限定解除の受験資格とは?運転免許証の審査を受ける方法や費用を徹底解説
運転免許証の限定解除をすれば、今まで乗れなかった車種の運転が可能です。一方で、限定解除にはどのくらいの時間や費用がかかるのか気になるという方もいるのではないでしょうか。
限定解除をする方法は大きく分けて2つありますが、選択した方法によって時間や費用が変わります。限定解除の手続きをお考えの方は、それぞれの方法を前もって把握しておくとよいでしょう。そこでこの記事では、限定解除の手続き方法についてご紹介します。
※目次※
・運転免許証の限定解除とは運転免許証に記載されている限定条件を解除すること。受験資格を満たしていれば限定条件を外せられる
・限定条件の解除方法には運転免許試験場での審査と教習所での講習の2種類がある
・ネクステージでは高品質の中古車をそろえているので安心して車選びが可能。高品質のマニュアル車も販売している
運転免許証の限定解除とは?
運転免許証には氏名、住所、交付年月日に加えて、免許の条件等という項目があります。免許の条件は一律ではなく、「普通車はATに限る」、「中型車は中型車(8t)に限る」などの記載がある方もいるのではないでしょうか。
運転免許証の中には限定条件が付されている場合があります。ここでは、運転免許証の限定解除について見ていきましょう。
限定された免許証の制限を外すことを指す
運転免許証の限定解除とは、運転免許証に記載されている限定条件を外すことです。車の運転に関する規定は道路交通法に記載されていますが、第91条には危険防止の目的で車の種類を限定したり必要な条件を付したりすると書かれています。
道路交通法が施行された1960年は普通自動車免許と大型自動車免許の2種類でしたが、道路交通法の改正によってカテゴリーが細分化されて限定条件が設けられるようになったのです。ただし、一定の条件を満たせば限定解除の変更ができます。
複数の免許に限定条件が設けられている
定期的な道路交通法の改正や免許の整理によって限定条件が増えるようになりました。2022年6月時点における主な限定条件は以下の通りです。
免許の区分 |
限定条件 |
普通免許 |
オートマ車限定 |
準中型免許 |
5t車限定 |
5t車限定、オートマ車限定 |
|
中型免許 |
8t車限定 |
8t車限定、オートマ車限定 |
5t車限定とオートマ車限定の条件が付されている場合、限定解除をすれば7.5t未満のマニュアル車を運転できます。8t車限定とオートマ車限定の条件が付されている場合、限定解除をすれば11t未満のマニュアル車を運転が可能です。
限定解除には受験資格がある
限定解除をするには受験資格を満たしていなければなりません。限定解除をするための主な条件は以下の通りです。
限定解除する免許の区分 |
年齢 |
聴覚 |
視覚 |
運転経歴 |
普通免許 |
18歳 |
10mの距離で90bの警音器が聞こえる |
両眼で0.7以上、片眼で0.3以上 |
なし |
準中型免許 |
18歳 |
10mの距離で90bの警音器が聞こえる |
両眼で0.7以上、片眼で0.3以上、深視力検査で3回の誤差が平均2cm以下 |
なし |
中型免許 |
20歳 |
10mの距離で90bの警音器が聞こえる |
両眼で0.7以上、片眼で0.3以上、深視力検査で3回の誤差が平均2cm以下 |
普通免許か準中型免許を所持しており、2年以上の運転経歴がある |
大型免許 |
21歳 |
10mの距離で90bの警音器が聞こえる |
両眼で0.7以上、片眼で0.3以上、深視力検査で3回の誤差が平均2cm以下 |
普通免許、準中型免許、中型免許のいずれかを所持しており、3年以上の運転経歴がある |
運転免許証の限定解除をするメリット
受験資格を満たしていれば、誰でも限定解除をできます。運転免許証の限定解除をすれば運転可能な車種の運転が可能です。ただし、それ以外にも大きなメリットがあります。
主なメリットはスポーツカーの運転ができる、燃費が改善される、就職を有利にできるなどです。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
あこがれのスポーツカーを運転できる
1つ目のメリットは最近のスポーツカーや人気の旧車など、魅力的な車を運転できることです。オートマ車とマニュアル車の違いとして、トランスミッションの重量があります。マニュアル車はオートマ車よりも軽量に設計されており、優れた走行性能や加速性能を体感できるのです。
国内ではオートマ車に人気が集中していますが、自動車メーカーではマニュアル仕様のスポーツカーを販売しています。自分でギアを選定できるマニュアル車なら、爽快感を楽しめるでしょう。
乗り方によっては燃費が改善される
2つ目のメリットは低燃費の走りを楽しめることです。オートマ車とマニュアル車の違いのひとつに、エンジンの回転数があります。オートマ車は加速時や減速時における回転数のコントロールが難しいでしょう。一方で、マニュアル車ならギアでコントロールできるため、状況に合わせてエンジンの回転数を変えられるのです。
エンジンの出力を有効に使えるマニュアル車なら、燃費を抑えた運転ができます。毎月の燃料費を抑えたい方は、オートマ車の限定解除を検討しましょう。
ドライバーの就職を有利にできる
3つ目のメリットは就職を有利にできることです。運輸業や建築業では中型車を扱うケースが多いですが、中型や準中型の限定解除をすれば、運転可能な車両を増やせられます。
中型免許の限定解除をすればマイクロバスの運転も可能です。以前は大型車のカテゴリーに属していましたが、2007年の道路交通法の改正から中型車として扱われるようになりました。中型免許や準中型免許の限定解除をしておけば、履歴書を記入する際にアピールできるでしょう。
限定解除の手続き方法
限定解除を検討している方は、手続きの方法について把握しておきましょう。運転免許を取得する場合には、運転免許試験場に行って審査を受ける方法と教習場に通ってから合格を目指す方法の2種類があります。限定解除についても同様の方法で手続きが可能です。ここでは、限定解除の手続き方法について詳しく見ていきましょう。
運転免許試験場で限定解除の審査を受ける
全国の運転免許センターには運転免許試験場があり、審査を受けて合格をすれば限定解除の手続きが可能です。
審査では運転装置をコントロールする能力や交通ルールを守って運転する能力などを確かめます。減点式採点方法になっており、一定の基準に達していなければなりません。
審査には曜日や受付時間が決まっており、時間外に訪れた場合には審査を受けられません。審査を受ける際には、前もって審査の実施日を確かめておくとよいでしょう。
教習所に通って限定解除を目指す
全国には都道府県公安委員会が指定した教習所があり、講習後の技能試験に合格をすれば限定解除の手続きが可能です。教習所には通学するタイプと合宿するタイプがあります。予定や都合に合わせて好きなタイプを選ぶとよいでしょう。
教習所で実施している講習では、教習所内のコースでの講習のみとなっており、学科教習や路上教習などはありません。技能試験の実施場所は教習所です。技能試験に合格をしたら、運転免許試験場で限定解除の手続きをします。
運転免許試験場で限定解除の審査を受ける場合
限定解除の審査に受かるためには、計画的な準備が大切です。運転免許試験場で審査を受ける場合には、審査の実施日やかかる費用について把握しておくとよいでしょう。
ここでは、運転免許試験場で限定解除の審査を受けるときの流れをご紹介します。大きく分けて3つの段階があるため、それぞれの項目をチェックしておきましょう。
限定解除までの流れ
運転免許試験場によっても異なりますが、限定解除の審査を受けるときの流れは以下の通りです。
・管轄している運転免許センターへ行く
・運転免許試験場で審査を受ける
・審査に合格をしたら、運転免許証に限定解除を表記してもらう
審査を受ける際には、現在所持している運転免許証を持参しましょう。審査に合格をすると免許証の裏面に限定解除の詳細や日付を記載してもらえます。また、場所によっては写真の持参を求められるケースがあるので、前もって確かめておきましょう。
限定解除にかかる費用と日数
運転免許試験場で審査を受ける場合には、限定解除審査手数料と審査車両手数料を支払います。2022年6月時点での限定解除審査手数料は1,400円、審査車両手数料は1,450円です。ただし、1回の審査にかかる費用ですので、審査に落ちた場合には再度費用を支払わなければなりません。
運転免許試験場で審査を受ける場合にかかる日数は1日です。ただし、1回で審査に通った場合の日数であり、審査に落ちたときには再び審査を受けなければなりません。
教習所で限定解除を目指す場合
教習所で限定解除を目指す場合にも事前の準備が大切です。国内にはさまざまな教習所があるため、限定解除にかかる費用や日数を前もって把握しておくとよいでしょう。
ここでは、教習所で限定解除を目指す場合の流れをご紹介します。大きく分けて4つの段階がありますが、スムーズに手続きを進めるためにも前もってチェックしておきましょう。
限定解除までの流れ
教習所によっても異なりますが、限定解除の講習や試験を受けるときの流れは以下の通りです。
・都道府県公安委員会が指定する教習所に入校する
・技能講習を受ける
・技能試験を受ける
・審査に合格したら、運転免許試験場で運転免許証に限定解除を表記してもらう
技能試験に合格をすると「技能審査合格証明書」を受け取ります。証明書を持参して免許センターへ行けば、即日での限定解除の手続きが可能です。
限定解除にかかる費用と日数
教習場に通う場合には講習料を支払わなければなりません。限定解除後に取得する免許や教習所によって異なりますが、5万円~12万円の費用がかかります。また、教官に補習が必要であると判断された場合には、追加の費用がかかることもあるでしょう。
教習所に通って限定解除を目指す場合、最低でも3日~5日はかかります。1日に受けられる技能教習時間が法律で定められているからです。教習所で限定解除を目指す場合には、時間に余裕を持っておくとよいでしょう。
限定解除を行うときのメリットを比較してみよう
限定解除の手続きをする方法は2種類ですが、時間やかかる費用は異なります。スムーズな手続きを目指すには、自分に合った方法を選ぶのが大切です。それぞれの方法のメリットを把握してから決めるのがよいでしょう。
ここでは、運転免許試験場で直接審査を受ける場合と教習所の講習を受けて審査を受ける場合のメリットをご紹介します。
運転免許試験場で直接審査を受けるメリット
運転免許試験場で直接審査を受けるメリットのひとつは費用です。自動車教習場で通う場合には入学金、適性検査の費用、教習代、卒業証書の発行費用などがかかります。
一方で、審査のみを受ける場合には限定解除審査手数料と審査車両手数料のみで済むため、費用を抑えられるでしょう。
もうひとつのメリットは限定解除までの日数が短いことです。審査に一発で通った場合には1日で限定解除の手続きが終了します。費用や時間を抑えたい方は運転免許試験場での審査を検討するとよいでしょう。
教習所の講習を受けて審査を受けるメリット
教習所の講習を受けるメリットは操作性を身につけられることです。普通免許の解除を目指す場合には、マニュアルやクラッチの操作方法を覚えなければなりません。教習所なら技能講習を通して、操作方法に関する指導を受けられます。
もうひとつのメリットは確実に合格できることです。運転免許試験場での審査では受かるまで何度も挑戦しなければならないリスクがありますが、教習所なら「技能審査合格証明書」を受け取るまで丁寧に指導してもらえるでしょう。
限定解除後に車を購入するならネクステージがおすすめ!
限定解除をすれば運転できる車種を増やせますし、車の楽しみ方を変えられます。限定解除を目指している方の中には、車の購入を検討している方もいるのではないでしょうか
新しいカーライフを計画している方はネクステージをご利用ください。他の中古車販売店にはない2つのメリットがあります。ここでは、それぞれのメリットについて詳しくご紹介します。
MT車などの利用者が限定される車の取りそろえもある
1つ目のメリットは圧倒的な在庫数です。2022年5月時点において、ネクステージは全国に200店舗以上があり、在庫台数3万台を用意しております。
熟練のバイヤーを車種別に配置しており、人気のモデルに加えてレアな車種や生産終了した車種などもそろえているのです。他の中古車販売店では手に入りにくいマニュアル車も販売しており、好みの1台を見つけやすいでしょう。全国に店舗を構えていますが、他の店舗からの取り寄せにも対応しています。
整備状態への配慮を行っている
2つ目のメリットは品質の高さです。ネクステージでは中古車に関する専門の知識や技術を有したスタッフをそろえており、故障リスクの高い修復歴車や水没車は事前に排除しています。
販売時には車両状態票を開示しており、車両の状態やキズの有無などの確認が可能です。
車両の状態を購入前に把握できるため、車の特徴に集中した車選びができます。ネクステージでは新車や未使用車を除く全ての中古車の法定点検整備を行っており、万全の状態で新しいカーライフをスタートできるでしょう。
まとめ
限定免許とは免許証に記載されている限定条件を外すことを意味しています。限定解除の手続きには2つの方法がありますが、それぞれのメリットを理解してから決定するとよいでしょう。
ネクステージでは人気のモデルから生産終了したレアな車種まで豊富に取りそろえています。スポーツタイプのマニュアル車も多数用意しており、好みや目的に合わせた車選びが可能ですので、中古車をお求めの方はネクステージをご利用ください。