BMWのSUVシリーズの気になるラインナップをご紹介!
BMWは、日本国内でも人気を集める外車のひとつです。メーカー内では多くのSUVを発表し、SAV・SACなど独自のジャンルも開拓しています。しかし、各車種の詳細情報については知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、BMWが販売するSUVのラインナップを紹介します。新車価格・ボディサイズといったスペックだけでなく、特徴や魅力を知る機会にもなるでしょう。車を購入する際のチェックポイントもピックアップしています。
※目次※
4.自分に合うBMWのSUVを中古で購入するためにチェックしたいもの
・BMWが販売するSUVのラインナップは、2020年6月時点で7車種。スペックと各車種の特徴を知ろう
・SUVを購入する際は、価格だけでなく燃費や状態をチェックすることが大切。駐車スペースに収まるサイズかどうかも確認しよう
・BMWのSUVから最適な車種を選ぶには、カラー・デザインに加えてライフスタイルに合ったモデルかどうかで判断しよう
BMWのSUVの基礎知識
BMWは1916年に設立された歴史ある自動車メーカーです。近年人気のSUVの開発にも力を入れており、先進的な技術と高いパフォーマンスから人気を博しています。エレガンスなBMWのSUVが気になる方は多いのではないでしょうか。こちらではBMWのSUVに関する基礎知識を紹介します。
「X」といえばSUV
BMWではさまざまな種類の車が多数ラインナップされていますが、SUVシリーズにはすべて「X」の文字が冠されています。イニシャル「X」がSUVシリーズの目印になっており、後ろに数字を加えて「X1」といった名前をつけるのが通例です。
Xの後ろにつく数字は車種のサイズを示しており、数字が大きくなるほどボディサイズも大きくなります。X1が最も小さくX7が最大サイズとユーザーにわかるように名づけられているのが特徴です。
現行車種の偶数モデルはすべてクーペモデルとなっており、X8が発売されるとすればクーペタイプになるのではないかと予想している方も見受けられます。
エンブレムに込められた意味
BMWの青と白で点対象に塗り分けられた特徴的なエンブレムのデザインは、BMWの本拠地であるドイツのバイエルン州の州旗と前身の会社のロゴがモチーフとされています。
BMWが元は航空機エンジンメーカーであったことから、プロペラと空と雲がイメージされているという解釈が長いあいだ通説でしたが、BMWは公式サイトでこの説は真実ではないと述べています。しかし長い期間をかけてイメージが定着したことで、「後付けではあるがプロペラ説も一定の正当性を得た」というのが現在の公式の見解です。
BMWが出しているSUVのラインナップ
BMWは、ドイツに本社を置く車メーカーです。高級車を販売するメーカーとしても有名ですが、BMWのSUVであるXシリーズも人気が絶えません。2019年10月現在ではX1からX6まで6種類のラインナップがあり、ボディサイズをはじめ異なる特徴が多数あります。
各車種のスペックも確認しながら、BMWのSUVに関する知識を深めましょう。なお、今回ご紹介する車種はすべて標準モデルのスペックです。
X1
「X1」は、Xシリーズのなかでもっともコンパクトなサイズを誇るSUVとなります。初代モデルは2009年に発表され、翌年2010年に日本での販売がはじまりました。ステーションワゴンタイプの3シリーズとは兄弟関係にありますが、X1のほうがよりオフロード走行での性能を高めている点が特徴です。
新車価格 |
440万円~ |
ボディサイズ |
全長 4,455mm×全幅 1,820mm×全高 1,600mm |
駆動方式 |
前輪駆動 |
燃費 |
14.3km/L |
標準グレード「sDrive 18i」の駆動方式は前輪駆動となっており、「xDrive」のグレードはすべて4WD(四輪駆動)が採用されています。アウトドアシーンで活用しやすいコンパクトなSUVを求めている方におすすめの車種です。
X2
Xシリーズのなかでも比較的新しいモデルが「X2」です。2016年にコンセプトカーが発表され、2018年に日本でも販売がスタートしました。「sDrive18i」「xDrive20i」の2つのグレードを展開し鋭い目つきのボディデザインが個性的な車種です。
新車価格 |
451万円~ |
ボディサイズ |
全長 4,375 mm×全幅 1,825mm×全高 1,535mm |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
14.3km/L |
2018年~2019年には3つの賞を受賞し、SUVの走行性とクーペの快適性を兼ね備えた技術が評価されています。低いルーフラインが視界を遮らないよう配慮されているため、クーペの運転に不慣れな方も乗りやすい車といえるでしょう。
X3
「X3」は、日本では2004年に発表されたSUVです。現行モデルは2017年に発表された3代目で、2019年には新たにツインターボモデルも販売を開始しました。
プラットフォームには3シリーズを採用し、X5との共通点も多く見られるSUVです。BMWが販売するプレミアムSUVではトップクラスの販売台数を誇る車でもあります。
新車価格 |
675万円~ |
ボディサイズ |
全長 4,720 mm×全幅 1,890mm×全高 1,675mm |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
13.4km/L |
全グレードに4WDを搭載しているため、アウトドアメインの走行も気兼ねなく楽しめるでしょう。大きなボディながら軽量化が実現し、快適でダイナミックな走りが体感できる点もX3の魅力です。
X4
X3の仕様をベースとして、2014年に「X4」が発表されました。それまでのボディデザインとは異なり、ゆるやかな曲線を描いたルーフラインが特徴となっています。
SUVとクーペの魅力を兼ね備えたSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)はBMW独自のジャンルで、これまでにない快適さを体感できるでしょう。
新車価格 |
695万円~ |
ボディサイズ |
全長 4,760 mm×全幅 1,920mm×全高 1,620mm |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
13.6km/L |
2019年6月には新たなグレードも追加され、駆動方式は全グレードに4WDを採用しています。X4は、オフロードでも安定した爽快な走りを楽しませてくれる車といえるでしょう。
X5
「X5」の登場は、BMWが商標登録したSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の名前を広く知らせるきっかけとなりました。BMWが販売する車のなかでははじめてのSUVで、高級車を意味するプレミアムSUVのパイオニアともいえる存在です。
新車価格 |
666万円~ |
ボディサイズ |
全長 4,945 mm×全幅 1,870mm×全高 1,480mm |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
14.4km/L |
2019年7月には4代目となる新型モデルが発表され、ますます人気が高まっています。前方との車間距離を検知する安全機能をはじめ、最新の技術が多数搭載された車種です。快適で高性能な走り心地だけでなく、ラグジュアリーにこだわった点もX5の魅力といえるでしょう。
X6
SUV・クーペの長所を融合したSACとしてはじめて発表したのが「X6」です。2019年7月発表の新型モデルで3代目となり、ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンの2パターンから選択が可能になりました。
全グレードが4WDですが、後輪駆動に近いかたちで設計したことで、よりいっそうダイナミックな走行を実現しています。
新車価格 |
990万円~ |
ボディサイズ |
全長 4,925 mm×全幅 2,005 mm×全高 1,695mm |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
10.3km/L |
2019年8月には、特別モデルの製作も発表されました。反射率わずか1%の塗装で、二次元のようなボディスタイルが各国で話題を呼んでいます。
X7
X7はBMWのSUVシリーズの中でも最大サイズを誇る大型サルーンです。以前はヨーロッパなどで販売されており日本では展開していませんでしたが、2019年6月に満を持して日本市場向けに販売が開始されました。
Xシリーズでは初の3列シートが導入され、大型のボディサイズを活かした広々とした室内空間でラグジュアリーなひとときを満喫できるハイエンドモデルです。
新車価格 |
1,099万円~ |
ボディサイズ |
全長 5,165 mm×全幅 2,000 mm×全高 1,835 mm |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
11.4km/L |
サイズだけでなく排気量やパワーも向上しており、安定性のあるパワフルな走りも健在です。BMWで最初のフルスペックSUVとして、BMWの新たなハイエンド・フラッグシップモデルになることが期待されています。
BMWのSUVを購入する際の判断基準
BMWのSUVを購入する前に、どのような基準で選ぶべきか理解しておくことが大切です。自分の好みに合わせるだけでなく、価格・燃費といった車自体の情報もしっかりチェックしましょう。
インターネットや情報雑誌を活用することで新しい情報をいち早く手に入れられます。フルモデルチェンジや新車発表の予告があれば、もう少し待ってから検討することもひとつの方法です。
価格
車の購入において、予算を決めておくことは非常に重要となります。とくにBMWのXシリーズは438万円~1,079万円と価格帯も幅広く、オプションやグレードによっても大きく変動する点が特徴です。ローン支払いであれば、完済までの長期的な計画をたてられると安心でしょう。
新車にこだわらない方であれば、中古車から選ぶことも可能です。新車に比べると安く買えるためお得な方法ですが、大まかな予算を決めておいたほうが候補を絞りやすくなります。収入・生活費など複数の観点から計画して、無理なく購入できる価格を決めておきましょう。
燃費
燃費は、車のガソリン代や維持費に直接関わります。長期的に乗る予定の方はとくに重視したいポイントです。
車のスペックで表記されている数字は「1Lあたりの燃料でどのくらい走行できるか」を意味します。数字が大きいほど燃費がよいことを表しますが、1L10km以下の燃費はそれほどよいとはいえません。
ただし、BMWのSUVはほとんどの車種で10kmを上回るため、長時間運転しない方であればほかの項目を優先してもよいでしょう。「1日20km以上走行する」といった場合は、燃料補給の頻度を考慮しながら最適な車種を選ぶようにしましょう。
大きさ
車の購入を決める前に、駐車スペースに問題なく収まるかどうか確認することも重要です。国産車に乗っている場合は、外車の大柄なボディに驚く方もいるでしょう。BMWのXシリーズは、全長・全幅に比べて全高が低めに設計されている車種が多く見られます。
カタログやインターネットに掲載される写真からは具体的なサイズがイメージできず、「駐車しにくい」「自宅のガレージに収まらない」といった事態に発展するかもしれません。ボディサイズと駐車スペースの広さを比較して、スムーズに駐車できる大きさを基準にしましょう。
新車の発表
BMWにかかわらず、車メーカーの新車発表やモデルチェンジは突然告知されます。具体的な販売時期などは直前に知るケースも多くありますが、車関係の雑誌やインターネットサイトで大まかな予測をたてることも可能です。
新型の発表があれば、購入予定時期を延期して情報を収集してもよいでしょう。現在よりも好みのデザインになったり、便利な機能が搭載されたりする可能性も大いにあります。人気車種であれば中古車市場に出回るタイミングも早いため、新情報は定期的にチェックすることがおすすめです。
何人乗りか
車を購入する際には、どのようなシーンで使う予定かを明確にしておくと選びやすくなります。3人家族で乗る場合は4人~5人乗りでも十分ですが、5人以上乗る予定があれば3シートタイプも候補にあがるでしょう。
BMWのXシリーズはすべての車種で5人の乗車定員が設定されていますが、「X5」のみ7人乗りのオプション選択が可能です。2列シートのモデルに1列加え、3列シートにするかたちで増員できます。
今後のモデルチェンジでオプションが増える可能性もあるため、ライフスタイルに合った車種を選べるようチェックしておきましょう。
ほかの方の評価
特定の車に関する情報は、インターネットや情報雑誌で収集できます。公式サイトの情報も参考になりますが、可能であればリアルな感想をリサーチするのがおすすめです。
「便利だと思っていた機能にデメリットがあった」「コンパクトだが小回りが利かない」など、実際に運転してはじめて評価できるポイントもあるためです。
口コミすべてが判断基準になるわけではありませんが、安心して購入に進めるようなるべく多くの情報を集めましょう。
自分の好きなカラーやデザインかどうか
車を選ぶ基準としてボディのカラーやデザインは重要ですが、写真・動画ではなく実際に目で見て判断することが大切です。光の反射やアングルの違いで印象が変わるため「想像していたものと違った」となっては運転も楽しめません。
ボディはもちろん、内装のデザインも細かくチェックしておきましょう。BMWはインテリアにこだわった車種も多いため、自分の好みを基準に選ぶことがおすすめです。オプションを追加する場合は、全体的なデザインもイメージすると選びやすくなります。
自分に合うBMWのSUVを中古で購入するためにチェックしたいもの
BMWのXシリーズはプレミアムSUVと呼ばれ、高級車に分類される車です。新車・中古車いずれの場合でも、満足して乗り続けられるかどうかが重要な判断基準になります。
外観の好みだけでなく、利用シーンに適した使い方ができるようチェックしておきましょう。BMWのSUVを購入するためのポイントをご紹介します。
状態
BMWのSUVを中古車で購入する場合は、車の状態を細かくチェックしなければなりません。目立つ傷やへこみは店舗側から説明されるケースも多くありますが、部品の劣化による故障リスクなどはひと目でわかりにくいためです。
年式が古いほど、走行距離が長いほど故障のリスクは高まります。消耗部品の経年劣化は避けられないものの、少しでも整ったコンディションの車を手に入れられるようしっかり状態を確認しましょう。
禁煙車かどうか
中古車のBMWを購入する場合、禁煙車であるかどうかを確認しましょう。車内で喫煙する習慣がある方は、禁煙車でなくてもタバコのにおいが残っていないか、残っていても不満に思わない程度かチェックしておくと安心です。
ふだんタバコを吸わない方にとって、車内に残ったにおいは少し煙たく感じるかもしれません。染み込んだにおいはなかなか取れないため、禁煙車に限定して選ぶこともひとつの方法です。中古車のスペックに明記されていない場合は、業者に直接聞いてみてもよいでしょう。
走行距離と年式
走行距離や年式は中古車を選ぶにあたって重要な指標になります。走行距離が多い車は車両にダメージが蓄積していることが多く、故障や不具合を起こしやすくなるためです。5万kmや10万kmといったきりのよい数字を境に値段が大きく下がる傾向があるため、この境界を少し過ぎた車がねらい目です。
年式が古い車は走行距離も多いことが多く、経年変化もあって故障のリスクが気になります。高年式のモデルのほうが性能は高く装備の質も高くなりますが、そのぶん値段も高くなります。3年落ち、5年落ち、7年落ちの車は車検で手放す人が多いため在庫が多く、リーズナブルな価格で販売されていることがあるためおすすめです。
修復歴
中古車を探すときはなるべく修復歴がない車を選びましょう。修復歴とは車両のフレーム部分を修理や交換したことがある車を指します。ボディについたキズの修理やバンパーを交換した程度では修復歴はつきません。
フレームは車の骨格となる重要な部分であり、ここに手を加えたことがあるということは車にかなり強い衝撃が加えられた可能性が高いと考えられます。そのため事故車である可能性があり、中古車では避けられるのが一般的です。
内装
中古車は同じモデルだからといってほかの車と内装が同じとは限りません。前のオーナーの手で内装に手を加えられているケースがあるので、よく確かめましょう。内装の状態が自分の好みに合っているかよく確認する必要があります。
手を加えられているのは悪いことだけではなく、デフォルトよりも仕様がグレードアップされているお得なケースもあるのでチェックしてみてください。
ディーゼルかガソリンかどうか
BMWのSUVはディーゼル車とガソリン車があります。気になった車両がどちらの仕様なのか購入前に確認しましょう。
ディーゼル車はガソリン車よりも馬力やトルクが高く、燃費に優れる特徴があります。半面エンジン音が大きく排気ガスが問題になることがあり、車両の値段も高くなる傾向があるため一長一短です。最終的には自分の好みで選ぶことになりますが、間違えて買うことがないよう確認を怠らないようにしましょう。
保証
中古車を購入するときは保証がついている販売店がおすすめです。中古車は使用歴があるため、どうしても新車よりも故障のリスクが高くなります。前のオーナーがどのような扱い方をしていたかもわからないので、もしもの場合に備えてしっかりとした保険が付いた販売店で購入しましょう。
最悪の場合、車を買って運転して帰る途中でエンジンが動かなくなるケースも考えられます。保険が付いていればこのようなときも販売店に修理費用を負担してもらえるので安心です。
まとめ
BMWのSUVはセダン・クーペの2タイプに大別され、近い将来に新型モデルの発表も期待される人気の車種です。「Xシリーズ」とまとめられることも多くありますが、ひとつひとつ特徴や魅力が異なります。スペックと自分の好みを考慮しながら、カーライフを満喫できる一台を選びましょう。
ネクステージでは、BMWのSUVをはじめ多数の外車を取りそろえています。お客様のライフスタイルに合わせて最適な車種をご提供する取り組みです。BMWの車が気になる、SUVを購入したいという方は、ぜひネクステージの中古車販売サービスをご利用ください。
BMWの特選中古車をみる
■世界のクルマを360°画像でチェックする
■中古輸入車在庫台数日本一「正規輸入車専門店 ユニバース」