フリードのサイズを徹底解説!車体の大きさや室内空間の広さは?
フリードは、ステップワゴンのようなミドルサイズと呼ばれるミニバンよりもコンパクトで扱いやすいサイズ感が魅力の車です。小回りが利く上、室内空間も広々としているとの評判もありますが、具体的な車体寸法や室内寸法はどれくらいのものなのでしょうか。
この記事では、フリードの購入を検討している方に向けて、フリードのさまざまなサイズをメインに紹介します。フリードとフリードクロスターの違いや、ライバル車種のシエンタの特徴にも触れていますので、コンパクトミニバン選びの際の参考にしてください。
※目次※
・フリードはコンパクトサイズのミニバンで、3列シートと2列シートが用意されている
・フリードは、優れた走行性能と安全性能を有しており、運転席からの視界も良好
・フリードクロスターは、アウトドア向きの特徴を持つモデルで、専用のエクステリアデザインが魅力
フリードのボディサイズはどのくらい?
フリードは、ホンダの主力車種のひとつで、主に家族層から人気を集めています。扱いやすいサイズが最大の特徴のフリードですが、実際のサイズ感はどれくらいのものなのでしょうか。
まずは、現行フリードの具体的なボディサイズを紹介しつつ、フルモデルチェンジ後のマイナーチェンジ情報について解説します。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
フリードのボディサイズは全長約4.2m
・フリードとフリードプラスのボディサイズ
|
フリード |
フリードプラス |
全長【mm】 |
4,265 |
FF車:4,295 4WD車:4,265 |
全幅【mm】 |
1,695 |
1,695 |
全高【mm】 |
FF車:1,710 4WD車:1,735 |
FF車:1,710 4WD車:1,735 |
ホイールベース【mm】 |
2,740 |
2,740 |
最低地上高【mm】 |
FF車:135 4WD車:150 |
FF車:135 4WD車:150 |
最小回転半径【m】 |
5.2 |
5.2 |
(2024年4月時点の情報です)
フリードは、6人乗りもしくは7人乗りの3列シートモデルです。そして、フリードプラスは2列シートの5人乗りで、ボディサイズはFF車モデルのみ全長がフリードよりも長くなっています。ホイールベースや最低地上高などは、フリードと共通です。
どちらも全幅が1,700mmを超えないため、5ナンバーサイズであり、日本の道路事情に合った取り回しのしやすさが魅力となっています。
2代目のマイナーチェンジモデルが発売中
初代フリードは2008年に登場しました。現行モデルは、2016年9月にフルモデルチェンジした2代目となります。2代目フリードは、2019年に大きなマイナーチェンジが実施され、内外装デザインの変更とクロスターモデルの追加が主な内容です。
初代に関しては、3度のマイナーチェンジにより、仕様が変更されています。最初のマイナーチェンジは、初代が発売されてから約2年半後の2010年11月です。CVTを改良して燃費を向上させ、シート表皮を変更するなどのインテリアの質感向上を図っています。
次のマイナーチェンジは、翌年の2011年に実施されました。ハイブリッドモデルの追加が主なトピックです。そして、3度目が実施されたのは2014年で、快適装備が追加されました。
フリードの室内サイズの目安
車を購入する上で、外観やボディサイズよりも室内空間を重視する方も多い傾向です。フリードはコンパクトミニバンに属しますが、広い室内空間が好評を得ています。
ここでは、客室と荷室の具体的なサイズと併せてその特徴を解説します。
客室のサイズ
まず、客室サイズの寸法について以下の表に示します。
|
フリード |
フリードプラス |
客室内の長さ【mm】 |
3,045 |
2,310 |
客室内の幅【mm】 |
1,455 |
1,455 |
客室内の高さ【mm】 |
ガソリン車:1,275 ハイブリッド車:1,285 |
ガソリン車:1,275 ハイブリッド車:1,285 |
(2024年4月時点の情報です)
フリードは3列シートのため、2列シートのみのフリードプラスより客室の長さが大きくなっています。一方で、客室の幅と高さに関しては、どちらも同じです。
また、両車ともガソリン車とハイブリッド車で、客室の高さが異なります。10mmの違いなので、大きな差とはいえません。なお、実際の広さは、試乗車や展示車で確認することをおすすめします。
荷室のサイズ
フリードとフリードプラスの荷室に関するサイズを、以下に示します。
|
フリード |
フリードプラス |
開口部高さ【mm】 |
1,110 |
1,255 |
開口部地上高【mm】 |
480 |
335 |
開口部の最大幅【mm】 |
1,080 |
1,080 |
ラゲッジスペース高さ【mm】 |
1,255 |
1,255 |
(2024年4月時点の情報です)
上記のように、フリードとフリードプラスでは、開口部のサイズが異なります。開口部最大幅に関しては同じですが、開口部高さと地上高はフリードプラスがかなり大きめです。フリードプラスは、乗車定員が少ない分、荷室スペースが広くなっています。
また荷室は、耐荷重200kgのユーティリティーボードで前後に仕切られており、フルフラットにシートアレンジしつつ、下部の荷室スペースを使用可能です。
フリードは扱いやすいサイズのミニバン
フリードは、取り回しに優れたサイズのミニバンですが、魅力はそれだけではありません。運転席からの視界や、燃費性能と安全性能も強みです。ここでは、これらの3つの魅力について詳しく解説します。
見晴らしの良い運転席
フリードは、前方の視界にもこだわって設定されています。ドアガラス下部からルーフに向かって伸びるフレームをピラーといい、一番前はAピラーと呼びます。フリードは、このAピラーを最適に配置することで、前方の良好な視界を確保しています。
左右のフロントガラス横にある小さな窓(フロントコーナーウインドウ)により、斜め前方も見やすい点が特徴です。見晴らしは安全性にもかかわるので、車選びでも重要なポイントといえるでしょう。
低燃費とゆとりのある走りを両立
昨今、自動車メーカーは地球環境に配慮するため、燃費性能の向上に力を入れています。フリードも燃費性能にこだわって開発されており、2WDモデルにおけるガソリン車のWLTCモード燃費は17.0km/Lで、ハイブリッド車は20.9km/L、4WDモデルはガソリン車が15.6km/Lで、ハイブリッド車は19.8km/Lです。
2022年にフルモデルチェンジしたライバル車であるシエンタと比べると、若干見劣りしますが、7速デュアルクラッチトランスミッションを採用したハイブリッドモデルは加速フィールが良く、運転を楽しみたい方にもおすすめです。
Honda SENSINGも全グレードに搭載
現行フリードは、「Honda SENSING」という名称の予防安全パッケージが全グレードに標準装備されています。衝突被害軽減ブレーキや路外逸脱抑制機能、歩行者事故低減ステアリングなどが街中での予防安全機能です。
そして高速道路を走行するときの支援装備であるアダプティブクルーズコントロールや、車線維持支援システムもHonda SENSINGに含まれています。他にも、踏み間違いを抑制する、誤発進抑制機能や後方誤発進抑制機能もあるため安心です。
また、メーカーオプションとして、1列目用のサイドエアバッグシステムを装備できます。
サイズが同じフリードとフリードクロスターの違いとは?
2代目となる現行フリードには、2019年10月に新たなグレードとしてCROSSTAR(クロスター)が追加されました。通常のフリードとどう違うのか気になる方もいるでしょう。ここでは、通常のフリードとクロスターの特徴について解説します。
フリードはノーマルグレード
2019年10月のマイナーチェンジでは、クロスターが追加されただけでなく、ノーマルグレードも新しいデザインに生まれ変わりました。マイナーチェンジ前の「親しみやすさ」を継承しつつ、エクステリアとインテリアに手を加えています。
エクステリアでは、グリルやバンパーなどフロント部分が変更されており、飽きにくいデザインとなっています。また、インテリアはシート表皮と木目調パネルのデザインを変更し、よりくつろげる空間に仕上がっている点が特徴です。
フリードクロスターはクロスオーバースタイル
フリードのクロスオーバースタイルとして新たに追加されたクロスターグレードは、アクティブな印象のデザインが採用されています。エクステリアにおいてノーマルグレードと異なるのは、主にフロントマスクです。専用のフロントグリルとバンパーによって引き締まった印象を受けるでしょう。
インテリアはクロスター専用デザインのウッド調パネルが採用され、専用シートは汚れが目立たない仕様となっています。
フリードと近いサイズのミニバンはある?
シエンタは、フリードの直接的ライバルといえるトヨタのコンパクトミニバンです。シエンタとフリードのどちらを購入しようか迷うケースも多いほどです。
ここからは、シエンタの概要とデザインの特徴について解説します。フリードとはほぼ変わらないサイズ感ですが、最小回転半径に関してはシエンタに軍配が上がっています。
同クラスといえばシエンタ
トヨタから販売されているシエンタは、フリードと同クラスのミニバンです。2022年8月に、3代目へとフルモデルチェンジしました。ボディサイズは、全長4,260mm・全幅1,695mm・全高1,695mm~1,715mmで、フリードとほとんど変わらない5ナンバーサイズとなっています。
ただし、最小回転半径に関しては、フリードが5.2mに対してシエンタは5.0mと小回りが利くため、車の運転にあまり慣れていない方はシエンタを選ぶのがよいでしょう。
(参考:『シエンタ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
「シカクマル」を意識したデザイン
現行シエンタのエクステリアとインテリアは、「シカクマル」をモチーフとしてデザインされました。その名の通り「シカク」と「マル」を基調としたデザインが特徴的です。
エクステリアは全体的に四角いイメージですが、角を丸くすることでコンパクトさを表現しています。インテリアも同様にシカクマルが随所に配置され、カジュアルで落ち着きのある空間に仕上がっています。
またインパネは、ファブリック素材が使用されており、車両感覚が分かりやすい水平基調デザインとなっている点が特徴です。フリードとシエンタはサイズに関しては、あまり違いがなく迷ってしまうこともあるでしょう。
デザインに関しては異なる部分が多々あるので、価格や燃費なども含めてしっかりと比較し、自分に合った車を選ぶことをおすすめします。
まとめ
フリードは、ミニバンの中でも扱いやすいボディサイズが特徴で、小さいお子さんがいるファミリー層などから支持を集めています。なお、多人数乗車できるフリードと、広い荷室サイズを持つフリードプラスのラインアップです。
また、どちらもクロスターグレードが設定されているので、好みに応じて選択するとよいでしょう。ライバル車のシエンタをチェックしつつ最適な車選びができるよう、サイズだけでなくさまざまな面を比較することをおすすめします。
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【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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