アルファードのグレードを分かりやすく整理|中古車グレードはコレが買い!
トヨタの最高級ミニバン「アルファード」は、多くのグレードを展開しています。アルファードの購入を検討している方の中には、それぞれのグレードの特徴が分からずどれを選んだらよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アルファードのグレードの種類や特徴、価格をご紹介します。記事を読めば、アルファードを中古車で購入する際に注意すべきポイントも理解できるでしょう。
※目次※
・アルファードのグレードは、ボディタイプとパワーユニットの違いにより大きく4つのタイプに分けられる
・4つのタイプはさらに細かいグレードに分かれるが、標準装備や選べるオプションの違いで区別できる
・値崩れしにくくハイブリッド車が少ないアルファードの中古車は、低走行車や平成28年登録車を狙うのがおすすめ!
アルファードのグレードについて
アルファードは多くのグレードに分かれているので、グレードの違いについて理解しないと車選びは難しいでしょう。ここでは、グレードの分け方と区別する基準をご紹介します。全てに共通する装備も覚えておくとよいでしょう。
2種類のボディタイプ×2種類のエンジンシステムの組み合わせ
アルファードは、標準ボディタイプとエアロタイプの2種類のボディタイプに分けられます。さらに、ガソリンエンジンとハイブリッドという2種類のエンジンシステムで分類することが可能です。つまり、合計4つのタイプが存在し、グレード種別の基本となります。
また、ガソリンエンジンは2.5L直列4気筒と3.5LV型6気筒の2種類があり、ハイブリッドを含むエンジンシステムは合計3種類です。
グレードは標準装備の違いで区別
アルファードのグレードは4つのタイプを基本とし、エクステリアやインテリアの標準装備や選択できるオプションの違いで区別しましょう。グレードが上がると、標準装備が充実し、見た目も豪華になります。
例えば、「エグゼクティブラウンジ」と呼ばれるグレードは、外装のエレガントさが増して内装もラグジュアリーな仕様です。新車価格もグレードに応じて異なり、エグゼクティブラウンジの中でもエアロタイプのハイブリッド車が最も高額になります。
全グレードに標準装備されている「トヨタセーフティセンスP」
すべてのアルファードには、「トヨタセーフティセンスP」と呼ばれる先進テクノロジーが備わっています。トヨタセーフティセンスPとは、事故を未然に防ぐいくつかの機能をパッケージ化した安全装備です。
単眼カメラとミリ波レーダーの2つのセンサーにより先行車との車間距離を保ちながら速度を自動的に加減する「レーダークルーズコントロール」や、歩行者を検知し衝突の危険があるときは自動ブレーキが作動する「プリクラッシュセーフティ」といった機能を搭載しました。すべてのグレードで標準装備されているので、安心して購入できるでしょう。
アルファードのグレード種別①:標準ボディタイプ
アルファードの標準ボディタイプは、4つのグレードに分かれています。自分好みの1台を手に入れるには下位のグレードを購入し、オプションで装備を充実させるのもひとつの方法です。ここでは、標準ボディタイプの4つのグレードの特徴や新車価格を見ていきましょう。新車価格はいずれも2020年5月現在のものです。
Xシリーズ
2.5L直列4気筒エンジンをパワーユニットとして搭載し、ガソリン車とハイブリッド車の両方に共通したベースグレードです。XシリーズとエアロタイプのSシリーズのみが8人乗りをラインアップしているので、乗車人数が多い方はいずれかを選択するとよいでしょう。新車価格は、ガソリン車が352万円から、ハイブリッドXが454万7,000円からです。
Gシリーズ
Xシリーズよりワンランク上のグレードです。アルミホイールが17インチになり、シートやステアリングも高級感を増しました。搭載しているパワーユニットは2.5L直列4気筒エンジンで、ガソリン車とハイブリッド車があります。新車価格は、ガソリン車が453万9,000円から、ハイブリッドGが534万4,000円です。
GF/ハイブリッドG“Fパッケージ”
GFグレードは3.5LV型6気筒のパワーユニットを搭載したガソリン車専用グレードです。一方、ハイブリッドG“Fパッケージ”はG より機能が充実しているエグゼクティブパワーシートを採用しました。いずれもGグレードの装備や走行性能をより充実させています。
新車価格は、GFが518万5,000円から、ハイブリッドG-Fパッケージが550万7,000円です。
エグゼクティブラウンジ
標準ボディタイプの中で最も高級なグレードです。安全走行を重視する方に人気のデジタルインナーミラーを標準装備しています。また、ステアリングに木目調部分が追加され、インテリアも細部にわたり高級感あふれる仕様です。新車価格は、ガソリン車が726万9,000円から、ハイブリッド車が759万9,000円となっています。
アルファードのグレード種別②:エアロタイプ
アルファードのエアロタイプは、標準ボディタイプよりもさらに細かくグレードが分かれています。また、エアロ仕様となっている分、標準ボディタイプと比べて価格が高めです。ここでは、エアロタイプの7つのグレードについて、特徴や新車価格を見ていきましょう。新車価格はいずれも2020年5月現在のものです。
Sシリーズ
エアロタイプのベースグレードで、2.5L直列4気筒エンジンを搭載したガソリン車とハイブリッド車があります。エアロボディ専用のバンパーを装着し、サイドマッドガードを採用しました。スタイリングはアグレッシブな印象に変化しています。新車価格は、ガソリン車が386万4,000円から、ハイブリッドSが479万9,000円です。
ハイブリッドSR
ハイブリッドSのひとつ上のグレードです。シートには合皮を標準装備し、ステアリングは本革巻きでメタルウッド調のデザインに仕上がっています。LEDシーケンシャルターンランプ、LEDコーナリングランプが標準装備です。新車価格は549万1,000円となっています。
ハイブリッドSR“Cパッケージ”
ハイブリッドSRをより豪華にランクアップさせたグレードです。シートはエグゼクティブパワーシートに変更しました。Cパッケージでは、ハイグレードでしか選べない「おくだけ充電」をオプションで選べるなど、同乗者にとっても快適な居住性を実現できます。新車価格は565万4,000円です。
S“Aパッケージ”
2.5L直列4気筒エンジンを搭載したSシリーズのガソリン車をベースに、コンソールボックスをハイグレード仕様にランクアップしています。メーカーオプションだったフロントドアガラスの撥水加工やIRカットが標準装備になりました。
現在、新車は販売されていませんが、ネクステージでは280万円~440万円で中古車を取り扱っています。
S“Cパッケージ”
S“Aパッケージ”をさらにアップグレードしています。シートは合皮に、コンソールボックスは大型化しました。ホイールが切削光輝・ブラック塗装に変わり、ステアリングに本革巻き・メタルウッド調装飾が追加されるなど、随所で高級感を増しています。新車価格は466万4,000円からです。
SC
パワーユニットに3.5LV型6気筒エンジンを搭載したグレードで、標準装備はS”Cパッケージ”と同様です。2.5L直列4気筒エンジンのS”Cパッケージ”と混同しやすいので、間違えないよう注意しましょう。新車価格は526万円で、パワーユニットがアップグレードしている分、高く設定されています。
エグゼクティブラウンジS
エアロタイプのハイエンドグレードです。すべてのアルファードの中でも最上級のグレードに位置付けられており、どの装備も最も高級感のある仕様になっています。例えば、サイドマットガードにメッキモールが追加されているのはエグゼクティブラウンジSのみです。
新車価格は、ガソリン車が742万1,000円から、ハイブリッド車が775万2,000円となっています。
アルファードの中古車相場
アルファードを新車で購入するのが難しく、できる限り安く手に入れたいという方は中古車での購入を検討しましょう。中古市場には数多くのアルファードが流通しています。ただし、よりお得に買うにはいくつかのポイントをおさえることが大切です。ここでは、アルファードの中古車相場と注意点をご紹介します。
狙い目は2.5S”Cパッケージ”の低走行車
アルファードの中古車を購入するなら、パワーユニットに2.5L直列4気筒エンジンを搭載したエアロタイプのS”Cパッケージ”がおすすめです。
標準装備が充実しており、エクステリアも十分な高級感があります。価格とのトータルバランスが最もよいグレードといえるでしょう。走行距離の短い低走行車ならダメージも蓄積されていません。
2.5S”Cパッケージ”の中古車相場は、低走行車・オプションなしで約440万円~ 490万円です。3眼LEDのシーケンシャル仕様車なら、未使用タイプが約550万円で購入できます。
お買い得なアルファードは平成28年登録車
アルファードの中古車をよりお得に購入するなら、平成28年登録車がおすすめです。中古市場には、走行距離の短いS-AパッケージやS-Cパッケージがお手頃な価格で数多く流通しています。
平成28年登録車の中古車相場は、S”Aパッケージ”、S”Cパッケージ”で約330万円~400万円です。走行距離が5万kmを超えていない車が多く、エンジンをはじめとした各パーツのダメージも少ないと予想されるので、安心して購入できるでしょう。
アルファードは値崩れしにくい
中古のアルファードは、値崩れしにくいのが特徴です。中古車の回転率が高く、新車同様多くの方に選ばれていることが分かります。
値崩れしにくいということは安い中古車を探しにくいともいえますが、手放したいときに高く売却できることは大きなメリットです。
中古市場にはアルファードのハイブリッド車が少ない
アルファードのハイブリッド車は、中古市場にあまり出回っていません。販売数自体が少ないことや人気が高く在庫が長く残りにくいことが理由として考えられます。
ハイブリッド車を中古で購入したいなら、市場の状況を常にチェックすることが大切です。業者に相談して、在庫状況を確認してもらうのもよいでしょう。
まとめ
アルファードのグレードは、ボディタイプとパワーユニットにより大きく4つに分けられます。さらに、標準装備や選べるオプションの違いで細かく分類されているので、それぞれの特徴をしっかりと把握することが大切です。
アルファードを中古で購入するなら、ネクステージにご相談ください。希望する車を自分でなかなか見つけられない場合でも、全国に広がる販売ネットワークの中から目当ての中古車を探し出してご提供します。