ポルシェの大人気SUV車マカン、ライバル車と徹底比較&解説!
2002年に誕生したポルシェのSUV車「カイエン」が世界中で大きな注目を浴びた12年後、小型SUV車がトレンドになっている潮流に乗って2014年に「マカン」が発売されました。カイエンより一回り小さい弟分のような存在として世に出たマカンもこれまた大ヒットを記録し、今やカイエンとともにポルシェ社を代表する車種へと成長しました。今回の記事では、この「ポルシェ マカン」と他社SUV車とのサイズ比較、さらにマカンの特徴や魅力をより深く掘り下げて詳しく解説します。
※目次※
・マカンはコンパクトなボディながらスポーツカー級のパワフルな走り心地
・ポルシェのイメージをふんだんに盛り込んだ高いデザイン性、そして快適な室内空間を約束
・ポルシェ マカンの買取・購入はぜひネクステージへ!
ポルシェ マカンのサイズはどのくらい?
ポルシェ マカンには「マカン」「マカンS」「マカンGTS」「マカンターボ」という4種類のグレードがあり、それぞれサイズが異なります。以下の表をもとに比較してみましょう。
ポルシェ マカンのサイズ
車幅やホイールベースは各種ほとんど違いがありませんが、全高はマカンSがもっとも高く、全長はマカンとマカンSが最大という数値になっています。
|
全高 |
車幅 |
全長 |
ホイールベース |
マカン |
1,624mm |
1,925mm |
4,695mm |
2,805mm |
マカンS |
1,625mm |
1,925mm |
4,695mm |
2,805mm |
マカンGTS |
1,609mm |
1,926mm |
4,686mm |
2,807mm |
マカンターボ |
1,624mm |
1,926mm |
4,684mm |
2,807mm |
ライバル車とのサイズ比較
次に他社SUVのライバル車との比較を行っていきましょう。今回は国産車を含めた全5種のラインアップとともにサイズや外観などの特徴を見てみます。
・アウディ Q5
「アウディ Q5」は、Q7に次ぐ2番目のSUVモデルとして2008年に初代が登場しました。2019年にはクリーンディーゼルを搭載したモデルも発売され、「プレミアムSUV」として欧州地域を筆頭にベストセラーを記録しています。
全高 |
車幅 |
全長 |
ホイールベース |
1,665mm |
1,900mm |
4,680mm |
2,825mm |
サイズはマカンに比べ車幅と全長はコンパクトに、全高はQ5のほうがわずかに高くなっています。ホイールベースはQ5が20mm程度広く取られていることがわかります。
・BMW X3
BMW初のSUV車としてヒットしたX5の後継車として2004年に発売された「BMW X3」は、X5よりも一回り小さいサイズのSUV車で、北米を中心に人気を獲得しています。2011年には2代目が発売になり、全グレードが4WDで8速ATを搭載しています。
全高 |
車幅 |
全長 |
ホイールベース |
1,675mm |
1,890mm |
4,720mm |
2,865mm |
車幅は1,900mmを切っており、マカンと比較するとすっきりしたボディの印象です。一方で、全高・全長・ホイールベースはともにX3がマカンを上回っており、走りを重視したワイドで重心が低いボディスタイルをマカンが担っていることがわかります。
・メルセデスベンツ GLC
2016年に発売開始されたメルセデスベンツのSUV車「GLC」は、セダン・ステーションワゴン・クーペに続く第4のボディスタイルとして登場しました。日本輸入車輸入組合が発表したランキングでは、発売当初から2019年までトップ20圏内に入り続け、国内でも高い人気を誇っています。
全高 |
車幅 |
全長 |
ホイールベース |
1,644mm |
1,890mm |
4,658mm |
2,873mm |
車幅や全長はマカンのほうが広く取られている一方で、全高とホイールベースはGLCに軍配が上がります。また、室内空間はGLCがより広く取られていることがわかります。
・アルファロメオ ステルヴィオ
「アルファロメオ ステルヴィオ」はアルファロメオ初のSUV車として2016年に発売されました。2020年にはレースモードを採用した高性能グレード「クアドリフォリオ」がリリースされ、一定の条件下で自動運転が可能になる先進運転システムが実装されるなど先進的な機能も搭載しています。
全高 |
車幅 |
全長 |
ホイールベース |
1,680mm |
1,905mm |
4,690mm |
2,820mm |
全高はこれまで比較した車種の中でもっとも高く、全長とホイールベースもマカンのサイズを上回っています。一方で車幅はステルヴィオのほうがスリムなボディとなっています。
・トヨタ ハリアー
「トヨタ ハリアー」は1997年に初代が発売開始され、2003年には2代目、そして2013年に日本専用車の国産SUVとして生まれ変わりました。そして2020年には4代目としてフルモデルチェンジが行われ、欧州ブランドのSUVに採用されているクーペフォルムを採用しスタイリッシュかつワイルドな印象で国産車らしかぬ存在感を放っています。
全高 |
車幅 |
全長 |
ホイールベース |
1,660mm |
1,855mm |
4,740mm |
2,690mm |
特筆すべきはホイールベースの短さです。これまで比較してきた車種はすべて2,800mm台であったのに対し、ハリアーは2,600mm台とSUV車の中でも小回りがききやすい形状になっています。狭い路地を走行することが多い国産車ならではの特徴です。
ポルシェ マカンの特徴
さて、ここからはポルシェ マカンの特徴についてさらに深く掘り下げてみましょう。
コンセプト
マカンは、コンパクトSUVという立ち位置でありながら、スポーツカーメーカーであるポルシェとして、スポーツカーならではのロードと一体化するような走りを堪能することができます。デザインや設備、ドライビングダイナミクスに至るあらゆる要素をポルシェの哲学に基づき開発・生産を行うことで、スポーツ感覚あふれるダイナミックなパフォーマンスを、日常のシーンで楽しめることが可能になりました。
室内は趣味やレジャー、アウトドア、スポーツなどあらゆるシチュエーションを想定して、ゆとりと実用性を兼ね備えた空間を創り上げています。
グレード
サイズ比較の項目で前述したとおり、マカンには4種類のグレードが存在します。
|
エンジン |
最大出力 |
最高速度 |
最大トルク |
マカン |
2.0L直列4気筒ターボ |
180kW/245PS |
225km/h |
370Nm |
マカンS |
3.0LV型6気筒ターボ |
260kW/354PS |
254km/h |
480Nm |
マカンGTS |
3.0LV型6気筒ターボ |
280kW/380PS |
261km/h |
520Nm |
マカンターボ |
3.0LV型6気筒ターボ |
324kW/440PS |
270km/h |
550Nm |
マカン(ベースグレード)のみエンジン型式が直列4気筒を採用しています。これは、アウディのQ5モデルの直列4気筒ターボエンジンを元に作られていることが由来です。マカンS以上の6気筒ターボエンジンは「カイエン」でも採用されており、よりパワフルな走りを感じることができるでしょう。
インテリア・エクステリア
マカンはデザインにおいてもポルシェのモチーフやイメージを受け継いできました。1970年代に数々のレースで勝利を収めた伝説ともいえるモデル「ポルシェ917」を彷彿とさせるフロントサードや、革新的なモデルとして注目を集めた「ポルシェ918スパイダー」から着想を得たサイドブレード、そして「ポルシェ911」のデザインをモチーフにしたリアセションなど、ひと目でポルシェとわかるデザインを創り上げました。
そのこだわりは室内空間にまで及びます。オプションプランとなるレザーインテリアは厳選な素材をもとに、上質な空間を演出してくれます。オーディオはBOSEとBurmesterのサラウンドシステムが用意されます。また、快適な室内環境を提供するために運転席と助手席、そしてリアシートでそれぞれ風量と温度設定が可能な3ゾーン・オートマチック・クライメートコントロールを採用し、空気の質を改善するイオナイザーのオプション装備も魅力的です。
マカンの鮮烈なデビューから数年経ち、その間にインテリアやエクステリアは幾度もマイナーチェンジを経てきました。2018年末に発売された新型マカンでは、左右に繋がったテールライトデザインが特徴的な「LEDリアライトストリップ」になりました。
インテリアではディスプレイが従来の7.2インチからタッチパネルを搭載した10.9インチに変更され、PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント)というオンボード機能を直感的に操作することが可能になりました。これによってアプリを利用してスマートフォンと連携がとれるほか、リアルタイムで渋滞情報を知ることができるオンラインナビゲーションの機能も搭載されました。
走行性能
全グレードに「ポルシェ・トラクション・マネジメントシステム(PTM)」が採用され、パワフルな駆動システムを搭載しています。よりスポーティな走りを実現できるドライビングダイナミクスの強化、走行安全性の改善、トラクションの向上のためにポルシェは独自の4WDシステムを開発しました。
ドライビングステータスを常時モニター化することによって、PTMはさまざまな走行条件可で最適な走りをコントロールし、四輪すべての速度、縦横の重圧をセンサーで検知してトルクの配分を迅速かつ効率的に調節できるようになります。たとえば、加速時に後輪にスピンの危険があると判断した場合、前輪により大きなトルクが伝達されるという仕組みです。濡れた地面や降雪時など悪天候なシチュエーションでも効果を発揮します。
また、乗り心地の良さも追求しています。オプションの「ポルシェ・アクティブ・サスペンションマネジメントシステム(PASM)」は電子制御のダンパーシステムで路面状況やドライビングスタイルによって各ダンパーの減衰力をアクティブ制御します。さまざまな地形や条件下においても快適性を保証する「エアサスペンション」と組み合わせれば、スポーツカーの一面と快適性を併せ持つスタイルが完成します。
安全性能
安全性能の充実が重要視されている日本の車市場に向けて、マカンはさまざまな安全性能を装備しています。
・アダプティブクルーズコントロール
エアインテーク中央に配置されたレーダーセンサーを用いて、感覚制御部は前方車両との距離をモニタリングし、自動で調整することができます。また、隣の車線から横切って入ってきた車両にも認識されます。
このとき、間隔が近すぎると認識された場合は前方車両の行動に応じて停止状態になるまでブレーキをかけます。車両停止後も、ストップアンドゴー機能で素早い発進が可能です。停止状態が3秒以上続く際には、加速ペダルに短く触れるか制御レバーから再始動することで発進できます。
・トラフィックジャムアシスト
ストップアンドゴー機能を拡充させ、ステアリングを支援する機能がトラフィックジャムアシストです。0~65km/hの速度範囲において、ビデオセンサーとレーダーセンサーに基づき自車車線および隣の車線の前方車両を認識します。システムが作動すると、適切な距離感で車線内にキープさせることができます。
・サラウンドビュー付きパークアシスト
マカンは3段階のレベルでパークアシストシステムを装備しています。フロントとリアのパークアシストは、駐車時に視覚情報と警告音でドライバーに伝えます。フロントとリア部分には超音波センサーが搭載され、パーキングを支援します。
駐車アシストにリアカメラを付属した場合、PCM画面にダイナミックサポートラインと障害物までの距離が表示され、より安全にアシストが可能です。さらに、サラウンドビューを装備した場合は4つの独立したカメラが360度周辺を表示し、より鮮明な映像とともに駐車を援助します。
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まとめ
発売から数年が経過した今なお高い人気を誇る、ポルシェのSUV車である「マカン」を紹介しました。スポーツカーメーカーとしての意匠を感じさせながら、日常使いができる快適性にも特化したそのスタイルには、多くのドライバーが魅了されていることでしょう。ネクステージでは、そんなドライバーの方々のためにより安心して取引ができるよう、輸入中古車も含めた幅広いラインナップを揃えてご利用をお待ちしています。
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