車の購入が安くなりやすい時期とは?お得に購入するための交渉術も紹介
車の購入は、人生の中でも大きな額の買い物であるため、普段の買い物とは違い慎重に考えていきたいものです。高額な買い物なだけに「なるべく安く手に入れたい!」と考えてはいても、「どうやったらお得に購入できるのか」を知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車の購入が安くなりやすい時期や少しでも安く購入するための交渉術について解説していきます。1年を通じた車業界での動きを押さえ、賢く車を購入しましょう。
※目次※
5.時期以外にも確認しておきたい車を安く購入するための交渉術
・決算期が重なることが多い2月3月は中古車市場が活性化するので、車を購入するのに向いている!
・車を買いたい気持ちをアピールして、値引き交渉に持ち込むことが大切!
・自動車の課税は毎年4月なので、車を購入する時期によっては税金対策も可能!
新車、中古車の購入が安くなりやすい時期
新車・中古車の購入には、年間を通して「安くなりやすい時期」というものが存在しています。どうせ同じ車ならば、少しでも安く購入したいものです。まずは、新車や中古車がどのような時期に安くなりやすいのかを、車業界や世間の事情と合わせて見ていきましょう。
決算期が重なることが多い2月3月
決算期となる3月やその直前の2月には、目標達成に向けて大幅な値下げやサービスを行っています。この時期が1年間で一番車を安く購入しやすいでしょう。
ただし、車の購入にはさまざまな手続きや点検があり、納品まで時間を要します。販売店は決算期の売り上げとしたいため、タイミングや購入手段によっては値引き交渉に応じてくれないかもしれません。
決算期に最大の値下げをしてもらって購入したいと考えている方は、その2か月前の1月くらいから販売店やディーラーに足を運んでおき、交渉を始めておくとよいでしょう。
中間決算の9月
次に車が安くなりやすいと言われているのが9月で、これは中間決算の時期になります。この時期も2月3月の決算期と同様の考え方で、販売店やディーラーが前期の売上を高く終えるために「なんとか9月中に契約をしたい」という状況が発生します。
しかし、年間を通してみるとかなり安く購入できる時期とはいえ、やはり中間決算よりは年度末の決算の方が重要視されることが多く、2月や3月ほどの値引きは期待できません。
ボーナス期の6月7月
車の値引きが行われるのは、販売店やディーラーの業績に関わる時期ですが、次に購入しやすい時期は「ボーナス期」です。ボーナスが支給される時期である6月や7月に、販売店やディーラーは車の価格を安くし、購入しやすい状況を作り出しています。
高額な車を購入するには、大きなお金がまとまって入ってきた時の方が決断しやすいでしょう。販売店やディーラーが値引きやサービスに本腰を入れている、ボーナス商戦の流れに乗って安く購入するのもひとつの手です。
月末
先ほど、決算期に合わせて最後に追い込みをするという解説をしましたが、一般的に「月末」も営業成績の締めの時期にあたるため、同じく追い込みの時期になってきます。月末に購入を決めれば、普段よりも良いサービスが期待できるかもしれません。
また、12月は1年の締めくくりとして、他の月に比べて売り上げ目標が高めに設定されていることもあります。年末に「歳末セール」とにぎやかに販売しているのをみたことがある方もいるでしょう。業績良く1年を締めくくりたいと活気たっているので、安く購入できる時期のひとつです。
車の購入を考える際の注意点を解説!
車を購入するタイミングは欲しいと思ったときがベストですが、時期を調節できるのであれば、値引きが大きくなる時期を見計らうのも手段のひとつです。特に4月以降の購入なら、1年分近く自動車税を節約できるメリットもあります。少しでもお得になるよう、車の購入時期などの注意点をチェックしておきましょう。
車を買ってはいけない時期はあるのか
車を「買ってはいけない時期」というものは存在しません。お金のやりくりは、人それぞれ異なります。ただし、中古車の場合は現品限りのため、お気に入りがみつかったタイミングで購入するのがよいでしょう。
軽自動車の購入は4月まで待つのが無難かも……
軽自動車を購入する場合は、軽自動車税の支払い時期に注意しましょう。自動車税は4月1日時点で所有している方に課税され、普通車は月割で請求されます。一方、軽自動車の場合は一律のため4月1日に所有していなければ減免となります。そのため、4月2日以降に購入した方が一番お得となり、3月に購入するとすぐに納税日が訪れる仕組みです。
車購入の時期によっては税金対策も!
車には、購入する際の「環境性能割」だけでなく、その後車を保持していくために「自動車税」の支払いがつきものです。自動車税は、毎年4月1日に車を所有している人に課せられるものですが、この税金のルールを理解していると少し節税できるかもしれません。自動車税は、車を購入した翌月からが課税対象となります。
そのため、月初めに購入すればまるまる1か月分自動車税を支払うことなく車を使用することが可能です。車の購入を検討する際は、車本体の購入金額だけでなく、税金のことも事前に把握しておくとよいでしょう。
車の買い替えを考えるべきケース
車は長く使用していると故障することが増えたり、色落ちやキズなどによる見た目が劣化したりします。買い替える見極めが難しく、「いつが買い替え時か分からない」という方もいるかもしれません。ここでは、車の買い替えを考えるべきケースをご紹介します。
エンジンやミッションの故障したとき
修理費用が高くなりそうな場合は、車の買い替えを具体的に考えた方がよいでしょう。車の部品のなかでも大きな役割を持つ、エンジンやミッションが故障した場合は修理費用が高くなる傾向にあります。
車種によって正確な費用は異なりますが、エンジンが故障した場合は100万円程度、ミッションが故障した場合は40万円程度の修理費用が一般的です。これはガソリン車の場合であり、ハイブリッド車の場合は蓄電バッテリーの交換も必要になるため注意しましょう。費用は40万円程度です。
「どうしても車を手放したくない」といったこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はエンジンやミッションが故障した時に買い替えたほうがお得でしょう。
軽自動車は早めに買い替えるのがお得
車の維持費を考えると、普通車よりも断然お得なのが軽自動車です。燃費がよい車種も豊富でその上、普通車よりも税金は安く設定されています。車両サイズもコンパクトなため、街乗りメインで車を使用するオーナーを中心に人気です。
しかし、耐久性は普通車よりも劣ります。それなりに使用し、走行距離を増やしていると普通車よりも早く故障が目立つでしょう。軽自動車は修理をしながら長く乗るよりは、早めの買い替えが賢い選択だといえます。
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※価格は支払総額
購入から5年~7年が売却の目安
新車を購入した場合で考えると、購入後5年~7年で売却するのが適切なタイミングとなります。新車の場合は新車登録から3年後が初回の車検です。5年後であれば車検を1回受けてから手放すことにはなりますが、年式が比較的新しいため買取価格も大きく値下がりしません。
7年後となると少し話は変わってきます。新車登録後、車検を2回受けていることになり年式も古いため、買取価格は5年後の場合と比べても安くなるでしょう。一般的には新車購入後8年経ってしまうと、買取価格は0円になる可能性が高くなります。8年目を迎える前に買い替えを考えたほうがよいでしょう。
走行距離10万kmを越えたら売却がおすすめ
年式に関係なく、走行距離で車の買い替えを判断することも可能です。車にはタイミングベルトという部品がありますが、一般的に耐久年数は10年となっています。使用頻度が高かったり、一度に長距離を走行することが多かったりすると10年を迎える前に10万kmを迎えるかもしれません。
新しい車であれば、タイミングチェーンを使用している車種もあります。30万km程度の走行距離まで耐久性があるのが特徴です。
時期以外にも確認しておきたい車を安く購入するための交渉術
購入時期を考慮することも大切ですが、車を安く購入するには時期以外にも注意したいポイントがあります。値引きの限界やオプションの除外など、費用を抑える方法を知ることが大切です。在庫が多い車に狙いを定めたり、ディーラーへ購入の意思をアピールしたりするのも効果的でしょう。
中古車はどれくらい値引きされる?
中古車の値引きは、販売会社によって異なりますが、車両の価格100万円につき10万円程度が上限と言われています。とはいえ、実際には5万円以内の値引きに収まることが大半です。また、初売りや決算といった繁忙期や、フェア期間中などですでに特別価格として売り出している場合は、車両本体からの値引きは難しいこともあります。
どうしても欲しい車が見つかったとき、無理のある値引き額を希望するのは販売店によい印象を持たれないのでおすすめできません。100万円~150万円の中古車に30万円の値引きを交渉するなどは避けて、相場の範囲内で要望するのがおすすめです。また、カーナビなど必要な装備やオプション品を追加で購入する場合は、そちらで値引きの交渉をすると相談に乗ってくれる場合もあります。
オプションを外す
中古車の見積りには、車両本体の価格以外にさまざまなオプション費用が含まれている場合が多くあります。自分自身のカーライフや車の使い方に沿って考え、本当に必要なものだけに絞り不要なものを外すと、総額を安く抑えられるでしょう。
オプション以外にも、購入時に必要となる「販売諸費用」についても、たとえば車庫証明書を自分で取りに行ける方は、代行費用を節約することが可能です。ただし、書類手続きに自信のない方や、平日の日中に管轄の警察署や各役所へ出向く時間がなかなら取れない、という方の場合は、書類の手配に時間がかかり納車引渡し末Ⓚジュールに遅れが発生することがあるため注意が必要です。
在庫が多い車種を狙う
もともと人気があまり高くなかったり、市場に出回っている数が多かったりするなどの理由で、在庫を数多く抱えている車種を狙うのもおすすめです。人気のない車種は長期間の保管により管理コストがかかるので、販売店も早く売りたいと思っている場合が少なくありません。
このような車種は、値引き交渉にスムーズに応じてもらえる場合が多い傾向にあります。カラー展開が豊富だったり、いろいろな中古車情報サイトに載っていたりする場合は、在庫が豊富で売れ残っている可能性が高いので注目してみましょう。
今日車を必ず買うことをアピールする
「いつか買うので話を聞きたいです」という方よりも、「今日必ず買いたいです」というお客さんの方が、交渉に応じてもらえる可能性が高まります。中古車はそれほど積極的に営業活動をしないケースもあるので、「アピールすれば買ってもらえそうだ」と思わせることが大切です。
どの販売店で買うかは決めていないものの、今日中に車を買いたいと思っているという意思表示をすると、粘り強い値引き交渉でも検討してもらいやすくなります。
車が欲しいアピールをする
ただ見ているだけ、ちょっと話を聞きたいだけ、というお客さんの交渉に対して、快く交渉を受けてくれる販売店は少ないでしょう。「車が欲しい」とアピールして、「このお客さんは本当に車を買いたい気持ちがあるんだな」と判断されて初めて交渉が始まります。
具体的な交渉がスタートしても、最初から「この金額にしてほしいのですが」などの希望を率直に伝えるのは避けましょう。相手がどのような切り口なのかを確かめてから、流れに沿って少しずつ条件をすり合わせることが大切です。
車をお得に購入する際に知っておきたい情報
車は時期を意識することで、お得に購入できます。しかし、車は長く付き合うものです。目先の価格が安いからといって飛びついてしまうと、その後思わぬ出費を強いられ、損をしてしまう可能性も出てきます。後悔しても安易に車を買い替えることはできません。車をお得に買うには、情報収集が大切です。
自分の希望している車にどのようなグレードがあるか
まず大切なことは、自分の希望する車にどのような種類があるかを知ることです。同じ車でもハイエンドモデルから安価なものまで種類があります。豊富な種類の中から、自分の好きなものや予算に合ったものを選びます。
ぼんやりと「車が欲しい」と思う人は、自分にどんな車が合うかを考えてみましょう。車は用途によってグレードが変わります。用途から絞り込んでいきましょう。
自分の希望している車の相場
グレードを確認すると共に、相場を知っておきましょう。特に中古車は同じ車でも値段が大きく変わります。幅広く相場を把握しておくことが大切です。
どうしても安いものに目が行ってしまいがちですが、安ければいいというものでもないので注意しましょう。
中古車の状態
気になる中古車を見つけたら、状態を確かめます。年数や走行距離、修復歴などはたいていの販売店では開示されています。余裕があればその車を見て、状態を確認するとよいでしょう。タバコの臭いがしたり、シートの形が歪んでいたりと実物を見てみないと分からない問題は多くあります。
販売店のサービス内容
車に直接関係はしませんが、販売店のサービス内容も把握しておきます。値引き額の大きなお店やおまけをつけてくれるお店は、今後も覚えておいて損はありません。また販売員の態度も観察しておきます。今すぐ買う気はないという意思を示したときに露骨に販売員が態度を悪くするようなお店は敬遠したほうがよいでしょう。
販売員の態度が悪いお店は、安く買えたとしても無用なトラブルを招く可能性があります。こればかりは実際に行ってみないと分かりませんが、十分に注意しておきましょう。
車の購入は時間がかかるので早めに動き出そう!
車の購入額は大きく、手続きなどが複雑なため、欲しいと思ってもすぐに購入できるものではありません。事前に欲しいモデルが決まっていても、そのモデルの在庫状況によっては、何か月か待つ必要があります。車を安く購入するためには、時期やタイミングが大切です。狙った時期に賢く購入するためにも、3か月以上前から動き出すとよいでしょう。
よくある質問
Q.車を購入するなら決算期の3月がおすすめって本当?
A.確かに決算期前は、ディーラーが販売台数を増やすために、値引きを行う傾向があります。しかし、人気の車や納車に時間がかかる車はさほど安くならないことが多いでしょう。また、市場の動きが早い中古車については、必ずしもこの時期がお得とは限りません。
Q.中古車を買うのにおすすめの時期はある?
A.中古車販売店も、主に3月の決算期にはお得なキャンペーンを展開する傾向にありますが、同時に購入者からの需要も高まるので、一概に安く買えるとはいえません。中古車との出会いは一期一会です。欲しい車を見つけたときが買い時といえるでしょう。
Q.車を買い替えるタイミングはどう決めればよい?
A.まだまだ走れる車を手放すタイミングには悩む方が多いと思いますが、リセールバリューは日を追うごとに下がっていきます。整備費用もかさみがちになりますので、車検を迎える前の3年目、5年目、7年目あたりが、おすすめの買い替えタイミングです。
Q.中古車を買うときは、年式と走行距離どちらが大事?
A.年式あるいは走行距離だけでは、その車の品質は判断できません。重要なのは、適切な管理がされているかどうかです。実車をきちんと確認することに加え、修復歴がないか、その販売店の整備体制や保証サービスが充実しているかを確認しましょう。
Q.車のモデルチェンジの時期を見極める方法はある?
A.モデルチェンジ直後は、旧モデルが割安に買えることが多くありますが、その時期を見極めるのは困難です。最近では、どのメーカーも、モデルチェンジの間隔が長くなっています。お得に買えそうなタイミングを待つあまり、買い時を逃さないようにしましょう。
車を購入する時期に迷ったらネクステージに相談を!
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まとめ
少しでもお得に中古車を購入するには、適切な時期やタイミングを見極めることが重要です。さらに値引きの交渉術も積極的にすると、より安い価格で購入できるでしょう。
ネクステージでは、安さ以外の面でもお客様に満足していただくことを目指し、「お客様ファースト」の精神で対応いたします。車の購入タイミングに迷っている方は、まずはお気軽にネクステージでラインアップをご覧ください。