ジープ・ラングラー アンリミテッド中古車購入ガイド|4グレード徹底比較と相場分析
アメリカンオフローダーの代名詞といえば、ジープ・ラングラー アンリミテッドを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。現在、ジープ・ラングラー アンリミテッドには3つのグレードがありますが、それぞれに特徴があります。
この記事では、ジープ・ラングラー アンリミテッドのグレード別の特徴を紹介するとともに、中古車相場や中古車で選ぶ際のポイントを解説します。特に中古車市場では、年式やグレード、装備によって価格差が大きく、選び方ひとつで満足度が大きく変わります。
「維持費が高そう」「どのグレードを選べばいいの?」「中古で買うなら幾らぐらい?」などの気になる疑問を一挙解説しますので、ジープ・ラングラー アンリミテッドが気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
2.ジープ・ラングラー アンリミテッドグレードごとの特徴と選び方
4.中古車市場のジープ・ラングラー アンリミテッドを徹底分析
・アメリカを代表する4WDブランド「ジープ」から、2007年にジープ・ラングラー アンリミテッドが誕生。本格的なオフロード性能と日常の実用性を兼ね備えた点が魅力。
・ジープ・ラングラー アンリミテッドには、エントリーモデルの「スポーツ」、快適装備が充実した「サハラ」、本格オフロード仕様の「ルビコン」の3つのグレードがラインアップする。
・ジープ・ラングラー アンリミテッドの燃費は決して良いとはいえず、維持費の面に注意が必要。中古車で選ぶ際は、車の状態を入念にチェックすることに加えて、排気量もチェックしよう。
ジープ・ラングラー アンリミテッドとは?特徴と歴史
ジープ・ラングラー アンリミテッドは、第二次世界大戦に起源を持つジープブランドの進化形として誕生した、伝統的なオフロード性能と実用性を兼ね備えた特別なモデルです。
まずは、軍用車両としての歴史から現代のSUVとして進化を遂げた背景、JK型からJL型への世代交代による性能向上、最新の2024年モデルの革新的な変更点、そして各グレードの特徴と基本スペックなど、このアイコニックな4ドアSUVの全貌を詳しく解説していきます。
(参考:『ジープ・ラングラーアンリミテッド(クライスラー・ジープ)のクルマカタログ|中古車の【ネクステージ】』)
ジープ・ラングラー アンリミテッドの誕生秘話
アメリカを代表する4WDブランド「ジープ」は、第二次世界大戦中の1941年に軍用車両として誕生しました。以来、オフロード性能と頑強さで世界中に愛好家を持つ伝説的ブランドへと成長し続けています。
そんなジープの歴史に大きな転換点が訪れたのは2007年のことです。伝統の2ドアモデルに加え、ジープ史上初となる4ドア5人乗りモデル「ラングラー アンリミテッド」が誕生しました。
この革命的なモデルは、ウィリスMBから脈々と受け継がれてきたジープの血統を守りながらも、「より多くの仲間や家族との冒険」という新たなニーズに応えるために開発されたモデルです。
ホイールベースを520mmに設定し、後席に大人3人が快適に乗車できる広い室内空間と十分なカーゴスペースを確保したことで、新たなターゲット層からの注目を集めました。
デビュー当初は「スポーツ」と「サハラ」の2グレードでスタート、翌2008年には究極のオフロード性能を誇る「ルビコン」も追加され、ラインアップを拡充しました。
項目 |
詳細 |
誕生年 |
2007年 |
最大の特徴 |
ラングラー初の4ドア5人乗りモデル |
当初のグレード展開 |
スポーツ、サハラ(2008年にルビコン追加) |
開発コンセプト |
家族や仲間との冒険を可能にする広い室内空間の確保 |
JKからJLへ:進化の歴史と世代別の特徴
2018年にJK型からJL型へと進化を遂げました。両モデルは外観の類似性を保ちながらも、JL型では数々の改良が施されています。
JK型は2007年に登場し、初めて4ドアモデル「アンリミテッド」を展開した革新的なモデルでした。一方、2018年にデビューしたJL型は、JK型の欠点を徹底的に改善しています。最も顕著な変化はパワートレインです。JK型の3.6L V6エンジンに加え、JL型では2.0L直4ターボエンジンが新たに選択可能になりました。
このダウンサイジングにもかかわらず、トルクはむしろ向上している点は特筆すべきでしょう。さらに、5速ATから8速ATへの進化により、走行性能と燃費が大幅に改善されています。
また、アルミボディの採用で約70kgの軽量化に成功し、最小回転半径も小さくなったため、取り回し性能も向上しています。快適装備も充実し、LEDヘッドライト、アップルカープレイ対応など、現代的な装備が標準化されました。
ボディスタイルは伝統的な7スロットグリルを継承しながらも、洗練された印象が引き立つスタイルです。ハードトップも2wayから3wayへと進化し、より多彩なオープンドライブが楽しめるようになっています。
2024年最新モデルの特徴と変更点
2024年のジープ・ラングラー アンリミテッドは、デザインと先進性を大幅に刷新しました。最も注目すべき変更点は、ブラック基調に一新された伝統の7スロットグリルです。このデザイン変更は単なる見た目だけでなく、悪路走破性や安全性能の向上を象徴しています。
インテリアでは、12.3インチ大型タッチスクリーンを搭載した第5世代Uconnect(R)5システムが採用され、オンラインVICSを組むPOI検索やスマートフォン連携機能が強化されました。また、フロント12ウェイパワーシートが初搭載され、快適性も格段と向上しています。
さらに注目すべきは4xeハイブリッドモデルの登場です。2.0L直4ターボエンジンと電気モーターを組み合わせ、システム全体で380馬力、65kgmという圧倒的なトルクを発揮する注目のモデルです。
EVモードでは約42kmの走行が可能で、「E Selec」システムにより3種類の走行モードを選択できます。伝統的なオフロード性能を維持しながら、環境性能も大幅に向上させた意欲作といえるでしょう。
ジープ・ラングラー アンリミテッドの魅力と基本スペック
ジープ・ラングラー アンリミテッドは、ジープファミリーの中でも特に実用性と走破性を両立させた4ドア5人乗りモデルです。2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載し、最高出力272PS、最大トルク400N・mという力強い性能を発揮します。
駆動システムはグレードによって異なり、スポーツとサハラには「セレクトラックフルタイム4×4システム」、ルビコンには本格オフロード走行向けの「ロックトラックフルタイム4×4システム」を採用しています。いずれも電子制御式8速ATと組み合わされ、オンロードでの快適性とオフロードでの走破性の両立を実現しています。
全長4,870mm、全幅1,895mm(ルビコン1,930mm)、全高1,845mm(ルビコン1,855mm)というボディサイズは、日本の道路事情でも取り回しやすい設計といえるでしょう。室内は5名がゆったりと乗車でき、後部座席を倒せば大容量の荷室も確保できる実用性も魅力です。
項目 |
スペック |
エンジン |
2.0L直列4気筒DOHCターボ |
最高出力 |
272PS/5,250rpm |
最大トルク |
400N・m/3,000rpm |
トランスミッション |
電子制御式8速AT |
駆動方式 |
パートタイム4WD(グレードにより異なる) |
乗車定員 |
5名 |
ジープ・ラングラー アンリミテッドグレードごとの特徴と選び方
ジープ・ラングラー アンリミテッドは、その優れたオフロード性能と実用性で人気を誇るSUVですが、グレード別に特徴があります。2025年7月時点では、エントリーモデルのスポーツから快適装備が充実したサハラ、本格オフロード仕様のルビコンの3つのグレードをラインアップしており、限定生産モデルも登場しています。
ここからは、ライフスタイルやニーズに最適なグレードを見つけるために、各モデルの装備や性能の違いを詳しく解説していきます。オフロード走行を重視するのか、日常の快適性を優先するのか、あるいは希少価値のある限定モデルを所有したいのか、グレード選びの指針となる情報がこちらです。
スポーツ:エントリーグレードの実力と装備
ジープ・ラングラーアンリミテッドのエントリーグレード「スポーツ」は、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。エントリーグレードとはいえ、他グレードと同じく2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載しているため、走行性能に相違はありません。
オフロード性能においても妥協がなく、セレクトラックフルタイム4×4システムと17インチアルミホイール(グレーアクセント入り)を標準装備し、フロント・リアともにコイルリジッドサスペンションを採用することで、悪路での優れた接地性と耐久性を確保しています。
安全装備では、各種エアバッグに加え、ヒルスタートアシスト、エレクトロニック・スタビリティ・コントロール、ブラインドスポットモニターなども標準搭載しています。快適装備としては、オートエアコン、本革巻きステアリング、LEDヘッドライトなどが含まれ、シートはファブリック素材になります。
スポーツグレード |
主要装備 |
エンジン |
2.0L直4DOHCターボ (272PS/400N・m) |
駆動システム |
セレクトラックフルタイム4×4 |
足回り |
17インチアルミホイール、コイルリジッドサスペンション |
安全装備 |
各種エアバッグ、ブラインドスポットモニター、パークアシスト |
快適装備 |
オートエアコン、LEDヘッドライト、テクノレザーステアリング |
シート |
ファブリックシート |
サハラ:人気No.1グレードの特徴と装備
サハラはジープ・ラングラーアンリミテッドの中で最も人気の高いグレードです。その魅力は洗練されたデザインと快適装備の充実にあります。
エクステリアでは、ボディ同色のオーバーフェンダーやフリーダムトップ3ピースモジュラーハードトップを採用し、18インチアルミホイールを標準装備しています。LEDヘッドライト、フォグランプも標準で、上質な雰囲気も引き立つ仕様です。
インテリア面では、サブウーハー付アルパイン製プレミアムスピーカー(9基)やフロントシートヒーター、フロント8ウェイパワーシート/フロント4ウェイパワー ランバーサポートも完備し、ドライブをより快適なものにしてくれます。なお、シートはプレミアムマッキンリーシート(合成皮革)です。
サハラグレード |
主要装備 |
エンジン |
2.0L直4DOHCターボ (272PS/400N・m) |
駆動システム |
セレクトラックフルタイム4×4 |
足回り |
18インチアルミホイール、255/70R18 オールシーズンタイヤ |
安全装備 |
ブラックカラーフューエルフィラードア |
快適装備 |
サブウーハー付アルパイン製プレミアムスピーカー(9基)、フロントシートヒーター、フロント8ウェイパワーシート/フロント4ウェイパワーfランバーサポート、12Vアクセサリー電源アウトレット、115Vアクセサリー電源アウトレット |
シート |
プレミアムマッキンリーシート(合成皮革) |
ルビコン:本格オフロード性能の真価
ルビコンは、ジープ・ラングラー アンリミテッドのラインアップで最強のオフロード性能を誇るグレードです。通常モデルと一線を画す特別な装備として、「ロックトラック フルタイム4×4システム」を搭載しています。このシステムは低変速比が4.000、最終減速比が4.100と設定され、岩場や急斜面でも卓越した駆動力を発揮します。
前後輪のディファレンシャルをロックできる機構も装備し、極限の悪路でのトラクション性能を大幅に向上させています。さらに「電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム」により、フロントアクスルの可動範囲を広げ、大きな段差や岩場でもタイヤの接地性を確保します。
外観ではフロントフードに「RUBICON」の文字が刻まれ、17インチ専用アルミホイールとマッド&テレインタイヤを組み合わせて圧倒的な悪路走破性を実現、車体保護用のロックレールやスキッドプレートも標準装備されています。なお、安全装備や快適装備の面ではサハラと相違はありません。
ルビコンの真価は、単なるファッションではなく実用性にあります。本格的なオフロード走行を楽しみたい方や、極限環境でも確かな性能を求めるユーザーにとって、最良の選択肢となるでしょう。
ルビコングレード |
主要装備 |
エンジン |
2.0L直4DOHCターボ (272PS/400N・m) |
駆動システム |
ロックトラック フルタイム4×4システム |
足回り |
17インチアルミホイール(ルビコン専用)、LT255/75R17 マッド&テレインタイヤ |
エクステリア |
ロックレール |
インテリア |
Mopar製ハードトップヘッドライナー |
シート |
ナッパレザーシート(フロント:Rubicon刺しゅう入り) |
限定モデル(ウィリスなど)の特徴と希少価値
ジープ・ラングラーアンリミテッドには、通常モデルだけでなく特別な魅力を持つ限定モデルも存在します。代表的な限定モデル「ラングラー・アンリミテッド・ウィリス」は、ジープの原点であるウィリス・オーバーランドCJ-3Aへのオマージュとして誕生した特別仕様車です。
スポーツをベースに、専用ブラックグリル、WILLYSボンネットデカール、4 WHEEL DRIVEリアゲートデカールといった専用エクステリアパーツを装備し、岩場での車体保護を目的としたロックレール、トラクション性能を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ルビコンと共通のDana社製M220リアアクスルなど、オフロード性能を高める装備が充実しています。
ボディカラーは限定車専用色のサージグリーンC/C(100台限定)と、通常はルビコン専用のスティンググレーC/C(200台限定)が設定されました。インテリアにはJeepロゴ入りラバーフロアマットを特別装備するなど、細部まで特別な仕様となっています。
2021年8月に全300台限定で販売されたこのモデルは希少価値も高く、ジープファンから特に高い人気を誇っており、中古車市場でも高値で取引される傾向にあります。
ジープ・ラングラー アンリミテッド中古車購入ガイド
ジープ・ラングラーアンリミテッドの中古車購入をご検討の方にとって、走行コストや故障リスク、カスタム状態の見極め方など、実用的な情報が不可欠です。
ここでは、実燃費や維持費の実態から注意すべき故障ポイント、カスタム車両選びのコツ、そしてハードトップとソフトトップの選択基準まで、オーナー視点で重要なポイントを解説します。
中古車選びで失敗しないために、ぜひこれから紹介する実用的なガイドを参考にしてください。
(参考:『ジープ・ラングラーアンリミテッド(クライスラー・ジープ)の燃費情報|中古車の【ネクステージ】』)
実燃費と維持費の実態
ジープ・ラングラー アンリミテッドの実燃費は、カタログ値と実走行でかなり差が出ます。オーナー情報によると、街乗りでは約7km/L~9km/L、高速道路では10km/L~12km/L程度が目安です。現行モデルの2.0L直4ターボエンジンは、旧モデルの3.6Lエンジンと比べて多少燃費が改善されていますが、依然として経済性は高くありません。
年間維持費も決して安くはなく、自動車税は排気量に応じて年間約4万5,000円~6万6,500円、車検費用は2年で約10万円前後、任意保険料も年間5万円程度が相場です。
ガソリン代は年間走行距離1万kmを想定すると、約20万~25万円程度と見込まれるでしょう。これに定期点検やオイル交換などのメンテナンス費用を合わせると、年間の維持費総額は40万~50万円以上が目安となります。
維持費を抑えるコツとしては、不要な荷物を積まない、急加速を避けるエコドライブの実践、定期的なメンテナンスによる故障予防などが効果的です。
しかし、ジープ・ラングラー アンリミテッドを愛するアウトドア愛好家にとっては、これらの維持費も「冒険の代償」として受け入れられているようです。
(参考:『ジープ・ラングラーの燃費性能は?ライバルオフローダーと燃費を比較してみよう|中古車の【ネクステージ】』)
チェックすべき故障ポイントと対策
ジープ・ラングラーアンリミテッドを中古で購入する際には、特に注意すべき故障ポイントが幾つかあります。まず、「エアミックスドア」と呼ばれる暖房・冷房の切替弁の故障が代表的で、特に使用頻度の低い季節の変わり目に再発しやすい傾向があります。
次に、JKモデルでは「デフオイルの漏れ」も定番のトラブルです。車検にも関わる問題なので、購入前にチェックしましょう。また、オイルフィルターハウジングからのオイル漏れも多く見られます。
走行距離が8万kmを超えると、カムシャフトの摩耗によるタペット音が発生することもあります。この修理には20万~30万円程度かかるため、試乗時のエンジン音に注意が必要です。
さらに、ソフトトップならではの「雨漏り」も見逃せません。特に着脱可能な天井部分からの漏水はよくあるトラブルです。これらのポイントを事前に確認し、整備記録も合わせてチェックすることで、購入後のトラブルを最小限に抑えられるでしょう。
カスタム済み車両の見極め方とリスク
ジープ・ラングラー アンリミテッドのカスタム済み車両は魅力的ですが、購入前の見極めが重要です。まずカスタムパーツの品質と取り付け状態を確認しましょう。純正パーツか社外品か、専門店での施工か素人作業かによって信頼性が大きく異なります。
違法改造の有無も重要なチェックポイントです。特に車高の過度な変更やマフラー音量が基準を超えていると車検が通らなくなるリスクがあります。エンジン出力を上げるチューニングも、燃費悪化や耐久性低下につながる可能性も考えられるでしょう。
カスタム車両のメリットは、自分で改造する手間やコストが省ける点ですが、カスタム内容が自分の好みと合わない場合の原状回復費用や、不適切な改造による故障リスクなどのデメリットもあります。
購入を検討する際は、カスタム内容の詳細な説明書や整備記録の有無を確認し、可能であれば専門家による点検を依頼するのが安心です。適切にカスタムされた車両は、独自の魅力と実用性を兼ね備えた一台となるでしょう。
ハードトップとソフトトップの選び方と価格差
ジープ・ラングラー アンリミテッドを選ぶ際に迷うのが「ハードトップかソフトトップか」という点です。両者には明確な特徴の違いがあります。
ハードトップは耐久性と防犯性に優れ、遮熱性や保温性も高いため、四季を通じて快適に過ごせます。特に寒冷地や防犯面を重視する方におすすめです。一方で、開閉に手間がかかり、トランクスペースを圧迫するというデメリットがあります。
ソフトトップは軽量で着脱が容易なため、気軽にオープンエアを楽しめるのが最大の魅力です。電動式なら走行中でも開閉が可能な上、折りたたんでもトランクスペースを圧迫しにくいので、荷物をたくさん積み込めます。
中古車価格への影響も見逃せません。一般的にハードトップ車はソフトトップと比べて10万円~20万円程度高値で取引される傾向があります。長期的に使用するならハードトップ、オープンエアの魅力を重視するならソフトトップと、自分のライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
中古車市場のジープ・ラングラー アンリミテッドを徹底分析
ジープ・ラングラーアンリミテッドの中古車市場は、年式やグレード、装備によって価格や特徴が大きく異なります。ここからは、どの年式を選ぶべきか、人気のカラーは何か、買取価格の実態はどうなっているのかなどの疑問を一気に解消していきます。
最新の相場データを元に、年式・グレード別の価格傾向から装備の違い、人気カラーによる価格変動、さらには買取相場まで、ジープ・ラングラーアンリミテッドの中古車市場を徹底分析していきましょう。
年式・グレード別の中古車相場一覧
ジープ・ラングラーアンリミテッドの中古車相場は年式やグレードによって大きく変動します。2022年式の最新モデルはサハラで530万円台と高価格帯に位置し、2021年式はスポーツが440万円台、ルビコンが520万円台と、グレードによる価格差が明確です。
一方、2018年式になると価格帯は270万~320万円と大幅に下がり、2014年式では200万円台前半まで下落します。
走行距離も重要な価格変動要因であり、同年式・同グレードでも、走行距離が少ない車両は高値で取引される傾向にあります。また、装備面では黒革シートやナビ、アダプティブクルーズコントロールなどの有無が価格に影響します。
予算に合わせた選択をする場合、400万円以上の予算があれば2019年以降のサハラやスポーツ、300万円程度なら2016年~2018年式の良質な車両を検討するとよいでしょう。
(参考:『ジープ・ラングラーアンリミテッド(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
PRジープ・ラングラーアンリミテッドの中古車

スポーツ
アルパイン製ナビ バックカメラ フルセグ Bluetooth CD/DVD再生 クルーズコントロール オートエアコン 純正18インチAW ダウンヒルアシスト プライバシーガラス 禁煙車 ETC
259.4 万円

スポーツ
クルーズコントロール バックカメラ/サイドカメラ 4WD センターデフロック オートエアコン 純正17インチAW carrozzeriaナビ Bluetooth フルセグTV CD/DVD ETC
249.9 万円

スポーツ
ナビゲーション Bluetooth サイド・バッカメラ フルセグ LEDフォグライト クルーズコントロール ダウンヒルアシスト オートエアコン 純正18インチアルミホイール プライバシーガラス ETC
272.9 万円

サハラ
黒革シート シートヒーター 純正ナビ リアビューカメラ アダプティブクルーズコントロール LEDヘッドランプ ブラインドスポットモニター 純正18インチアルミ レーンキープアシスト ETC 禁煙車
569.5 万円

サハラ ローンチエディション
特別仕様車 純正ナビ バックカメラ クルーズコントロール ALPINEサウンド 茶革シート シートヒーター ステアリングヒーター クリアランスソナー LEDヘッドライト 純正18インチアルミホイール
455.3 万円

サハラ
純正ナビ AppleCarPlay レーダークルーズコントロール バック/フロントカメラ フルセグTV ブラインドスポットモニタ 黒革シート 前席シートヒーター ヒートステアリング LEDライト
459.9 万円

スポーツ
アクティブクルーズコントロール 衝突軽減ブレーキ カープレイ サイドカメラ バックカメラ スマートキー LEDヘッドライト 純正17インチアルミ アイドリングストップ ETC クリアランスソナー
442.9 万円

サハラ
黒革シート シートヒーター ステアリングヒーター 純正ナビTV AppleCarPlay リアビューカメラ アダプティブクルーズコントロール LEDヘッドランプ 純正18インチAW 禁煙車
517.9 万円
もっと見る >
※価格は支払総額
年式による装備・機能の違いと注意点
ジープ・ラングラーアンリミテッドは年式によって装備や機能に大きな違いがあります。特に2021年モデルからは大きな変更点があり、エントリーグレードのスポーツにもLEDヘッドライトやLEDフォグランプが標準装備されるようになりました。また、テールランプもスポーツとサハラで同一仕様となっています。
モニター面では、スポーツは7インチ、サハラは8.4インチと差別化されており、サハラには純正ナビやTV、シートヒーター、ハンドルヒーター、ETCなどの快適装備が充実しています。さらにアルパインのサブウーファーもサハラ限定の装備です。
年式を選ぶ際は、年間走行距離の目安(8,000km~1万km)も考慮すべきポイントです。例えば5年落ちの車なら4万~5万kmが適正走行距離となります。また、初度登録から13年経過すると重量税が増額される点も維持費計算では重要です。
性能重視なら新しい年式を、コストパフォーマンスを重視するなら走行距離が少なく古い年式を選ぶなど、購入目的に合わせた選択が大切です。
人気カラーと中古車価格への影響
ジープ・ラングラーアンリミテッドのボディカラーは中古車価格に大きな影響を与えます。一般的に黒とホワイトパールが人気色で、これらのカラーは中古市場でも高値で取引される傾向にあります。特に黒は生産数が少ないため、希少価値が高く価格も上昇しやすいのが特徴です。
実際の市場では、同じ年式・グレード・走行距離でも、黒やホワイトパールは他のカラーと比較して10万~20万円程度高値がつくことがあります。一方、レッドやブルーなどの個性的なカラーは、購入層が限られるため相場が若干低めに設定されています。
経年による状態変化も考慮すべき点です。特に明るいカラーは経年劣化が目立ちにくく、黒は小さな傷やスワールマークが目立ちやすい傾向があります。また、レッドは紫外線による色あせが生じやすいため、保管状態のチェックが重要です。
予算を優先するなら人気色以外を選ぶことでコストを抑えられますが、将来の売却を考えると人気色のほうが高値で売却できる可能性が高いといえるでしょう。
年式・グレード別の買取相場一覧
ジープ・ラングラーアンリミテッドの買取相場は、年式とグレードによって大きく変動します。
ネクステージの買取データを基にした相場分析によると、最新の2024年式(1年落ち)は578万4,000円~598万4,000円という高価格帯を維持しています。2022年式では最高額699万円を記録するモデルもあり、特にリミテッドエディション ウィズサンライダーフリップトップなどの特別仕様車が高値で取引される傾向にあります。
グレード別に見ると、ルビコンは最高で634万円、サハラは628万7,000円と高額査定されており、買取価格ランキングでも上位を占めています。
一方、走行距離が買取価格に与える影響も大きく、1万km以下の車両は最高699万円、最低でも238万5,000円と高価格帯を維持し、反対に10万km超の車両は73万5,000円~155万1,000円まで下落します。
経年劣化による価格下落も明確で、2015年式(10年落ち)では175万7,000円~328万5,000円、2012年式(13年落ち)では129万5,000円~265万2,000円と、新車価格の半分以下になるケースが多いようです。
(参考:『ジープ・ラングラーアンリミテッド(クライスラー・ジープ)の買取相場・査定実績一覧|中古車の【ネクステージ】』)
SUVが多彩にそろう!中古車購入ならネクステージへ!
全国に店舗を展開する中古車販売店ネクステージはSUV専門店も展開しており、豊富な在庫と専門知識で、理想の中古車選びをかなえます。
また、ネクステージが取り扱っている中古車は、全て修復歴のない高品質のものです。購入後の不安をできるだけ払拭すべく、中古車の品質管理を徹底し、お客さまのカーライフをサポートします。
圧倒的在庫車数を誇るSUV専門店を展開中!
当社が運営するSUV LANDは、圧倒的な在庫数を誇るSUV専門店です。2025年7月時点で2,900台以上のSUV在庫を保有しており、ジープ・ラングラーアンリミテッドを含むさまざまなSUVの中から最適な一台をお選びいただけます。
SUV LANDの強みは、SUV専門店ならではの専門知識を持ったスタッフによるサポートです。車選びから購入後の保証まで、SUVに特化した充実したサービスをご提供しています。
また、「遊べるクルマ屋」をコンセプトに、開放感あふれる店内に仕上げています。キッズスペースも充実しており、「お子さまがぐずって車選びができない」というお悩みも解消しています。
札幌、千葉、横浜町田、名古屋、神戸、福岡など全国各地に店舗を展開しており、豊富なSUVラインアップをご覧いただけます。SUVのある生活を始めるなら、SUV LANDにぜひお立ち寄りください。
徹底的な品質管理を実施で車選びも安心
ネクステージでは、お客さまに安心してジープ・ラングラーアンリミテッドを選んでいただけるよう、品質管理に徹底的にこだわっています。
特筆すべきは「修復歴車ゼロ」の厳格な方針です。骨格部分にダメージを受けた事故車は故障リスクが高いため一切取り扱わず、メーター改ざん車や水害車といった問題のある車両も完全に排除しています。
また、公正中立な第三者機関による品質鑑定を実施し、車両状態を客観的に評価しており、お客さまには車両の状態票を全車で開示し、傷などの情報も隠さず丁寧に説明します。「中古車だから不安」という気持ちをできるだけ減らせるよう、徹底的な品質管理を行い、ジープオーナーライフを安心して楽しめる環境をご提供しています。
まとめ
ジープ・ラングラー アンリミテッドは、オフロード性能と4ドアの実用性を兼ね備えた魅力的なSUVです。JKからJLへと進化を遂げ、2024年モデルでは4xeハイブリッドも登場しました。グレードはエントリーのスポーツから人気のサハラ、本格オフロード仕様のルビコン、さらに限定モデルまで幅広く展開されています。
中古車購入の際は実燃費や維持費、故障ポイント、カスタム状況、トップの種類を確認することが重要です。ネクステージでは豊富な在庫と徹底した品質管理のもと、最適なラングラー アンリミテッド選びをサポートします。全国の店舗で専門知識を持ったスタッフが、あなたにぴったりの一台選びをお手伝いしますので、ぜひ一度、お近くのネクステージへお立ち寄りください。