アルテオンとは?美しいセダンが持つ魅力や特徴に迫る
アルテオンは、2017年に国内販売を開始したファストバックタイプのセダンです。スポーティーで美しいボディライン、広い開放的な室内空間、余裕のある高い走行性能などから人気を博しています。
輸入車のセダンを探している方や走りを楽しみたい方にとって魅力的な車ですが、詳しい車の特徴を知らない方もいるのではないでしょうか。
この記事ではアルテオンの歴史と特徴、グレードを詳しく解説します。また、最新の新車・中古車販売価格も紹介しているので、自分に最適なアルテオンを見つけられるでしょう。
※目次※
・アルテオンは、フォルクスワーゲンが販売するファストバックタイプの高級セダン。
・2017年にグレード国内販売を開始したRラインは、2021年にマイナーチェンジを実施し、現在は2代目。
・新車も中古車もフォルクスワーゲンの正規ディーラーであるネクステージで探そう。
アルテオンとはどのような車?
アルテオンは、フォルクスワーゲンが販売する高級セダンのひとつです。その洗練された美しい外観に魅力を感じる方も多いでしょう。アルテオンは魅力的な外観だけでなく、高い走行性能も特徴です。ここでは、アルテオンの概要と基本スペックを解説します。
フォルクスワーゲン最高ランクセダン
アルテオンは、クーペのようなファストバックの流麗なボディによりスポーティーな印象を与える高級セダンで、2017年に国内販売を開始しました。
アルテオンの名は、高いデザイン性を意味する「Art」にフォルクスワーゲンのフラッグシップであることを示す「eon」を組み合わせた造語で、頭文字のAにはドイツの製品評価最高ランクを表す意味も含まれています。
ロングホイールベースによる広く快適な室内空間と荷室、2.0L TSIエンジンと四輪駆動による最大出力206kW、最大トルク350N・mの力強い走りなどが特徴です。
当初は「TSI 4MOTION R-Line」と「TSI 4MOTION R-Line Advance」の2グレードでしたが、2018年に「Elegance」が新たに加わりました。スポーティーな印象のグレードとは異なり、優雅で落ち着いた内外装が特徴です。
全長4.8mの美しいフォルム
アルテオンには3つのグレードがありますが、ボディサイズやエンジンなどの基本諸元は同等です。TSI 4MOTION R-Lineの主要諸元を下表に示します。
車体寸法(全長×全幅×全高・mm) |
4,870×1,875×1,445 |
車両重量(kg) |
1,700 |
エンジン種類 |
直列4気筒DOHC インタークーラー付きターボ |
総排気量(cc) |
1,984 |
最高出力(kW(PS)/rpm) |
200(272)/5,500-6,500 |
最高トルク(N・m(kgm)/rpm) |
350(35.7)/2,000-5,400 |
燃料消費率(WLTCモード・km/L) |
11.8 |
先進サスペンションシステムであるアクティブシャシーコントロールにより、ダンパーの減衰力やパワーステアリングを瞬時に制御可能です。7速DSGトランスミッションは滑らかな加速や素早い変速を実現し、燃費向上にも役立っています。
(参考:『フォルクスワーゲンのアルテオンはスタイリッシュでかっこいい!スペックは?|中古車の【ネクステージ】』)
アルテオンの歴史
アルテオンが日本に登場したのは2017年です。フォルクスワーゲンが保有する先進技術を豊富に装備し、フラッグモデルとして日本市場でも人気を博してきました。その後、マイナーチェンジを実施し、進化しています。
ここでは、アルテオンがたどってきた歴史を見てみましょう。
2017年:日本で発売開始
アルテオンは、2017年10月に日本で発売を開始しました。フォルクスワーゲンのフラッグシップモデルとして投入され、スポーティーかつ流麗な外観デザインやパワフルな走行性能に加え、当時の先進技術を豊富に搭載しています。
例えば、プロアクティブ・オキュパント・プロテクションは、急制動などにより事故の可能性を検知するとシートベルトの張力を高めてウインドーを閉め、衝突時のエアバッグ使用に備える機能です。後方からの衝突にも対応しています。
渋滞時にドライバーの負荷を低減するTraffic Assistをはじめとした、運転支援システムも標準装備です。
2018年:新グレードを発売
2018年10月には、新たにTSI 4MOTION Eleganceがラインアップに加わりました。エレガンスの名前の通り、スポーティーなR-Lineグレードとは異なる優雅で上品な印象のモデルです。
Eleganceの外観はフロントバンパーやドアミラーが異なり、インテリアではインパネに木製の装飾パネルを採用するなど、落ち着いた雰囲気を演出しています。走行性能や予防安全技術など主要装備はR-Lineと同等です。
2021年:マイナーチェンジ
フロントやリア周りなどのエクステリア、ダッシュパネルのデザインなどを改良するマイナーチェンジを行い、2021年7月に発売を開始しました。
レザレットやステッチ装飾により上質感のあるインテリアを演出し、室内のアンビエントライトは好みに合わせて30色から選択可能です。
また、新たにワゴンモデルのArteon Shooting Brakeもリリースしました。ワゴンとしての機能性とスポーティーさを兼ね備えており、Arteonに比べて荷室スペースが広く、車両重量は20kg重くなっています。
(参考:『フォルクスワーゲンの上級モデル「アルテオン」とは?魅力と全モデルを詳しく解説|中古車の【ネクステージ】』)
磨き抜かれたアルテオンの特徴
アルテオンのスポーティーで上質なイメージを支える要素には、個性的なエクステリアやインテリアデザイン、走行性能、デジタル技術などさまざまなものがあります。ここでは、4つの主要な要素に注目し、アルテオンの特徴に迫ってみましょう。
美しさを追求したボディライン
アルテオンの美しく伸びやかなボディラインは、スポーティーかつ上品なデザインです。ファストバックデザインによるボンネットからテールランプまでの流麗なラインは、クーペのようなアグレッシブな印象を与えます。
流れるように点灯するダイナミックインジケーター(連鎖式点灯方向指示器)を採用したテールランプは、日夜問わず個性的な存在感です。
開放感のある室内空間
アルテオンは、ロングホイールベース設計により広い室内空間を確保しています。特にリアシートのレッグルームと頭上空間は広く、開放的です。
アルミ製のデコラティブパネルやピアノブラック色のセンターパネルなどのインテリアは、上質感を演出しています。
アルテオンのラゲッジスペースの容量は563Lで、後部座席を倒すと1,557Lまで拡大可能です。Shooting Brakeの容量は565Lで、最大1,632Lまで拡張できます。
あらゆるシーンに対応する4MOTION
アルテオンの2.0L TSIエンジンのパワーを無駄なく路面に伝えるのが、四輪駆動制御方式の「4MOTION」です。
4MOTIONの制御ユニットは、それぞれのホイールのスピードやステアリング角度などのパラメーターを分析して理想の駆動トルクを算出し、瞬時にトルク配分を制御します。
路面状態が良い低負荷状態では前輪のみにトルクを配分し、加速が必要な時は後輪へのトルク配分を増やすなど、状況に合わせた制御が可能です。走行安定性が向上するだけでなく、燃費向上にも役立ちます。
(参考:『アルテオン(フォルクスワーゲン)の燃費情報|中古車の【ネクステージ】』)
デジタル化したシステム
大画面のフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステムDiscover Proは、タッチコントロールだけでなく手のひらを画面にかざして操作できるジェスチャーコントロールが利用可能です。
車両情報の表示や安全装備に関わる設定なども、Discover Proを通じて操作できます。
デジタルメータークラスターDigital Cockpit Proは、自車速度やエンジンの回転速度を示すだけでなく、ステアリングのボタン操作で地図表示(ナビゲーションモード)の選択も可能です。
モバイルオンラインサービスのWe Connectを使えば、スマートフォンから燃料残量確認、ドアの解錠・施錠、駐車位置検索なども操作できます。
(参考:『フォルクスワーゲンアルテオンの特徴とは?スペックや魅力を解説!|中古車の【ネクステージ】』)
アルテオンのグレードは3種類
アルテオンには現在3つのグレードがあり、RラインとRラインアドバンスはスポーティーな印象が特徴です。翌年発売されたエレガンスは、スポーティーさよりも上質さを追求したグレードで、他のグレードとは印象が異なります。それぞれの特徴を見てみましょう。
Rライン
Rラインは、スポーティーさを際立たせたグレードです。パワフルな走行性能に加えて、Rライン専用のフロント・リアバンパーや19インチ大径アルミホイールなどを装備したエクステリアが設定されています。
また、ブラック基調のインテリア、スマートなインフォテイメントシステムなどにより、アルテオンの先駆的な魅力を実感できるグレードです。
アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシストシステムなどの運転支援システムも標準で装備され、高い安全性能により心強さを感じながら運転できるでしょう。
Rラインアドバンス
Rラインアドバンスは、Rラインの装備を充実させたグレードです。駐車支援システムやアラウンドビューカメラ、運転席のヘッドアップディスプレイが追加され、視界や予防安全機能を強化しています。
Rラインのシート素材はマイクロフリースですが、Rラインアドバンスはナッパレザー製です。運転席と助手席には、走りをより楽しめるスポーツシートを採用しています。
Rラインアドバンスにはパノラマスライディングルーフなどの専用オプション装備があり、ラグジュアリーパッケージとして選択可能です。
エレガンス
スポーティーさを強調したRラインとは異なり、エレガンスは優雅で落ち着いたデザインを採用したグレードです。余裕のある走りを実現する走行性能はRラインと同等で、デザイン以外の主要装備はRラインアドバンスと変わりません。
フロントバンパーやドアミラーは、エレガンス専用のエクステリアです。インテリアにはウッド製のデコラティブパネル、レザー製のステアリングホイールを取り入れて上質感を演出しています。また、ステアリングヒーターも標準装備です。
エレガンスグレードでも、ラグジュアリーパッケージを選択できます。
(参考:『中古車「フォルクスワーゲン アルテオン シューティングブレーク」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!|中古車の【ネクステージ】』)
アルテオンの最新売買価格
アルテオンの性能の高さや上質さは魅力的ですが、気になるのは価格です。輸入車の新車価格は、同クラスの国産車より高く設定されます。そのため、新車よりも安く手に入る中古車も候補となるでしょう。
ここでは、アルテオンの新車価格と中古車相場、買取相場を紹介します。
アルテオンの新車価格
アルテオンの新車価格は以下の表の通りです。ボディカラーやオプションの選択により、金額は変動します。
グレード |
新車本体価格(税込み) |
TSI 4MOTION Rライン |
646万円 |
TSI 4MOTION Rラインアドバンス |
710万円 |
TSI 4MOTION Rラインアドバンス ラグジュアリーパッケージ |
740万8,000円 |
TSI 4MOTION エレガンス |
710万円 |
TSI 4MOTION エレガンス ラグジュアリーパッケージ |
740万8,000円 |
(2024年6月時点の情報です)
(参考:『アルテオン(フォルクスワーゲン)のモデル・グレードカタログ一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アルテオンの中古車相場
2017年に国内発売を開始したアルテオンは中古車市場にも流通していますが、2024年6月現在、ネクステージでは取り扱いがありません。
中古車は新車よりも安く購入できるものの、アルテオンのような人気の車種は中古車市場で見つからないこともあります。特に外国車は国産車に比べて流通量も少ないため、欲しい車種がある場合は小まめにチェックするようにしましょう。
(参考:『アルテオン(フォルクスワーゲン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アルテオンの買取相場
中古でアルテオンの購入を考えている場合、買取相場を確認しておくのも有益です。ネクステージでのこれまでの買取実績は24件です。買取価格は、車のグレードや年式、走行距離、ボディカラーなど複数の要因で決まります。
例えば、比較的新しい2022年式で走行距離が3,792kmのRラインアドバンスの買取価格は、438万3,000円です(査定時期は2023年3月)。
一方、買取実績の中で最も古い2017年式で走行距離が6万4,916kmのRラインアドバンスは、200万3,000円で買取しています(査定時期は2021年11月)。
(参考:『アルテオン(フォルクスワーゲン車)の買取相場・査定実績一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージでアルテオンを手に入れよう!
中古車の購入をお考えの方は、ぜひ豊富な在庫から車探しができるネクステージにご相談ください。中古車の販売や買取を行うネクステージは、グループ全体で3万台以上の在庫を保有しています。
国産・輸入車共に取引実績が豊富で、アルテオンや流通台数が少ない車種にも出会いやすい環境です。
フォルクスワーゲンの正規販売店がある
ネクステージは一般中古車の販売だけでなく、輸入車の正規販売店も展開しています。大阪城東や大阪枚方にショールームを用意しておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。
また、ネクステージは全国200以上の店舗を展開し、グループ総在庫3万台以上をご用意しています。幅広い車種やグレードをラインアップし、輸入車の品ぞろえも豊富です。遠方に気になる車がある場合もリーズナブルな価格で最寄りの店舗に取り寄せできるため、お気軽にご相談ください。
ディーラーの保証基準に基づく保証が受けられる
購入後も安心して車に乗れるよう、ネクステージでは一部の車両を除き無料保証を付帯しています。輸入車は納車日から1か月以内の車両(走行距離は無制限)が対象で、フォルクスワーゲンなど正規ディーラーで販売する車両の場合は各ディーラーの保証基準が対象です。
また、有償のサービスサポートにご加入いただくと、期間中の無料点検、オイル交換、ロードサービスなどを利用できます。対象期間は最長3年まで選択可能で、走行距離は無制限です。国産車では、長期間同じ車に乗りたい方に向けて10年保証もご用意しています。
まとめ
アルテオンは、2017年に国内販売を開始したファストバックタイプのセダンです。スポーティーな印象を持ったRラインに加え、2018年には上質感を纏ったエレガンスが登場しました。2021年にマイナーチェンジを行い、内外装共にデザインの改良が行われています。
新車価格はベースモデルのRラインで464万円と高く、人気のRラインアドバンスやエレガンスは710万円とさらに高価です。予算を抑えて人気のグレードを手に入れたい方には中古車がおすすめです。(2024年6月時点の情報です)
アルテオンの中古車をお探しの際は、ぜひネクステージにご相談ください。
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