プリウスαのグレード選びを徹底解説!特徴の違いや判断ポイントをチェック
プリウスαは、プリウスから派生したハイブリッド車です。大きなボディサイズでありながら、プリウスのような高い燃費性能を発揮できます。多くのグレードを展開するため、グレード選びに迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プリウスαが展開するグレードごとの特徴、グレード選びのポイントを紹介します。最後まで読むことで、満足できるグレードが見つかるでしょう。
※目次※
・プリウスαは、ベーシックなSと装備が充実したGを中心にグレード展開している。
・コストを優先したい方はS Lセレクション、スポーティーな仕様を求める方にはS ツーリングセレクション GR SPORTがおすすめ。
・プリウスαは生産終了したため、新車が欲しいのであればライバル車のレヴォーグをチェックしよう。
2列シートと3列シートが選べるプリウスα
プリウスαは、燃費性能に優れたプリウスから派生した車です。プリウスよりもボディサイズが大きく、広々とした室内空間を実現しています。2011年5月に誕生したプリウスαは、多くの人気を集めましたが、2021年3月に生産を終了しました。ここでは、プリウスαの概要を紹介します。
2011年にしたハイブリッド専用モデル
2011年5月に誕生したプリウスαは、トヨタの人気ハイブリッド車「プリウス」をベースに、ボディサイズを拡大させた車です。プリウスが持つ圧倒的な燃費性能を引き継ぎ、ゆとりのある室内空間を実現しています。
プリウスよりも全高が高い分、ヒップポイントが高く運転のしやすさに優れているのが特徴です。多様なライフスタイルに対応できるよう、2列シート5人乗り仕様に加え、3列シート7人乗り仕様もラインアップされています。
2021年に生産終了を迎えた
プリウスαが誕生した2011年頃は、ミニバンのように室内空間が広いハイブリッドモデルは、豊富ではありませんでした。エスティマやアルファード、ヴェルファイア程度でしたが、徐々にラインアップが増えます。
ヴォクシー、ノア、シエンタなどにハイブリッドモデルが登場したことで、プリウスαを選択する人が減りました。販売台数は少しずつ減り、2021年3月に生産終了を発表します。
プリウスαのグレード展開を見てみよう
プリウスαは、ベーシックな「S」、より装備が充実した「G」を中心にグレード展開しています。スポーティーな装備が魅力のグレード、価格を重視し装備を簡素化したグレードなどさまざまです。ここでは、プリウスα最終モデルのグレード展開を紹介します。
S
Sは、プリウスαのベーシックグレードです。16インチアルミホイール、ハロゲンヘッドランプ、LEDフォグランプを標準装備しています。
内装面は、ウレタン素材のステアリングホイール、ファブリック素材のシート表皮を採用したのが特徴です。フロントドアガラスに撥水機能付きのUVカットグリーンガラスを用いるなど、快適性にもこだわっています。
G
Gは、プリウスαの上位グレードです。標準のSよりも、内装の高級感が増しています。Sのフロントピラーガーニッシュは樹脂ですが、Gは植毛です。ステアリングホイールも本革巻きが採用され、上質な乗り心地を味わえます。
ヘッドランプはBi-Beam LEDです。光源単体でロービームとハイビームが切り替えられ、点灯速度や視認性に優れています。オートレベリング機能付きのため、車両姿勢に応じて照射軸を一定にキープ可能です。
Lセレクション
Lセレクションは、Sをベースとしたグレードです。価格を重視したグレードのため、装備がシンプルな特徴があります。
ベースグレードのSと比較すると、LEDフォグランプがメーカーオプション設定になる他、アクセサリーソケットがインパネのみになるなど、簡素化されているのが特徴です。
装備が簡素化されているものの、他のグレードと同じToyota Safety Senseがあるなど、必要な機能はしっかりと備わっています。
ツーリングセレクション
ツーリングセレクションは、SとGをベースとしたグレードです。17インチアルミホイール、前後バンパースポイラーなど、SやGにはないものを装着し、スポーティーな印象を与えます。
タイヤサイズが大きくなった分、最小回転半径も5.5mから5.8mへと拡大しました。一般的に最小回転半径は5.5m以下であると、取り回しやすいと判断できます。狭い道を運転する機会の多い方、駐車場での切り替えしを減らしたい方は、16インチアルミホイールを装着するベースグレードがおすすめです。
ツーリングセレクション GR SPORT
ツーリングセレクション GR SPORTは、トヨタのスポーツブランド「GR」がモータースポーツで得た技術を取り入れた車です。
グレードSをベースとし、バンパーやラジエーターグリル、サスペンション、マフラー、ブレーキキャリパーなどに専用デザイン、チューニングを施しています。内装面は、シルバーステッチとGRエンブレムがポイントのステアリングホイール、専用フロントスポーティーシートが特徴です。
チューンブラックII
チューンブラックIIは、グレードSをベースとした特別仕様車です。他のグレードとは違い、内外装デザインにブラックやホワイトを取り入れることで、上質な印象を高めています。
ボディカラーも特別感を味わえるポイントのひとつです。チューンブラックIIには、専用カラー「ブラキッシュアゲハガラスフレーク」が設定されています。屋外など日の当たり方でさまざまな色に見え、夜間や屋内では黒に見えるのが特徴です。
プリウスαのグレード選びに迷ったときの判断ポイント
プリウスαは、特別仕様車もあり、どのグレードにしようか迷う方も多いのではないでしょうか。グレード選びで大切なのは、何を優先したいかです。優先度の高さからグレードを選ぶと、失敗を回避できます。ここで紹介するグレード選びのポイントを参考に、自分に適したグレードを見つけましょう。
装備や機能を充実させたい方
快適性や多くの機能を求める方には「G」もしくは特別仕様車の「S チューンブラックII」がおすすめです。
GにはBi-Beamヘッドランプ&LEDフォグランプの他、運転席に電動ランバーサポートが装着されるなど、上級グレードにふさわしい機能が備わっています。
S チューンブラックIIは、内外装に施されたブラック加飾が特徴です。ブラック加飾がアクセントとなり、ボディ全体が引き締まった印象に変わります。シートにはヒーター機能もあるため、寒い日も快適な運転が可能です。
コストを抑えたい方
購入費用を安く抑えたい方にはエントリーグレードの「S Lセレクション」がおすすめです。S Lセレクションは装着を簡素化させているため、販売当時の新車価格も最も安く設定されていました。
全グレードで唯一16インチのスチールホイールを装着する、ハロゲンヘッドランプになるなど外観から分かる違いもありますが、基本性能は他のグレードと変わりません。5人乗りのみである点には注意が必要です。
スポーツ仕様が好きな方
スポーティーなデザインや走行性能を求める方には「S ツーリングセレクション GR SPORT」がおすすめです。
フロントバンパー、リアバンパー、サイドマッドガードには専用デザインのエアロパーツが装着されています。ホイールには、ハイブロスブラック塗装の18インチアルミホイールを採用し、スポーティーながら高級感を味わえるのが魅力です。
S ツーリングセレクションをベースとしているため、5人乗りと7人乗りどちらも設定されています。ベースグレードが持つ快適性は失われていないことから、ファミリーカーとしても使えるグレードです。
プリウスαと一緒にチェックしたいライバル車
プリウスαをライバル車と比較することで、新たな魅力のある車を発見できる可能性もあります。プリウスαのライバル車は、スバルのレヴォーグと、ホンダのジェイドです。それぞれプリウスαとは違った魅力があります。自分に適した車かどうかチェックしましょう。
スバル レヴォーグ
レヴォーグは、スバルが磨き上げてきた水平対向エンジンを搭載した車です。低回転で300N・mを発揮可能で、アクセルペダルの踏み込みにしっかりと応える加速感を得られます。
パワフルなエンジンを搭載していますが、レギュラーガソリン仕様のため経済性に優れているのが魅力です。
レヴォーグは、全グレードに「アイサイト」「アイサイトセイフティプラス」「アイサイトX」を標準装備しています。交差点での出会い頭や車線変更時、高速道路走行時など、幅広いシーンで事故を回避する機能です。
(参考:『レヴォーグ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ジェイド
ジェイドは、ホンダが2020年7月まで販売したミニバンです。ミニバンのような使い勝手がありながら、全高が低く、スポーティーなスタイリングに設計されています。
2列仕様5人乗りと3列仕様6人乗りがあり、ファミリーカーとしても利用が可能です。6人乗りのセカンドシートには、左右のシートが斜め内側に後退する、Vスライド機構を採用されています。サードシートは、ストラップを引くだけで簡単に床下収納が可能です。
(参考:『ジェイド(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
プリウスαは、ベーシックなS、装備が充実したGをベースにグレード展開しています。価格が最も安いS Lセレクションは5人乗りのグレードです。他のグレードとは異なり、LEDフォグランプがメーカーオプションになるなど、必要な機能のみを備えています。
装備の充実度や機能性を求めるのであれば、Gや特別仕様車のS チューンブラックIIがおすすめです。プリウスαの生産は終了しましたが、中古車市場に流通しています。気になるグレードを比較して、自分に合った車を見つけましょう。
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【この記事の執筆者】
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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