車の内装名称と掃除方法まとめ!クリーニングの相場や購入時の確認ポイント
車の内装部位の名称は聞き慣れないものが多く、言葉を聞いてもピンとこないことも多いのではないでしょうか。車の内装名称を知ると、車のカタログを見る時に車選びをしやすくなり、カー用品店では内装の部品が選びやすくなります。
また、内装の掃除方法を正しく知ると車内が快適な空間になり、買取前の車であれば査定士に良い印象を与えるメリットもあるでしょう。そこでこの記事では、車の内装名称と掃除方法、クリーニング相場や購入時の確認ポイントについてご紹介します。
※目次※
・車の内装名称を把握すると車選びがしやすくなる
・査定士に良い印象を与えるためにも、正しい車内清掃方法やプロに車内クリーニングをしよう
・ネクステージは商品の車両状態票を開示、保証サービスも充実
車の内装を知っておく必要性とは?
内装の名称を知っておくと、車を選ぶ時にチェックしておきたいポイントや、カタログを見る時に車選びをしやすくなるでしょう。
新車や中古車を購入前に買取を行う方は、車内の掃除を行っておくと査定士に良い印象を与えるメリットもあります。この項目では、購入前に知っておくと役立つ車の名称と、掃除方法についてご紹介します。
カタログが理解できる
車選びに必ずチェックしておきたいポイントとして内装があります。内装をチェックしておくと、自動車の購入や部品の交換がスムーズになるでしょう。内装は車種によってさまざまな特徴をもっているため、カタログやディーラーでの説明を理解するためにも車の名称を知ると車選びがしやすくなるためです。
また、カー用品店での内装に取付ける商品を探す際にも、お店のスタッフに伝わりやすいメリットもあります。
売却査定で有利になる
車の売却査定の際にボディ洗車や車内を掃除すると、査定士に良い印象を与えます。きれいにしてある車は「車のメンテナンスもマメにしている」といった印象を査定士に与え、車の構造にも問題はないと判断される可能性が高いためです。
反対に、シートの破損や劣化・ダッシュボードの傷・ペットやたばこの臭いがあるとマイナス査定になりやすく、メンテナンスを日常的にしていないという印象を与えてしまいます。
車の基本・内装部位の名称解説
内装部位の名称を知っておくと、自動車を購入や部品交換を行う際に、話がスムーズになりやすくなります。また、カー用品店で内装に取付ける商品を探す際にも、お店のスタッフに欲しい商品の説明がうまく伝わりやすくなるでしょう。
そのため、車の内装部位を知っておくことは重要です。車選びをスムーズにするためにも、車の基本・内装部位の名称を知り、車選びに役立てましょう。
車内シート部位
車内シートの部位は、ドライバーが座るドライバーズシート以外にも部位によって名称があります。シート名称は以下のとおりです。
・パッセンジャーズシート:助手席
・リアシート:2列目シート
・セカンドシート:3列目のシート
・アームレスレスト:肘掛け
・キャプテンシート:独立した席の両側にアームレストが付いているタイプのシート
・オットマン:運転席以外の足元にある足載せ台
・ラゲッジスペース:荷室。ミニバンなどは開放型
ステアリングホイール/シフトレバー
ステアリングホイールは、一般的にハンドルとも呼ばれる前輪の角度を変えるかじ取り装置の部品です。ステアリングを回転させることで、前輪の角度を変えることができます。
シフトレバーは、ギアをチェンジさせる部品です。シフトレバーは、取付場所によって名称が変わります。運転席と助手席を挟む床(車内フロア)に取り付けられた「フロアシフト」、インパネ部分に取り付けられた「インパネシフト」、ステアリングコラムに取り付けられた「コラムシフト」です。
イグニッションスイッチ
車のエンジンの始動や、その他の電気系統を制御するための装置をイグニッションスイッチと呼びます。
エンジンをかける時には、エンジンキーを押して回す動作が必要です。イグニッションスイッチは、この動作をする時にエンジンキーを挿すシリンダーの奥に存在しています。
キーシリンダーにはいくつかの表示があり、それぞれ異なる機能です。OFF(ロック状態)、ACO(カーナビやカーオーディオなどの電気系統)、ON(セルモーターを動かす電源を入れた状態)、START(セルモーターが回りエンジンがかかる)となっています。
インパネ
インパネとは「インストルメントパネル」の略で、日本語では「計器盤」と言います。スピードメーターやタコメーター、燃料計など、車の運転に必要なインフォメーションが取り付けられる部分です。
同義語として「ダッシュボード」がありますが、これは運転手と助手席の前に広がるパネルを指します。インパネとダッシュボードは異なる部分で、インパネはダッシュボードの一部です。
近年は同じように扱うことが増えたため、インパネを含むダッシュボード全体をインパネと呼ぶ方もいます。
センタークラスター
センタークラスターは、助手席と運転席の中央にあるオーディオのヘッドユニット・空調パネルなどがひとつにまとまっている箇所です。クラスターの名のとおり、スイッチ類が集結しています。
センタークラスターは、インパネ一体型や独立型など、スタイルはさまざまです。また、車種によって取り外しが可能なものもあります。
レジスター
レジスターはエアコンの吹出し口です。設置場所は、一般的にインパネの中央に2個と左右にひとつずつ、フロントガラスの曇り止め用にインパネの奥に設置されています。
車種によっては足元用(前席)や後席にもレジスターがあるため、設置数にはさまざまです。また、雨の日の曇り止め機能は、レジスターからの送風がフロントガラスに直接当たり、車内が曇ることなく快適に運転する役割も持っています。
グローブボックス
助手席側にある、フタ付きのボックスがグローブボックスです。昔の車のハンドルは滑りやすく、汗によるステアリング操作ミスを防ぐためにドライビンググローブが必要でした。
このグローブをしまっておくために使われていた助手席側にあるフタ吹きのボックスが、グローブボックスという名称の由来です。近年では、車検証を入れておく場所として使われています。
センターコンソール
センターコンソールは、運転席と助手席の境にあるインパネと連携している部品です。多くの場合、スイッチ類やフロアシフトに加え収納スペースを設けています。
また、車の制御やユーティリティーにおいて必要な機能も備わっており、シフトレバー・サイドブレーキレバーなどの操作部や、電源ソケット・カーオーディオのボリューム・コマンドシステムなどのスイッチ類・コントローラーが配置されています。
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車の内装掃除のやり方
洗車はこまめにやっているものの、車内清掃は頻繁に行っていないという方は多いのではないでしょうか。凹凸が多い車内は、ボディ洗車に比べ掃除のしにくさを感じるかもしれません。
しかし、車内清掃は日常のメンテナンスとしてはもちろん、売却の査定額を上げるためにもおすすめです。ここでは、車の内装清掃準備・水洗いの汚れ除菌・臭い除去をご紹介します。
清掃準備
車内清掃を始める前に、事前に清掃準備をしておくと効率が上がります。まずは、車内の埃を落としましょう。
座席シートには車内の埃がたまっているため、清掃し終わったあとに気がつくと埃が舞ってしまい掃除をやり直すことにもなりかねません。
布団叩きなどを使い、埃を落とすことも効果的です。また、車内の荷物をおろし無駄なものを捨てると、車内掃除を効率よくできるようになります。
本革シートの場合は、シートに傷が付いてしまう恐れがあるのでこの作業は省きましょう。
汚れ除去は水洗いから
室内装備で水洗いができるものは限られています。水洗いできる代表的なものはフロアマットです。乾くまでに時間がかかるため、フロアマット以外にも水洗いするものがあれば最優先で進めましょう。
注意点は「しっかり乾かすこと」です。生乾きの状態のまま車内に設置すると、カビが繁殖する可能性があります。これは、不快な臭いの原因ともなるため、晴れている日にしっかりと乾かして設置しましょう。
臭い除去
エアコンの臭いが気になる時は、カビが原因となっていることが大半です。この場合は、エアコンの吹出し口を清掃しましょう。
車内の臭い除去には、市販の消臭スプレーを使用しましょう。また、フライパンなどの焦げ目取りに使用する、重曹も車内の臭い取りに効果があります。消臭方法は、以下のとおりです。
1.重曹大さじ2杯をバケツ一杯の水道水によく混ぜて溶かす
2.雑巾を使う場合はしっかり絞ってから布製シートを拭く
3.スプレーボトルに入れ、直接吹きかける
重曹はスーパーやホームセンターで簡単に手に入り、かつ安価です。手軽にできる方法として、ぜひ取り入れてみてください。
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車の内装クリーニングも検討しよう
自分では落としきれない汚れがある場合は、車の内装クリーニングを検討してみましょう。食べこぼしやペット・たばこの臭いなど、車内を快適な空間にしてくれるのがクリーニングサービスです。この項目では、車の内装クリーニングを業者に頼むメリットや、実際にクリーニングにかかる費用の相場についてご紹介します。
内装クリーニングを依頼するメリット
車内の汚れや臭いとひと言で表しても、さまざまな種類の汚れがあります。
・飲食物の食べこぼし
・車酔いや気分が悪くなってしまった時の嘔吐
・一年中座るシートについている汗や脂
・ペットの臭い
・たばこの臭い
これらの汚れ・臭いの特徴は「染みつく」ことです。布製シートの場合、繊維に染み込むと容易に落とせません。手に負えない汚れや臭いは、思い切ってプロにクリーニングを依頼することをおすすめします。
プロに依頼したことにより、今まで気になっていた汚れや臭いがなくなり、車内は快適な空間になるでしょう。
内装クリーニングを依頼できる場所
車内クリーニングを依頼できる場所は、大きく分けて4つあります。車を購入したディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドそして車内クリーニングの専門業者です。
ディーラーでは、アフターサービスとして車内クリーニングを実施している店舗もあります。また、カー用品店やガソリンスタンドは、大手の店舗で実施していることが多い傾向です。
クリーニング専門業者は、信頼性も高くメニューが豊富に用意されています。評判の高い業者であれば、コストパフォーマンスの良さも実感できるでしょう。
内装クリーニングにかかる費用の相場
車内クリーニングには、どのくらいの費用がかかり、その相場はどのくらいなのでしょうか。クリーニングはメニューが多数あるため、利用したいサービスを選びましょう。
目安となる料金は以下のとおりです。
・クイックコース:2,000円~6,000円(汚れが少ない方向け)
・スタンダードコース:1万円~1万5,000円(本格的な汚れや臭いをしっかり落とせる)
・プレミアムコース:2万5,000円~1万5,000円(天井から床までまるごと洗浄)
・部分的なクリーニング:3,000円~1万5,000円
業者によってメニューや金額が異なります。利用する店舗の料金体系は、事前に確認しておきましょう。
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中古車購入時の内装確認ポイント
車の用途や条件、予算に合う1台が見つかったら実際に足を運んでみてみましょう。この時に重要となるのが、汚れや傷、臭いなどの他にもチェックするポイントがあります。
その際には、電装機器の動作確認や水没車の痕跡があったかなどの確認も必要です。ここでは、中古車購入時に確認しておきたいポイントを紹介します。
電装機器の確認
ワイパーやエアコン、カーナビなどの各電装機器の動作確認は必ずチェックしましょう。
購入後に不具合を見つけてしまった場合、修理・交換に費用がかかってしまうこともあります。動く・動かないの確認はもちろん、不自然な動きをしていないか、異音がしないかの確認も大切です。
また、パワーシートや電動格納ミラー、電動ルーフが付いている車も、動作に問題がないか確認をしましょう。パワーシートは車種によって動き方が変わります。前後はもちろん、上下にも最後まで動くかの確認が必要です。電動格納ミラーや電動ルーフは、開閉に問題がないか確認しましょう。
水没車の確認
水没車とは水にさらされた車を指しますが、その意味は非常に広義です。一般的に、室内フロア以上に冠水した車や、浸水の形跡が複数確認できる車を水没車と言います。
一般社団法人 日本自動車査定協会では「水害車(冠水車)」と呼ばれ、その定義は「集中豪雨や洪水などにより、室内フロア以上に浸水したもの、または、その痕跡により商品価値の下落が見込まれるもの」です。
水没車の特徴として、シート下部の染みや汚れ、湿気やエアコン口から雑巾のような異臭が挙げられます。見極めが難しい場合もあるため、必ず確認するようにしましょう。また、相場価格より価格が大幅に安い車も水没車である可能性もあります。
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まとめ
車の内装はさまざまな部品で作られています。各部品の名称を知ることでカタログをより深く理解することができ、より自分に合った車を選べるようになるでしょう。
また、買い替えなどから売却を考えたときに、きれいに掃除された内装で査定に出せば査定額に期待が持てるようになります。日々のメンテナンスとして、簡単な掃除を取り入れましょう。
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