BMW Z4とは?これまでの歴史や現行モデルの特徴を紹介
BMW Z4は、スタイリッシュな外観と上質なインテリア、優れた走行性能を備えた2シーター、ロードスターモデルの車です。
BMWらしいスポーティーでプレミアムなデザインと走り、先進の安全性能を兼ね備えています。BMW Z4がどのような車なのか、詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、BMW Z4の特徴や歴史、魅力を紹介します。最新の売買価格も紹介していますので、中古車を探している方や保有する車の買い替えをお考えの方は、参考にしてみてください。
※目次※
・スポーツ2シーターのBMW Z4は2003年に販売が開始され、現行は3代目モデル。
・ダイナミックな走りと流線を描く洗練されたボディ、機能的で快適なインテリアが魅力。
・BMW Z4の中古車は、豊富な在庫数と保証が充実しているネクステージで探そう。
BMW Z4とはどのような車?
Z4は、BMWが販売するスポーツ2シーターです。同じBMWから販売され、人気を得ていたオープンカーZ3の後継車として登場しました。
ソフトトップを採用したロードスターモデルと、クーペモデルがラインアップしています。ここでは、BMW Z4が登場した背景や特徴、車両スペックを見ていきましょう。
Z3の後継車種として登場したスポーツ2シーター
BMW Z4は、2003年に販売終了したZ3の後継車として登場したスポーツ2シーターです。Z4はZ3よりもひと回り大きく、よりシャープな外観に変化し、直列6気筒エンジンを搭載することで走行性能が向上しました。
空気の流れを最適化するMエアロダイナミクスを標準装備し、よりスポーティーでスタイリッシュな印象を与えます。ラインアップはロードスターモデル、クーペモデルの2種類です。
スポーティーさを感じるボディは全長4,335mm
BMW Z4には「sDrive20i Mスポーツ」と「M40i」2つのグレードがあります。それぞれのスペックは、以下の表でご確認ください。
|
sDrive20i Mスポーツ |
M40i |
全長×全幅×全高(mm) |
4,335×1,865×1,305 |
|
ホイールベース(mm) |
2,470 |
|
最低地上高(mm) |
120 |
114 |
車両重量(kg) |
1,490 |
1,580 |
トランクルーム容量(L) |
281 |
|
エンジン種類 |
直列4気筒DOHCガソリン |
直列6気筒DOHCガソリン |
総排気量(cc) |
1,998 |
2,997 |
最高出力 【kW(PS)/rpm】 |
145(197)/4,500 |
285(387)/5,800 |
最大トルク 【N・m(kg・m)/rpm】 |
320(32.6)/1,450~4,200 |
500(51.0)/1,800~5,000 |
(参考:『BMW Z4に乗りたい!歴代モデルの特徴や失敗しないための選び方|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW Z4の歴史
BMW Z4は2003年に初代モデルが登場し、2009年に2代目が販売されました。2017年にはリニューアルのため、一時的に日本国内での販売がストップします。その後、2019年に3代目モデルが登場し日本でも販売開始されました。
BMW Z4の歴史を知ることで、世代ごとの特徴をより深く理解できるでしょう。ここでは、BMW Z4の歴史を紹介します。
2003年:初代Z4の発売を開始
BMW Z4は、2002年にパリモーターショーで初登場し、2003年に日本で販売を開始しました。2種類のグレードにはいずれも直列6気筒DOHCエンジンを搭載し、排気量2.5Lの「Z4 2.5i」、排気量3Lの「Z4 3.0i」を展開しています。
ロードスターモデルとクーペモデルをラインアップし、長く延びる優雅なエンジンフード、乗る人を包み込むように配置されたインテリアが特徴です。
折り畳み式ルーフのソフトトップは、2.5iには手動、3.0iには約10秒で格納できるフルオートマチック電動式が装備されています。
安全装備としてデュアル・サイドエアバッグやABS、タイヤのパンクトラブルを知らせる空気圧警告システム、ランフラットタイヤを標準装備しました。
(参考:『【BMW Zシリーズ】Z1・Z3・Z4は似て非なり!それぞれの特徴や魅力とは?|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2009年:2代目Z4が登場
2代目Z4は、2009年1月のデトロイトモーターショーで発表され、5月から日本での販売が始まりました。初代モデルで採用されていたソフトトップは、軽量アルミニウム合金製のリトラクタブル・ハードトップに変更しています。
ギアシフト特性やアクセル特性、ステアリング特性を変化させるダイナミック・ドライビング・コントロールを標準装備し、ノーマル・スポーツ・スポーツプラスの3段階モードを設定しました。
スポーツモードは、ダイレクトなステアリングとアクセルペダルの操作反応性が向上し、よりスポーティーな走りが楽しめます。
グレードは2.5Lの「sドライブ 23i」と3Lツインターボの「sドライブ35i」の2種類が用意され、それぞれの搭載エンジンは直列6気筒DOHCエンジンです。
2019年:3代目Z4が発売開始
2018年8月には、米国でZ4の3代目モデルが発表されました。日本では、2017年から一時的にZ4がラインアップから消えていましたが、2019年3月に販売再開します。
エンジンやシャシーなどプラットフォームをトヨタ スープラと共通し、製造元も同じオーストリアのマグナ・シュタイア社です。
2代目ではハードトップ仕様だったルーフがソフトトップ に変わり、軽量化に貢献しています。外観はフロントからサイドに配置したヘッドライト、幅広のキドニーグリルにはメッシュを採用し、よりスポーツカーらしいデザインに変化しました。
日本では2L 直列4気筒ターボエンジンの「sドライブ20i Mスポーツ」と、3L 6気筒Mパフォーマンスターボエンジンの「M40i」の2種類が販売されています。
(参考:『BMW Z4の最新モデルまとめ!魅力や特徴を歴代モデルと比較|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW Z4の魅力
BMW Z4の魅力は、スタイリッシュなデザインと高品質なインテリア、ダイナミックな走りです。
重心を低く設定することで安定感が生まれ、機敏なハンドリングとドライビング体験が楽しめるでしょう。ここでは、BMW Z4の魅力を外観デザイン、室内空間、走行性能に分けて紹介します。
流れるようなデザイン
BMW Z4のエクステリアやインテリアには、スポーティーで洗練されたデザインが施されています。ダイナミックなデザインのソフトトップは、車両全体に流れるような優美なラインを生み出していることが特徴です。
フロント部分の幅広のキドニーグリルにはメッシュデザインを採用し、まるでレーシングマシンのような印象を与えます。乱気流を抑えてエアロダイナミクスを強化するエアブリーザーにより、スポーティーな走りを実感できるでしょう。
(参考:『BMW「Z4」にハードトップモデルはある?特徴や入手方法と同仕様の車両を紹介|新車・中古車の【ネクステージ】』)
機能美が光る室内空間
BMW Z4の室内空間には、運転に集中できるシートやくつろげる照明、音響などの機能が装備されています。
運転席と助手席のMスポーツシートは、深く腰かけられる座面とサイドの立体的な造りで体をホールドし、安定したコーナリングが可能です。コックピットは、メーター類の視認性やボタン操作のしやすさなど、運転に集中できる環境が整えられています。
車両の特性や速度に応じて音質のチューニングを行うサウンドシステム、直接照明と間接照明の組み合わせにより、ドライバーだけでなく同乗者も快適なドライブを楽しめるでしょう。
(参考:『トヨタ スープラとBMW Z4を徹底的に比較!特徴や性能の違いは?|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイナミックな走り
BMW Z4は、スポーツカーらしいダイナミックな走りが特徴です。sドライブ20i Mスポーツは最高出力145kW/4,500rpm、M40iは最高出力250kW/5,000rpmのスペックにより、0 km/h ~100km/hの加速はsドライブ20i Mスポーツが6.7秒、M40iは4.1秒を達成しています。
コーナリングの動作を助けるMスポーツ・ディファレンシャル、制動力に優れたMスポーツ・ブレーキは、グレードごとのオプション設定です。
最新の運転支援テクノロジーを搭載
BMW Z4のスポーティーでダイナミックな走りをサポートするのは、先進の運転支援テクノロジーです。
ドライビング・アシストは、歩行者や自転車などを検知して事故を防ぐ、または事故の影響を最小限に抑えるよう運転をサポートする機能です。ドライバーの死角にいる車両や急接近する車両を知らせる、レーン・チェンジ・ウォーニングも備えています。
BMWヘッドアップ・ディスプレーは、運転に必要な情報をドライバーの視野に合わせて投影するため、視線を動かすことなくルート案内や車速を確認可能です。
(参考:『Z4(BMW)の燃費(WLTCモード)情報(モデル・グレード別)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW Z4の最新売買価格
BMW Z4はこれまでにフルモデルチェンジを2回行っており、グレード展開、外装・内装デザイン、装備などが変化しています。旧モデルを希望する方は、中古車からお気に入りのモデルを探しましょう。
ここでは、BMW Z4の新車価格や中古車価格の相場を紹介します。買取価格の相場も紹介しますので、買い替えを希望する方は参考にしてみてください。
BMW Z4の新車価格
BMW Z4の最新の新車価格情報は、以下の表の通りです。
Z4 sドライブ20i Mスポーツ |
776万円(税込み) |
Z4 M40i |
940万円(税込み) |
Z4 M40iは、レーシングカーを手がけるBMWがスポーツドライビングを極めた証として称する「M」をグレード名に付けています。
高いパフォーマンスと技術を備えたシリーズのみに付けられる称号です。そのため、Z4 sドライブ20i Mスポーツに比べて、価格が高く設定されています。
(2024年9月現在の情報です)
(参考:『Z4(BMW)のクルマカタログ|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW Z4の中古車相場
ネクステージで取り扱うBMW Z4の中古車価格の相場は、以下の通りです。
グレード |
中古車価格(税込み) |
Z4 sドライブ20i Mスポーツ |
239万9,000円~467万9,000円 |
Z4 M40i |
699万9,000円 |
(2024年9月時点の情報です)
中古車価格はグレードや年式、オプションなど車の状態によって変化するため、車両ごとの特徴を確認しましょう。
(参考:『Z4(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW Z4買取相場
2024年9月現在、ネクステージにおける BMW Z4の買取実績は77件です。最近の買取価格を一部紹介します。
グレード名 |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
Z4 M40i |
2024年式 |
4万3,754km |
403万2,000円 |
Z4 sドライブ20i Mスポーツ |
2024年式 |
3万274km |
351万8,000円 |
Z4 sドライブ20i |
2024年式 |
3万8,459km |
308万2,000円 |
買取価格の相場も中古車と同様に、グレードやオプション、年式、走行距離などの条件で変化します。年式が新しく走行距離が短い車両ほど、高く買取される傾向です。
(参考:『Z4(BMW)のクルマ査定・買取相場|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージでBMW Z4を探してみよう!
BMW Z4は新車で購入すると高額ですが、中古車であれば比較的お手頃な価格で購入できます。BMW Z4を中古車で購入するのであれば、カテゴリー別専門店で効率良く探せるネクステージがおすすめです。ここでは、ネクステージで中古車を探す魅力を紹介します。
カテゴリー別専門店や正規輸入車専門店を展開
ネクステージは日本全国に300店舗以上を展開し、総在庫数3万台もの豊富な在庫を取りそろえています。
中古車だけでなく車検や買取を行う大型店やセダン&スポーツ専門店、正規輸入車専門店のユニバースなど、カテゴリー別の専門店も展開しており、探しやすさと選びやすさが魅力です。
熟練バイヤーが専門知識を生かし、車種・グレード・カラー共に人気のあるものをこだわって仕入れています。故障トラブルの原因となる修復歴車などは排除していますので、安心してお選びください。
輸入車も対象の保証サービスを用意
ネクステージでご購入いただいた車には、一部の車種を除き無料保証が付帯します。国産車(3か月以内かつ3,000km以内)だけでなく、輸入車(1か月・走行距離無制限)も対象です。
購入後も愛車を安心・安全にお乗りいただけるように、充実した保証が付いたメンテナンスパック「サービスサポート」も有料でご用意しています。1年・2年・3年の希望する期間ごとにお選びいただけますので、ぜひご利用ください。
まとめ
BMWが販売するZ4は、プレミアム・オープン・モデルのスポーツ2シーターです。Mエアロダイナミクス を装備した、流れるようなボディラインと上質な室内空間、ダイナミックな走りを兼ね備えています。
旧モデルのZ4を探している、新車より安く購入したい方は、中古車での購入がおすすめです。
ネクステージには、Z4をはじめとするオープンカーなど、人気の車種やグレードをはじめ在庫が豊富にそろっています。Webサイトから在庫確認や見積もり依頼もできるため、ぜひご利用ください。
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