「バッテリーが原因で車検不合格の可能性も?」交換時期と選び方を解説

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「バッテリーが原因で車検不合格の可能性も?」交換時期と選び方を解説

「バッテリーが原因で車検不合格の可能性も?」交換時期と選び方を解説

通常のときとは異なるエンジンのかかり具合や、運転中の灯火類の違和感があるという場合、バッテリーが弱くなっていることが原因かもしれません。バッテリーは消耗品であるため、定期的な交換が必要なパーツとなります。

 

しかし、もうすぐ車検というタイミングで弱くなった場合、「そのことが原因で不合格になるのでは」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、バッテリーが原因で車検不合格になることはあるのか、さらに交換時期や選び方などについても詳しく解説します。

 

※目次※

1.バッテリーが原因の車検不合格はほとんどない

2.バッテリー交換の目安時期とバッテリー切れのサイン

3.バッテリーが切れやすい車の乗り方

4.バッテリーは純正でないとダメ?価格帯と性能

5.バッテリーが弱い場合は充電も可能

6.プリウスなどのハイブリッド車には、2種類のバッテリーがある

7.車のトラブルは信頼できる業者に相談を

8.まとめ

 

■POINT

 

 

・バッテリーが原因で車検不合格になるケースは非常に少ない

・バッテリー寿命のサインを見逃さないことが大切

・バッテリーの寿命は車の乗り方や環境で変わる

 

 

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バッテリーが原因の車検不合格はほとんどない

「バッテリーが原因で車検不合格の可能性も?」交換時期と選び方を解説

結論から言うと、バッテリーが原因となって車検に不合格となることはほぼありません。その理由は、検査方法にあります。

 

バッテリーは、ヘッドライトやテールランプ、エンジンを始動するセルモーター、ワイパーなどの電力供給源として重要な役割を担っている部品です。そのため、もちろん車検の検査項目に含まれています。しかし、検査をするのは「固定方法」と「絶縁」のみです。

 

固定方法についての規定は、振動で移動しても損傷しないことです。そして、絶縁の規定については、バッテリーが木箱やその他の絶縁物で覆われていることです。「振動で移動しないようにしっかりと固定されていること」「絶縁物で確実に覆われていること」が守られていれば、車検で不合格になることはないでしょう。

 

バッテリー交換の目安時期とバッテリー切れのサイン

「バッテリーが原因で車検不合格の可能性も?」交換時期と選び方を解説

先にも述べましたが、バッテリーは定期的な交換が必要な消耗品です。交換の目安となる時期があり、その時期に交換しておくのが安心と言えます。しかし、あくまでも「目安」の時期ですので、それよりも前に寿命が早まることも十分に考えられます。寿命の前にはさまざまな症状が現れますので、見逃さずに交換を行いましょう。

 

車検にかかわらず、バッテリーの寿命はおよそ2〜3年

バッテリーの寿命は、一般的に2年から3年程度と言われています。しかし、これはあくまでも目安であり、普段の車の使い方によって大きく寿命が変わります。

 

例えば、夜間や雨天時ばかりの運転になると、ワイパーやライトを絶えず作動させるため、充電量よりも放電量が上回る「放電過多」となり、結果的に寿命が縮みます。個々のケースによって寿命は大きく変動しますので、あくまでも目安として捉えておくことが重要です。

 

バッテリー要交換のサイン(1)ヘッドライトが暗くなる

交換が必要なサインとして分かりやすいのが、ヘッドライトが暗くなることです。夜間に乗車中、走行しているときのライトは明るいのに、停車した途端暗くなってしまったら寿命を疑いましょう。

 

走行中はオルタネーター(発電機)で発電するので、十分な明るさを維持できます。しかし、車が止まると十分な発電ができず、バッテリーの電力に頼らざるを得ません。

 

発電した電気を蓄えることができなくなっていると、非常に弱い電力でしかライトを点灯させることができず、暗くなってしまいます。そのため、寿命がきているのだと判断することができます。

 

バッテリー要交換のサイン(2)エンジンがかからないことがある

続いて、エンジンがかかりにくいときがあるということです。エンジンの始動には「セルモーター」と呼ばれる部品が使用されています。このセルモーターは、バッテリーによって電力を供給されている部品です。

 

これまで走行した際に発電した電気がしっかりと蓄えられていれば、十分な電力でセルモーターを元気に動かすことができ、エンジンが始動します。しかし、寿命で発電した電気がしっかりと蓄えられていないと、十分な電力を送ることができません。その結果、セルモーターの動きが弱くなり、エンジンを始動させるだけのパワーが出せなくなります。

 

バッテリー要交換のサイン(3)バッテリー液の汚れ

バッテリー本体に表れる症状としては、液が汚れるということが挙げられます。液は、通常であれば無色透明です。しかし、バッテリーが寿命に近づくと、茶色く濁ることがあります。

 

これは、バッテリーの中にある「極板」と呼ばれる部品が劣化して部分的に崩れることによって、液体に濁りが発生してしまうものです。横からでは見えないので、確認の際にはエンジンを必ず切ってからふたを開けて確認しましょう。

 

バッテリー要交換のサイン(4)比重の数値が悪い

比重の数値が思わしくないようであれば、寿命の可能性があります。比重とは、水とバッテリー液の重さの比を指し、比重の測定は比重計を使用して行います。1.26から1.28の間であれば充電が正常に行われているとされます。

 

もし数値が極端に悪い場合は、充電が正常に行われていないことになります。その際は、寿命を疑いましょう。比重のチェックは、ガソリンスタンドでも行っています。比重計がないという方は、給油の際に利用するとよいでしょう。

 

バッテリーが切れやすい車の乗り方

いくらバッテリーの寿命が2年から3年程度と言われていても、個々の車の乗り方によって寿命は大きく変動します。特にバッテリーが切れやすい車の乗り方ばかりしていると、バッテリーに負担がかかり、劣化が早まってしまうため、2年を待たずして寿命を迎えることもあるでしょう。バッテリーにとって過酷な状況でないか、チェックしてみましょう。

 

バッテリーが切れやすい車(1)あまり乗られていない車

一番の理由として、あまり乗られていないということが挙げられます。バッテリーは、車の走行によって発電された電気を蓄えます。つまり、車に乗らなければバッテリーに電気を蓄えることができず、充電不足となります。

 

コンピューターやカーナビなどは、エンジンをかけなくても微量の電気を使用しています。そのため、長く車に乗らないと発電できずにバッテリーの自然放電が進み、蓄えた電気が空になってしまいます。

 

バッテリーが切れやすい車(2)短時間しか乗らない

車に頻繁に乗る方であっても、短い時間しか走らない場合はあまりよい環境とは言えません。往復10分以内で行けるような近所のスーパーへの買い物、すぐ近くの最寄り駅までの送迎などにしか使用しない場合などがあてはまるでしょう。

 

この場合、車が走行している時間が短すぎて、十分な発電ができていません。十分な発電ができていなければ充電不足となり、充電量よりも放電量のほうが勝ってしまうため、結果的にバッテリー切れとなります。一週間に一回を目安に、30分から1時間程度の走行をし、十分な充電を行うようにしましょう。

 

バッテリーが切れやすい車(3)放電過多の車

車内、車外を問わず、たくさんのアクセサリを装着している場合はバッテリーが切れやすくなります。シガーソケットに装着して電気を取るもの、車内や車外の電装などがあります。

 

ヘッドライトやテールランプ、ワイパー、エアコンなど、車はさまざまなパーツで電力を使っています。ただでさえ電力の消費が多いのに、それに加えてたくさんのアクセサリを装着すると、充電した電力よりも消費する電力が上回って放電過多となります。

 

その状態が続けばいつかは充電がなくなり、バッテリー切れとなってしまいます。アクセサリはほどほどに装着するようにしましょう。

 

バッテリーは純正でないとダメ?価格帯と性能

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車の取扱説明書を見ると、いろいろなパーツの交換時には「純正をお使いください」という文言が書かれていることが多いでしょう。さらに、ディーラーへ整備に出すと、そのメーカーの純正品を使用します。ここでは、必ず純正品でなければいけないのかどうか、解説していきます。

 

バッテリーは必ずしも純正でなくてもOK

結論を言いますと、必ずしも純正品である必要はありません。カー用品店やホームセンターで販売している社外品でも、全く問題はありません。純正品だから寿命が長いといったことや、社外品だから壊れやすい、寿命が短いといったこともありません。自分で気に入ったものを装着することが可能です。

 

「値段=性能の高さ」ではない

注意すべきなのは「高価なものは寿命が長い」というわけではないことです。高価なものの場合、エンジン始動時のパワーがあるという特徴はありますが、寿命が普通のものよりも2倍、3倍になるという訳ではありません。

 

値段の高さは種類によっても異なります。「開栓型」は、ふたを開けてバッテリー液を補充するタイプのものです。液が減ったら補充をする作業が必要なため、比較的安価で販売されています。

 

「メンテンナンスフリー」型は、その名の通りメンテナンスが不要です。液の補充が必要ないため、比較的高価です。最後は「ドライ」型です。これは、液を電極に染み込ませてあるものや、液体ではなくゲル状態のものがあります。強い電力が特徴で、エンジン始動やアクセサリなどに必要な電気を、強力に供給します。価格は非常に高価です。

 

このように、機能性や電力の強さに違いはあれど、寿命はそこまで変わることはありません。また、車種ごとに定められているバッテリーの容量が多いほど高価になります。およそ、5,000円から60,000円ほどと幅があります。そして、工賃の相場は500円から1,500円ほどで、それほど高額ではありません。

 

バッテリーが弱い場合は充電も可能

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運転中にバッテリーが弱まってしまった場合、焦ってしまうでしょう。最悪の場合、エンジンが始動できなくなってしまう恐れもあります。しかし、応急処置をすることは可能です。付近にガソリンスタンドがある場合、そこまで走行できれば充電をしてもらえるでしょう。

 

また、走行するのが難しそうな場合でも、JAFを呼べば充電をしてもらえます。寿命で弱まっている場合は、早めに交換するようにしましょう。

 

プリウスなどのハイブリッド車には、2種類のバッテリーがある

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プリウスやアクアなどのハイブリッドカーには、2種類のバッテリーが搭載されているのをご存知でしょうか。一つは「補機バッテリー」と呼ばれ、普通の車と同じ用途で使われるものです。ただし、ハイブリッドシステムを起動させること、エンジンの始動には使われないということは、普通の車とは異なります。

 

もう一つは「駆動用バッテリー」というもので、ハイブリッド車に搭載されているモーターを駆動させるためのものです。さらに、エンジンの始動にも使われるほか、ハイブリッドシステムが起動したあとには、補機バッテリーに電力を供給します。

 

プリウスなら駆動用バッテリーは新車から5年間、走行距離100,000kmまでは無償交換

プリウスは、新車で購入すれば駆動用バッテリーの無償交換保証が付いているため安心です。保証期間は、新車購入から5年間、100,000kmという設定ですが、実際の寿命は150,000kmから200,000kmほどは持つことが多いようです。駆動用のバッテリーについては、それほど神経質に気にすることはないと言えるでしょう。

 

補機バッテリーの寿命は約4年

補機バッテリーの特徴は、寿命が長いことです。普通の車であると2年から3年ですが、プリウスの場合は4年ほどになります。

 

普通の車であると、エンジン始動時には大きな電力が必要であるため、バッテリーに負荷がかかります。プリウスの補機バッテリーはその仕事がないことで負荷がかからず、結果的に長寿命となります。

 

補機バッテリーの寿命を知らせるサイン

プリウスは補機バッテリーが寿命となると、さまざまなサインを出してくれます。まずは、「充電不足」のメッセージです。これは非常に分かりやすいサインと言えます。

 

次に、通常はメーターに表示されるはずの「READY」というインジケーターが表示されない場合にも寿命が疑われます。さらに、ハイブリッドシステムが起動しないといった症状が出ます。これらの症状が出ると寿命の可能性が高いので、早めに見てもらうようにしましょう。

 

車のトラブルは信頼できる業者に相談を

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バッテリーやその他の車のトラブルも、必ず信頼できる業者に相談しましょう。ご紹介してきたように、特にハイブリッド車は高電圧のバッテリーやモーターを積んでおり、普通の車と異なりシステムが複雑です。相応の知識がない業者でなければ、安心して任せることができません。

 

まとめ

「バッテリーが原因で車検不合格の可能性も?」交換時期と選び方を解説

バッテリーが弱まっていることで車検に不合格になることは少ないですが、交換時期を迎えている可能性があるため、早めの交換が推奨されます。不安を感じたら、信頼できる業者に相談するようにしましょう。

 

ネクステージでは、国産車から輸入車、ハイブリッドカーまで、さまざまな車種の中古車を取り扱っているため、どんな車種でも相談することが可能です。さらに、国家資格を有する専門の整備士が在籍しており、高品質な整備で万全のサポートをしてくれます。お困りごとがありましたら、ぜひネクステージにご相談ください。

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