイポグラフィーが、専用サイドストライプやシート、キッキングプレートにデザインされています。
(参考:『ルノー トゥインゴのラインナップとは?スペックや魅力とともに徹底解説|中古車の【ネクステージ】』)
ルノー・トゥインゴの歴史
ルノー・トゥインゴは、1995年に日本で初めて発売されました。2008年、2016年に改良モデルが販売されましたが、2023年に日本向けの生産が終了しています。
トゥインゴの改良の歴史を知ることで、どのように進化を遂げたのか詳しく理解できるでしょう。ここでは、トゥインゴが日本で販売されてから生産が終了するまでの歴史を紹介します。
1995年:日本デビュー
初代トゥインゴは1992年のパリモーターショーでデビューし、1993年にフランスをはじめとした欧州で発売されました。日本への輸入販売が始まったのは1995年です。
全長3,425mm、全幅1,630mmとコンパクトなサイズ感でありながら快適性に優れ、分割可倒式のリアシートを採用することで使い勝手の良さも備えています。
発売当初は52馬力の1.2L 直40HVエンジンを採用しており、1997年以降は1.1L 直40HCエンジンに変更されました。
2008年:2代目が日本で発売
2代目トゥインゴは2007年に登場し、2008年に日本で発売されました。全長3,600mm×全幅1,655mmと初代モデルよりもボディサイズが拡大し、室内空間も広げています。
初代よりも薄いフロントグリルや大きめのアンダーグリルなど、エクステリアには新しいデザインが採用されました。
インテリアのシートはシンプルな仕様に変化していますが、デジタル式のスピードメーターや丸いドーム型のハザードスイッチなど、一部のデザインは初代の意匠を引き継いでいます。GTやRSといった、スポーツグレードもラインアップしていることが特徴です。
2016年:3代目(現行)が日本で発売
3代目トゥインゴは2014年のジュネーブショーに登場し、日本では2016年に発売開始されました。ダイムラーとの共同開発による3代目は、エンジンの配置位置を変えたことが特徴です。
多くの車種はエンジンを前方に置く「フロントエンジン」を採用していますが、3代目トゥインゴは「リアエンジン」に変わっています。これによりステアリングを切る角度が大きくなり、クラス平均より小回りの利く仕様になりました。
エンジンをリアに置くことで2代目よりも全幅を小さく、全長を長く取り、ゆったりとした室内空間を確保しています。
(参考:『ルノー トゥインゴはヨーロッピアンな内装・外装が魅力!特徴やカラーも紹介|中古車の【ネクステージ】』)
2023年:生産終了を発表
初代から3代目まで日本で輸入販売されていたトゥインゴですが、2023年に日本向けの生産を終了しました。トゥインゴは欧州向けの車種であること、現地で自動車の電動化が進んでいることが理由のひとつです。
電気自動車の導入が進む英国では、日本より早く2019年に販売が終了しています。しかし、今後も販売されないわけではありません。
2023年6月27日のトゥインゴ誕生30周年を記念したアート作品が発表され、電気自動車としてリニューアルすることが予想されています。
ルノー・トゥインゴの魅力
ここからは、3代目ルノー・トゥインゴの特徴と魅力を紹介します。2023年に日本での販売が終了したトゥインゴですが、コンパクトなサイズ感や使い勝手の良さ、パワフルな走りで多くの人から支持を得ました。
3代目トゥインゴを詳しく知ることで、初代からどのような進化を遂げたのか理解できるでしょう。
多彩なカラーのエクステリア
トゥインゴの特徴のひとつは、外観を引き立てる多彩なカラーです。「ルージュ フラム M」「ブルー ドラジェ」「ブラン クオーツ M」「グリ リュネール M」など、おしゃれで洗練されたカラーがラインアップしています。
初代モデルのコンセプトである「カラフルさと楽しさを愛する」を再現するカラーは、伝統と現代が融合するフランスのトレンドを表しているといえるでしょう。
エクステリアは、CシェイプのLEDランプや張り出したリアショルダーなどルノーの象徴アイテムを採用し、新しさを感じさせるデザインです。ドアノブをサッシュに隠しているため、クーペのような洗練されたデザインのサイドビューを楽しめます。
個性的でかわいいインテリア
トゥインゴには、見るだけでワクワクするような個性的でかわいいインテリアがそろっています。それだけでなく、人間工学に基づいた設計がされていることも特徴です。
例えば、見晴らしの良いドライビングポジションと大きなフロントウインドーは運転しやすく、インパネの7インチタッチスクリーンやメーターパネルは視認性良く作られています。ゴルフボールをモチーフにしたフロントアームレストは、凹凸のある模様が個性的です。
フロントのメーターからオーディオ部分には、サーキットのコースをイメージして作られたカバーを設置し、インテリアにアクセントを付けています。
アレンジしやすい室内空間
コンパクトサイズのトゥインゴですが、シートアレンジにより幅広い荷室を確保できることも特徴です。174Lの荷室は普段の買い物の荷物を収納するのに十分なスペースがありますが、シートアレンジにより荷室の容量を980Lまで拡大できます。
分割可倒式のリアシートと助手席を倒すと、長さ2,315mmのフラットな空間を確保可能です。車体の四隅に配置したタイヤにより、無駄なく荷室を拡大できます。
シートのアレンジ次第で大きな荷物や長い荷物も積み込めるため、旅行や買い物にも幅広く使えるでしょう。
市街地にも最適の小回り性能
トゥインゴは、欧州車とは思えない小回り性能も魅力です。最小回転半径は軽自動車にも匹敵する4.3mとなり、市街地の狭い路地での走行や駐車も楽に行えます。
リアにエンジンが配置されていることからフロント部分に余裕が生まれ、切れ角の大きいハンドリングが可能です。大きなフロントウインドーと視界を邪魔しないボンネット、高めのアイポイントによる見晴らしの良さから、運転を快適に楽しめるでしょう。
パワフルな走り
トゥインゴには、グレードによって選べる2つのパワートレーンが用意されています。INTENS EDCとINTENS Canvas top EDCは、0.9Lターボエンジンと電子制御6ATトランスミッションによる爽快な走りが特徴です。
レスポンスに優れたターボチャージャーにより、高速道路や坂道の走行ではパワフルな加速ができます。INTENS MTに装備されている1.0L 自然吸気エンジンと5速MTトランスミッションは、スムーズなシフトチェンジが特徴です。
(参考:『トゥインゴ(ルノー)の燃費情報|中古車の【ネクステージ】』)
ルノー・トゥインゴ現行モデルのスペック
ルノー・トゥインゴには、INTENS EDC、INTENS Canvas top EDC、INTENS MTの3つのグレードがラインアップしています。
エンジンの違いによる走行性能やインテリアの仕様を比較することで、それぞれの特徴をより深く理解できるでしょう。ここでは、トゥインゴの3つのグレードを詳しく紹介します。
INTENS EDC
INTENS EDCは、0.9Lターボエンジンと電子制御6ATトランスミッションを備えたパワフルな走りを楽しめるモデルです。
車両サイズ(mm) |
3,645×1,650×1,545 |
車両重量(kg) |
1,030 |
ホイールベース(mm) |
2,490 |
エンジンタイプ |
ターボチャージャー付き直列3気筒DOHC12バルブ |
総排気量(L) |
0.897 |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
68(92)/5,500 |
最大トルク【N・m(kgm)/rpm】 |
135(13.8)/2,500 |
トランスミッション |
電子制御6速AT |
最小回転半径(m) |
4.3 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) |
17.4 |
INTENS Canvas top EDC
INTENS Canvas top EDCは、INTENS EDCにキャンバストップを装備したモデルです。スイッチを操作しキャンバストップを開けると、太陽光や風を受けながらドライブが楽しめます。
車両サイズ(mm) |
3,645×1,650×1,545 |
車両重量(kg) |
1,050 |
ホイールベース(mm) |
2,490 |
エンジンタイプ |
ターボチャージャー付き直列3気筒DOHC12バルブ |
総排気量(L) |
0.897 |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
68(92)/5,500 |
最大トルク【N・m(kgm)/rpm】 |
135(13.8)/2,500 |
トランスミッション |
電子制御6速AT |
最小回転半径(m) |
4.3 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) |
17.4 |
INTENS MT
INTENS MTは、自然吸気1L 直列3気筒エンジンと5速MTを組み合わせたモデルです。「ECOモード」を除き、装備はINTENS EDCと共通しています。
車両サイズ(mm) |
3,645×1,650×1,545 |
車両重量(kg) |
960 |
ホイールベース(mm) |
2,490 |
エンジンタイプ |
直列3気筒DOHC12バルブ |
総排気量(L) |
0.997 |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
48(65)/5,300 |
最大トルク【N・m(kgm)/rpm】 |
95(9.7)/4,000 |
トランスミッション |
5速MT |
最小回転半径(m) |
4.3 |
WLTCモード燃料消費率(km/L) |
20.7 |
ルノー・トゥインゴの売買価格
日本向けの生産が終了したトゥインゴは新車で購入できませんが、中古車であれば可能です。中古車での購入は、グレードや年式、車の状態が価格に関係します。
ここでは、トゥインゴの新車価格と中古車価格の相場を見ていきましょう。買取価格の相場も紹介しますので、トゥインゴからの買い替えを検討している方はチェックしてください。
現行の新車価格
2024年7月現在、ルノー公式サイトに掲載されている新車価格は以下の通りです。
グレード名 |
新車価格(税込み) |
INTENS EDC |
259万円 |
INTENS Canvas top EDC |
274万円 |
INTENS MT |
250万円 |
2024年1月11日に日本向けモデルとして300台限定で販売された特別仕様車「INTENS EDC Edition finale」は、税込み289万円です。
フロントグリルとボディ側面にトリコロールカラーのアクセントが入り、トゥインゴが描かれたフロアマットセットが装備されます。
(参考:『トゥインゴ(ルノー)のモデル・グレードカタログ一覧|中古車の【ネクステージ】』)
現在の中古車価格
ネクステージで取り扱うトゥインゴの中古車価格は以下の通りです。
車種名 |
中古車価格(税込み) |
トゥインゴ |
84万9,000円~239万9,000円 |
中古車価格は、グレードやオプション、年式、走行距離、車体の状態だけでなく、ボディカラーでも変わります。
最も高い価格の車体は2022年式のINTENSで、走行距離は、5,000km~7,000kmとそれほど使用されていません。最も価格が安いのは、2017年式の走行距離3万9,000kmでカラーは赤です。(2024年7月時点の情報です)
(参考:『トゥインゴ(ルノー)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
最新の買取相場
ネクステージには、これまでに53件のトゥインゴの買取実績があります。2024年7月現在の最新買取価格は以下の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
トゥインゴ インテンス |
2023年式 |
1万7,883km |
43万円 |
トゥインゴ EDC |
2023年式 |
1万8,374km |
111万8,000円 |
トゥインゴ ゼン |
2023年式 |
1万7,324km |
116万8,000円 |
トゥインゴ GT |
2023年式 |
2万8,478km |
88万8,000円 |
中古車の販売価格と同様に、買取価格にはグレードやオプション、年式などの条件が関係します。例えば、同じ年式とカラー、グレードで比較すると走行距離が3万kmのほうが5万kmの車体よりも買取価格は高く、その差は20万円近くです。
(参考:『トゥインゴ(ルノー)の買取相場・査定実績一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ルノー・トゥインゴを探すならネクステージにお任せ!
ルノー・トゥインゴは、日本向けの生産が終了していますが、中古車であれば購入可能です。これまで販売されたモデルも扱う中古車は、過去に販売された限定仕様車も見つけられるでしょう。
ここでは、数多くの豊富な在庫を取りそろえ、充実した保証も選べるネクステージの魅力を紹介します。
修復歴車一切なし!多数の在庫からお気に入りを見つけよう
ネクステージには、全国に展開する300店舗に合計約3万台もの豊富な在庫がそろっています。車種別に専任の熟練バイヤーがこだわりの仕入れを行い、売れ筋モデルやカラー、グレードなどのバリエーションを豊富に集めていることが特徴です。
また、故障やトラブルが起きるリスクが高い修復歴車は一切取り扱っていません。徹底的な品質管理を実施し、メーター改ざん車や水害車などを排除していますので、純粋な車選びをお楽しみいただけます。
充実した保証で購入後もサポート
ネクステージが販売する車には、無料保証が付帯しています。トゥインゴなど輸入車の場合は走行距離無制限で1か月間、国産車であれば3,000km以内かつ3か月以内で利用できる保証です。
より充実した保証をご希望の場合は、保証付きメンテナンスパックである「サービスサポート」も有料でご利用いただけます。期間中であれば無料点検やオイル交換、トラブル時のロードサービスなど、多くのサービスがそろう安心のプランです。
また、国産車を購入した方には「10年保証」もご用意しています。加入から4年目以降も長く保証が受けられる保証ですので、ご利用ください。
まとめ
トゥインゴは、フランスの自動車メーカー「ルノー」が販売するコンパクトカーです。フランス車らしいおしゃれなエクステリアとインテリア、日本の道路でも扱いやすい小回り性能を兼ね備えています。
搭載するパワートレーンは、1.0L 自然吸気エンジンと0.9L ターボエンジンです。どちらもパワフルで爽快な走りが楽しめるため、デザインだけでなく走行性能を重視する方にも向いています。
トゥインゴは、2023年に日本国内向けの生産が終了しました。中古車での購入するのであれば、豊富な在庫を取りそろえるネクステージがおすすめです。ニーズに合わせて選べる保証もご用意していますので、ぜひご利用ください。
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