ミライースの実燃費はどのくらい?できるだけ燃費良く走りたいときのコツとは
今回紹介するミライースは低燃費で人気の車ですが、実際の燃費はどのくらいなのかをカタログ燃費と合わせて解説します。また、燃費以外の特徴や実燃費を向上させるためのポイントも紹介しますので参考にしてみてください。
※目次※
・ミライースはダイハツの低コストエコロジー技術「e:Sテクノロジー」を採用している軽自動車で、低燃費だけでなく低価格も魅力
・カタログ燃費に比べて実燃費はどうしても悪化してしまうが、ちょっとした工夫で燃費は向上できる
・中古車であれば車両価格も抑えられるのでさらにお得に。ネクステージなら在庫が豊富で保証も充実
ミライースの実燃費はどのくらい?
ミライースは低燃費を実現しながらも、ハイブリッドなどの高価な仕組みを使わないため低価格でもある車です。そして、グレードもきめ細かく設定されているので使い方に合わせて選べます。ここではミライースについて、共通の特徴や各グレードの内容について紹介します。
ミライースとは
低燃費エコカーのミライースは、前身となる「ダイハツ・ミラ」の後継車種として発売がされました。ダイハツの低コストエコロジー技術「e:S(イース)テクノロジー」が採用されていることからも、「Mira e:S(ミラ・イース)」と名付けられています。
なお、この「e:Sテクノロジー」は、以下のコンセプトのもと開発されています。
①低燃費
②低価格
③省資源
ミライースでは上記のコンセプトが採用されているため、低燃費性能はもちろんのこと、車両の低価格化も実現しているバランスの取れたエコカーといえます。
性能と価格のバランスが良い
ミライースの特徴は低燃費ですが、いくら低燃費でも走りが悪ければ車としての性能は十分でなく、遅いからとアクセルを踏みすぎるとかえって燃費が悪くなることもあります。ミライースは軽量化を中心とした技術により燃費だけでなく加速などの面も向上させています。
また、LEDヘッドランプを採用するなどデザイン内外装の質感を高めるとともにスマートアシストなど安全装備も充実させています。その上で設計や部品調達、生産から物流に至るまでさまざまな工夫をすることによって低価格も実現し、これらが一体となってバランスの良さとなって表れています。
実燃費はJC08モードよりも2割~3割低くなる
ミライースも含めてカタログで表示されるJC08モードなどの燃費は一定の条件で計測されるので、異なる車種やグレードとの比較としては参考になります。しかし、実燃費はカタログ燃費のようにはいきません。
まずカタログ燃費の計測時にはエアコンやナビなどの電装品を使いません。その他にも使用環境や使い方も異なってくるため、JC08モード燃費と比べて実燃費は2割~3割程度低くなる傾向にあります。これを踏まえておくと、実燃費を予測する目安になるでしょう。
ミライースのカタログ燃費から実燃費を予測してみよう
ミライースの燃費はカタログでの表示を見ると、とても優れた数値です。しかし、実燃費はカタログ燃費より低くなるとすれば、実際はどのような数値になるのでしょうか。ミライースに限らず同じ車種でもグレードや駆動方式によって数値が違うことがあります。
そこでここでは2023年6月時点で発売中となっているミライースのカタログ燃費と実燃費をグレードや駆動方式別に紹介します。現在はJC08モードよりも実燃費に近いとされるWLTCモード燃費も記載されているので、そちらも参考として記載します。また、各グレードの特徴についても解説します。
Bシリーズの燃費
Bシリーズ(B・B”SAⅢ”)はミライースのベーシックグレードで、パワーウインドウが前席のみで後席の窓が開かないなど、多くの装備が省略されており、その分価格が抑えられています。かつてミラには商用車モデルがありましたが、現在は廃止されてしまったため、営業車などの使用も考慮されたグレードといえます。
そのため、B”SAⅢ”専用のパッケージオプションとして、電動格納式ドアミラーやUVカットガラスやLEDヘッドランプなどが装備されるビジネスユースフルパックが設定されています。Bシリーズの燃費は以下の通りです。
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2WD |
4WD |
JC08モード燃費 |
35.2km/L |
32.2km/L |
予想実燃費(JC08モードから2割~3割低い数値) |
24.64km/L~28.16km/L |
22.54km/L~25.76km/L |
WLTCモード燃費 |
25.0km/L |
23.2km/L |
Lシリーズの燃費
Lシリーズ(L・L”SAⅢ”)はBシリーズほど装備の省略は行われておらず、個人使用としては事実上のベーシックグレードとなります。Bシリーズのホイールがセンターキャップ付きなのに対してLシリーズはフルホイールキャップで、見た目でも大きな違いがあります。
燃費については上級のグレードがJC08モードにおいては若干低い数値となるので、燃費を重視する場合はこのグレードがおすすめとなります。Lシリーズの燃費は以下の通りです。
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2WD |
4WD |
JC08モード燃費 |
35.2km/L |
32.2km/L |
予想実燃費(JC08モードから2割~3割低い数値) |
24.64km/L~28.16km/L |
22.54km/L~25.76km/L |
WLTCモード燃費 |
25.0km/L |
23.2km/L |
Xシリーズの燃費
Xシリーズ(X”SAⅢ”・X”リミテッドSAⅢ”)は上級グレードで、スマートアシスト非装着車は設定されていないため、実質標準装備となっています。外観での違いはLEDヘッドランプが標準装備され、ドアミラーが電動格納式となります。またタイヤサイズが13インチから14インチへと拡大されています。
内装ではドアハンドルなど操作部分にメッキが多用され、リヤヘッドレストが装備されるなど、質感が高められています。また、メーターのインフォメーションディスプレイがカラーになり、燃費スコアなど表示項目も増えています。Xシリーズの燃費は以下の通りです。
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2WD |
4WD |
JC08モード燃費 |
34.2km/L |
32.2km/L |
予想実燃費(JC08モードから2割~3割低い数値) |
23.94km/L~27.36km/L |
22.54km/L~25.76km/L |
WLTCモード燃費 |
25.0km/L |
23.2km/L |
Gシリーズの燃費
Gシリーズ(G”SAⅢ”・G”リミテッドSAⅢ”)はミライースの最上級グレードです。キーを持っていればスイッチ操作でドアロックの操作やエンジン始動ができるキーフリーシステム、それに連動したドアミラーのオート格納機能、オートエアコンなどが装備されます。
その他にもアルミホイールやSRSサイドエアバッグも装備され、最上級グレードにふさわしい内容になっています。また、X”SAⅢ”と同様に、リバース連動ドアミラーを含む寒冷地仕様が2WDにも標準装備となりバックカメラなども装備される特別仕様車のリミテッドも選べます。Gシリーズの燃費は以下の通りです。
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2WD |
4WD |
JC08モード燃費 |
34.2km/L |
32.2km/L |
予想実燃費(JC08モードから2割~3割低い数値) |
23.94km/L~27.36km/L |
22.54km/L~25.76km/L |
WLTCモード燃費 |
25.0km/L |
23.2km/L |
PRミライースの未使用車&中古車
※価格は支払総額
ミライースの燃費以外の魅力とは?
車は人によって、重視するポイントが異なります。燃費も車選びに重要なポイントですが、実際の購入する際は他の面も確認した上で決めるのが無難です。
この項目では、ミライースの特徴をまとめました。ミライースの購入を検討している方は、特徴やどのようなメリットがあるのかを以下の内容で確認しましょう。
高い安全性
ミライースの特徴、メリットとしてまず注目したいのが『安全装備』です。交通事故を起こさないよう心掛けるのが一番ですが、万が一のためにも安全装備は重視したいという方が多いのではないでしょうか。
ミライースは歩行者検知式自動ブレーキや誤発進抑制や車線逸脱警報、オートハイビームが装備されています。グレードによって非装着車も設定されていますが、全てのグレードで装着車を選択できるのは魅力です。
安全装備の充実さは、軽自動車であっても見劣りしないといえるでしょう。以前は軽自動車は安全装備が少なく、運転の際に不安を覚える方も多かったと思います。最近ではミライースのように先進予防安全装備が充実しているものが増えてきているようです。
税金面でお得
ミライースは税金面でもお得です。例えば、車を購入する際は、その車がどのくらい環境に影響を及ぼすかに応じて発生する自動車税環境性能割を支払います。環境に対する負荷が少ないほど税率は低くなりますが、ミライースの場合は環境性能割が非課税です。
また、エコカー減税の対象で、自動車重量税の軽減率は50%となります。エコカー減税の適用期間は2023年12月31日までで、中古車を購入した場合も対象です。
軽量化により加速性能が向上
現行モデルのミライースは、過去のモデルから80kgの軽量化に成功しました。走りの質を重視した造りになっており、走り出しや走行中の加速が良くなったとの声が多く見受けられます。
軽量化による燃費差はあまりないものの、運動性能が向上している点に関しては高い評価を得ているようです。軽自動車は走りがイマイチと言われることも多いですが、走りを重視したい方はミライースを購入候補に入れてみても良いかもしれません。
できるだけ燃費良く走りたいときに意識すること
ミライースは燃費の良い車ですが、乗り方や普段のメンテナンスなどに気を配ればさらに燃費を良くすることができます。ここでは、車の燃費を良くするための方法について解説します。これはミライースだけでなくどの車にも使えるものなので、現在乗っている車で試してみる価値はあるでしょう。
発進時はアクセルを優しく踏む
比較的簡単に実施できる燃費改善のテクニックのひとつが、車を発進させる際にアクセルを優しく踏むということです。急な加速はエンジン負荷が上がってしまうため、燃費の消費量も上がってしまいます。
そのため、優しくアクセルを踏む「eスタート」を心掛けることで、燃費消費量を抑えることにつながります、加えてCO2の排出量も抑えられるため、環境負荷も減らすことができるでしょう。
エアコンの使用を減らす
実はあまり知られていないことですが、車で使用しているエアコンは動力源としてエンジンが利用されています。エアコンを使用するとエンジンの消費量が上がってしまうため、結果的に燃費が悪くなってしまうのです。
なお、エアコンのスイッチをONにするだけで、おおよそ1割以上も燃費が悪化するといわれています。以上のことからも、必要がないときにはエアコンのスイッチをOFFにすることを心掛けてみましょう。
低燃費タイヤを履く
車には摩擦抵抗を減らした、「低燃費タイヤ(エコタイヤ)」と呼ばれている種類のタイヤが発売されています。路面抵抗を極力減らすことで、走行性能が上がるタイヤになりますが、約4%~6%程度の燃費改善が期待できる想定のタイヤです。
ノーマルタイヤの場合、おおむね3万km前後が交換時期と言われているため、タイヤの交換時期などに合わせて、エコタイヤを装着するのもおすすめです。
定期的にオイル交換をする
車のエンジンオイルは、走行距離が増えるにつれて汚れてしまうため、エンジンの燃費効率が徐々に落ちてしまいます。加えて、オイルの酸化が徐々に進行することで粘度も低下していくため、エンジン内部で摩擦による故障の原因にもなるのです。
以上のことからも、定期的にエンジンオイルの交換をするようにしましょう。なお、オイル交換は、走行距離3,000km~5,000kmをひとつの目安にするのがおすすめです。
スパークプラグの交換をする
車を使用していると、徐々に燃費が悪くなってきたと感じることがあります。また、速度が出にくかったり、どこか調子が悪いと感じるようなケースだった場合、スパークプラグを交換してみるのもおすすめです。
スパークプラグはエンジンの燃焼に不可欠な点火を行うパーツで、日々劣化消耗していく部位でもあるため、定期的な交換が必要です。このメンテナンスを怠ると、上記で説明したように燃費が悪くなったり、エンジンの点火がしづらくなったりと、車の調子が悪くなってしまいます。
なお、軽自動車の一般的なプラグの場合、1万km程度が交換の目安となるため、同等の距離を走行したら一度確認してみましょう。
ミライースを買うなら中古車も検討してみよう
ミライースは低燃費かつ低価格であることが魅力のひとつですが、いくら低価格でも車を買うというのは大きな支出です。購入費用を抑えるなら中古車は有力な候補となります。ミライースはハイブリッド車ではないのでバッテリーの劣化の心配もないので中古車はおすすめといえるでしょう。
しかし、中古車購入は不安に思う点や疑問点も多々あるでしょう。ここではミライースの中古車価格について、新車価格と合わせて紹介します。
ミライースの新車価格
まずはミライースの新車価格を見ていきましょう。駆動方式別の価格帯は以下の通りです。
駆動方式 |
新車価格帯 |
2WD |
86万200円~124万8,500円 |
4WD |
99万2,200円~137万2,800円 |
(2023年6月時点の情報です)
4グレードあることから、ベーシックグレードのBから最上級のGまでの価格帯は幅広くなっています。Bとその上のLとの価格差は3万円程度ですが、その他のグレードの間ではそれぞれ13万円~14万円ほどの差があります。軽自動車としてはこの価格差は大きいので、装備内容を比較して予算と合わせてじっくりと選びましょう。
ミライースの中古車価格相場
ネクステージで取り扱っているミライースの中古車価格相場は、以下の通りです(初代モデルも含みます)。
駆動方式 |
相場 |
2WD |
9万9,000円~99万9,000円 |
4WD |
29万9,000円~99万9,000円 |
(2023年6月時点の情報です)
中古車の場合、グレードだけでなく年式や走行距離で価格は大きく変わってきますが、例えば上の表にある9万9,000円などの低価格の車は初代モデルです。初代モデルは改良の度に燃費が向上していったという経緯があるので、予算にある程度余裕があるなら2代目か、初代でも年式の新しい車の方が良いでしょう。
また、安全装備をはじめグレードや年式などで装備の違いも大きい場合があるので、車両ごとの装備の内容をしっかりと確認することをおすすめします。
(参考:『ミライース(ダイハツ)の中古車一覧』)
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※価格は支払総額
ネクステージで低燃費な車を探してみよう
ミライースは低燃費と低価格を両立したエコカーです。新車価格も十分お買い得ですが、中古車であれば購入価格を抑えることができるので、さらにお得になります。せっかく中古車を探すならいろいろな車の中から欲しい1台を選びたいと思うのではないでしょうか。そのような方におすすめしたいのがネクステージです。
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全国総在庫約3万台
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圧倒的な品揃えを実現しているため、ご希望のグレード・装備にあった最適な車両を見つけることができます。また、ミライースだけではなく、オールジャンルの車両を比較検討できますので、お気軽にご利用ください。
まとめ
ミライースは「e:Sテクノロジー」を採用した低燃費エコカーで、燃費性能に優れているだけでなく、ハイブリッドを使っていないため、車両価格も抑えられています。どのくらい走ったら元が取れるというようなことを考えずに済むのは大きなメリットです。
そこで中古車を選択すれば購入価格も抑えられるのでさらなるメリットになります。ネクステージなら豊富な在庫から希望の条件で検索もできます。まずはWebサイトで気になる1台を探してみてはいかがでしょうか。
▼ライタープロフィール
岩本佳美
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。