似ている?似ていない?アルファード・ヴェルファイアを比較してみた!
ミニバンの中でも人気の「アルファード」「ヴェルファイア」は、どちらもトヨタから販売されているモデルです。新車の価格設定が同程度で、外観も似ているため「どちらを選べばよいかわからない」と悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、エクステリアやインテリア、ボディサイズなど詳しい比較内容をご紹介します。複数の項目に分けているため、知りたいスペックを明確にできるでしょう。後半では中古車に関するおすすめ情報も解説します。
※目次※
・アルファードとヴェルファイアは、トヨタが販売するミニバンモデル。アルファードVから名称を変えてヴェルファイアが登場
・相違点は、フロントデザインやボディカラーのバリエーション。見た目の違いを把握して好みのモデルを見つけよう
・同じ店舗で比較しながら決めたい方には、中古車販売店への相談がおすすめ!
アルファードVSヴェルファイア
アルファードは、2002年にトヨタの大型ミニバンとして発売されました。初代のフルモデルチェンジ後に登場した「アルファードV」の車種名を変更し、別モデルの枠で発売したのがヴェルファイアです。
アルファードVの後継として取り扱われているため、グレードの種類やパワートレインのスペックは同等となっています。ガソリンエンジン・ハイブリッドエンジンの2パターンで、エンジンの種類は直列4気筒またはV型6気筒です。
パワートレイン関係のスペックがほとんど同じであるため、燃費性能にも大きな差はありません。走行性能の違いよりも、ボディのデザインや取り扱っている販売店の違いによって選択肢が左右されると考えたほうが判断しやすくなるでしょう。
1. エクステリアを比較してみた!
アルファード・ヴェルファイアにおける相違点は、ボディに採用されたデザインや設計内容です。フロントグリル・ヘッドライトといったパーツには大きな違いがあるため、見た目の好みによっておすすめのモデルが異なります。エクステリアでわかる違いを明確にしておきましょう。
フロントグリル
前方から車を見たときに認識しやすい違いは、フロントグリルに採用されたデザインです。アルファードはフロントの中央部全体に備わっています。一方、ヴェルファイアは左右に幅広く設計されたデザインです。どちらも「オラオラ感が強い」といわれるモデルですが、比較するとアルファードのほうが威圧感も強いといえるでしょう。
フロントバンパー
フロントグリルと同様、車の第一印象を決めるパーツがフロントバンパーです。デザインはフロントグリルの影響を受けるため、全体で見るとアルファードのほうが迫力のある印象を与えます。
フロントバンパー単体では、ヴェルファイアのほうが角の多いイメージを受けるのが特徴的です。また、オプションのエアロパッケージを選択すると、アルファード・ヴェルファイアともに威圧感が増幅します。
ヘッドライト
一部のグレードを除いて、ヘッドライトの標準装備に採用されたのは3眼のLEDタイプです。ライトそのものは同等ですが、ヘッドライトと周辺のデザインは大きく異なります。
1か所にまとまった鋭い印象を与えるアルファードに対し、ヴェルファイアではやわらかい雰囲気を感じられるでしょう。フロントグリルと一体化したようなアルファードのデザインも特徴的です。
2. インテリアを比較してみた!
シートデザインや内装のカラーなど、インテリアには大幅な変更が加えられていません。車種ではなくグレードによって内容が変わるため、以下の組み合わせを参考に好きな配色を見つけましょう。
シート(表皮) |
・ファブリック ・合成皮革 ・プレミアムナッパ本革 |
内装色・天井色 |
・ブラック ・フラクセン ・ライトグレー |
木目調パネル |
・メタルウッド ・メタルブラウンウッド ・ブラウンオリーブ・アッシュバール木目調 |
アルファード・ヴェルファイアともに、高級感あふれるシート配置とカラーリングが魅力的なポイントです。色によって印象も変わりますが、高級ミニバンらしいラグジュアリーな雰囲気を体感できるモデルといえるでしょう。
3. カラーバリエーションを比較してみた!
2020年4月現在の現行モデルでは、ブラックやホワイトといった定番以外にも複数のボディカラーを展開しています。カラーバリエーションの数は2車種とも7パターンです。選択できる詳細のカラーが異なるため、こだわりがある方は希望色があるかどうか確認しておきましょう。ボディカラーの詳細と特徴的なポイントもあわせてご紹介します。
アルファード
アルファードならではのボディカラーは、クリーム系の色合いを採用したメーカーオプションです。ホワイトパールクリスタルシャインと比較すると、より深い色味を感じられる上品な外観となっています。
- ・ブラック
- ・グラファイトメタリック
- ・ダークレッドマイカメタリック
- ・スティールブロンドメタリック
- ・ホワイトパールクリスタルシャイン
- ・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
- ・ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインシャインガラスフレーク
ヴェルファイア
アルファードでは選択できない、パープル系のボディカラーを展開する点はヴェルファイアの魅力です。派手なカラーではなくブラックに近い色合いを出しているため、落ち着いた雰囲気と個性的なデザイン性を兼ね備えた外観ともいえます。
- ・ブラック
- ・グラファイトメタリック
- ・ダークレッドマイカメタリック
- ・スティールブロンドメタリック
- ・ホワイトパールクリスタルシャイン
- ・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
- ・バーニングブラッククリスタルシャインガラスフレーク
4. サイズを比較してみた!
複数の車を比較する上でチェックしたいのは、ボディサイズの違いです。ヴェルファイアでは全グレード共通のボディサイズを採用していますが、アルファードは異なります。全長のサイズが変動するため、どのくらい違いが出るのか把握しておきましょう。
アルファード「S」 |
全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,950mm |
アルファード「Executive Lounge S」 |
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アルファード「X」 |
全長4,945mm×全幅1,850mm×全高1,950mm |
アルファード「G」 |
|
アルファード「Executive Lounge」 |
|
ヴェルファイア(全グレード共通) |
全長4,935mm×全幅1,850mm×全高1,950mm |
5. 販売店が違う!
トヨタ車ならではの違いは、ディーラー(販売チャネル)によって取り扱っているモデルが異なる点です。それぞれ以下のディーラーで販売されています。
- ・アルファード:トヨペット店
- ・ヴェルファイア:ネッツ店
ただし、2020年5月以降はジャンルを分別せず全車種の取り扱いを開始すると発表されました。2020年4月現在は実施していないため、現時点では上記の店舗が選択の基準になると把握しておきましょう。
比較できる中古販売がおすすめ
ディーラーでは、常時すべてのモデルを展示しているわけではありません。アルファベット・ヴェルファイアのように、似た車種でも複数の店舗を渡って比較するケースもあるでしょう。このような場合、在庫が豊富な中古車販売店であれば同一店舗で比べられる可能性が高まります。
エクステリアやカラーについてはお店に行かなくても決められますが、乗り心地やサイズ感については実際に乗ってみないと決めづらい部分があるでしょう。自分にぴったりの1台を見つけたいという方はアルファードとヴェルファイアの在庫がある店舗を探して相談してみるのがおすすめです。
中古で車を購入する際に注意するべきポイント
中古車のほとんどは、以前の所有者がさまざまな場所で運転した車です。価格が安いメリットだけに注目せず、保証サービスや修復歴の有無もしっかり確認しなければなりません。お得かつ安心な中古車選びを行うためにも注意点をおさえておきましょう。購入する前の段階で理解しておきたいポイントを3つご紹介します。
保証が十分についている車を選ぶ
中古車販売店を探す際にチェックしたいのは、車に対する保証サービスの有無です。店舗によって適用されないケースもあるため、欲しい中古車を購入して利用できるかどうか確認しておきましょう。
具体的な期間や保証内容は、販売店・プランによってさまざまです。少なくとも6か月間の適用を基準に判断したほうがよいでしょう。選ぶ段階では良好に見えた中古車でも、購入直後不備が発生する可能性もあるためです。
修復歴のある車は避ける
「修復歴あり」「事故歴あり」といった記載のある中古車は避けるよう意識しましょう。一般的に行われる部品交換や修理ではなく、走行性に影響する骨格部分に手を加えた車を意味します。故障リスクの高さを理由に、相場より安い価格で販売されるケースがほとんどです。
価格面のみで考えると有益に思えますが、購入後修理が必要になったり機能しなくなったりするかもしれません。結果的に出費を増幅させる可能性もあるため、整備記録簿などをチェックして修復歴のない中古車を選びましょう。
任意保険が高くなる点には注意
自賠責保険以外の任意保険に加入する方は、料率の基準を考慮した上での車選びも大切です。料率は以下のような項目によって決められます。
- ・ユーザーの年齢
- ・ボディサイズ
- ・車の構造
- ・搭載機能
- ・過去の事故歴
把握しておきたいのは、ユーザー自身ではなく中古車の事故歴や構造などが基準になる仕組みです。修復歴のない中古車であっても、盗難や事故の過去がある場合は保険料が高額になるリスクがあります。ハイグレードモデルも料率が高い傾向にあるため、車のコンディションと保険料もチェックできると安心です。
中古車市場の2車種を覗いてみよう!
中古車市場では、新旧を問わず多数のアルファード・ヴェルファイアが出回っています。初期費用を抑えながら魅力的なミニバンを手に入れたい方は、中古車の特徴や価格情報も収集しておきましょう。ネクステージで取り扱っているモデルの中から、特におすすめの中古車を4種類ご紹介します。価格はすべて2020年4月26日時点の情報です。
アルファード
発売当初から多くの人気を集めたアルファードは、現在でも中古車市場で幅広いグレードのモデルが出回っています。全体の価格帯は90万円~550万円です。最新モデルにこだわる方は、2020年式の中古車も選択できます。
ヴェルファイア
落ち着いたフロントデザインが好きな方にはヴェルファイアがおすすめです。中古車市場では60万円~550万円の価格帯から条件に合わせて好きなモデルを探せます。走行距離が短い中古車も多数出回っているため、「新車に近い状態がよい」という方も希望を叶えやすいといえるでしょう。
アルファード ハイブリッド
実用的な設計のみならず、燃費性能にこだわる方にはハイブリッドエンジンを搭載したモデルがおすすめです。ガソリンエンジンに比べると高額な傾向にあるものの、安価な中古車では150万円程度のモデルもあります。高額になると700万円の価格も見られるため、予算に合わせて条件を絞りながら探すとよいでしょう。
ヴェルファイア ハイブリッド
ヴェルファイアのハイブリッドエンジンモデルは、150万円~500万円の価格帯で出回っています。2015年以降の現行モデルからも選択が可能です。中古車の中でもコンディションが整った「登録済み未使用車」も販売されているため、清潔感を重視したい方も販売店に相談してみましょう。
まとめ
アルファードとヴェルファイアは、エクステリアやボディカラーを差別化して別モデル枠で販売されたミニバンです。実用性の高いサイズ感やパワートレインのスペックは同等なため、見た目の好みをメインに選ぶとよいでしょう。
ネクステージでは、アルファード・ヴェルファイアともに多数の中古車を販売しています。価格面と信頼を兼ね備えたサービスを徹底する取り組みです。充実の保証プランもご提供していますので、ぜひこの機会にご相談ください。