車のタイヤ交換を依頼できる業者は?タイヤ交換時期の目安も解説!
タイヤは消耗品のため、同じものを一生使うのは難しいでしょう。そのため、定期的なタイヤ交換が必要となります。車のタイヤ交換をどこに依頼すればよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、タイヤ交換を依頼できる業者について解説します。あわせて、タイヤを交換するタイミングやタイヤを長持ちさせる方法も確認しましょう。
※目次※
・タイヤ交換ができる主な業者は、タイヤ専門店・カー用品店・ガソリンスタンド・ディーラーの4つ!道具さえ揃えれば自分でもできる
・タイヤ交換は自分に合った業者選びが重要!事前予約や希望タイヤの在庫チェックも忘れずに
・タイヤが劣化する原因は熱!摩擦熱や過酷な環境によってタイヤの劣化は加速する。タイヤローテーションをすれば長持ちさせられる
車のタイヤ交換を依頼できる業者とそれぞれの特徴
車に長く安全に乗るためには定期的な点検と修理・交換が必要です。タイヤも長く乗っていると消耗します。消耗したタイヤは、燃費や走行性に変化を与えるだけではなく安全性にも大きな影響を与えます。
また、地域によっては季節ごとにタイヤを履き替える必要もあるでしょう。ここでは、タイヤ交換ができる4つの業者について、特徴とともにご紹介します。
タイヤ専門店の特徴
タイヤを専門的に販売しているお店でのタイヤ交換は、タイヤを熟知しているスタッフからアドバイスをもらえるでしょう。車に詳しくない方にとっては、現在の状態や次にどのタイヤを履いた方がよいかなどアドバイスしてもらえるのでおすすめです。
また、取り扱っているタイヤの種類が多いため、こだわりがある方も重宝するでしょう。タイヤを専門的に扱っているため比較的安く購入・交換が可能です。タイヤだけではなく、ホイールにこだわりがある方も知識豊富なスタッフと相談しながら決められるでしょう。
カー用品店の特徴
カー用品店はさまざまな商品を扱っているため、タイヤに何か問題があった場合のみに立ち寄るタイヤ専門店と比べると気軽に立ち寄りやすく相談もしやすいでしょう。
また、タイヤ交換を待っている時間もカー用品を見て時間をつぶせます。多くのカー用品店ではカフェスペースが用意されているおり、コーヒーを飲みながら快適に待つことができます。
タイヤ専門店と比べると同程度か多少費用が高い傾向にありますが、割引キャンペーンなどを頻繁に開催しています。タイミングを見計らって訪問すれば、意外と安く済むでしょう。
ガソリンスタンドの特徴
ガソリン交換などで頻繁に利用するガソリンスタンドでもタイヤ交換は可能です。店舗数が多いので、急なタイヤトラブルが起きたときにもすぐに立ち寄れます。オイル交換などの際にタイヤのチェックを無料でしてくれるガソリンスタンドもあり、自分でチェックするのが難しい方はお願いするとよいでしょう。
また、ほかのサービスと同時に依頼すると安くなるというキャンペーンをしているガソリンスタンドもあります。車のメンテナンスの一環として考えれば、お得にタイヤ交換ができるでしょう。
ディーラーの特徴
ディーラーは、新車の購入やリコールによる部品交換以外では利用する機会が少ないかもしれません。ほとんどの店舗でピットを常設しているため、タイヤ交換が可能です。ディーラーでのタイヤ交換は純正品のタイヤが手に入れやすいことや自宅まで車を引き取りにきてくれることがあることがメリットとしてあげられます。メーカーが違っていてもタイヤ交換の依頼はできるので、問い合わせてみましょう。
新車を購入した店舗なら気軽に依頼できるでしょう。ディーラーは品質向上のため社内コンテストをするなど、高い技術力を有しているスタッフが多いのも魅力です。ただ、選べるタイヤの種類が少ないといったデメリットもあります。
車のタイヤ交換をする際の流れ
タイヤ交換は季節ごとに変えたり、消耗を感じて計画したりする場合が多いでしょう。しかし、走行中にくぎを踏んでしまうなど、新しいタイヤであっても急なタイヤ交換が必要になるケースもあります。焦らずに対応できるように、タイヤ交換の流れについて知っておきましょう。
1.タイヤ交換の業者を選ぶ
まずはどの業者にタイヤ交換を依頼するのかを決めましょう。タイヤ交換はさまざまな店舗で行えます。そのため、自分に合った業者を選ぶことが重要です。とにかく急いでいるという場合は、近くにある業者を選ぶとよいでしょう。
タイヤ専門店やカー用品店は時期によっては大変込み合います。その場合、ガソリンスタンドやディーラーを選択するのも手です。
タイヤにこだわりたい方は、取り扱いの多いタイヤ専門店やカー用品店を選びましょう。業者によってサービスの質・価格・キャンペーンなどは異なります。事前にチェックしておきましょう。また、業者や時期によっては事前予約が必要な場合もあります。
2.タイヤ交換をしてもらう
業者と日時を決めたら、タイヤ交換をしてもらいましょう。タイヤの交換が必要か分からない方は、まずタイヤのチェックを受け、必要であれば交換を依頼するのがおすすめです。
交換するタイヤの希望がある方は、在庫のチェックも忘れてはいけません。タイヤは命にもかかわる重要な部品です。そのため、タイヤの状態によってはすぐに交換する必要があり、在庫がないがために希望と違うタイヤに交換しなければならないということもあります。
3.会計を済ませる
タイヤの交換を依頼したら、店舗内や近隣のお店などで待ち時間を過ごしましょう。タイヤ交換は4本で30分~1時間ほどの作業時間が必要となります。タイヤだけ交換するのと、ホイールごと交換するのでは作業時間も変わるため注意しましょう。
タイヤ交換の工賃相場は、1本あたり1,000円~5,000円程度です。4本すべて変える場合は1万円程度かかります。また、タイヤを持ち込みしない場合は、タイヤやホイールの購入が必要になること、持ち込む場合は持ち込み料が発生する可能性も頭に入れておきましょう。
車のタイヤ交換時期の目安と劣化する原因
タイヤは車を走らせるごとに消耗します。交換のタイミングを見誤ると、大きな事故につながることもあり危険です。タイヤを危険な状態のままで使用しないように、運転前にはある程度セルフチェックが必要となります。
ここからは、タイヤ交換が必要かどうかを判断する基準とタイヤが劣化してしまう原因について確認しましょう。
タイヤ交換が必要か判断するための目安
タイヤは、摩耗して溝がすり減ってくると、グリップ力が弱くなりブレーキなどが利きにくくなります。この状態は大変危険です。交換の判断は、スリップサインでするとよいでしょう。スリップサインとは溝の深さが1.6mmを下回ると現れるもので、溝に横線が見えるようになります。この状態で走るのは道路交通法違反です。
タイヤに数本ある溝のうち、ひとつでもスリップサインが確認されたら、すぐにタイヤ交換をしましょう。スリップサインのある場所を確認するには、タイヤの側面を見ます。三角マークの刻みの延長線上をチェックしてください。
タイヤが劣化してしまう原因
タイヤの溝が問題なければ交換しなくてもいいわけではありません。タイヤは常に劣化しています。溝に問題がなくてもひび割れなどが起きている場合は交換しましょう。
劣化の大きな原因は熱です。タイヤは走行時に道路にこすれるため熱を帯び、これによりタイヤの主な原料であるゴムが徐々に変質します。長距離ドライブをすれば、その分タイヤの劣化が進んでしまうようです。空気圧が正常でないとさらに摩擦が大きくなり、劣化が進みます。
屋外に駐車している場合も注意が必要です。直射日光や雨で濡れ続けるなどの過酷な環境下では、タイヤの劣化も加速するでしょう。タイヤの消費期限は4年~5年といわれています。ひび割れなどの症状がない場合でも、消費期限は守りましょう。
タイヤを長持ちさせるための8つの方法
車を走らせるとタイヤの劣化は避けられませんが、いくつかのポイントに気を配ることで劣化を遅らせることはできます。車の維持費を抑えるためにも、タイヤを長持ちさせる方法を把握しておきましょう。ここでは、すぐに始められる8つの方法をご紹介します。
タイヤローテーション
車の走行時にタイヤにかかる負担は均一ではありません。特に前輪と後輪ではタイヤが摩耗する箇所が大きく異なります。定期的に入れ替えることで偏った摩耗を防止でき、摩耗を均一にすることでタイヤを長持ちさせられます。前後左右でローテーションして使用することを心掛けましょう。ローテーションする時期は5000km~10000kmごとが目安です。
ドライブとメンテナンス
すべてのタイヤが毎回同じように摩耗するわけではありません。タイヤの摩耗の仕方は車の扱い方によって大きな差が付くので、マネージメントを行う意識をもつことが大切です。
タイヤは使いっぱなしではなく、メンテナンスを行うことも忘れないようにしましょう。適切なメンテナンスを行えば、同じ距離を走っても性能を長く保てるでしょう。
空気圧を適正に
空気圧が減少したまま走行するとタイヤが変形したまま走ることになり、摩耗のペースを速めることになります。タイヤの寿命を縮めるだけでなくパンクやバーストの原因にもなるので、空気圧は定期的にチェックして適性値を保つようにしましょう。
タイヤの適切な空気圧は車種ごとに異なるので、車体に貼られているシールや取扱い説明書で確認しましょう。空気圧のチェックは1か月ごとが目安です。
荷物を積み過ぎない
車に荷物を積み込んで重量が増すと、それだけタイヤへの負担も大きくなります。摩耗が早まって寿命も短くなるので、不要な荷物はその都度降ろすことを心掛けましょう。
キャンプ用品やゴルフバッグといった重い荷物は荷下ろしが大変なため乗せっぱなしにしている方もいるかもしれませんが、重い荷物はタイヤへの負担も大きいので注意が必要です。
急発進・急ブレーキをしない
急発進や急ブレーキなどの急な運転を行うと、タイヤに多大な負荷がかかります。頻繁に繰り返しているとタイヤの一部分の負担が大きくなり、摩耗が速くなります。最悪の場合故障に繋がることもあるので、緊急時以外は余裕を持った運転を心掛けましょう。アクセルやブレーキは強く踏まず、無為に速度を出さないことがスムーズな運転のコツです。
タイヤは水洗いがおすすめ
タイヤをきれいに保つには洗剤を使ったほうが良いと考える方もいるかもしれませんが、タイヤは水洗いが推奨されています。タイヤに洗剤を使うとコンディションを保つための老化防止剤が落ちてしまい、劣化が早まるためです。もし洗剤を使うのであれば、タイヤ専用の洗剤を選ぶのが賢明です。
保管場所に注意
タイヤを長持ちさせるには、保管場所にも気を付ける必要があります。タイヤはゴム製品のため、直射日光や雨は好ましくありません。なるべく日陰で通気性の良い場所を選びましょう。保管する時は立てて並べるのが最も良い方法です。やむを得ず重ねる時は、変形を防ぐためにホイールを外さないようにしましょう。
偏摩耗に注意
偏摩耗とは、タイヤの一部分や片方だけに偏って摩耗することを指します。偏摩耗が起こって一部が大きく摩耗すると、ほかの部分に溝が残っていてもタイヤを交換しなければならなくなります。タイヤはなるべく均一に減らすのが長持ちさせるコツです。
偏摩耗の発生原因はさまざまです。空気圧の不適正やローテーション不足のほかにアライメントの狂いも考えられるので、運転に支障が出る可能性もあります。偏摩耗の兆候が見つかったらしっかり原因を確かめましょう。
自分でやる車のタイヤ交換の方法
タイヤ専門店やカー用品店といった業者に依頼してタイヤ交換すれば、専門的なスタッフがやってくれるため手間がかからず安心です。しかし、工賃や車の移動などの手間は発生します。タイヤ交換は道具さえあれば、誰でも簡単にできることをご存じでしょうか。ここからは、自分でタイヤ交換をする方法と必要な道具について紹介します。
1.タイヤ交換に必要な道具を用意する
タイヤ交換に必要な道具は、ジャッキ・ジャッキ棒・ボックスレンチです。この3つの道具はほとんどの車にセットされているので、どこでも簡単に交換できます。また、タイヤには汚れやオイルなどがついていることもあるため軍手や作業着などを用意しておくとよいでしょう。また、緊急時に道路などで行う場合は三角表示板や発煙筒があると安全です。
ホイールをそのまま利用する場合は、古いタイヤを外して新しいタイヤを付ける必要があります。その場合は、シリコンスプレー・ムシ回し・棒状とスプーン上のタイヤレバーを用意しましょう。
2.安全な場所に車を停める
駐車場で作業するスペースがある方は、駐車場で行うのが安全です。しかし、複数の車が出入りする駐車場でスペースがない場合や急なパンクなどで交換が必要になる場合もあるでしょう。その際には安全の確保が重要です。後続車が来る可能性がある場合は、発煙筒や三角表示板を使って作業中の車の存在を知らせましょう。
また、砂利道や坂道など車が安定しない場所での作業は危険です。車が突然動きだしたり、ジャッキが外れたりして事故や怪我につながることがあります。車が安定する平坦な場所で行いましょう。
3.ボックスレンチでホイールナットを軽く緩める
タイヤをジャッキで上げる前に、ボックスレンチを使ってホイールナットを少し緩めます。タイヤの種類によっては、ホイールカバーでナットが隠れているでしょう。その場合は、ヘラのようなものをカバーの隙間に入れて外します。ジャッキ付近の車体と地面の間に交換するタイヤを置いておくと、万が一車がジャッキから落ちてきても地面との隙間が保たれるため安全です。
4.ジャッキで車体を上げる
次はジャッキで車体を上げます。タイヤ周辺の車体を見るとジャッキポイントと呼ばれるへこみが2か所あるので、ここにジャッキを取り付けましょう。ジャッキポイント以外にジャッキを使用すると、ボディーがゆがんでしまいます。セットしたらジャッキの先端に空いている穴にジャッキ棒を差し込んで右に回し、タイヤが地面から浮くまで上げましょう。
5.タイヤを外して新しいタイヤを付ける
タイヤが浮いたらすべてのホイールナットを取り外し、タイヤを外します。ホイールナットを外せばそのままタイヤを引くだけです。その後、新しいタイヤを取り付けます。取り付け方は、ハブと呼ばれるナットを取り付ける棒をホイールの穴に入れてホイールナットを締めるだけです。ただしここでは完全に締めるのではなく、すべてのホイールナットを軽く締めるだけにしましょう。
6.車体を下ろしてナットを締める
ジャッキの穴にジャッキ棒を入れ、左に回してゆっくりと車体を下ろします。車体が下りきったらジャッキを外してナットをしっかりと締めていきます。ナットを締める際は、締めたナットの対角になっているナットを順に締めると良いでしょう。ナットが緩いと走行中にタイヤが外れてしまう危険性もあります。しっかりときつく締めましょう。
タイヤ交換はプロに任せるのがおすすめ
タイヤは自分で交換することもできますが、生半可な知識で行うと事故につながる危険性があります。最悪の場合、周囲にいる人を巻き込む可能性もあるので、タイヤの取り扱いには細心の注意が必要です。車のメンテナンスは車のプロに任せることをおすすめします。
自分でタイヤ交換をする危険性
タイヤの取り付け方法を間違えたり、取り付け方が甘かったりすると、走行中にタイヤが外れる危険性があります。自分や同乗者の命を危険にさらすだけでなく、周りにもリスクを振りまくことになるので大変危険です。
タイヤを交換するにはジャッキで車を持ち上げる必要がありますが、この際も事故が起こる危険性があります。ジャッキと車とのかみ合わせが悪いと車を破損する可能性があり、場合によっては車が落下して作業中に大けがをするかもしれません。
車のタイヤ交換やメンテナンスはネクステージで!
ネクステージでは、国産車から輸入車まで幅広い車を取り扱っています。車の知識も豊富でさまざまな方のニーズに応えることが可能です。ネクステージは全国展開しており、タイヤ交換のために遠くまで行く必要はありません。
また、ネクステージには車検サービスがあり、車検のついでにタイヤ交換やタイヤのローテーションについての相談をすることもできます。専門技術を持ったスタッフから車の総合的なメンテナンスを受けることが可能です。
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また、ネクステージには車検サービスがあり、車検のついでにタイヤ交換やタイヤのローテーションについての相談をすることもできます。専門技術を持ったスタッフから車の総合的なメンテナンスを受けることが可能です。
まとめ
タイヤは消耗品です。そのため、走行による摩擦熱や日光や雨などによって劣化します。安心安全のカーライフを過ごすためには、定期的なチェックとタイヤ交換が大切です。タイヤ交換はタイヤ専門店・カー用品店・ガソリンスタンド・ディーラーに依頼できます。自分でも交換できますが、事故につながるリスクもあるため注意が必要です。
ネクステージなら、幅広い知識とサービスであなたの愛車のメンテンナンスが可能です。タイヤの状態が心配な方は、ネクステージでタイヤ診断を受けてみてください。
よくある質問
Q. 車のタイヤ交換にかかる時間はどのくらいですか?
A. タイヤの大きさや種類にもよりますが、業者で頼むと30分から60分が目安です。自分で行う人もいますが、脱輪などの事故になる場合もあるので、業者に依頼することをおすすめします。ただし、実作業は1時間満たなくとも、シーズンの切り替え時は混み合います。タイヤ交換の時期が訪れたら、業者の空き状況をチェックしておきましょう。
Q. 車のタイヤ1本交換にかかる費用は?
A. 交換だけの作業代は業者やタイヤのサイズにもよりますが、1,500円から3,000円です。小さいタイヤのほうが扱いやすいため、SUVよりも軽自動車のほうが安くなります。なお、タイヤ代は含まれていないので、パンクなどで1本だけ交換が必要な場合は、別途タイヤ代が必要です。