N-BOXの現行モデルとマイナーチェンジ後の先代モデルとの違いをチェック
ホンダのN-BOXは2023年10月のフルモデルチェンジで3代目モデルとなり、さらに2024年9月には新たにN-BOX JOYが加わりました。
N-BOXに興味のある方の中には、マイナーチェンジ後のモデルと現行モデルとの違いについて知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フルモデルチェンジした現行モデルの特徴について紹介します。また、N-BOX JOYの魅力や中古車購入のタイミングについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
2.N-BOX3代目モデルの進化したポイントを4つの面から見てみよう
4.フルモデルチェンジ後は狙い目!好みの中古車が見つかりやすい
・3代目N-BOXはVTECエンジンと電動ウェイストゲート搭載ターボの2種類のパワーユニットで走りと燃費を両立!
・2024年9月登場のN-BOX JOYはアウトドアライフに対応した実用的な装備と快適な室内空間が特徴!
・中古車購入を検討する場合はフルモデルチェンジ後のタイミングがおすすめ。登録済未使用車なら新車に近い状態でお得に購入可能。
N-BOXの特徴は?人気の理由をチェックしよう
ホンダが販売するN-BOXは、軽自動車市場で長年にわたりトップセールスを誇るモデルのひとつです。2011年の初代発売以来、その独特なボックスフォルムと使い勝手の良さで多くのユーザーから支持を集め続けています。
現行モデルの進化したポイントを確かめる前に、まずはN-BOXの概要、モデルごとの特徴、人気の理由について見ていきましょう。
N-BOXはホンダが販売するトール型の軽ワゴン
ホンダN-BOXは2011年のデビュー以来、軽自動車市場で確固たる地位を築いてきたスーパーハイトワゴンです。
2023年10月にフルモデルチェンジを果たし、「ハッピー・リズム・ボックス」という新たなコンセプトのもと、さらなる進化を遂げました。
大きな特徴は、スライドドアを採用した使い勝手の良い室内設計と、優れた走行性能、充実した安全装備などです。ホンダは、全てのユーザーに幸せな時間を提供できる車づくりを目指し、実用性と快適性を高次元で両立させています。
N-BOXのモデルは3タイプ
N-BOXシリーズは、スタンダードタイプの「N-BOX」、上質な外観を持つ「N-BOXカスタム」、そして新たに加わった「N-BOX JOY」の3タイプでの展開です。
ベーシックモデルのN-BOXは、シンプルで親しみやすいデザインと充実した標準装備が特徴です。さらに、ポップなカラーバリエーションも魅力のひとつといえるでしょう。
N-BOXカスタムは、専用エアロパーツやクリアレンズ仕様のリアコンビネーションランプなど、より洗練された外観を追求しています。N-BOX JOYは、アウトドアライフを楽しむための実用的な仕様と、明るく開放的な室内空間が特徴です。
N-BOXが人気の理由
N-BOXの人気を支える特徴として、スーパーハイトワゴンならではの優れた視界性が挙げられます。高めに設定された着座位置により、運転時の見晴らしが格段に向上し、初心者でも安心して運転できる環境を実現させました。
また、サイドビューサポートミラーの採用により、左側の死角も最小限に抑えられ、狭い道や車庫入れなどでもスムーズな運転が可能です。優れた視界性は、日常的な運転での安心感を大きく高め、多くのユーザーから支持される要因となっています。
N-BOX3代目モデルの進化したポイントを4つの面から見てみよう
2023年10月にフルモデルチェンジを遂げた3代目N-BOXは、先代モデルの特徴を継承しながらも、デザイン、快適装備、パワートレーン、安全技術など、あらゆる面で進化を遂げました。
現行モデルのN-BOXの購入を検討している方は、2代目モデルとの違いについて確かめておくと中古車購入の際も選びやすいかしれません。ここでは、外観、室内装備、走行性能、安全装備の4つの面から進化したポイントを見ていきましょう。
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|』)
親しみやすさを意識したエクステリアデザイン
3代目N-BOXは、モデルごとに異なる個性を持たせながら、親しみやすさを追求したデザインを採用しました。標準モデルは、家電製品にも見られる丸穴デザインや、人の瞳を想起させるヘッドライトなど、日常に溶け込むシンプルな造形が特徴です。
一方、カスタムモデルは、立体感のあるフロントグリルや、ホンダでは初採用となるダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライトで先進性を表現しました。
さらに、横一文字に広がるライトとロー&ワイドなフォルムで存在感を演出しています。両モデルとも、豊富なカラーバリエーションを用意しており、オーナーの個性を表現できるのが特徴です。
利便性にこだわった快適装備
N-BOXの現行モデルでは、使いやすさを提供する快適装備が充実しています。スライドドアには子どもや高齢者でも握りやすいグリップ形状のくぼみを設置し、乗降性が向上しました。さらに、新機能のパワースライドドア予約ロック機能により、ドアが完全に閉まってから自動施錠されるため、雨天時でもスムーズに乗り降りできます。
収納面では、先代比2倍以上の大容量グローブボックスや、後席の大型サイドポケットを配置しており、実用性を高めています。
また、ホンダの軽自動車で初めて採用された7インチTFT液晶メーターは、運転支援システムの情報を分かりやすく表示できるのが特徴です。
走行性能と燃費性能を両立させたパワートレーン
N-BOXの現行モデルでは、VTECを採用した自然吸気エンジンと、電動ウェイストゲート搭載のターボエンジンという2種類のパワーユニットが設定されました。
細部まで制御を見直しており、扱いやすさと上質な走りを実現しています。CVTも変速制御を全面的に改良しており、よりスムーズな走行を体感できるでしょう。
なお、アイドリングストップの作動範囲をしたことにより、前向き駐車時のシフトチェンジでもエンジンが始動しないなど、静かで快適な駐車も実現しました。このように、日常使いに最適な走りと燃費性能の高次元なバランスもN-BOXの魅力です。
先進の安全運転支援システムを搭載
N-BOXの現行モデルでは、全タイプに標準装備された先進の運転支援システム「Honda SENSING」が搭載されています。
フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを装備しており、近距離衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能が追加されています。
市街地から高速道路まで、さまざまな場面でドライバーのサポートが可能です。一部グレードではホンダでは初となるマルチビューカメラシステムをメーカーオプションにて搭載でき、見通しの悪い交差点や狭い道での運転や駐車時の安全性を高められます。
2024年9月に登場した「N-BOX JOY」の魅力
2024年9月に新たなラインアップとして登場したN-BOX JOYは、「ENJOY my Pace BOX」をコンセプトに掲げており、アウトドアライフやプライベート空間としての活用など、多様化するライフスタイルに対応できるのが特徴です。
実用的な外観デザインから快適な室内空間などの魅力が備わっています。ここでは、N-BOX JOYの特徴について詳しくまとめました。
N-BOX JOYのエクステリアデザイン
N-BOX JOYは、実用性と力強さを融合させた独自のエクステリアデザインを採用しています。フロントグリルは、金属板のプレス成型を想起させる造形になっており、中央部のへこみで構造的な強さを演出しているのが特徴です。
専用バンパーとドアロアーガーニッシュもブラックで統一しており、タフで引き締まった印象を創出しています。カラーバリエーションは、モノトーン2色と2トーン5色の全7色です。
N-BOX JOYのインテリアデザイン
N-BOX JOYのインテリアは、アウトドアライフに対応した実用的で快適なデザインになっています。後部座席をダイブダウンすることで生まれる「ふらっとテラス」は、フロア後端を80mm高く設定しており、足を伸ばしてくつろげるフラットに近い空間を実現させました。
また、シート背面のプレート追加やヒンジ式リッドの採用により凸凹を軽減、過ごしやすい空間になっています。シートにはチェック柄の撥水ファブリック素材が採用されました。
カラーリングには、汚れの目立ちにくいベージュをベースに、オレンジやブルーの色糸をミックスした落ち着いた色調になっています。
N-BOX JOYの快適装備
N-BOX JOYでは、実用的な収納スペースと快適装備が採用されました。フロア後端には約18Lの大容量フロアアンダーボックスを設置しており、折りたたみ式のアウトドアチェアやテーブルなどの収納が可能です。左右には小物類を分けて収納できる浅底ポケットを配置しています。
また、運転席と助手席のシートヒーター、フロントシートアームレスト、オートリトラミラーなど、快適性を高める装備は標準搭載です。このようにN-BOX JOYは、アウトドアでの使用も想定した実用的な装備が特徴です。
N-BOX JOYの安全装備
N-BOX JOYでは、見通しの悪い交差点や狭い道での運転をサポートするマルチビューカメラシステムをメーカーオプションとして設定しています。
なお、「Honda SENSING」は標準装備されており、駐車時の安全性を高めるパーキングセンサーシステム、夜間走行時の視認性を向上させるオートハイビームなど、状況に応じた適切な支援が受けられます。
N-BOX JOYは、アウトドアでの使用も想定した実用的な安全装備により、さまざまなシーンで安心してドライブを楽しめるでしょう。
フルモデルチェンジ後は狙い目!好みの中古車が見つかりやすい
できる限り費用を抑えてN-BOXを購入するなら中古車がおすすめです。では、中古車を購入する際、フルモデルチェンジの前後どちらがよりお得に車を購入できるのでしょうか。ここからは、中古車を購入するコツとタイミングについて詳しく解説します。
新型発売後のタイミングが狙い目
マイナーチェンジやフルモデルチェンジで新型が発売された場合、前モデルのN-BOXが中古車として市場に多く出回ります。この時期は、良質な中古車が見つかる可能性も高まるため、購入するならモデルチェンジ後がおすすめです。
特にフルモデルチェンジはそれまでの現行型が旧型となり、中古車価格が下がる傾向にあります。新型発売後は大きな狙い目として覚えておきましょう。
登録(届出)済未使用車を探す
中古車にはさまざまな年式・品質の車が流通しています。「長く乗れる中古N-BOXが欲しい」「最新装備を搭載したN-BOXに乗りたい」「新車は買えないが少しでも新しいN-BOXが欲しい」という方もいるでしょう。
このような場合は登録(届出)済未使用車を探してみるとよいでしょう。登録(届出)済未使用車とは、登録後以降使用していない中古車のことを指します。新車に近い状態の車を新車よりも安く購入できるため、中古車の中でも新しいものが欲しいという方は積極的に探してみるとよいでしょう。
まとめ
軽自動車市場でトップセールスを続けるN-BOXは、3代目モデルでさらなる進化を遂げています。デザインの親しみやすさ、充実した快適装備、走行性能と燃費の両立、先進の安全技術など、あらゆる面での向上を果たしました。
さらに、アウトドアライフに対応したN-BOX JOYの追加で、より幅広いニーズに応えられる点も魅力です。N-BOXに高級感をプラスしたのがN-BOXカスタム、レジャーで使用することが多い方におすすめなのがN-BOX JOYです。それぞれの好みに合わせてN-BOXを選ぶとよいでしょう。
なお、中古車購入を検討する際は、フルモデルチェンジ後やマイナーチェンジ後のタイミングで購入を検討するのがおすすめです。欲しい車種がある場合は、今後の動向をチェックしておくとよいでしょう。
▼ライタープロフィール
兒島裕和
2018年よりフリーランスのWebライターとして活動。車関係の記事を中心に、これまでに2,000本以上の記事を執筆。日本の普通自動車免許に加えて、EU圏内の自動車免許を2020年に取得。国内に加えて海外の自動車事情にも精通。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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