ボルボのSUVモデル【XC40】を大解剖!ラインアップは全7種
ボルボXC40はコンパクトSUVのなかでも人気が高い車です。しかし、グレードが7種類と選択肢が多く、どれを選べばよいかわからないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ボルボXC40のグレード比較や、インテリア・エクステリアの特徴、価格相場などを詳しく解説します。この記事を読めば、ボルボXC40の特徴やモデルごとの違いがわかり、自分にはどのモデルがよいか判断しやすくなるでしょう。
※目次※
・ボルボXC40のエンジンは3種類!T5が特に秀逸だが、いずれもハイパワーでおすすめ!
・各モデルで違いが大きいのはデザイン!自分の好みで選ぼう!
・ボルボXC40を安く購入したい場合は中古車での購入がおすすめ!状態がよいものもたくさんある
ボルボXC40は快適な走行!
ボルボXC40はボディの頑丈さが印象的ですが、エンジン性能の高さも魅力的な車です。T4・T4 AWD・T5 AWDという3つのエンジンがあり、それぞれに高いパフォーマンスを発揮します。ここではボルボXC40のエンジン性能や、安全性・耐久性について見ていきましょう。
パワー効率がよい3つのエンジン
ボルボXC40には、T4・T4 AWD・T5 AWDという3つのハイスペックエンジンがラインアップされています。それぞれのエンジンのスペックは以下のとおりです。
エンジン |
スペック |
T4 |
最高出力:140kW/4,700rpm 最大トルク:300Nm/1,400-4,000rpm |
T4 AWD |
最高出力:140kW/4,700rpm 最大トルク:300Nm/1,400-4,000rpm |
T5 AWD |
最高出力:185kW/5,500rpm 最大トルク:350Nm/1,800-4,800rpm |
T4とT4 AWDのエンジン「Drive-E」は、パワー、燃費、走行性能の3つすべてにこだわっています。2.0Lの4気筒直噴ガソリンターボエンジンです。AWDは全輪駆動のため、同じエンジンスペックでも走行の安定性とグリップ力には違いが出るでしょう。
T5 AWDはT4に比べて出力・トルクともに性能が向上しており、より高いパフォーマンスを発揮します。
丈夫さ健在の安全性
ボルボ車の魅力のひとつは頑丈さですが、XC40でもその特徴は健在といえます。ボルボはもともとトラックメーカーです。崖から新車を突き落として耐久性の確認をするテレビCMに衝撃受けた方もいるでしょう。
現在ではそのような耐久性に加え、ボディに強靭さと軽量性を兼ね備えた素材を使用し、車外の人の安全にも配慮をしているのがポイントです。さまざまな方向に対応したオートブレーキを搭載し、事故のときの相手への被害を最小限に抑える工夫がされています。
ボルボXC40のラインアップを比較
ボルボXC40には複数のラインアップがあるため、どれを選べばよいかわからなくなる方もいるかもしれません。しかし、搭載されているエンジンは基本的に2種類のみです。デザイン面での違いが大きいため、見た目の印象で選べるでしょう。ここでは、XC40のラインアップを紹介します。
XC40 T4
XC40 T4はXC40のベーシックモデルと呼べる車です。XC40では1番グレードが低いものではありますが、ボルボ特有の安全装備は標準搭載されています。ほかのモデルより大幅にスペックが劣るということはありません。T4エンジンが搭載され、高い走行性能を発揮します。
広々とした室内空間で快適なドライブができるでしょう。シートはファブリック素材ですが、シフトノブやステアリングは本革です。
XC40 T4 Momentum
XC40 T4 Momentumには、XC40 T4と同じエンジンが搭載されており、大まかな性能は変わりません。大きな違いはオプションの仕様です。XC40 T4と比較すると、XC40 T4 Momentumでは、デザインのカスタマイズ性が向上しています。
特筆すべきは、ホワイトルーフオプションです。屋根だけを白くするオプションで、外装デザインの差別化ができます。アマゾンブルーといったMomentum専用のボディカラーがあることも特徴です。
XC40 T4 AWD Momentum
XC40 T4 AWD Momentumは、XC40 T4 MomentumがAWDになったものです。全輪駆動となっているため、よりトルクが強く、悪路でも快適な走行ができます。
通常のMomentumと同様、デザインのカスタマイズ性の高さも特徴です。屋根だけを白くするホワイトルーフオプションや、Momentum専用カラーであるアマゾンブルーも選択できます。T4エンジンを搭載しており、安定した走行性能で快適にドライブできるでしょう。
XC40 T4 AWD R-Design
XC40 T4 AWD R-Designは、XC40 T4のなかでもスポーティさを感じられるモデルです。XC40 T4と比べると、エクステリアやインテリアにR-Design専用のパーツがいくつか導入されています。
たとえば、ルーフ、グリル、ドアミラーには、グロッシーブラックというカラーが標準で採用されており、よりスタイリッシュな印象になっているのが特徴です。
インテリアのシートにはナッパレザーとヌバックが採用され、チャコールカラーで統一されたデザインになっています。スポーティさを最大限感じさせるデザインといえるでしょう。
XC40 T4 AWD Inscription
XC40 T4 AWD InscriptionはXC40 T4の最上位モデルです。エンジンはT4と同様で走行性能的には変わりませんが、インテリアが高級感あふれる仕様になっています。
パネルはウッドで、シートはすべて本革で仕上げられており、見た目に与える印象は大きく変わるでしょう。オーディオには、標準でハーマンカードン製のアンプ、スピーカー、サブウーファーが搭載されており、音響にこだわりたい人にもおすすめです。
XC40 T5 AWD R-Design
XC40 T5 AWD R-Designは、XC40 T4 AWD R-Designとベースのデザインは同様ですが、搭載されているエンジンに大きな違いがあります。T5 AWDエンジンが搭載されており、T4 AWDエンジンと比較してレスポンス性能や出力、トルクが向上していることが特徴です。
内外装は、XC40 T4 AWD R-Designと基本的に変わりません。ルーフ、グリル、ドアミラーのカラーはグロッシーブラック、インテリアはチャコールカラーで統一されたデザインになっています。
XC40 T5 AWD Inscription
XC40 T5 AWD Inscriptionは、XC40 T4 AWD Inscriptionとインテリアやエクステリアの標準仕様は変わりません。しかし、T5 AWDエンジンが搭載されていることが大きな違いです。XC40 T4 AWD Inscriptionと比べて、加速性能や走行の安定性に違いが感じられるでしょう。
インテリアのパネルはウッド、シートはすべて本革で仕上げられ、高級感が演出されています。標準でハーマンカードン製のオーディオシステムが搭載されている点も、XC40 T4 AWD Inscriptionと同様です。
ボルボXC40のインテリアの特徴
ボルボXC40はデザイン性の高さが特徴的ですが、インテリアにも細かなこだわりが詰まっています。収納スペースやメーター部分、ハンドル周り、ディスプレイ、座席シート、オーディオシステムなど、さまざまな部分で使いやすさを感じるでしょう。ここでは、ボルボXC40のインテリアの特徴を解説します。
収納スペースの配慮
ボルボXC40の収納スペースは利便性に配慮されたつくりになっています。ドアの収納ポケットはペットボトルが3本入るだけではなく、ノートパソコンまで収納可能です。センターアームレストには小物が収納できるだけではなく、ゴミ箱まで配置されています。
また、グローブボックスにはフックが付けられており、テイクアウトした食べ物の袋やカバンなどを気軽に掛けられて便利です。
液晶メーターと地図の表示
ボルボXC40に搭載されている12.3インチの液晶メーター内には、タコメーターとスピードメーターに加え、中央に切り替え可能な表示エリアが配されています。シートベルト未着用時などの注意喚起やオーディオ情報、地図、ナビの分岐案内なども表示可能です。
視認性の高さにこだわったシンプルなデザインで、地図を見る際には中央の表示エリアが自動的に拡張されるなど、細かな配慮がされています。
ハンドル周りのこだわり
ハンドルには運転中でもさまざまな操作がしやすいよう、ボタンが細かく配置されていることがボルボXC40の特徴です。方向指示器やワイパーだけではなく、テールゲートやボンネットの開閉まですべてハンドル周りのボタンで操作できます。
タッチ式の大型ディスプレイ
ボルボXC40のインパネ中央に搭載されたディスプレイには、インフォテイメントシステム「SENSUS」が搭載されています。大型で見やすいディスプレイはタッチ式になっており、操作性も抜群です。ナビの設定はもちろん、オーディオ、電話、エアコン、シート調整など、さまざまな操作ができます。
疲れにくい座席シート
座席シートは疲れにくいようデザインされていることがボルボXC40の特徴です。シートに座ったときに、身体にかかる負荷がすべて均等になるよう設計されています。長時間同じ体勢でいても疲れを感じにくいため、ロングドライブでも快適に感じられるでしょう。
低音に強いオーディオシステム
ボルボXC40はオーディオシステムにもこだわっています。13個のスピーカーによるエアウーファーテクノロジーが標準で搭載されており、力強い低音を楽しめるでしょう。
臨場感をより重視する場合は、ハーマンカードンプレミアムサウンド・オーディオシステムにアップグレードするのもおすすめです。
ボルボXC40のエクステリアの特徴
ボルボXC40は、外観のフォルムやライト、サンルーフなどエクステリアのデザインにもこだわりがあります。イングリッシュブルドッグをモチーフに全体がデザインされていることが特徴です。ここでは、ボルボXC40のエクステリアの魅力を解説します。
都会的な雰囲気の外観
ボルボXC40は、前方にわずかに傾斜したネガティブグリルや、北欧神話のトールハンマーをモチーフにしたT字型のヘッドライトを採用しています。ヘッドライトの内部にもメッキが施されており、細やかなデザインの配慮がうかがえるでしょう。力強さと都会的な雰囲気をもつコンパクトSUVといえます。
陽の光を浴びられるサンルーフ
ボルボXC40には、陽の光をいっぱいに浴びられるサンルーフがオプションで搭載できます。ガラスはUVカットがされており、明るさはあってもまぶしさを感じにくいでしょう。たばこを吸う人であれば、煙を逃す換気口として利用できます。
サンルーフは搭載するのにそれなりの費用がかかりますが、売却価格も高くなりやすいのが利点です。今後車の買い替えを考えるのであれば、価格面ではそれほどデメリットはありません。
ボルボXC40のカーライフを快適にする機能
ボルボXC40では、プッシュ式スターターや360度ビューカメラ、ワイヤレス充電、ハンズフリーシステムなど、カーライフを快適にしてくれる機能が搭載されているのも魅力です。ここでは、ボルボXC40に装備されている便利な機能について解説します。
プッシュ式スターター
ボルボXC40には、プッシュ式スターターが採用されています。キーを出す必要がなく、ボタンを1回押すだけでエンジンが起動できるため、手間がかかりません。鍵穴を利用して無理やりエンジンをかけられないため、車の持ち去りを防げるなど防犯上のメリットもあります。
360度ビューカメラ
ボルボXC40には360度ビューカメラが搭載されています。ボルボXC40には複数のカメラが搭載され、その映像を組み合わせることで、上空からの視点で周囲の状況確認が可能です。
周りの障害物の様子や死角となっている部分まで一目瞭然で確認できるため、駐停車も安心してできるでしょう。
ワイヤレス充電
ボルボXC40にはワイヤレス充電が備えられていることが特徴です。インパネ中央の大型ディスプレイの下部に位置し、運転席からも気軽に手が伸ばせるよう配慮されています。コードなしで充電できるため、配線のわずらわしさを感じずに済むでしょう。
ハンズフリーシステム
ボルボXC40にはハンズフリーシステムが搭載されています。ハンズフリーとはBluetooth(R)を利用してスマートフォンと接続することで、スマートフォンに触れることなく通話できるシステムのことです。
通話を切るなどの操作もハンドルに配置されたボタンで簡単に操作できます。音質面も支障なく、会話が聞き取りづらいという心配もないでしょう。
衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付 CTA
ボルボXC40には、衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付 CTA(クロス・トラフィック・アラート)が搭載されています。内蔵されたミリ波レーダーで、周辺の車両や歩行者、自転車などの存在を検知できるシステムです。
主に駐車スペースからバックで出るときに使われ、危険が迫った場合には被害軽減ブレーキが自動で作動します。
ボルボXC40の価格相場をチェック!
ボルボXC40の購入を検討しているときに最も気になる点は、価格ではないでしょうか。ボルボXC40は400万円を超えることが多く、少し手が出にくい車かもしれません。
しかし中古車であれば、手の届く価格で購入できます。ここでは、ボルボXC40の新車や中古車の価格相場を見ていきましょう。なお、記載価格はすべて2020年4月時点のものです。
新車の価格
ボルボXC40新車は390万円から580万円ほどで購入できます。モデルごとの新車価格は以下のとおりです。
- ・XC40 T4:396万2,037円
- ・XC40 T4 Momentum:457万3,148円
- ・XC40 T4 AWD Momentum:477万6,852円
- ・XC40 T4 AWD R-Design:508万2,407円
- ・XC40 T4 AWD Inscription:518万4,259円
- ・XC40 T5 AWD R-Design:559万1,666円
- ・XC40 T5 AWD Inscription:569万3,519円
T4とT5では搭載されているエンジン性能に違いがあります。それ以外でモデルごとに違う点は、基本的にデザインやインテリアのグレードです。
中古車の価格
「ボルボXC40がほしいけれど、高くて手が出せない」という方もいるのではないでしょうか。そのような場合は、中古車での購入を検討するのがおすすめです。
たとえばXC40 T4 AWD Momentumは、新車では480万円ほどですが、中古車であれば350万円程度から購入できます。新車価格およそ570万円のXC40 T5 AWD Inscriptionでも、中古車なら450万円ほどです。ネクステージではボルボXC40の中古車も多数取り扱っておりますので、ぜひご利用ください。
まとめ
ボルボXC40はコンパクトSUVとして人気が高い車ですが、新車だと最低でも400万円ほどになるため、少し手が出しにくいかもしれません。しかし、中古車であればリーズナブルに購入できます。
ボルボXC40の中古車を購入したい場合は、ネクステージにご相談ください。ボルボXC40をはじめ、輸入車の中古車も多数取りそろえています。修復歴車は販売せず、購入後保証も充実しているので、故障やメンテナンスコストが心配という方でも安心です。
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