ホンダ プレリュードが待望の復活!新型情報、歴代モデルを振り返ろう!
ホンダ プレリュードが2025年秋以降に復活を遂げると聞き、復活を待ちわびている方もいるのではないでしょうか。ジャパンモビリティショー 2023で世界初公開されてから、東京オートサロン 2025でプロトタイプが公開されたことでも注目を集めました。
本記事では、新型プレリュードの情報とともに歴代モデルを振り返りますので、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
・プレリュードは2025年秋以降に新型発売が予定されているホンダのクーペ。
・発売が近いプレリュードは、イベントでプロトタイプが出展されている。
・歴代のプレリュードは1978年~2001年まで続き、5代目で生産終了している。
新型発売目前のプレリュードに注目が集まる
久しぶりに耳にする「プレリュード」という響きに懐かしさを感じる方もいるかもしれません。スペシャルティカー人気が低迷し、プレリュードが2001年に絶版となってから、ライバル車であった日産 シルビアやトヨタ セリカも追うように姿を消しました。
忘れ去られつつあった中、プレリュードは実に20年以上もの時を超えて復活を遂げようとしています。ジャパンモビリティショー 2023でコンセプトモデルが初公開され、驚いた方も少なくないでしょう。
2025年1月に開催された東京オートサロン 2025では、プロトタイプが出展されたことでも注目を集めました。東京お台場で開催される「Red Bull Showrun x Powered by Honda」の「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025」では、4月2日にパレード車両として登場、4日~6日は展示の予定です。
今年で開催10周年を迎える「オートモビル カウンシル 2025(4月11日~13日に開催予定)」にもプロトタイプ、初代から5代目までの歴代モデルが展示されます。
※4月1日執筆時点の情報です。
新型プレリュードはどのような車?
2025年4月1日時点、新型プレリュードの詳細なスペックは公表されていません。
しかし、発表されていることもあります。パワートレインは、新開発の「Honda S+ Shift(ホンダ エスプラスシフト)」であることです。プレリュードを皮切りに、e:HEVを搭載する全機種に順次搭載されていくことが公表されています。
プレリュードの歴代モデルをおさらいしよう
プレリュードは生産終了してから20年以上経過しているため、懐かしいと感じる方もいれば、どのような車か分からないという方もいるでしょう。ここでは、1978年~2001年まで5代続いたプレリュードの歴代モデルを紹介します。
1978年発売:初代プレリュード
初代プレリュードは、ロングノーズ・ショートデッキの2ドアスペシャリティークーペとして1978年に誕生しました。国産車初となるスチール製の電動式サンルーフを標準装備したことで、手軽に開放感あふれるドライブを楽しめることから人気を集めました。
端正なワイド&ローボディに直列4気筒1,750ccエンジンを搭載し最高出力は90PS、サブフレームを一体化させたモノコックボディで軽量化を実現し、車両重量は890kg~915kgに抑えられています。
1980年には、より爽快なドライブが楽しめるよう、電動式サンルーフをスチール製からスモークドガラスに進化させた「ガラス製サンルーフ仕様車」が追加されました。フロントグリルやヘッドライト周辺のデザインを変更した他、ドアライニングやシート表皮などの質感が高められています。
1982年発売:2代目プレリュード
プレリュードは、1982年にフルモデルチェンジを受け2代目となりました。低いフロントフードやリトラクタブルヘッドライトを採用し、シンプルなエクステリアデザインにまとまっています。
フロントにはダブルウイッシュボーン型サスペンションを採用した他、1気筒あたり吸気バルブ2・排気バルブ1で構成された12バルブエンジンや4輪アンチロックブレーキをはじめとするホンダ独自の新技術をふんだんに詰め込み、進化を遂げました。
排気量は先代とさほど変わらない1,829ccでありながら最高出力は125PSまで高められ、10モード燃費で13km/Lと、高出力・低燃費の両立が実現されています。当時としては、不足のない数値といえるでしょう。
この頃、若者を中心にプレリュードの人気が高まったことから「デートカー」として周知されていき、より2ドアクーペ市場は盛り上がりを見せました。
1987年発売:3代目プレリュード
3代目プレリュードは、2代目の低いフロントフードやリトラクタブルヘッドライトを継承し、より流麗なエクステリアデザインとなっています。全高1,295mmまで抑えたワイド&ローボディは、当時のライバル車と比べてもスタイリッシュです。
ボディとガラス面の段差を少なくしたことで、美しさが引き立てられているだけでなく、空力性能も高まっています。
排気量を1.8Lから全車2.0Lに拡大し、2種類のパワートレインを設定しました。直列4気筒 DOHC 16バルブ仕様(145PS)と直4 SOHC 12バルブ仕様(110PS)の2つです。
四輪操舵システムの「ホンダ 4WS」世界初搭載するなど、先進技術を搭載したホンダのスポーツクーペとして高い評価を獲得しました。
1991年発売:4代目プレリュード
4代目プレリュードは、先代までのイメージを刷新するエクステリアデザインです。全長をこれまでよりも80mm短く、全幅を70mm拡大したことでワイド&ショートなボディとなりました。また、先代のエッジの効いたデザインから一転、丸みを帯びたフォルムになったのも注目ポイントです。
パワートレインには、排気量を2.0Lから2.2Lに拡大した新開発のDOHCエンジンが採用され、パフォーマンスがさらに向上しました。 直列4気筒 DOHC VTEC(200PS)とDOHC16バルブエンジン(160PS)の2種類です。
高い限界性能としなやかでスポーティな乗り心地の両立を実現した4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションや、電子制御電動式4輪操舵システム「ハイパー4WS」など、新技術が盛り込まれました。
1996年発売:5代目プレリュード
5代目プレリュードは、当時のホンダのラインアップはクーペが豊富だったため、走りやデザイン、快適性もより高次元で磨き上げられた上でデビューしました。
ダイレクト感を追及し、マニュアルシフト感覚で運転できるオートマチックトランスミッションSマチック(シーケンシャル・スポーツシフト)を全車に標準装備した他、UVカットガラス&新型エアコンディショナーにより快適性が高められています。
また、全車に両席SRSエアバッグシステムや新型ABSを標準装備し、全方位衝突安全対応ボディ構造を採用するなど安全性能もより高いものとなりました。
しかし、5代目プレリュードは1996年の発売後、2001年にインテグラと統合される形で生産終了となったのです。
プレリュードの中古車は手に入る?
残念ながら、プレリュードは2001年に生産を終了してから20年以上の年月が経っているため、流通台数は多くありません。中古車サイトによっては、わずかながら流通していますが、希少なためプレミア価格が付いています。
ネクステージには2025年4月時点での在庫はありませんが、随時更新されているため、希少価値の高い車に乗りたいという方は、定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。
(参考:『プレリュード(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
プレリュードは、2025年秋以降に新型発売が予定されているホンダのクーペです。プレリュードは、さまざまなイベントにプロトタイプが出展されています。新型発売もそう遠くないと考えられるでしょう。
中古車はプレミアが付き入手しにくくなっていますが、希少価値の高い車に乗りたいという方は、定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。
▼ライタープロフィール
松田 莉乃
過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。
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