マツダCX-5のフルモデルチェンジの行方は?現行モデルの魅力も見てみよう
マツダのミッドクラスSUV「CX-5」は、2021年11月にビッグマイナーチェンジが発表されています。エクステリアや機能性が向上し、より使いやすいSUVになるようです。フルモデルチェンジについて気になっている方も多いでしょう。
今回の記事では、CX-5に関心がある方に向けて、モデルチェンジ情報や中古車相場を解説します。2021年12月時点の中古車相場を具体的に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・マツダCX-5は2021年末にビッグマイナーチェンジが予定されているため、フルモデルチェンジはしばらくない!
・2021年末のビッグマイナーチェンジでは、エクステリアや各種機能が向上し、2つの特別仕様車も追加されている!
・CX-5をお得に手に入れたいなら中古車の購入がおすすめ。ネクステージなら豊富な在庫からお気に入りの1台が選べる!
マツダ CX-5のモデルチェンジ情報はあるの?
マツダCX-5は、人気の高いクロスオーバーSUVです。ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなど、バリエーション豊かなエンジンが特徴で、コンセプトである「走る歓び」が追求された1台になっています。
CX-5の概要や、モデルチェンジについて気になっている方も多いでしょう。こちらの項目では、CX-5の特徴やその歴史を解説します。
CX-5の特徴
CX-5は、マツダから販売されているクロスオーバーSUVです。「走る歓び」がコンセプトになっており、個性豊かなエンジンや操縦の安定性、運転時の静粛性などが特徴になっています。
CX-5は、SUVらしいオフロード走行性能を持ちながら、街乗りに映える洗練されたデザインも魅力的です。マツダ独自のコネクティビティシステムである「マツダ コネクト」も搭載されており、従来のモデルに比べて利便性も大きく向上しています。
CX-5の歴史
CX-5は、2012年の2月に販売が開始され、2012年~2013年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。2012年と2013年、そして2015年にマイナーチェンジが行われた後、2017年の2月にフルモデルチェンジを果たしています。
フルモデルチェンジの際は、ディーゼルエンジンが追加され、インテリアやエクステリアも刷新されました。現在のモデルは2代目です。2017年のフルモデルチェンジ以降も、1~2年おきにマイナーチェンジが行われています。
マツダ CX-5のフルモデルチェンジ
2021年に発表されたマツダの商品計画によれば、これからもCX-5の継続的なマイナーチェンジが行われる予定です。また、新しいラインナップも検討されており、これからますます選択肢が充実するでしょう。
こちらの項目では、CX-5のフルモデルチェンジやマイナーチェンジ、新型SUVのラインナップについて解説します。
フルモデルチェンジはまだ先
CX-5は、2017年にフルモデルチェンジが行われており、現行モデルは2代目となります。「そろそろフルモデルチェンジがあるのでは?」と、次のモデルチェンジが気になっている方も多いでしょう。
しかし、2021年11月に、現行モデルの大幅改良が発表されています。そのためCX-5のフルモデルチェンジは、当分先になるといえるでしょう。
現行モデルのマイナーチェンジが続く
CX-5は2012年のデビュー以降、数々のマイナーチェンジが実施されています。今後の商品展開はどうなってくるのか、気になっている方も多いかもしれません。
マツダは、2022年以降の商品計画を発表しており、CX-5についても「今後も継続的な商品改良を行っていく」と予定しています。CX-5のフルモデルチェンジはまだ先の話になるかもしれませんが、継続的にマイナーチェンジは今後も行っていくようです。
マツダは新型SUVを続々投入予定
2021年の10月に発表された情報によれば、マツダは新型SUVを続々投入していく予定です。マツダはアメリカに工場を持っており、新たなラインナップとして「MAZDA CX-50」が追加される予定になっています。
他にもラージ商品群である「MAZDA CX-60」「MAZDA CX-70」「MAZDA CX-80」「MAZDA CX-90」を展開予定であり、これらのうちCX-60とCX-80は日本でも導入されるようです。
マツダCX-5の2021年末ビッグマイナーチェンジ
先ほども少し解説したように、2021年11月に現行モデルのビッグマイナーチェンジが発表されています。ビッグマイナーチェンジで具体的にどこがどう変わるのか、疑問に思っている方も多いでしょう。
こちらの項目では、2021年末に実施される、CX-5のビッグマイナーチェンジについて解説します。
エクステリアを強化
ビッグマイナーチェンジで大きく変わるのは、CX-5のエクステリアデザインです。「魂動デザイン」と呼ばれる、ハンドメイドらしいデザインが取り入れられ、より造形の美しさが重視されるようになりました。
具体的にはキャラクターラインの使用が抑えられ、質感がより洗練されたものになっています。またジルコンサンドメタリックという新ボディカラーが追加され、より多彩なラインナップから選べるようになりました。
SUVとしての使い勝手を向上
ビッグマイナーチェンジでは、造形の美しさだけでなく、機能性も見直されています。特に昨今のSUVニーズは多様化しており、さまざまなユーザーを満足させる必要があるでしょう。そこでマツダは、SUVとしての使い心地を向上させました。
例えば荷室とテールゲートとの段差がなくなっており、使いやすさが改善されています。またワイヤレスチャージャーが新しく設置されており、トレイに置くだけでワイヤレス充電ができるなど、細かな利便性も向上しました。
運動性能を改善
さまざまな運動機能も改善されています。例えば車体フレームに減衰構造を採用し、全体的な剛性が強化されるなど、ボディやサスペンションの性能が見直されました。シートも改善されており、より安定して着座できるようになっています。
車としての乗り心地も向上しており、不安定な道でのロードノイズが軽減されています。よりドライバーと車が一体化できるよう、構造そのものから見直されており、まさに「ビッグマイナーチェンジ」に相応しい内容です。
2つの特別仕様車を追加
2021年末のビッグマイナーチェンジによって、2つのの特別仕様車「Sports Appearance」「Field Journey」が追加されています。「Sports Appearance」は、よりスポーティな仕様のCX-5です。
「Field Journey」は、アウトドアを重視した仕様で、ドライブセレクションに専用の「OFF-ROAD」モードがあります。トラクション重視のモードで、荒野や雪道などの未舗装路でも快適なドライビングが可能です。
フルモデルチェンジ前の現行マツダCX-5のスペック
現行モデルとなるマツダ・CX-5は2017年にデビューした第2世代目となるCX-5(KF系)です。
発売からすでに5年が経過して改めて現行CX-5がどのような車か知りたい方へ、サイズ感や基本性能などを振り返りたいと思います。
2世代目となる現行CX-5
第2世代目となるCX-5(KF系)は、初代モデルの外観を踏襲しつつ足回りなどの改良による走行性能の向上・座席の居住性の改善・安全装備など前モデルの正常進化モデルとして高く評価されてきました。
現行型CX-5のスペックは以下となります。
マツダCX-5のスペック |
ガソリン車 |
クリーンディーゼル車 |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,575mm×1,845mm×1,690mm |
4,575mm×1,845mm×1,690mm |
ホイールベース |
2700mm |
2700mm |
エンジン |
直4DOHC(SKYACTIV-G 2.0) |
直4DOHCディーゼル+ターボ |
トランスミッション |
6AT・6MT |
6AT・6MT |
WLTCモード燃費 |
14.6km/L |
17.4km/L |
駆動方式 |
2WD・4WD |
2WD・4WD |
乗員数 |
5名 |
5名 |
価格 |
267万8,500円から |
299万7,500円から |
(参考: 『CX-5(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
複数の選択肢があるエンジン
先ほども少し解説したように、CX-5のエンジンには複数の選択肢があります。代表的なクリーンディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」に加え、ノーマルの2.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」、2.0Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」がラインナップされています。
2021年12月現在は、ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」がないので注意しましょう。
優れた制御技術
CX-5(KF系)は発売以来マイナーチェンジを頻繁に行い改良を重ねてきましたが、運転制御の分野でも変更を重ねてきました。
現行モデルにはクルマの挙動をスムーズに制御する「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」が進化し、ブレーキによる姿勢安定制御により安定したドライビングが実現できる独自技術です。
この技術の利点はドライバーのハンドリング通りに車が反応することや車体の揺れの低減、そして高速走行や悪路など道を選ばない走行安定性などが挙げられます。
燃費性能は?
CX-5(KF系)のクリーンディーゼル車とガソリン車の燃費の違いを、FF車と4WD車でそれぞれ比較すると以下の表のとおりとなります。
ディーゼル車の燃料代を含めた経済性とガソリン車の車体価格など、コストパフォーマンスなどを比べて購入の参考にしてみてください。
グレード |
燃費(WLTCモード) |
20S(2WD) |
14.6km/L |
20S(4WD) |
14.0km/L |
25S(2WD) |
13.8km/L |
25S(4WD) |
13.0km/L |
XD Smart Edition/Proactive(2WD) |
17.4km/L(マニュアル:19.5km/L) |
XD Smart Edition/Proactive(2WD) |
16.6km/L(マニュアル:18.7km/L) |
XD Black Tone Edition/Sports Appearance/Field Journey(2WD) |
17.4km/L |
XD Black Tone Edition/Sports Appearance/Field Journey(4WD) |
16.6km/L |
XD L Package/Exclusive Mode(2WD) |
17.4km/L(マニュアル:19.5km/L) |
XD L Package/Exclusive Mode(4WD) |
16.6km/L(マニュアル:18.4km/L) |
(2021年12月時点での情報です)
フルモデルチェンジ前のマツダCX-5の中古車相場
ここからはCX-5(KF系)の中古車相場について解説いたします。
人気の高いSUV車ということもありCX-5の中古車数は比較的多く、どれを選んでよいか迷う方も多いかもしれません。
今回は大きく現行モデルのガソリン車とディーゼル車とお手頃な価格帯の車が多い2012年の旧モデルの価格も比較紹介するので参考にしてください。
CX-5(ディーゼル車)の中古車相場
2021年12月現在の現行CX-5のクリーンディーゼル車の中古車相場は、189万9,000円~347万9,000円となっています。
ディーゼル車はややガソリン車よりも車体価格が高いことからが価格に影響しており、比較的年式の新しく装備が揃ったモデルについては260万円から300万円を超えるものもあり選択肢は多い印象です。
PRCX-5(ディーゼル)の中古車
CX-5(ガソリン車)の中古車相場
2021年12月現在の現行CX-5のガソリン車の中古車相場は、198万9,000円~302万9,000円となっています。
CX-5のガソリン車は2000cc車と2500cc車などラインナップが多いですが、人気のクリーンディーゼル車に比べると数は余り多くないのが特徴で、装備が充実したモデルでも250万円前後が相場の中古車も多い印象です。
PRCX-5(ガソリン)の中古車
初代CX-5の中古車相場
最後に2012年から2016年まで販売された初代CX-5(KE系)の中古車相場をご紹介します。
初代CX-5は比較的短命に終わったモデルですが、現行モデルは見た目など含め非常に似ているので手頃なSUV車を探している方には狙い目の車種といえるでしょう。
初代CX-5の中古車相場は、65万9,000円~194万9,000円となっています。
なお2012年初期モデルについては100万円以下の中古車が多いですが、9年落ちと年式が古いことや走行距離もそれなりにある中古車が多いので、購入前にパーツの劣化具合など可能な限り事前に確認しましょう。
(2021年12月時点での情報です)
(参考: 『CX-5(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダCX-5のライバル車の中古車相場
ここからはマツダCX-5のライバル車の中古車相場をご紹介します。
CX-5を中古車で探している方のなかには他の車種の相場と比較してみたいという方もいるのではないでしょうか。
各社CX-5と同クラスのミッドクラスのSUV車をラインナップしていますが、今回はトヨタRAV4、スバル フォレスター、日産 エクストレイルの3車種のガソリン車の中古車相場をピックアップしました。
トヨタ RAV4の中古車相場
トヨタ・RAV4はミッドクラスのSUVという点でCX-5と同クラスのライバル車といえる車です。
ラインナップはガソリン車とハイブリッド車を基本に、ユーザーニーズに応えデザインや装備の違いなど選択肢は豊富な車といえるでしょう。
2021年12月現在の中古車の相場は、59万9,000円~569万9,000円となっています。最新のモデルは年式が新しいことやハイブリッド車が人気である点から300万円以上の中古車が大半を占めています。
(参考: 『RAV4(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル フォレスターの中古車相場
スバル車の力強い走りが魅力のフォレスターもミッドクラスSUVのなかで人気車種の筆頭に挙げられる1台ではないでしょうか。
フォレスターは需要が高く全体的に中古車価格も安定しており中古車の台数も少なく、特に水平方向エンジンとモーターを組み合わせた独自技術「e-BOXER」搭載車は人気です。
2021年12月現在のフォレスターの中古車相場は、45万9,000円~369万9,000円となっています。
(参考: 『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 エクストレイルの中古車相場
日産エクストレイルは2013年にフルモデルチェンジした息の長いSUV車ですが、近年安全装備やスポーティーなエディションなどマイナーチェンジを続けて安定した人気を獲得しています。
2021年12月現在の中古車相場は、42万8,000円~309万9,000円となっています。
年式が新しく安全装備の充実したモデルに関しても180万円台から200万円台で選択肢の多いモデルといえるでしょう。
(参考: 『エクストレイル(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
今回の記事では、マツダCX-5のモデルチェンジ情報を解説しました。CX-5のフルモデルチェンジはまだまだ先の話になりますが、今後も継続的にマイナーチェンジが行われるようです。今回の内容を参考にし、自分に合った車を選んでみてください。
マツダのCX-5をお得に手に入れたい場合は、中古車の購入がおすすめです。ネクステージであれば、豊富な在庫からお気に入りの1台が選べます。ぜひご検討ください。