クロスビーの燃費は悪い?ライバル車との比較や魅力を徹底解説
クロスビーは、ワゴンとSUVを融合させた新ジャンルのモデルです。デザインのおしゃれさや使い勝手の良さから人気が高まっていますが、購入するとなると燃費が気になるという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、クロスビーの燃費やライバル車との比較、基本情報や魅力も紹介します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
6.低燃費で魅力たっぷりのクロスビーをネクステージで探そう!
・クロスビーはK10C型ブースタージェットエンジン搭載で、低燃費とパワーが両立されたモデル
・クロスビーはSUVならではの使い勝手の良さやワゴンならではの室内の広さ、個性的なボディカラーや高い安全性能も魅力
・クロスビーを中古車で探すなら、豊富な在庫数と充実した保証があるネクステージで探そう
スズキ・クロスビーはどんな車?
クロスビーは小型のクロスオーバーワゴンです。2017年12月に発売されました。力強さとたくましさのあるデザインや、コンパクトながら広い室内空間と高い走破性を両立したスタイルが特徴です。ここでは、クロスビーについての基本情報を紹介します。
小型のクロスオーバーSUV
スズキ・クロスビーは、ワゴンとSUVを合わせた小型クロスオーバーSUVです。全長は3,760mmとコンパクトに設計されており、街乗りの運転にも対応しています。クロスビーの魅力は個性的なデザインで、モノトーンやツートンボディなど13色のカラーから選択可能です。
インテリアもこだわりがあり、運転席と助手席にはカラフルなシートパイピングが施されています。快適な気分で運転できるでしょう。
ストレスフリーでの操作が可能
クロスビーは、運転のしやすさが特徴です。同じプラットフォームのスズキ・イグニスよりも60mmほど運転席の位置が高めになっているため、運転席からボンネットの位置が把握しやすく運転時の車両感覚がつかみやすくなっています。住宅地での対向車とのすれ違いや、路肩に幅寄せするときでも安心して操作ができるでしょう。
駐車時の操作についても「リヤパーキングセンサー」を標準装備しており、障害物があるときには警告音で知らせます。バックでの駐車が苦手な方でも、ストレスフリーでの操作が可能です。
広々した車内空間
クロスビーは車内の広さも特徴です。荷室のサイズは高さ800mm、最大幅が1,305mmに設計されており、大人5人の乗車で荷室をスライドさせても525mmのスペースがあります。そのため、家族やアウトドアでも使用が可能です。また、荷室には床下収納のスペースもあるので、荷室に収まりきらない荷物を収納できるでしょう。
室内の長さは2,175mm、室内幅は1,355mmと、大人の男性が座っても圧迫感の無い設計となっています。足元のスペースも確保してあるので、ゆったりと座れるでしょう。
アウトドアにピッタリの使い勝手の良さ
クロスビーはアウトドアにピッタリの使い勝手の良さも特徴です。通常のラゲッジフロアに加えて床下収納のスペースも設計されていますが、丸洗いができるので汚れたものを収納できます。ラゲッジフロアは防汚タイプのため、アウトドアで使用したものを保管できるでしょう。
また、クロスビーのシートはフルフラットになるので大きな荷物も楽に積めます。リアシートの背面にも防汚素材を使用しているので、汚れを気にせずに安心して大きな荷物を積めるでしょう。
グレード別のスペック
クロスビーには、2022年11月現在「HYBRID MZ」と「HYBRID MV」「HYBRID MX」の3種類のグレードがあります。各スペックは以下のとおりです。
グレード |
HYBRID MZ |
MYBRID MV |
HYBRID MX |
車体サイズ 全長×全幅×全高 (mm) |
3,760mm×1,670mm×1,705mm |
||
エンジン型式 |
K10C型 |
||
最高出力 (kW/rpm) |
73(99PS)/5,500 |
||
新車価格 |
209万9,900~228万9,100円 |
199万4,300~218万3,500円 |
184万300~202万9,500円 |
(2022年11月時点の情報です)
クロスビーの燃費をチェック
クロスビーのカタログには燃費を記載していますが、実際に走行してみるとカタログ通りの結果にならないこともあります。実際の道路とは異なる状況で調査をしているので、毎月のガソリン代を計算するときには実燃費をチェックしましょう。
ここでは、クロスビーのカタログ上の燃費と実燃費を紹介します。また、クロスビーの燃費向上を実現したエンジンについても解説しますので参考にしてください。
燃費とパワーを両立する「K10C型ブースタージェット エンジン」
クロスビーには、パワーと燃費を両立させるK10C型ブースタージェットエンジンが搭載されています。1L直噴ターボで1.5LのNAエンジン並みの高出力と高トルクが実現されました。
また、発電効率に優れたISG(モーター機能付発電機)の採用により、減速時のエネルギーで発電して、アイドリングストップ車専用の鉛バッテリーやリチウムイオンバッテリーに充電できる仕組みになっています。
減速時には約9km/h以下になるとエンジンが停止、加速時には充電した電力でエンジンをアシストするため、より燃費の良い走りが実現されました。
カタログ燃費
カタログには「JC08モード」と「WLTCモード」の燃費が記載されています。どちらのモードも、さまざまな条件下において1Lの燃料で何kmの走行が可能なのかを計測する方法ですが、JC08モードは日本独自の試験方法、WLTCモードは、2017年以降に新たに加わった国際的な試験方法です。
JC08モードは国土交通省による「自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令」に基づいて計測されています。クロスビーのカタログ上の燃費は以下のとおりです。
グレード |
HYBRID MZ |
HYBRID MV |
HYBRID MX |
JC08モード燃費 (km/L) |
20.6~22.0 |
||
WLTCモード燃費 (km/L) |
17.0~18.2 |
実燃費
JC08モードの燃費性能の計測は「独立行政法人交通安全環境研究所」で行われていますが、道路上ではなく試験場内のローラーを使っての計測です。道路や天候などのコンディションは加味していないので、実燃費とは異なる場合があります。
クロスビーの実燃費は以下のとおりです。実燃費はJC08モードによる燃費に比べて約6~8km/Lも異なります。WLTCモードでも約2~3km/Lの違いがあるので、クロスビーの維持費を計算するときには、実燃費を参考にするのがおすすめです。
駆動方式 |
FF |
4WD |
JC08モード燃費 (km/L) |
22.0 |
20.6 |
WLTCモード燃費 (km/L) |
18.2 |
17.0 |
実燃費 (km/L) |
15.75 |
15.33 |
クロスビーの燃費をライバル車と比較
クロスビーの実燃費はカタログに記載している燃費よりも低いことが分かりましたが、クロスビーの燃費が悪いとはいえません。他のメーカーや車種もJC08モードやWLTCモードの燃費をカタログに記載しており、実燃費とは異なるためです。
ここでは、3車種のコンパクトカーの実燃費を紹介し、クロスビーの燃費と比較します。クロスビーの購入を検討する際の参考にしてください。
スズキ・ハスラーの燃費
ハスラーは2020年発売の2代目モデルを販売中で、最新では2022年5月に一部仕様変更されました。ハイブリッドシステムを採用していますが、クロスビーと同じようにモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッド方式です。グレードごとのハスラーの燃費は下表を参考にしてください。
グレード |
HYBRID Xターボ |
HYBRID X |
HYBRID Gターボ |
HYBRID G |
WLTCモード燃費 (km/L) |
20.8~22.6 |
23.4~25.0 |
20.8~22.6 |
23.4~25.0 |
実燃費 (km/L) |
17.49~19.19 |
20.78~21.04 |
17.49~19.19 |
20.78~21.04 |
(参考: 『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・ライズの燃費
トヨタ・ライズは、1.2Lエンジン搭載と1Lターボエンジン搭載のガソリン車と、1.2Lエンジンでe-SMART搭載のハイブリッド車のラインアップです。
新開発の1.2Lエンジンは、高速燃焼技術により圧倒的な低燃費と高出力が両立されました。また、1Lターボエンジンは1.5Lクラス相当のトルクを幅広い回転域で発揮します。
ハイブリッド車は、効率の良い発電を可能にした発電専用のエンジンの搭載により、クラストップレベルの低燃費を実現しました。トヨタ・ライズのグレードごとの実燃費は以下のとおりです。
|
ハイブリッド |
ガソリン(ターボ車含む) |
|||
グレード |
Z |
G |
Z |
G |
X |
WLTCモード燃費 (km/L) |
28.0 |
17.4~20.7 |
|||
実燃費 (km/L) |
23.23 |
16.55~18.63 |
(参考: 『ライズ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ・ロッキーの燃費
ダイハツ・ロッキーにはアイドリングストップ機能が付いていますが、停止前に機能が作動するように設計しているので街乗りでも低燃費の走行が可能です。
トヨタ・ライズのOEM供給車のため、エンジンやシステムはライズと共有しています。パワートレインは1Lターボエンジンと1.2Lエンジンのガソリン車、1.2Lでe-SMART搭載のハイブリッド車のラインアップです。ロッキーのグレードごとの実燃費は下表を参考にしてください。
|
ハイブリッド |
ガソリン |
|||
グレード |
PremiumG HEV |
X HEV |
Premium G |
X |
L |
WLTCモード燃費 (km/L) |
28.0 |
17.4~20.7 |
|||
実燃費 (km/L) |
24.48 |
14.19~17.57 |
(参考: 『ロッキー(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
クロスビーのターボ車は燃費が落ちるがパワーがある
クロスビーと上記3車種の燃費を比較すると、クロスビーは燃費が格段に良いわけではありません。しかし、K10C型のブースタージェットエンジンのパワーと力強くアシストするマイルドハイブリッドの性能は優れており、パワーがあるので悪路や雪道でもスムーズな走行が可能です。
モデル |
クロスビー |
ハスラー |
ロッキー |
ライズ |
カタログ燃費 WLTCモード (km/L) |
17.0~18.2 |
20.8~25.0 |
17.4~28.0 |
|
実燃費 (km/L) |
15.33~15.75 |
17.49~21.04 |
16.55~23.23 |
14.19~24.48 |
クロスビーの燃費を向上させるポイント
クロスビーは低燃費に加えて、運転のしやすさや車内空間の広さといったメリットを備えた小型SUVです。そのため、街乗りやアウトドアなど、さまざまなシーンで活躍できるでしょう。
運転の仕方を変えることで燃費の向上は可能です。ここでは、クロスビーの燃費を向上させる3つのポイントを詳しく解説します。毎月の維持費削減に役立ててください。
アイドリングストップの設定を変更する
クロスビーの燃費を向上させるために、アイドリングストップの設定を変更しましょう。アイドリングストップとは、一時停車したときに自動的にエンジンが切れるシステムで、クロスビーは3つのモードからの選択が可能です。
具体的には「快適優先」「燃費優先」「標準」の3つから選ぶことができ、燃費優先にすればアイドリングストップの条件を緩和してエンジンが停止しやすくなります。マルチインフォメーションディスプレイで選択ができるので、状況に応じて切り替えましょう。
アクセルワークに注意する
クロスビーの燃費を向上させるために、アクセルワークに注意しましょう。アクセルワークとは、アクセルペダルを踏んでアクセルを調整することです。必要のない状況での急加速は無駄なガソリンを消費するため、燃費が悪くなってしまいます。
これに役立つのが、マルチインフォメーションディスプレイに表示される「エススコア」です。ドライブ時の燃費効率がエススコアで確認できるため、エコドライブを意識することでアクセルワークも向上するでしょう。
エアコンの設定も大事
クロスビーの燃費を向上させるためには、エアコンの設定にも注目しましょう。クロスビーの空調機能には冷房と暖房の2種類が備わっていますが、冷房時は冷媒ガスを圧縮するため大量の電力が必要です。しかし、クロスビーに搭載しているバッテリーでは電力を補えないので、エンジンの動力を使います。
夏の季節には体調維持のためにエアコンを使用しますが、状況によって効き具合を調整しましょう。また、エアコンを使用する際には、内気循環に設定しておくことで外から入る熱気を抑えられます。
クロスビーは燃費の良さ以外にも魅力がいっぱい!
車を選ぶときには燃費性能が重要ですが、運転のしやすさや車内空間の広さなども大切です。快適に運転できる車を購入すれば、毎回のドライブを楽しめるでしょう。
クロスビーは低燃費ながらもパワフルな走りが魅力のコンパクトSUVですが、エンジン以外の部分でも他の車にはない魅力があります。ここでは、クロスビーの3つの魅力を紹介しますので、購入を決定する際の参考にしてください。
13色のカラバリ!個性的なデザインが◎
クロスビーはコンパクトサイズではありますが、厚いサイドボディーや抑揚豊かな造形の組み合わせで、頑丈で力強いスタイルです。一方で、丸みのあるヘッドランプやグリルの形状でやわらかさも表現されているため、親しみやすいデザインになっています。
ボディカラーは、モノトーンの他に2トーンルーフや3トーンコーディネートも用意されており、全13色から選択可能です。
シーンに合わせて選べる4WDシステム
クロスビーには2つの走行モードと、安心の機能が装備されています。通常走行時には前輪側に駆動力を配分、滑りやすい路面では前後輪に最適な駆動力を配分することで路面状況に応じた走りが可能になりました。
「スポーツモード」では、力強いトルクでエンジンの回転数を高めにキープすることでパワフルな走りが実現されます。「スノーモード」では、トルクを制御してタイヤの空転を抑えることでスムーズな発進や加速がサポートされる仕組みです。また「グリップコントロール」や「フルディセントコントロール」も採用されています。
広々とした収納スペースに快適装備が充実
クロスビーは、左右独立のリヤシートスライドや助手席を前に倒せることで、シートアレンジが多彩であることも魅力です。アウトドアやレジャーのときに、フルフラットにしてゆったりくつろぐこともできます。
また、USBの電源ソケットやインパネのドリンクホルダー、センタートレーや助手席シートアンダーボックス、リヤドアポケットやパーソナルテーブルなど、室内空間を快適に過ごせる収納スペースや装備も充実していることが魅力です。
スズキ セーフティサポートで運転をアシスト
クロスビーには、スズキ独自の予防安全技術「セーフティサポート」が搭載されています。セーフティサポートには、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制機能はもちろん、ACC(全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール)や車速維持支援機能、ふらつき警報機能やハイビームアシストなども採用されました。
また、全方位モニター用カメラ装着車では、発進前の周辺確認をサポートする「3Dビュー」や「左右確認サポート機能」が採用されているため、より安全を確保できるでしょう。
低燃費で魅力たっぷりのクロスビーをネクステージで探そう!
クロスビーは、パワフルさと低燃費を両立したエンジンの搭載やSUVならではの快適性の高い装備の採用など、魅力が多く人気の高いモデルです。
2022年11月現在、ネクステージでは約40台のクロスビーを取り扱っています。オプション付きや人気ボディカラーの車両などもあるため、お好みの1台を見つけていただけるでしょう。
充実した保証サービス
クロスビーは低燃費ながらも、パワフルな走りが可能なコンパクトSUVです。お得にクロスビーを手に入れたい方は、中古車販売店での購入を検討しましょう。
クロスビーの中古車は、信頼できる販売店で購入するのがおすすめです。ネクステージは業界最高水準の33機構、318項目の保証があり、購入後の定期点検やオイル交換がセットになった保証プランもあります。クロスビーの中古車をお探しの方は、ネクステージにご相談ください。
クロスビーの中古車価格相場
2022年11月現在、ネクステージではクロスビーの中古車相場は約160万~240万円となっています。新車価格よりも20万円程度安い購入が可能です。
クロスビーは2017年12月に発売されたモデルのため、グレードの選択肢は多くありませんが、ボディカラーや全方位モニター用カメラパッケージなどのオプションの有無でも選択できます。ライフスタイルに合う車両を見つけましょう。
まとめ
クロスビーは、SUVならではの使い勝手の良さやコンパクトなサイズでもゆったりと過ごせる室内空間、K10C型のブースタージェットエンジンでのパワフルさと燃費の良さなど、さまざまな魅力が詰まったモデルです。
ネクステージでは、クロスビーはもちろんライバル車であるコンパクトカーも豊富にあります。全国200もの店舗に約3万台の在庫をご用意していますので、気になる車両を見つけた方は、ぜひネクステージにご相談ください。
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