カローラクロスの燃費はどのくらい?エンジンの特徴やライバル車種との比較
2021年に登場したカローラクロスは、高い人気を集めるカローラシリーズのSUVモデルです。カローラシリーズに共通する利便性や快適性に、SUVらしい走行性能を持ち合わせています。
2023年にはマイナーチェンジを実施し、ガソリン・ハイブリッドモデル共にパワートレインが進化しました。併せて、燃費性能が向上したこともトピックとなります。本稿では、カローラクロスに搭載されているエンジンの特徴や、ライバル車種を紹介します。
※目次※
・カローラクロスは、SUVらしいアクティブな走りと実用性を兼ね備えているだけでなく、同クラスでもトップレベルの燃費性能を持ち人気を集めている
・カローラクロスには、ガソリンモデルとハイブリッドモデルがラインアップされており、どちらも最新の燃焼技術やハイブリッドシステムを搭載する
・2023年のマイナーチェンジによってガソリンエンジン、ハイブリッド共に刷新され燃費性能が向上している。
低燃費とアクティブな走りを実現した「カローラクロス」
2021年にカローラシリーズに新しく追加されたカローラクロスは、世界的にブームとなっているSUVタイプのボディを用いて、登場直後から人気を集めました。カローラシリーズ共通の高い実用性と、SUVらしいアクティブな走りを併せ持つだけでなく、燃費の良い車となっています。
2021年に発売開始となったカローラシリーズのSUV
カローラは、デビュー以来長年にわたって、新たな分野に挑戦し進化し続けてきました。さまざまなボディタイプが投入され、カローラシリーズとして人々から愛されています。
2021年にトヨタは、時代のニーズに合った機能や性能を凝縮したSUVモデルをカローラシリーズにラインアップしました。それが9月14日に発売したカローラクロスです。
SUVらしい走りの良さだけでなく、利便性や快適性も追求しています。スタイリッシュで上質な内外装デザインに加え、アウトドアシーンにも街乗りにも使い勝手の良い室内空間が生きてきます。
グレード展開はX・G・S・Zをラインアップ
カローラクロスのグレード展開は、ガソリンモデルが「G“X”」「G」「Z」、ハイブリッドモデルは「G」「S」「Z」と6つのグレードがラインアップされています。
「G“X”」は最も安価なグレードですが、LEDヘッドライトやトヨタセーフティセンスが標準装備です。「G」グレードでは、プライバシーガラスやバックモニターなどが装備されています。
「S」グレードは17インチアルミホイール・ルーフレール・液晶メーターが採用され、「Z」グレードになると18インチアルミホイールや革とファブリックのコンビシート、パワーバックドアなどの充実した装備が特徴です。
(参考:『カローラクロス(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
カローラクロスのカタログ燃費とは?
カローラクロスのパワートレインは、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2つがラインアップされています。近年のカタログ燃費の表記はWLTCモードがメインで、カローラクロスのカタログ燃費もWLTCモードです。
WLTCは実際の走行を想定した国際的な試験方法となっているため、実燃費により近いとされています。ここでは、ガソリンモデルとハイブリッドモデルのカタログ燃費はどのくらいの数値なのかを調べてみましょう。
ハイブリッド車のカタログ燃費
2024年2月現在、ハイブリッドモデルのグレード展開と燃費は以下の表の通りです。
グレード |
2WD |
4WD |
HYBRID G |
26.4km/L |
24.5km/L |
HYBRID S |
||
HYBRID Z |
2023年のマイナーチェンジで、搭載される1.8L直列4気筒エンジンとハイブリッドシステム周りの電動モジュールが刷新されました。この改良によって、モーター出力と燃費性能が向上しています。
ガソリン車のカタログ燃費
2024年2月現在、ガソリンモデルのグレード展開と燃費は以下の表の通りです。
グレード |
2WD |
G“X” |
16.6km/L |
G |
|
Z |
2023年にマイナーチェンジモデルが登場し、ガソリンモデルは搭載するエンジンが1.8Lから2.0Lへと変更されました。最高出力と最大トルクが向上したことで、よりSUVらしい力強い走りを実現しています。
カローラクロスのエンジンの特徴
カローラクロスに搭載されるエンジンは、ハイブリッドモデルが1.8L直列4気筒エンジン、ガソリンモデルが2.0L直列4気筒エンジンとなっています。
最新技術が投入された新型パワートレインによって、燃費性能と走行性能が向上しました。本項目では、各モデルに搭載されているエンジンの特徴を紹介します。
ハイブリッド車は1.8Lハイブリッドシステム
カローラクロスのハイブリッドモデルには、1.8L直列4気筒エンジンが搭載されています。2023年のマイナーチェンジで、エンジンやハイブリッドシステムに関わる全ての電動モジュールが刷新されました。その結果、モーター出力が向上し、ハイブリッド車ならではのスムーズでレスポンスの良い走行フィールを実現しています。
また、高効率の大量EGR(排気再循環システム)と低フリクション化により、最大熱効率は40%を達成し、燃費性能も向上しています。
ガソリン車は2.0Lダイナミックフォースエンジン
カローラクロスのガソリンモデルは、2023年のマイナーチェンジで搭載するエンジンが1.8L直列4気筒エンジンから、2.0L直列4気筒エンジンへと変更されました。
マルチホールの直噴インジェクタやロングストローク化などに加えて、吸気バルブの開閉タイミングを最適に制御する「VVT-iE」を採用しています。これらの変更よって、レスポンスと燃費性能が向上しました。
カローラクロスとライバルSUVの燃費を比べてみよう
近年は世界的にSUVが流行しており、国内の自動車メーカーからもさまざまなSUVモデルが登場しています。国内では道が狭いなどの道路事情もあり、ボディサイズの小さいコンパクトSUVが人気を集めている印象です。
そのため、コンパクトSUVにカテゴライズされるカローラクロスには多くのライバル車種が存在します。
マツダ CX-30
CX-30はマツダのコンパクトSUVで、同カテゴリーでもトップクラスに質感の高い内外装や、室内空間の広さで人気を集めています。ガソリンエンジン以外にディーゼルエンジンを搭載したモデルがラインアップされているのも注目ポイントです。
燃料 |
駆動方式 |
燃費 |
ガソリン |
2WD |
16.2km/L |
4WD |
15.5km/L |
|
ディーゼル |
2WD |
19.5km/L |
4WD |
18.7km/L |
(2024年2月現在の情報になります)
(参考:『CX-30(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スバル クロストレック
スバル クロストレックは、2022年に「XV」の後継モデルとして登場しました。コンパクトなボディながら、低重心な水平対向エンジンと新世代プラットフォーム「SGP」の採用により、さまざまな場面で安定感の高い走行性能を発揮します。
また「アイサイト」などの先進の安全装備が豊富なところも、クロストレックが高い人気を集めているポイントです。
駆動方式 |
燃費 |
FWD |
16.4km/L |
AWD |
15.8km/L |
(2024年2月現在の情報になります)
(参考:『クロストレック(スバル)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
2023年にマイナーチェンジしたカローラクロスは、カローラシリーズのSUVモデルになります。SUVとしてはコンパクトなボディサイズながら広い室内空間を持っているため、利便性や快適性は同カテゴリーでもトップクラスです。
またパワートレインは、ガソリンモデルとハイブリッドモデル共に刷新され、アクティブな走りと低燃費を両立しています。
SUV車は近年、世界的にブームとなっているため国内外のさまざまな自動車メーカーから販売されています。メーカーや車種によって特徴が異なるので、比較して自身に合ったモデルを選びましょう。
▼ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターやPRも積極的に携わる。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。