トヨタ ヤリスクロスと日産 キックスの違いは?特徴を徹底比較!
近年、さまざまなタイプのSUVが各自動車メーカーより販売されています。日本では、海外市場でBセグメントと呼ばれるコンパクトボディサイズSUVの人気が高い傾向です。これからSUVに乗ろうと思っている方は、どの車種を購入するかで迷われることもあるのではないでしょうか。
この記事では、コンパクトSUVのトヨタ ヤリスクロスと日産 キックスに焦点を合わせて特徴を解説します。同時に検討したいコンパクトSUVの車種もご紹介しますので、ぜひ参考にされてください。
※目次※
1.ヤリスクロスとキックスの現行モデルは2020年に発売開始
・ヤリスクロスとキックスはどちらも2020年に発売開始されたコンパクトSUV。
・ヤリスクロスのパワートレインはガソリンおよびハイブリッドに対し、キックスはe-POWERのみのラインアップ。
・コンパクトSUVはデザイン性の好みやパワートレインの種類で選んでみよう。
ヤリスクロスとキックスの現行モデルは2020年に発売開始
街中でスタイリッシュでコンパクトなクロスオーバーSUVを見かけることも多いのではないでしょうか。住宅地や狭い路地でも取り回しがしやすく、利便性が高い車で、各自動車メーカーはそれぞれ独自のコンセプトに基づいた車種を発売しています。
では、人気が高いトヨタ ヤリスクロスと日産 キックスの違いはどのような点でしょうか。まずはこの2つがどのような車なのかについて見てみましょう。
2020年に初登場したヤリスクロス
トヨタ ヤリスクロスは、自分らしい個性やライフスタイルを大切にする人に合う車として2020年8月に誕生しました。軽快で快適な走りと優れた燃費性能を両立し、安全装備も充実したバランスが取れた車です。コンパクトカーのヤリスをベース車両として開発されました。
2WDと4WD、ガソリン車とハイブリッド車のグレードラインアップで、幅広い層のニーズに応えたクロスオーバーSUVです。ヤリスクロスの4WDシステムは、街中での走りのみならず、路面状況に対応可能なSUVらしい悪路走破性を実現しています。
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2020年に発売した二代目キックス
日産 キックス初代は、2008年にジュークの後継モデルとして登場し、三菱 パジェロミニのOEM車でした。2020年6月に誕生した現行モデル二代目は、日産技術の電動パワートレインe-POWER搭載の新しいコンパクトSUVです。優れた静粛性が魅力で、通常の走行時にはエンジン音がほぼ気にならない電気自動車のような走りを味わえます。
加速性能にも優れており、加減速をアクセルペダルの踏み戻しだけで思いのままに行えるワンペダル感覚のドライビングを実現しました。
(参考:『キックス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヤリスクロスとキックスの特徴を比較!
ヤリスクロスとキックスは、同じコンパクトSUVながらも、それぞれ独自のコンセプトを貫いています。どのような違いがあるのか、2023年2月時点の発売モデルを参考に、サイズ・エクステリア・インテリア・走行性能・安全装備の5項目について比較してみましょう。
サイズの違い
ヤリスクロスのボディサイズとキックスのボディサイズを比較すると次のような違いがあり、キックスのほうが全長と全高のサイズが若干大きくなっています。
ヤリスクロスのボディサイズ |
全長4,180~4,200×全幅1,765×全高1,580~1,590(mm) |
キックスのボディサイズ |
全長4,290×全幅1,760×全高1,605(mm) |
荷室容量は、ヤリスクロスは390L、キックスは423Lです。両車とも荷室に工夫が施されています。ヤリスクロスには、6対4分割アジャスタブルデッキボードがあり、トヨタオリジナルのフレックスベルトをオプション設定可能です。
キックスにも使い勝手の良いトノーボードが用意されています。キックス4WDモデルでは、荷室容量が異なるので購入予定のモデルの情報を確認しましょう。
エクステリアの違い
ヤリスクロスのエクステリアデザインは、アクティブかつ洗練された雰囲気を追求したフォルムに設計されています。SUVの良さである力強さを表現した存在感のあるデザインで、ベース車のヤリスとはすぐに区別が可能です。
キックスには、日産車とすぐ分かるダブルVモーショングリルを採用しています。大型グリルと組み合わせたLEDヘッドライトのデザインにより、精悍な顔つきに仕上がりました。フローティングルーフをt付けることでスタイリッシュなアクティブ感を表現しています。
インテリアの違い
インテリアの雰囲気は、両車で方向性が異なっていることが感じられます。ヤリスクロスは、SUVのイメージ通りのシンプルかつタフな印象です。内装色は、落ち着いた3色から選択でき、走りを楽しむことに集中できる車内となっています。
一方、キックスは、上質でモダンプレミアムな印象です。例えば、シートには肌触りの良い素材を採用し、ドアトリムやインストには高品質の素材を使用しています。
走行性能の違い
エンジンは、両車とも直列3気筒が搭載されていますが、キックスの場合は発電専用です。日産独自のシリーズハイブリッド方式であるe-POWERを搭載したキックスは、十分な加速力を誇ります。
ヤリスクロスに採用しているプラットフォームは、トヨタのコンパクトカー向けTNGAです。走行性能や環境性能に優れています。ガソリン車4WDには、路面状況に応じて走行モードを選択可能なマルチテレインセレクトが標準搭載です。
安全装備の違い
ヤリスクロスに搭載している「トヨタセーフティセンス」は、運転ストレスの軽減に役立ちます。例えば、パノラミックビューモニター付きの高度運転支援アドバンストパークは、カメラとソナーによるアシストによりスムーズな駐車が可能です。衝突被害軽減もサポートします。
キックスに搭載されているのは、日産の運転支援技術「プロパイロット」です。特に、ロングドライブ時や渋滞時に感じる運転ストレスを軽減してくれます。緊急事態などに自動通報や手動通報が可能な「SOSコール」が全グレード標準装備です。
ヤリスクロスとキックスの販売価格の違い
コンパクトSUVの購入を検討するときは、新車と中古車のどちらを選ぶかでかかる費用の目安も異なります。ヤリスクロスとキックスのどちらにしようかで迷っている方は、2車種の販売価格帯についても気になるのではないでしょうか。
それぞれの新車価格とともに、ネクステージでの中古車相場価格がどのような傾向なのかをご紹介しますので予算と照らし合わせて比較してみましょう。
ヤリスクロスの販売価格の目安
ヤリスクロスの新車価格は、多くの車同様、ハイブリッド車のほうが高めの設定です。ガソリン車・ハイブリッド車どちらも人気が高く、新車販売台数が好調なため、中古車市場への流通台数は両タイプで大きな差はありません。
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ガソリン車 |
ハイブリッド車 |
新車価格 |
189万6,000円~256万2,000円 |
228万4,000円~293万6,000円 |
中古車相場価格 |
約179万円~299万円 |
約241万円~344万円 |
(2023年2月現在の情報)
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
キックスの販売価格の目安
キックスはe-POWERのみ設定のため、下記表の新車価格は2WDと4WDに分けて記載しています。2022年7月に設定された現行モデルの4WDグレードは、まださほど月日が経過していないため、中古車市場にはさほど流通していません。
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2WD |
4WD |
新車価格 |
279万8,400円~318万5,600円 |
306万1,300円~344万8,500円 |
中古車相場価格 |
約239万円~290万円 |
在庫なし |
(2023年2月現在の情報)
(参考:『キックス(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ヤリスクロスとキックス以外のコンパクトSUV3選
コンパクトサイズSUVを探している方であれば、ヤリスクロスやキックス以外の車も気になるのではないでしょうか。各自動車メーカーが、独自の良さを打ち出したコンパクトSUVを発売しています。その中から代表3車種をご紹介しますので参考にしてください。
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルは、1.5L4気筒エンジン搭載のコンパクトSUVです。ガソリン車とハイブリッド車、2WDと4WDを選択できます。クーペのような美しいフォルムやミニバンの室内空間の広さや燃費性能の良さが融合した車です。
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ガソリン車 |
ハイブリッド車 |
新車価格 |
227万9,200円~249万9,200円 |
265万8,700円~329万8,900円 |
中古車相場価格 |
約99万円~282万円 |
約107万円~399万円 |
(2023年2月時点の情報です)
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ライズ
ライズは、ヤリスクロスと同様トヨタが販売しているコンパクトSUVです。排気量はガソリン車が1.0Lおよび1.2L、ハイブリッド車が1.2Lとなっています。ヤリスクロスよりサイズがコンパクトな5ナンバーサイズですが、大胆で存在感のある雰囲気です。
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ガソリン車 |
ハイブリッド車 |
新車価格 |
171万7,000円~230万9,200円 |
217万3,000円~233万8,000円 |
中古車相場価格 |
約149万円~287万円 |
約229万円~300万円 |
(2023年2月時点の情報です)
(参考:『ライズ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ CX-3
マツダのコンパクトSUV CX-3には、ガソリン車とディーゼル車が用意されています。躍動感あふれるマツダの魂動デザインを採用したエクステリアは、精悍さと美しさが融合した造形です。都市部から郊外、渋滞時から高速運転時まで、いつでも軽快な走りを味わえます。
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ガソリン車 |
ディーゼル車 |
新車価格 |
192万5,000円~281万500円 |
231万7,000円~328万9,000円 |
中古車相場価格 |
約109万円~217万円 |
約78万円~248万円 |
(2023年2月時点の情報です)
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
コンパクトSUVの中古車探しはネクステージへ!
国内で販売されているコンパクトサイズSUVの種類はさまざまです。それぞれに良さがあるため、どの車を選べば良いか迷うのではないでしょうか。まず、中古車に乗ってみて、自分に合う車を探すという方もいます。コンパクトSUVの中古車探しはネクステージにお任せください。
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ネクステージは、全国200以上に店舗展開しており、豊富なジャンルの在庫台数3万台を取り扱っていることが魅力です。専任の熟練バイヤーが、徹底的な調査をもとに、毎日こだわりの仕入れを行っています。
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まとめ
コンパクトSUVは取り回しがしやすくバランスが取れた車です。トヨタ ヤリスクロスや日産 キックスのように、各自動車メーカー独自のこだわりや技術を知れば知るほど、どれを選べば良いか悩む方は多くいます。
生活環境や用途を振り返り、重視したい希望条件を絞ってみましょう。在庫が豊富なネクステージのWeb検索ページでは、条件を絞って簡単に探せます。気になる車の在庫確認や見積もりを無料で依頼可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。