スライドドア搭載のコンパクトカーは魅力がいっぱい!おすすめ車種や選び方を紹介
コンパクトカーは取り回しが良く、燃費性能に優れたモデルも多いため人気があります。その中でも、スライドドアを搭載した車種なら乗り降りも楽にできます。しかし、スライドドアは便利ですが、メリットだけではありません。
そこでこの記事では、スライドドアを採用したコンパクトカーの人気が高い理由を解説しつつ、おすすめ車種を紹介します。また、スライドドアを搭載することによるデメリットやコンパクトカーの選び方にも触れるので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・スライドドアを搭載したコンパクトカーは、運転のしやすさと広い車内空間が特徴で、乗降性に優れている。
・スライドドアは構造上、車両重量が重くなりがちで、燃費の悪化やパワー不足が懸念される。
・スライドドアのコンパクトカーを選ぶ場合は、機能の有無をチェックしつつ、試乗することが大切!
スライドドア搭載のコンパクトカーは人気が高い
ほとんどのミニバンには、スライドドアが搭載されています。そのことから、スライドドアはファミリー層にとって欠かせない装備といえるでしょう。
しかし、ミニバンはボディサイズが大きいこともあり運転しにくいという方もいるかもしれません。そのような場合は、コンパクトカーがおすすめです。ここでは、スライドドア搭載のコンパクトカーの魅力を解説します。
手ごろなサイズで操作しやすい
日本では狭い道が多くあり、車のサイズが大きいと他車とのすれ違い時に気を使います。また、大きい車だと狭い道で傷付けてしまうかもしれません。軽自動車には劣りますが、コンパクトカーは取り回しに優れたサイズ感が大きな魅力です。
また小回りが利く点もコンパクトカーの特徴で、駐車時の切り返しが少なく済んだり、Uターンが簡単だったりします。そのため、運転に苦手意識がある方には、コンパクトカーがおすすめです。
コンパクトなのに車内が広い
現在、車内空間の広い軽自動車が人気を集めていますが、乗車スペースは広くても積載容量は少なめです。人を乗せつつ荷物もある程度積み込みたい場合は、スライドドアのコンパクトカーが候補に挙がるでしょう。
スライドドアを搭載するコンパクトカーのほとんどはボックス型のため、車内空間の広さが魅力のひとつです。軽自動車よりも横幅に余裕があるため、リラックスして過ごせるでしょう。
狭いスペースでも乗り降りできる
スライドドアを搭載することによる最大のメリットは、車外と車内のアクセスが容易な点です。運転席や助手席に採用されるヒンジドアの場合、ドアを開けると壁や隣の車にぶつけてしまうことがあります。
一方でスライドドアは、その心配がほとんどありません。狭い場所での乗降性に優れており、荷物の積み下ろしがしやすいのもメリットです。
スライドドア搭載のコンパクトカーには不便な一面も
スライドドアが搭載されていると、子どもの送り迎えや日ごろの買い物が楽になります。ただし、メリットだけではなく、スライドドアの採用による懸念点についても把握しておくことも大切です。ここでは、スライドドア搭載車に懸念される3つのポイントを確認していきましょう。
燃費が悪くなりやすい
スライドドアは、ドアを開けた時の開口部の広さが魅力ですが、ボディ剛性を確保する必要があるため車両重量が重くなりがちです。また、電動で開閉できるパワースライドドアの場合は、モーターの重さも加わります。
車を重量が重くなるほど多くのエネルギーを必要とするため、スライドドア搭載車はヒンジドアの車よりも燃費の面で不利といえるでしょう。
費用面の負担が大きい
車は便利な機能が搭載されるほど、多くのコストがかかっています。スライドドアもそのひとつで、ヒンジドアよりも複雑な構造を持つことから、車両価格が高めになりがちです。
また、購入費用のアップだけでなく、修理するコストがかかることもスライドドアの懸念点です。事故などでスライドドア部分を損傷し交換となった場合、ヒンジドアよりも高く付く傾向があります。また、パワースライドドアが壊れると、開閉用モーターなどの交換費用がかかるでしょう。
パワー不足の部分がある
車は重量があるほど燃費の面で不利と解説しましたが、エンジンのパワー不足も懸念点のひとつです。コンパクトカーに採用されるエンジンは、少排気量のケースがほとんどで、乗車人数が多い場合や荷物をたくさん載せた場合にパワー不足を感じるでしょう。
また、アップダウンの多い地域では、パワーのある車が求められます。スライドドア搭載のコンパクトカーは比較的重量があるため、エンジン出力を把握して購入することが大切です。
スライドドア搭載おすすめコンパクトカー
ここでは、スライドドアを搭載したコンパクトカーを3車種紹介します。どれも個性的であり、室内空間が広く使い勝手に優れているので、購入の候補としておすすめです。スライドドアの機能などに触れつつ解説するので、ぜひ参考にしてください。
スズキ ソリオ
ソリオは、スライドドアを搭載したコンパクトカーの代表的なモデルです。スタイリッシュな内外装デザインで、くつろげる室内空間の広さを特徴としています。後部座席にはスライド機構があり、荷室を拡大することが可能です。スイッチひとつでスライドドアを開閉でき、ロックの予約機能を搭載しています。
(参考:『ソリオ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ルーミー
ルーミーはトヨタから販売されているスライドドアのコンパクトカーで、ダイハツ トールの兄弟車です。子供が立って着替えられるような高さのある室内が特徴で、低床設計により、乗降性も優れています。
スライドドアを開ける予約機能があり、車に近づくと自動的に作動するため両手がふさがりがちな買い物などのシーンで便利です。
(参考:『ルーミー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ スペイド
トヨタから発売されていたスペイドは、現在新車で購入できませんが、ユニークなスライドドアのコンパクトカーです。助手席側にはスライドドアひとつだけが採用され、ヒンジドアはありません。後部座席へアクセスしやすい点が特徴で、使い勝手に多くの工夫が施されています。
(参考:『スペイド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
コンパクトカー以外のスライドドア搭載車もチェック
コンパクトカー以外にも、スライドドアを搭載したモデルが多く販売されています。ここでは、その中から5車種を紹介するので、ぜひ購入を検討してみてください。
N-BOXやスペーシアなどの軽自動車、シエンタやフリードなどのコンパクトミニバンと、それぞれ魅力的な車種をピックアップしました。
ホンダ N-BOX
ホンダは、Nシリーズとしてさまざまなボディタイプの軽自動車を販売しています。その中でスライドドアを搭載しているのがN-BOXです。
非常に人気の車種で、日常になじむエクステリアデザインと、落ち着きのあるインテリアが魅力となっています。また、広い室内空間を有効に使えるリアシートの機能も魅力のひとつです。
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ スペーシア
スペーシアは、N-BOXと同じくスーパーハイトワゴンに属するスライドドア搭載の軽自動車です。愛きょうのあるデザインで、スタイリッシュなカスタムモデルもラインアップされています。
室内はサーキュレーターやヒーターダクトなど、後部座席でも快適に過ごせる機能が満載です。一部のグレードを除き、パワースライドドアには予約ロック機能が備わっています。
(参考:『スペーシア(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ シエンタ
ソリオやルーミーよりも少し大きめの車を探している場合は、コンパクトミニバンのシエンタがおすすめです。最大7人乗りで、3列目シートを2列目の下に格納できる機能が備わっています。
運転が苦手な方でも扱いやすいボディサイズのミニバンなので、乗車人数が多い方は検討してみるとよいでしょう。
(参考:『シエンタ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フリード
フリードは、シエンタのライバル車となるコンパクトミニバンです。通常モデルは都市部に似合うデザインで、アウトドアシーンにマッチするクロスターも用意されています。
ディーラーオプションではありますが、足を使ってスライドドアを開閉できる機能が便利です。6人乗りのキャプテンシートを搭載したモデルもあるので、乗車人数が多い場合にもおすすめです。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
シトロエン ベルランゴ
一味違うデザインに魅力を感じる場合は、シトロエンのベルランゴを検討してみてはいかがでしょうか。アクティブで洗練されたエクステリアデザインは、強い存在感があります。車内空間が広く、大容量の積載スペースが特徴です。また、全車にディーゼルエンジンを搭載しているため、力強い加速が味わえます。
(参考:『ベルランゴ(シトロエン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スライドドア搭載コンパクトカーの選び方
スライドドア搭載のコンパクトカーはどれも異なる個性があり、迷っている方もいるでしょう。ここでは、スライドドアの機能や搭載しているエンジンなど、コンパクトカーを選ぶ上でヒントとなるポイントを3つ解説します。
スライドドアに欲しい機能の有無を確認する
スライドドアは装着されているだけで便利ではありますが、自動車メーカーはより使いやすい機能を搭載することで差別化を図っています。スライドドアにどのような機能があるのかチェックしつつ、自分自身が求めるものを選ぶことが重要です。
少なくともパワースライドドアは、多くの方にニーズがある機能といえます。ただし、片側のみの場合があるので、グレードや仕様を確認しておきましょう。また、予約ロック機能や足で開閉できるスライドドアもおすすめの機能です。
搭載しているエンジンを比較する
現在はガソリン車だけでなく、ベルランゴのようにディーゼルエンジンを搭載したモデルやハイブリッドモデルなど、さまざまなパワートレーンが存在します。それぞれの特性を把握しつつ、自分自身の車の使用シーンに応じて選ぶことが大切です。
例えば、燃費性能を重視する場合はハイブリッドモデルがおすすめです。また、購入費用を抑えたい場合はガソリンエンジンモデルを選ぶとよいでしょう。
目的に応じてターボモデルを検討する
コンパクトカーはエンジン排気量が小さいため、重量があるスライドドアを搭載したモデルはパワー不足を感じるかもしれません。比較的平坦な地域にお住いの方や、街乗りがメインの方は通常のガソリンモデルでも問題ないでしょう。
ただし、坂道が多い場合や高速道路をよく走行する場合は、ターボモデルがおすすめです。登り坂や高速道路への合流など、車を力強く引っ張ってくれます。
まとめ
スライドドアを搭載したコンパクトカーは、ボディサイズが手ごろで扱いやすく、狭いスペースでの乗降性に優れています。隣の車や壁にドアパンチすることがなく、安心して開閉できる点が魅力です。
ただし、スライドドアはヒンジドアよりも構造が複雑で、強度を必要とします。車両重量が重いので、燃費性能やパワー不足の面で不利といえるでしょう。メリット・デメリットを把握しつつ、購入することをおすすめします。
PRスライドドア搭載のコンパクトカー
※価格は支払総額
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。