おすすめの車用ワックスとは?正しい使用方法を紹介
愛車のボディを美しく保ち、長く乗り続けるためには、車の状態を整える定期的なメンテナンスが欠かせません。中でも、ワックスがけは車の塗装を保護し、ツヤを出すために重要な作業です。しかし、初心者にとっては、ワックスの種類が多く、どれを選んだらいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
さらに、使い方を間違えると、ムラになったり、塗装部分を傷めてしまったりするかもしれません。そこで本記事では、初心者でも簡単に使えるおすすめのワックスの種類や特徴について解説します。また、効果的な使い方や注意点などについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・車用ワックスは大きく分けると3種類があり、それぞれ特徴が異なるため用途に合わせて選ぶ必要がある。
・ワックスの効果を最大限に引き出すには、適切な塗布方法、天候や気温への配慮が重要である。
・定期的なワックスがけは車体の保護とツヤ出しに効果的、年2回のワックスがけがおすすめ。
車用ワックスの種類と特徴
車用ワックスとして、主に固形、半ねり、スプレーの3種類があります。それぞれに特徴があるため、用途や好みに合わせて選ぶのがおすすめです。固形ワックスは耐久性に優れ、半ねりは扱いやすさが魅力。スプレーは手軽に使えるのが強みです。ここでは、各タイプの長所と短所、使い方のコツを詳しく解説します。
固形ワックスの特徴と使い方
固形ワックスは、車用ワックスの中でも最も伝統的なタイプです。ペースト状の固形物で、専用のスポンジやクロスに取って車体に塗り込みます。
固形ワックスの長所は、高い光沢と耐久性が得られることです。ワックス被膜がしっかりと形成されるため、長期間ツヤを維持できます。一方、短所は塗布と拭き取りに時間と手間がかかることです。均一に塗るのが難しく、ムラになりやすいという難点があります。
使用する際には、スポンジに薄く均等にワックスを取り、円を描くように塗り込みましょう。その後、柔らかいマイクロファイバークロスで丁寧に拭き上げることで、美しい仕上がりが得られます。
半ねりワックスの特徴と使い方
半ねりワックスは、固形ワックスとスプレーワックスの中間的な存在です。クリーム状の柔らかい質感で、スポンジやクロスに取りやすいという特徴があります。固形ワックスよりも扱いやすいため便利です。耐久性は固形ワックスにおよびませんが、手軽さと仕上がりのバランスに優れています。
使い方のポイントは、クロスに少量を取り、薄く伸ばすように塗ることです。ムラにならないよう、丁寧に均一に塗り込みましょう。塗り込みが終わった後は、柔らかいクロスを使って優しく磨くように拭き取ります。半ねりワックスは固形ほど硬化しないため、拭き取りやすいでしょう。
スプレーワックスの特徴と使い方
スプレーワックスの魅力は手軽さです。シュッとひと吹きするだけで、簡単に塗布できます。固形や半ねりのようにスポンジやクロスに取る手間もなく、均一に塗りやすいでしょう。
ただし、スプレーワックスは液体で、耐久性は固形や半ねりに比べると劣ります。頻繁に塗り直す必要がありますが、お手入れの合間に気軽に使えるのが魅力です。
使用の際には、車体から20cm~30cmの距離を置いた状態で均等に吹きかけます。近づきすぎると液だれするため注意しましょう。柔らかいマイクロファイバークロスを使って、優しく円を描くように磨くのがおすすめです。
車用ワックスはボディカラーに合わせて選ぼう
車の外観を美しく保つためには、適切なワックス選びが重要です。車にはさまざまなボディカラーがありますが、カラーに合わせてワックスを選ぶのが良いでしょう。
白いボディにはコンパウンドが含まれているタイプ、黒いボディにはツヤを目立たせるタイプなどを選ぶのがおすすめです。ここでは、白や黒、シルバーのボディにおすすめのワックスをご紹介します。
白いボディの場合
白いボディの特徴は、水アカや砂の汚れが目立ちやすいことです。ただし、キズやムラが見えにくいというメリットがあります。白色用のワックスには、コンパウンドが含まれているタイプや水アカを効果的に除去できるタイプのワックスを選ぶのが良いでしょう。
半ねりタイプの車用ワックスは通常コンパウンドを含んでいるため、白色車のメンテナンスに最適です。このタイプのワックスを使用すると、汚れの除去と塗装の保護の効果を得られます。
黒いボディの場合
黒いボディの特徴は、傷や汚れなどが目立ちやすいことです。ただし、ワックスがけをしたときにツヤを出すほど高級感が増します。黒いボディのワックスを購入する際には、コンパウンドが含まれていないタイプを選ぶと良いでしょう。
固形タイプのワックスは、黒いボディの美しさを最大限に引き出し、同時に塗装面を保護できるのでおすすめです。注意点として、高級感を保つためには、定期的なメンテナンスを意識しておく必要があります。
シルバーのボディの場合
シルバーのようなメタリックボディの特徴は、表面が非常にデリケートであることです。クリア層の保護を意識しながらワックスがけを行うと良いでしょう。
メタリック車の美しさを保ちながら、表面を効果的に保護するには、スプレータイプのワックスがおすすめです。固形タイプや半ねりタイプに比べて、簡単かつ安全にメンテナンスできます。
車用ワックスの効果と使用方法
車用ワックスは、ツヤ出しや水垢防止などさまざまな効果があります。しかし、正しい使い方を知らないと、せっかくのワックスがけも台無しになってしまうかもしれません。ここでは、車用ワックスの主な効果や正しい使用方法、持続性と使用頻度について解説します。
車用ワックスの主な効果
車用ワックスの主な効果は以下の3つです。定期的にワックスを塗ることで、新車のようなきれいな状態を保てます。
・ツヤ出し
・水垢防止
・小さな傷の防止
一方で、効果の持続期間は使用するワックスの種類や車の使用状況によって異なるため、定期的なメンテナンスが重要です。
車用ワックスの正しい使い方
車用ワックスを使用する際のポイントは、ムラのない均一な塗布です。スポンジやクロスに適量のワックスを取り、円を描くように優しく塗り込みます。力を入れすぎると、かえってムラになってしまうため、丁寧に作業しましょう。
車用ワックスを使用する際には、屋根、ボンネット、ドア、フェンダーの順に塗り込みます。塗布後10分ほど乾燥させてから、マイクロファイバークロスで優しく磨くようにして拭き取りましょう。ボディの隅々まで丁寧に仕上げることで、ムラのないきれいな光沢が生まれます。コツをつかめば、初心者でも簡単にプロ級の仕上がりが可能です。
車用ワックスの持続性と使用頻度
車用ワックスの持続性は、使用するワックスの種類や車の使用状況によって異なります。一般的に、固形ワックスの持続期間は2か月~3か月、半ねりワックスは1か月~2か月、スプレーワックスは2週間~3週間程度です。
ただし、これはあくまで目安であり、車の保管場所や走行距離、天候などの影響によって持続時間が変わるでしょう。例えば、屋根付き駐車場で保管している車と、常に屋外に駐車している車では、ワックスの持続性に差が出ます。また、頻繁に長距離を走行する車は、ワックスの劣化が早くなりやすいでしょう。
効果的なワックスがけのタイミングは、春と秋の年2回です。夏は紫外線や熱によるダメージが大きく、冬は雪や凍結防止剤の影響を受けやすいため、この時期にワックスを塗っておくことで、1年を通して車のボディを保護できます。
ワックスの種類 |
持続時間の目安 |
固形ワックス |
2か月~3か月 |
半ねりワックス |
1か月~2か月 |
スプレーワックス |
2週間~3週間 |
車用ワックス使用時の注意点
車用ワックスを使用する際は、いくつかの注意点があります。天候や気温によってワックスの仕上がりが変わることや、カーシャンプーとの適切な組み合わせ方、誤った使い方を避けることが大切です。ここでは、車用ワックスを使用する上で押さえておきたいポイントを紹介します。
天候や気温の影響
車用ワックスを使用する際は、天候や気温への注意が必要です。曇りの日で気温が10℃以上の環境が理想とされています。
直射日光の下や、気温が高すぎる状況では、ワックスが溶けてムラになりやすいため避けましょう。一方で、寒すぎる環境や湿度が高い日は、ワックスが硬化しにくくなるため、仕上がりに大きな影響を与えます。
車体がぬれていたり、ほこりや汚れが付着していたりする状態でのワックスがけは、傷の原因になるため注意が必要です。ワックスを使用する際には、車体を洗浄し、完全に乾燥させておきましょう。天候や気温に配慮し、適切な環境でワックスを使用することで、美しい仕上がりを期待できます。
カーシャンプーとの組み合わせ
車用ワックスとカーシャンプーを組み合わせる際は、成分の相性の考慮が大切です。ワックスの主成分であるカルナバワックスや合成ワックスと、カーシャンプーの界面活性剤が合わないと、長期間のツヤや保護効果が得られません。
また、カーシャンプーを行うときは作業の順番が重要です。まずカーシャンプーで汚れを落とし、水で十分に洗い流した後、車体を完全に乾燥させてからワックスを塗布します。ワックスの効果を最大限に発揮させるためにも、下地となる塗装面をきれいに整えておきましょう。
ただし、中にはカーシャンプーとワックスが一体になった商品もあります。使用する際には、製品の説明書を読んでおきましょう。適切な組み合わせと使用方法で、愛車に美しいツヤと長期的な保護が得られます。
車用ワックスの誤った使い方
車用ワックスを使う際は、正しい方法で使わないと、せっかくの効果が半減してしまうかもしれません。例えば、ワックスを塗りすぎてしまうと、ムラになったり、拭き取りにくくなったりします。
また、ボディの隅々まで丁寧に磨かないと、ムラができてしまうこともあるため注意が必要です。スポンジやクロスは、小まめに洗浄・交換して、常に清潔な状態を保ちましょう。
ワックスを使用する前後のケアも重要なポイントです。下地処理を怠ったり、ワックス後に水洗いをしたりすると、効果が半減するかもしれません。ワックスの特性を理解し、適切な使い方を心がけることで、愛車に輝きを与えられるでしょう。
まとめ
車用のワックスは、ボディを美しく保つために欠かせないアイテムのひとつです。固形、半ねり、スプレーなどのタイプがあるため、使用方法を確かめながら自分に合った商品を選びましょう。
また、ワックスを使用する際には、カーシャンプーとの組み合わせや作業する際の天候や気温も重要です。適切な状況の下でワックスがけを行いましょう。
【この記事の執筆者】
兒島裕和
2018年よりフリーランスのWebライターとして活動。車関係の記事を中心に、これまでに2,000本以上の記事を執筆。日本の普通自動車免許に加えて、EU圏内の自動車免許を2020年に取得。国内に加えて海外の自動車事情にも精通。
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