スマートキーとは?鍵の種類やスマートキーを選ぶ魅力をご紹介
最近はスマートキーを搭載した車が増えています。便利な機能であることは分かるものの、具体的な機能までは知らないという方もいるのではないでしょうか。
スマートキーを利用すれば乗降やエンジンの始動がスムーズになるため、ストレスのないドライブを楽しめるでしょう。そこでこの記事では、スマートキーの仕組みや使い方についてご紹介します。注意点についても解説しますので、車の購入を検討している方は検討時の参考にされてください。
※目次※
・スマートキーとは電波でドアの解錠や施錠、エンジンの始動をする機器のこと
・スマートキーにはスムーズにドアの乗降が可能というメリットがある。鍵穴のないモデルならピッキングによる被害を未然に防げる
・スマートキー搭載車をお得に手に入れるなら中古車がおすすめ。ネクステージなら圧倒的な在庫数の中から車選びができる
スマートキーってどんな物なの?
スマートキーが浸透したのは2000年代です。それまで鍵の内側に溝が掘られている溝式キーやリモコンでドアを解錠する電子キーが主流でしたが、高級車を中心にスマートキーが採用されるようになりました。
現在では小型車や軽自動車にもスマートキーを搭載したモデルが誕生しています。ここでは、スマートキーの概要について見ていきましょう。
持ち歩くだけで使える鍵
スマートキーとは鍵穴を必要としない鍵のことです。通常の鍵でドアを解錠するときは、ドアに付いている鍵穴に鍵を差し込んでからドアノブを引きます。ドアを施錠する際にも、ドアを閉めてから鍵穴に鍵を差し込まなければなりません。
スマートキーは鍵を対象物に近づけるだけで操作が可能です。かばんや上着のポケットにスマートキーを入れた状態でも、ドアに近づければ解錠ができます。ドアを施錠する際も、スマートキーを車に近づけておけば操作が可能です。
エンジンもかかる
スマートキーはエンジンの始動も可能です。通常の鍵でエンジンをかけるかけるときは、鍵を鍵穴に差し込んでから「ON」まで回します。さらに、「START」まで鍵を回すことでセルモーターが回転してエンジンがかかるのです。
スマートキーには鍵穴の代わりにエンジンスタートボタンが付いています。エンジンを始動させるときには、エンジンスタートボタンを押すだけでセルモーターを動かせるのです。
なお、スマートキーが車から離れている状態では、エンジンスタートボタンを押してもエンジンはかかりません。
スマートキーの仕組みや呼び名とは?
溝式キーは鍵の内側に溝が掘られており、鍵穴が鍵山と適合すれば鍵が回るように作られています。一方で、キーレスキーは鍵を差し込む必要がありません。
キーレスキー搭載車に興味のある方は、ドアを解錠したりエンジンを始動させたりする仕組みを理解しておくのがよいでしょう。ここでは、スマートキーの仕組みや各メーカーの呼び名をご紹介します。
スマートキーが作動する仕組み
スマートキーで車の解錠や施錠、エンジンの始動が可能な理由は電波です。スマートキーと車に電波を受信できる装置が取り付けられており、互いが通信し合うことで鍵を使用せずに操作できます。
車側に取り付けられている機器は「車内LFアンテナ」と「車内RF受信機」です。それぞれ微弱な電波を使用しており、目安として0.5m~1.0mまで近づかなければ反応しません。
遠隔操作によるドアの解錠やエンジンの始動は難しいため、スマートキーのシステムが理由で盗難に遭う危険性は低いでしょう。
各メーカーによる呼び名の違い
微弱な電波を使用してドアの解錠やエンジンの始動をする鍵のことをスマートキーと呼びますが、システムの名称については各自動車メーカーでさまざまです。
自動車メーカー |
名称 |
トヨタ |
スマートエントリー&スタートシステム |
日産 |
インテリジェントキーシステム |
ホンダ |
Hondaスマートキーシステム |
スバル |
キーレスアクセスシステム |
三菱 |
キーレスオペレーションシステム |
マツダ |
アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム |
ダイハツ |
キーフリーシステム |
スズキ |
キーレススタートシステム |
スマートキーとは異なる鍵の種類
車の鍵にはスマートキー以外にも機能性が備わった鍵が存在します。主な鍵としてキーレスやイモビライザーキーなどがありますが、スマートキーとは鍵の仕組みが異なるので混同しないようにしましょう。
車を購入する際には、自分に合った鍵のタイプを選ぶのがおすすめです。ここでは、キーレスとイモビライザーキーの仕組みや特徴についてご紹介します。
キーレス
キーレスとは物理的に差し込む鍵を使用せずにドアの操作ができる機能のことで、正式名称はキーレスエントリーです。
このキーレスにはボタンが付いており、テレビのリモコンのようにボタンを押してドアの解錠や施錠をします。一方でスマートキーはボタンを押さずに解錠や施錠が可能です。
キーレスは遠隔操作によるドアの操作は可能ですが、エンジンの始動には対応していません。通常の鍵と同じように、鍵穴に鍵を差し込んでからエンジンをかける必要があります。
イモビライザーキー
イモビライザーキーとは防犯機能が備わった鍵のことです。鍵の中に「トランスポンダ」と呼ばれる電子チップが取り付けられており、鍵のIDと車のIDが一致すればエンジンをかけられます。
一般的な車の鍵は鍵山が一致すればエンジンがかかりますが、イモビライザーキーはIDで照合をするので盗難のリスクを軽減できるのです。
イモビライザーとは防犯機能のことで、イモビライザーキーにはドアの施錠や解錠の機能は備わっていません。
スマートキーの使い方
スマートキーは慣れれば誰でも簡単に使えます。ただし、操作には手順があるため、前もって使い方を知っておくのがおすすめです。基本的な操作方法を理解しておけば、戸惑わずに操作ができるでしょう。
ここでは、スマートキーの使い方を3つの項目に分けてご紹介します。スマートキーを搭載した車を購入予定の方はチェックしておきましょう。
乗車時
車のドアを解錠する際にはスマートキーを所持したままドアに近づきます。車のドアノブに触れればドアのロックが外れますが、ドアに近づけば自動的に解錠される車種もあるので確かめておきましょう。
スマートキーはかばんやポケットに入れておけば電波が感知します。ドアを解錠する際にスマートキーを手に持って操作する必要はありません。
エンジンの始動時
エンジンを始動させるときには最初にフットブレーキを踏みましょう。踏んだ状態でエンジンスタートボタンを押せば、モーターが回転してエンジンがかかります。スマートキーを車内に置けば、エンジンは止まりません。
運転を終えてエンジンを停止する際には、最初にギアをパーキングの位置に入れましょう。エンジンスタートボタンを押すと、モーターが止まってエンジンが停止します。駐車する際には安全のため、パーキングブレーキをかけておきましょう。
降車時
車のドアを施錠する際にはドアノブに軽く触れます。ただし、車から離れるだけで自動的に施錠される車種もあるので前もって確かめておきましょう。
ドアの施錠はハザードランプの点滅や音で確かめられます。また、施錠した直後はドアノブを引いてもドアは開かないため、施錠の確認が可能です。ドアを施錠する際も、スマートキーを手に持って操作する手間はありません。
スマートキーの魅力
スマートキーが登場した頃は搭載する車種が限られていました。しかし、現在ではさまざまな車種に採用されています。
スマートキーは鍵穴に差し込まずに簡単にドアを解錠できるところが強みだと思われがちですが、それだけではありません。利便性や防犯性についてのメリットがあります。ここでは、スマートキーの2つの魅力について見ていきましょう。
車の乗降がスムーズになる
かばんの中に入れた鍵が見つからなかったり、夜間の乗車時に鍵の場所が見えなかったりと鍵に関するストレスは頻繁に発生します。スマートキーなら鍵を取り出さずにドアの操作やエンジンの始動ができるので便利です。
雨の日や買い物で手がふさがっているとき、鍵を取り出すのが面倒に感じるでしょう。スマートキーならかばんやポケットに入れた状態で操作ができます。鍵を取り出す機会が減るので、紛失のリスクを軽減できるでしょう。
ピッキングの心配がない
車のトラブルのひとつにピッキングがあります。特殊な工具を使用して本来の鍵を使わずにドアを解錠する手口です。
ピッキングの被害に遭遇した場合は、車検証やクレジットカード、現金などの貴重品を盗まれるといったリスクがあります。状況によっては車自体が奪われる恐れもあるでしょう。
スマートキーを搭載した車の中には、ドアノブに鍵穴のない車種があります。工具を使ってドアを解錠されるリスクが低いため、ピッキングの被害を未然に防げるでしょう。
スマートキーの注意点
スマートキーに慣れると、鍵の存在を忘れてしまうほど便利に感じる方がいます。しかし、スマートキーを紛失したり、不適切な管理をしていたりすると思わぬトラブルに遭遇する恐れがあるでしょう。
ここでは、スマートキーを取り扱う際の注意点を5つご紹介します。リスクを軽減するための対策方法も紹介していますので、チェックしておきましょう。
スマートキーの不携帯
スマートキーは、助手席や後部座席に座っている人が携帯していてもエンジンを始動できます。しかし、送迎や駐車でスマートキーを携帯している人が車から降りてしまうと、エンジンが停止する恐れがあるでしょう。スマートキーを所持している人が離れると、警告アラームが鳴る車種もあります。
スマートキーの不携帯によるトラブルを防ぐために、運転手は常にスマートキーを携帯しましょう。また、スマートキーがどこにあるのかを把握しておくことも大切です。
スマートキーの紛失
スマートキーは通常の鍵と同じように紛失のリスクがあります。スマートキーを盗まれてしまうと、車上荒らしや車両の盗難の危険が高まるでしょう。車に近づくだけでドアが解錠する恐れがあるからです。
スマートキーを紛失した場合には鍵の作成が可能ですが、2万円以上の費用がかかります。スマートキーの複製もできますが、1万円以上の費用が発生するでしょう。再作成には高額の費用がかかるため、スマートキーを所持する際には適切な管理が大切です。
リレーアタックによる盗難
通常の鍵では発生しないリスクとして、リレーアタックがあります。リレーアタックとは車とスマートキーの電波を第三者に読み取られることです。
スマートキーの電波を傍受されてしまうと、電波を複製されてしまう恐れがあるのです。ドアを解錠されることで、車内に置いていた貴重品が盗まれる恐れがあります。
リレーアタックによる被害を防ぐには、電波遮断ポーチによるスマートキーの管理がおすすめです。電波が遮断されることで、第三者による傍受を防げます。
ペースメーカーへの影響
スマートキーは微力な電波を使っているため、ペースメーカーに影響を与える恐れがあるでしょう。
ペースメーカーは心筋に電気信号による刺激を与えて、心臓の収縮を発生させる医療機器です。一般的に不整脈の治療で使用されます。ペースメーカーは電波の影響を受けやすく、スマートキーの電波によって正常に動かなくなる恐れがあるのです。
家族でペースメーカーを使用している方がいる場合には、スマートキーの使用を慎重に検討しましょう。
スマートキーの電池切れ
スマートキーは電池で作動しており、一般的には1年~2年が寿命です。電池が切れてしまうと、電波によるドアの操作やエンジンの始動が使えなくなってしまいます。トラブルを未然に防ぐために、定期的な電池の交換を心掛けましょう。
スマートキーの電池がなくなってもドアの開閉やエンジンの始動は可能です。スマートキーには金属製の鍵が付いており、通常の鍵と同じように使用できます。ただし、出先で電池切れになるとパニックになってしまう方もいるため、電池の残量を定期的に確かめておきましょう。
スマートキー搭載車の購入ならネクステージにおまかせ
現在販売されている多くの車種の中には、スマートキーを標準装備しているモデルがあります。スマートキーを搭載した車は増えており、以前に比べると車選びがしやすいでしょう。
スマートキー搭載車をお得に手に入れるには中古車がおすすめですが、在庫数と品質を重視する方はネクステージをご利用ください。ここでは、ネクステージの2つの強みについてご紹介します。
豊富な在庫数の中から車選びができる
ネクステージは全国に200店舗以上を展開しており、在庫台数は3万台(2022年5月現在)です。最新のモデルから現在では生産されていないレアなモデルなど、さまざまなタイプの車両を取り扱っています。専任のバイヤーを配置しており、売れ筋モデルや人気のカラーなども取りそろえているのです。
また、ネクステージでは他店にある車両のお取り寄せができます。遠方の店舗で保管してある車両を近くの店舗で確かめられるため、気になる点を確認したうえでお買い求めいただけます。
登録済み未使用車の取り扱いもある
ネクステージでは通常の中古車の他に、登録済み未使用車も販売しております。登録済み未使用車とは車両登録を済ませているものの、使用されていない車両のことです。新車と同じ品質の車両を低価格で購入できるため、予算が限られている方にもおすすめです。
ネクステージでは粗悪な車両は販売しておらず、トラブルの起こりやすいモデルも排除しているため、車選びに集中して希望の1台を見つけやすい環境をご用意しています。
まとめ
スマートキーは鍵穴を使わずにドアの施錠や解錠ができます。ボタンを押せばエンジンを始動できるため、スムーズに車の運転を楽しめるでしょう。手がふさがっているときでも簡単にドアの解錠ができるため、さまざまなシーンで重宝します。
スマートキー搭載車を購入するなら中古車がおすすめです。ネクステージなら高品質の中古車を用意しており、さまざまな車種の中から車選びができます。スマートキー搭載車をお探しの方はネクステージのWeb検索で、こだわり検索「スマートキー」を選択してみましょう。