車のガラスのウロコ取り方法は?汚れの原因と予防法をチェックしよう
車のガラスにウロコ状の汚れが付着することがあります。見た目が悪いだけでなく、放置すると視界を妨げたり、ガラスを傷付けたりする可能性もあるため注意が必要です。
しかし、自分でガラスのウロコ取りをするとなると正しい知識が必要になります。間違った方法で除去しようとした場合、大切な愛車のガラスに傷が付く恐れもあります。
そこでこの記事では、ガラスを傷付けずにウロコ取りを行うコツや注意点を詳しく解説します。車のガラスをきれいで安全な状態に保ちたい方は、ぜひご一読ください。
※目次※
・ウロコ汚れは水の不純物が原因、ガラスやボディのウロコ汚れを防ぐには早めの除去が大切。
・ウロコ汚れを効率良く落とすには専用クリーナーをはじめとしたアイテムの準備が必要。
・ウロコ汚れを落とす際には力加減に注意しよう!難しい場合はプロに依頼するのが賢明。
車のガラスにウロコが付く原因と予防法
車のガラスにウロコ状の汚れが付着するのは、洗車後の水滴放置や雨水の蒸発が主な原因です。水に含まれる不純物がガラス面に固着すると、汚れとして残ってしまいます。
定期的なお手入れをすることで美しい状態を保てます。まずは、ウロコ汚れの原因と具体的な予防法をチェックしていきましょう。
ウロコ汚れの主な原因
車のガラス面に発生するウロコ状の汚れは、洗車後の水分の拭き残しや雨水の蒸発が原因です。
水道水や雨水には、炭酸カルシウム、黄砂、排気ガスなどの不純物が含まれています。水道水の拭き残しや雨水の水分が蒸発すると、これらに含まれている化学物質がガラス面に固着してしまうことで、ウロコ状の汚れが形成されるのです。
汚れを放置したままにすると、運転時の視界を妨げ、安全運転に支障をきたす恐れがあるため、走行中のトラブルを未然に防ぐためにも早めの除去を心がけましょう。
ウロコ汚れを予防する方法
ウロコ汚れを予防する方法のひとつは、洗車後の適切な対応です。水滴を放置すると、水に含まれる不純物が蒸発した後にガラス面に固着し、ウロコ状の汚れの原因となってしまいます。洗車後はしっかりと水滴を拭き取るようにしましょう。
ウロコ汚れを予防する別の方法は、定期的な撥水コーティングです。水滴が付着しにくくなり、ウロコ汚れの発生を抑えられます。
ただし、DIYによるコーティングはできる限り避けたほうが無難かもしれません。慣れていない方が行うとムラができたり、ガラス以外の部分に付けてしまったりする恐れがあります。撥水コーティングは専門業者やディーラー、カー用品店などに依頼できるので、気になる方は一度問い合わせてみるとよいでしょう。
洗車時の注意点
洗車をする際に、ウロコ汚れを予防するための幾つかの注意点があります。
水滴が急速に蒸発してしまい不純物がガラス面に固着しやすくなるため、直射日光の当たる場所や高温の環境下での洗車は避けましょう。また、洗車後はマイクロファイバークロスなどの柔らかい素材を使用して、優しく丁寧に水滴を取り除くこともポイントです。
洗車の際は車用のシャンプーを使用するのがおすすめです。専用のカーシャンプーなら、車の素材に合わせて開発されているので安心して使用できます。2週間に1回程度の定期的な洗車を心がけることで、ウロコ汚れの蓄積を防げるでしょう。
車のガラスのウロコ取りに必要な道具と選び方
車のガラスやボディに付着したウロコ状の汚れを取り除くには、専用のクリーナーを使用するのがおすすめです。ただし、クリーナーにはさまざまなタイプがあるため、使用目的に合わせて使い分けることが重要です。
ここでは、ガラス用とボディ用に分けて、それぞれのウロコ取りに欠かせない道具についてご紹介します。また、家庭用品を代用する際の注意点にも触れますので、ぜひチェックしてください。
ガラスのウロコ取りにおすすめのタイプ
ガラス用のウロコ取りの専用クリーナーは、大きく分けると4種類です。リキッドタイプ、スプレータイプ、シートタイプ、コンパウンドタイプがあります。
ウロコ取りの経験がない方には、使用方法のシンプルなリキッドタイプがおすすめです。付属のスポンジなどがセットになった商品を選ぶと、素早く作業を進められるでしょう。
一方で、頑固な汚れにはコンパウンドタイプのクリーナーが適しています。ただし、使い方を間違えるとガラスに傷が付く可能性があるため、使用の際には十分な注意が必要です。
ボディ用のウロコ取りにおすすめのアイテム
ボディ用のウロコ取りには、専用のクレイバーやクレイタオルが効果的です。クレイバーは粘土のような素材で、水でぬらしながら優しくこすることでウロコを除去できます。
一方、クレイタオルはマイクロファイバー素材で、クレイバーよりも扱いやすいのが特徴です。ボディの塗装を傷付けないよう、柔らかめの素材を選ぶとよいでしょう。
ウロコ取り前には、しっかりと洗車し、砂やほこりなどを取り除いておくことが大切です。洗車の際は、専用のカーシャンプーを使用し、スポンジやタオルは柔らかいものを選びましょう。洗車後は、水分を完全に拭き取ってからウロコ取りを始めます。
家庭用クリーナーを使う際の注意点
家庭用のクリーナーを車のウロコ取りに使うのは避けましょう。ボディの塗装はがれやガラス以外のゴム製品を傷める可能性があるからです。
例えば、キッチン用の中性洗剤を使用した場合、タイヤなどのゴム製品を傷めてしまうかもしれません。さらに、泡切れが悪いため、ボディに泡も残りやすくなります。
車のガラスのウロコ取りの手順と注意点
ガラスやボディに付着したウロコ汚れは、できる限り早いタイミングで取り除きましょう。放置すると見た目が悪くなるだけでなく、車の状態にも悪影響を及ぼします。
適切な方法で対処することで、愛車を美しい状態に保てるでしょう。ここでは、ガラスやボディに付着したウロコ汚れの取り方や注意点について詳しく解説します。
ガラス面のウロコ取り手順
まずは、ガラスに付いた汚れを水で洗い流します。汚れが残ったままクリーナーでウロコ取りとしてしまうと、ガラスに傷が付いてしまうこともあるので、入念に汚れを洗い流しましょう。
次に専用のクリーナーを使ってウロコ汚れを浮かせます。ガラスに傷がつかないよう、柔らかいスポンジやクロスを使うのがポイントです。
その後、浮いた汚れをマイクロファイバークロスなどで拭き取ります。その際には、力を入れすぎないように注意しましょう。
拭き残しのないよう、角の部分まで入念に拭き上げます。最後にガラス面にコーティング剤を塗布して完了です。
ボディ面のウロコ取り手順
ボディ面のウロコ取りも、はじめにしっかりと水洗いをして行います。専用のクリーナーを使って汚れを浮かせた後、スポンジやクロスを使って力を入れすぎないように優しく拭き取ります。ボディの塗装を傷付けないよう、スポンジやクロスは柔らかいものを選ぶのがポイントです。
最後に、きれいに拭き上げたボディにワックスを塗布したら完了です。ワックスを使うと、次回のウロコ取りが楽になるだけでなく、ボディの塗装を保護する効果も得られます。
車のガラスのウロコ取りで失敗しないためのポイント
ウロコ取りを自分で行う際、ガラスに傷が付いてしまったり、塗装が傷んでしまったりするケースがあります。状況によっては高額な修理費用がかかることもあるため、作業する際には十分な注意が必要です。
ここでは、車のガラスのウロコ取りで失敗しないためのポイントを3つに分けて紹介します。また、自分では難しいと感じたときの対処法についてもまとめました。
よくある失敗例
強い力でこすりすぎてガラスに傷を付けてしまう、ウロコ取りのクリーナーを長時間放置しすぎて塗装を傷めてしまったという声も多く聞かれます。また、ウロコ取りに不向きな道具を使ってしまい、ガラスを傷付けたり、汚れを落としきれなかったりするケースも多いようです。
ガラス面を傷付けないためのコツ
ガラス面のウロコ取りは、慎重に行わないと傷を付けてしまう恐れがあります。専用のクリーナーを使用して、優しく丁寧にこすりましょう。
力任せに汚れを落とそうとすると、細かな傷が入る恐れがあります。ウロコ取り専用のスポンジやクロスを使い、円を描くように磨くことがポイントです。
なお、ウロコ取りの専用クリーナーの長時間放置は避けましょう。説明書にある時間を守りながら、小まめに拭き取るのが重要です。
プロに依頼するタイミング
ガラスに深い傷が付いてしまった、塗装がはがれてしまったなどのトラブルの際は、早めにプロに相談することをおすすめします。ウロコ汚れがひどく、何度やってもきれいにならない場合もプロの手を借りるのがよいでしょう。
もちろん、自分でウロコ取りをする自信がない方は最初からプロに依頼するのもひとつの方法です。ウロコ取りの費用は車のサイズによっても異なります。業者に依頼する際には、評判や実績を確認しつつ、事前に費用を確認しておくとよいでしょう。
まとめ
ガラスのウロコ汚れは、水に含まれる不純物が原因で発生します。専用のクリーナー、スポンジ、マイクロファイバークロスを使って丁寧に取り除きましょう。
ガラスのウロコを放置してしまうと、視界も悪くなり事故の原因にもなりかねません。定期的なメンテナンスを行い、ウロコ汚れを防ぎましょう。
【この記事の執筆者】
兒島裕和
2018年よりフリーランスのWebライターとして活動。車関係の記事を中心に、これまでに2,000本以上の記事を執筆。日本の普通自動車免許に加えて、EU圏内の自動車免許を2020年に取得。国内に加えて海外の自動車事情にも精通。
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