中古で買えるおすすめのマニュアル車16選!選ぶときのポイントも紹介
マニュアル車は好みのタイミングで変速でき、車を操る楽しさを味わえます。しかし、オートマ車が増えたこともあり、マニュアル車の新車販売は減少傾向です。中古車市場にはどのようなマニュアル車があるのでしょうか。
この記事では、おすすめのマニュアル車や中古車探しのポイントを紹介します。最後まで読むことで、どのようなマニュアル車があるのか分かり、車選びの参考になる情報が得られるでしょう。
※目次※
2.中古車を探すときにおすすめのマニュアル車5選【スポーツカー】
・マニュアル車はスポーツカーだけではなく、軽自動車やSUV、輸入車にもある。
・新車販売されるマニュアル車は減少傾向にあるものの、中古市場にはマニュアル車が多く流通している。
・購入前は中古車に試乗してクラッチの摩耗具合を確認し、必要に応じてクラッチ交換をすることが大切。
マニュアル車に乗るなら中古車がおすすめ?
オートマ車は、アクセルペダルの踏み込み加減や車速などに応じて、自動で変速を行います。一方のマニュアル車は、ドライバーのタイミングで変速できるのが魅力です。
魅力的なマニュアル車ですが、オートマ車に比べると流通量が少なく、今後も積極的な販売は見込まれていません。その理由を紹介します。
マニュアル車は自由な操作性が魅力!
近年は、運転が楽なオートマ車の人気が高く、販売される車の多くをオートマ車が占めています。マニュアル車のほうが運転は難しくなりますが、操作の自由度が高いのはマニュアル車です。ギアの使い分けができるようになると、より運転が楽しくなるでしょう。
オートマ車は運転状況に応じたギアが自動選択されますが、マニュアル車は好みのエンジン回転数まで回してギアチェンジできます。
高速運転時には、早めにトップギアに入れることで燃費の向上も可能です。自由なギアの入れ替えは運転技術が生きるポイントでもあるため、運転に慣れてくるとマニュアル車の楽しさを実感できるでしょう。
積極的なマニュアル車の新車登場は期待が薄い
オートマ車の普及以降、マニュアル車の割合は減少しています。オートマ車にはない魅力を持つマニュアル車ですが、今後もマニュアル車の積極的な販売は見込まれていません。
その理由のひとつが「EV化の加速」です。EVは電気モーターで駆動させる仕組みのため、トランスミッションが必要ありません。仮に搭載してもその分車両重量がアップし、電費に影響してしまいます。
マニュアル車のニーズが高く、メーカーにとって大きなメリットとなれば、マニュアル車が再度普及するでしょう。
中古車を探すときにおすすめのマニュアル車5選【スポーツカー】
マニュアル車というと、スポーツカーをイメージする方が多いのではないでしょうか。
スポーツカーは、パフォーマンスの高さと運転する楽しさを目指した車が多く、ドライバー自身が自在に操る感覚を味わえるマニュアルトランスミッションを採用する傾向にあります。
ここでは、マニュアル車を選択できるスポーツカーを5車種チェックしましょう。
マツダ ロードスター
ロードスターは、マニュアル車にのみDSC-TRACKと呼ばれる制御モードを搭載しています。これは、サーキットなどのスポーツ走行時、ドライバーのコントロールできる範囲を超えてスピンしそうになったときに制御が入るものです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,915×1,735×1,235~1,245 |
車両重量(kg) |
1,010~1,130 |
ホイールベース(mm) |
2,310 |
乗車定員(人) |
2 |
駆動方式 |
2WD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
15.2~17.2 |
(参考:『ロードスター(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ スイフトスポーツ
スイフトスポーツは、200万円前半で購入できるリーズナブルな価格ながらスポーツカーとしての高い走行性能と安全性能を持つ車です。
マニュアル車のトランスミッションは、1速・2速にトリプルコーンシンクロ、3速にダブルコーンシンクロを用いることで素早いシフト操作にも対応するよう設計されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,890×1,735×1,500 |
車両重量(kg) |
970~990 |
ホイールベース(mm) |
2,450 |
乗車定員(人) |
5 |
駆動方式 |
2WD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
16.6~17.6 |
(参考:『スイフトスポーツ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ GR86
意のままのドライビングを楽しめるスポーツカーとして開発された86は、排気量2.4L水平対向エンジンを搭載しています。2種類の燃料噴射方式を状況に応じて制御することで、スポーツカーらしい加速フィーリングを味わえるのが魅力です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
4,265×1,775×1,310 |
車両重量(kg) |
1,260~1,290 |
ホイールベース(mm) |
2,575 |
乗車定員(人) |
4 |
駆動方式 |
FR |
燃費(WLTCモード・km/L) |
11.7~12.0 |
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル BRZ
BRZはトヨタ 86とOEM関係にある車で、基本性能の差はありません。
マニュアル車が好みの方の中には、クラッチペダルやアクセルペダルの素材にこだわりたい方もいるのではないでしょうか。86はグレードによってスポーツアルミペダルもしくは樹脂ペダルが装着される一方で、BRZは全グレードにアルミペダルを採用しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
4,265×1,775×1,310 |
車両重量(kg) |
1,260~1,290 |
ホイールベース(mm) |
2,575 |
乗車定員(人) |
4 |
駆動方式 |
RWD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
11.7~12.0 |
(参考:『BRZ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 フェアレディZ
日産が販売したスポーツカーの中でも、フェアレディZは歴史の長い車です。2022年8月には7代目モデルが販売されました。
ロングノーズ&ショートデッキなど、フェアレディZの歴代モデルへの敬意を感じさせるエクステリアデザインが魅力です。古くからフェアレディZファンだった方も満足できるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
4,380×1,845×1,315 |
車両重量(kg) |
1,570~1,620 |
ホイールベース(mm) |
2,550 |
乗車定員(人) |
2 |
駆動方式 |
2WD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
9.5~10.2 |
(参考:『フェアレディZ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車を探すときにおすすめのマニュアル車9選【国産車】
スポーツカーのマニュアル車は高い走行性能を発揮する一方で、他の車と比べると燃費性能が低く、維持費もかかってしまいます。維持費が気になる方は、スポーツカー以外のマニュアル車を探しましょう。
ここで紹介する車は、日常使いでも人気のある車です。通勤・通学だけでなく、セカンドカーとしても利用できるでしょう。
スズキ アルト
アルトは、低価格でコスパの高い車種として人気を博しているスズキの軽自動車です。軽量化やマイルドハイブリッドシステムの搭載など、軽量化に力を入れた結果、高い燃費性能を実現しています。
車内の広さをメリットにしている軽自動車に比べ狭く感じることもありますが、普段使いには十分な広さです。リアシートは大人が座ってもストレスを感じることなく、ゆったりと過ごせるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,395×1,475×1,525 |
車両重量(kg) |
680~760 |
ホイールベース(mm) |
2,460 |
乗車定員(人) |
4 |
駆動方式 |
2WD・フルタイム4WD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
23.5~27.7 |
(参考:『アルト(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ エブリイ
エブリイは、スズキが販売するワンボックス型の軽自動車です。1964年に発売されたスズライトキャリイバンが、1982年の仕様変更でエブリイへと車名が変わっています。
2015年2月のフルモデルチェンジで室内空間の拡大やエンジンや足回り、内装や電装部品など、さまざまな部分の軽量化が図られました。同年にはグッドデザイン賞も受賞しており、軽自動車の中でもトップクラスの燃費性能を誇ります。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,395×1,475×1,895 |
車両重量(kg) |
870~1,000 |
ホイールベース(mm) |
2,430 |
乗車定員(人) |
2~4 |
駆動方式 |
2WD・パートタイム4WD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
14.6~17.2 |
(参考:『エブリイ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ フィット
フィットはホンダのコンパクトカーで、発売されて以来高い人気を誇っています。
オートマ車の印象のあるフィットにも、以前はマニュアル車が設定されていました。広々とした室内空間は居住性が高く、長時間のドライブでもストレスを感じさせません。
現在新車販売中のフィットは、オートマ車のみです。スペックは、最後にマニュアル車がラインアップされていたモデルの情報を紹介します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,990×1,695×1,525 |
車両重量(kg) |
1,010 |
ホイールベース(mm) |
2,530 |
乗車定員(人) |
5 |
駆動方式 |
FF |
燃費(JC08モード・km/L) |
21.8 |
(参考:『フィット(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル インプレッサ
インプレッサは、アイサイトなど先進の安全テクノロジーを備えたスバルでも人気の高い車種です。スバルグローバルプラットフォームと水平対向エンジンを採用したことで、安定感のある走りを楽しめます。
現在新車販売中のインプレッサは、マニュアル車の設定がありません。以下のスペックは、最後にマニュアル車がラインアップされていたモデルの情報です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
4,420×1,740×1,465 |
車両重量(kg) |
1,260 |
ホイールベース(mm) |
2,645 |
乗車定員(人) |
5 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
燃費(JC08モード・km/L) |
15.6 |
(参考:『インプレッサ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル フォレスター
フォレスターはスバルが販売するクロスオーバーSUVで、重厚な外見が魅力です。特徴的なヘキサゴングリルを起点とした立体造形デザインにより、SUVらしいたくましさを際立たせています。
スバル独自のAWDシステムと水平対向エンジンが搭載されています。悪路走破性が高く、低重心で前後左右に優れた重量バランスがあり、運転を楽しめることが特徴です。
現在新車販売中のフォレスターには、マニュアル車の設定がありません。以下のスペックは、最後にマニュアル車がラインアップされていたモデルの情報を紹介します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
4,610×1,795×1,715 |
車両重量(kg) |
1,460 |
ホイールベース(mm) |
2,640 |
乗車定員(人) |
5 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
燃費(JC08モード・km/L) |
13.4 |
(参考:『フォレスター(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ スイフト
スイフトは、2000年に登場したスズキを代表するコンパクトカーです。軽量高剛性プラットフォームを採用して軽量化を行った他、衝突被害軽減ブレーキやアダプディブクルーズコントロールなどの安全装備も搭載されています。
ホンダのフィットやトヨタのアクアにも引けを取らないコンパクトカーといえるでしょう。スタイリッシュなボディや収納スペースの広さ、使い勝手の良さなどから、さまざまなニーズに応える車でもあります。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,860×1,695×1,500~1,525 |
車両重量(kg) |
910~1,020 |
ホイールベース(mm) |
2,450 |
乗車定員(人) |
5 |
駆動方式 |
2WD・フルタイム4WD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
22.0~25.4 |
(参考:『スイフト(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ハスラー
ハスラーは、軽トールワゴンとSUVをミックスした新ジャンルのクロスオーバーSUVです。オフロードも対応する走破性があるため、アウトドアも楽しめるでしょう。また、マイルドハイブリッドシステムを搭載することで実現した燃費の良さも特徴です。
車間距離をキープしながら自動的に加減速を行う「アダプティブクルーズコントロール」、夜間でも歩行者を検知する「デュアルカメラブレーキサポート」などを搭載し、安全性能の面からも定評があります。
現行モデルにはマニュアル車の設定はなく、中古車であれば購入可能です。スペックは最後にマニュアル車がラインアップされていたモデルの情報を紹介します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,395×1,475×1,665 |
車両重量(kg) |
750 |
ホイールベース(mm) |
2,425 |
乗車定員(人) |
4 |
駆動方式 |
FF |
燃費(JC08モード・km/L) |
24.8 |
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル レガシィ
レガシィはスバルのフラッグシップカーであり、ファミリーカーとして人気です。車内は落ち着ける空間が広がっているため乗り心地も良く、快適に運転できます。
またセダンにもかかわらず雪道での走行はトップクラスの評価を受けており、いろいろなシチュエーションで活用できるのも魅力のひとつです。高級車としての上品さを持ちながら、全体的にシンプルにまとまっています。
マニュアル車が最後にラインアップされていたのは、2011年6月販売のレガシィB4です。以下にスペックを紹介します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
4,730×1,780×1,505 |
車両重量(kg) |
1,480 |
ホイールベース(mm) |
2,750 |
乗車定員(人) |
5 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
燃費(10・15モード・km/L) |
11.4 |
(参考:『レガシィB4(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ジムニーシエラ
ジムニーシエラは、アウトドア向けのタフなSUVです。悪路にも耐える頑強なラダーフレームや、路面状況に応じて駆動方式を変える副変速機など、オフローダーとしての性能が追求されています。
オフロードでの走行は、路面状況に合わせたギアチェンジができるかどうかが重要です。そのような点を踏まえても、マニュアル車の運転の楽しさを存分に楽しめる車だといえます。
現行モデルは2つのグレードがラインアップされ、どちらもマニュアルの選択が可能です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,550×1,645×1,730 |
車両重量(kg) |
1,080~1,090 |
ホイールベース(mm) |
2,250 |
乗車定員(人) |
4 |
駆動方式 |
パートタイム4WD |
燃費(WLTCモード・km/L) |
14.3~15.4 |
(参考:『ジムニーシエラ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車を探すときにおすすめのマニュアル車2選【輸入車】
人とは違ったマニュアル車に乗りたいという方は、輸入車を選択肢に入れましょう。国産車と同じくオートマ車が多いものの、中古市場にマニュアル車は流通しています。
おすすめするマニュアルモデルの輸入車は、ルーテシアとMINIクーパーです。それぞれ特徴を紹介します。
ルノー ルーテシア
ルノーのルーテシアは、フランスで愛され続けている車種です。クーペの流れるような美しいフォルムは残しながらも、5ドアを採用したことにより、デザイン性と実用性を兼ね備えています。
柔らかく乗り心地の良いシートや、落ち着いた高級感のあるインテリアデザインとすることで、機能性と美しさを共存させているのが特徴です。
おしゃれな外車に乗りたい、おしゃれなだけでなく使いやすいマニュアル車が欲しい、そのような希望をかなえてくれるでしょう。現行モデルにマニュアル車はないため、スペックは最後にラインアップされていたモデルの情報を紹介します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
4,095×1,750×1,445 |
車両重量(kg) |
1,130 |
ホイールベース(mm) |
2,600 |
乗車定員(人) |
5 |
駆動方式 |
FF |
燃費(WLTCモード・km/L) |
- |
(参考:『ルーテシア(ルノー)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
MINI MINI
MINIは、伝統の丸目ヘッドライトが印象的で、中古車市場でも高い人気が続く車です。輸入車ながらも、モデルによっては低予算で購入できる魅力があります。
2014年から販売されている3代目からは、少し丸みを抑えたデザインに変化し、車体もやや大きくなりました。モデルチェンジ後もMINIの魅力を引き継ぎ、洗練された車へと進化しています。
現在マニュアル車の販売はありませんが、中古車であれば先代モデルのマニュアル車を購入可能です。スペックは過去モデルの一例を紹介します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高・mm) |
3,835×1,725×1,430 |
車両重量(kg) |
1,190 |
ホイールベース(mm) |
2,495 |
乗車定員(人) |
4 |
駆動方式 |
FF |
燃費(JC08モード・km/L) |
17.9 |
(参考:『MINI(MINI)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マニュアル車などの中古車を選ぶときのポイント
何となく中古車の購入をためらってしまうという方もいるでしょう。正しい中古車選びのポイントを身に付ければ、高品質な1台と出会える可能性が高まります。
どのような部分を意識すればよいのか、中古車を選ぶときのポイントだけでなく狙い目と注意点も紹介します。
中古車を選ぶときは走行距離と年式をチェック
中古車選びにおいて、最初にチェックしたいポイントが「年式」と「走行距離」です。中古車は年式が新しく、走行距離が短いほど質の高い車とみなされる傾向があります。どちらも重要な要素ですが、走行距離を基準にする方もいるでしょう。
走行距離が短ければよいというわけではありません。車をずっと放置していたというケースであれば、メンテナンスがしっかりとされていないこともあります。そのため「1年=1万km」を目安に考えることが大切です。
修理履歴を見ると車のことがよく分かる
車の骨格部分が損傷し、修理した車のことを修復歴車と呼びます。事故歴の有無で判断している方もいるでしょう。骨格部分の修理でなければ修復歴車には当たりません。修復歴車は相場よりも比較的安く購入できる反面、不具合が発生するリスクは高まります。
また、水害を受けた水没車は事故歴ありとして扱われません。そのため、知らないうちに水没車を購入してしまうこともあります。いずれにしても高額な修理費がかかる可能性があることから、購入前に確認しましょう。
なるべく実車を確認しよう
中古車探しはインターネットからでも可能です。しかし、インターネットで探しても画像や情報からしか車の状態が分かりません。
状態の良い中古車を探すには、実車確認が重要です。特にマニュアル車は、消耗品のクラッチが備わっています。クラッチの摩耗が進んでいるとクラッチの切れが悪い、滑ってしまうなどの症状が現れ、エンジンの動力をタイヤまでうまく伝えられません。
可能であれば試乗をして、クラッチの摩耗具合をチェックしましょう。
まとめ
オートマ車に比べると、マニュアル車は車種が限られています。中古のマニュアル車を探す際には、走行距離・年式・修復歴を確認することが大切です。
これらはインターネット上から確認できますが、マニュアル車であるからこそ重要なクラッチの摩耗や、踏んだときの違和感などは実車を見なければ確認できません。
手間はかかりますが、満足度の高いマニュアル車を購入するためにも実車を確認し、車の状態をしっかりチェックすることをおすすめします。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Q.MT車とはなんですか?
A.MT車とは、「Manual Transmission」の略で、運転手が手動でギアチェンジを行う車のことです。クラッチペダルとシフトレバーを操作して、速度や状況に応じて変速します。 AT車に比べて操作ミスが少なく、エンジンとの一体感を感じられるのが特徴です。ただし、習熟に時間がかかるため、現在では少数派となっています。
Q.MT車は乗りやすいですか?
A.MT車は、運転の醍醐味を味わえる反面、操作の複雑さから初心者には乗りにくい面があります。クラッチとギア操作の習得に時間がかかりますが、車との一体感や細やかな車両制御が可能です。 デメリットとして、渋滞時の疲労や先進安全装備の制限などがあります。乗りやすさは個人の好みや運転スキルによって異なるため、自身のニーズに合わせて選ぶのが良いでしょう。
Q.MT車とAT車はどちらが安全ですか?
A.MT車とAT車の安全性については、一概にどちらが優れているとはいえません。基本的な安全装備は同じですが、先進運転支援システムの搭載に違いが見られます。 AT車は、緊急自動ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどの先進機能を搭載しやすい傾向にあるでしょう。MT車ではクラッチ操作が必要なため、完全な自動制御が難しいからです。ただし、最近のMT車でも多くの安全機能が搭載されるようになりました。