今さら聞けない!並行輸入車と正規輸入車の違いって?それぞれに新古車の取り扱いはある?
海外メーカーの車を日本で販売する際には、輸入しなければなりません。輸入方法には大きく分けて並行輸入・正規輸入の2つがありますが、「何が違うのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、海外メーカーの輸入車について解説します。中古車市場で正規輸入のほうがよいといわれる理由を知ることも可能です。並行輸入のデメリットも理解しながら、信頼性の高い方法で好みの車を手に入れましょう。
※目次※
2.ここが正規輸入車と違う!並行輸入車のメリットとデメリット
・海外のメーカーから日本の正規代理店を通して販売されるのが正規輸入車。それに対して、並行輸入車は、正規ルートではない方法で輸入された車!
・日本で通常運転できない車に乗れるのが並行輸入車のメリット。しかしメンテナンスが大変な点も理解しておこう!
・正規輸入車を探すならネクステージがおすすめ!SUVから高級スポーツカーまで多彩に揃い、購入後のサポートも安心!
並行輸入車と正規輸入車の違いって?
輸入車には、大きく分けて並行輸入車と正規輸入車があります。正規輸入車が正規で輸入されたものであり、それ以外の車は並行輸入車となります。
並行輸入車と正規輸入車はそれぞれどのような特徴を持っているのでしょうか。こちらの項目では並行輸入車と正規輸入車の違いについて、それぞれの特徴に触れながら解説していきます。
並行輸入車とは
並行輸入は、日本の正規代理店と海外の販売店が直接関わっていないケースです。国内のディーラーを中継しないため、メーカーや車種など、販売できる範囲が限定されていないという特徴があります。本来の輸入ルートとしては、「正規代理店から消費者」へと流れていくものですが、並行輸入はそれ以外のルートに該当します。
並行輸入車は、正規代理店やメーカーのルールが適用されないため、「海外でのみ販売している車を日本で入手できる」というメリットがあります。
正規輸入車とは
正規輸入は、本来のルートで輸入し、販売を行うケースを指します。外車を日本で販売するため、日本の正規代理店が直接申請するという構造になっています。「日本で販売しても良い」とメーカーが認めた車のみ輸入・販売されるため、メーカーや車種が限られることになります。
正規輸入車は、保険にしっかりと加入することができるため、「並行輸入車に比べて安心して運転できる」というメリットがあります。
ここが正規輸入車と違う!並行輸入車のメリットとデメリット
並行輸入車は、日本で発売されていない車など珍しい車種に乗ることができたり、円高の際は安価で購入できるというメリットがあります。その反面、メンテナンスが大変だったり保険料が高くなったりと、少なくないデメリットもあります。
こちらの項目では、並行輸入車のメリット、デメリットをまとめていきます。ぜひ参考にしてみてください。
【メリット】日本未発売車など珍しい車に乗れる
並行輸入の代表的なメリットとしては、日本未発売社のような珍しい車に乗車できるという点が挙げられます。正規輸入の場合と違い、メーカーや車種の制限がまったくないため、日本で見ないような車を輸入することができます。
例えばフォードやテスラのようなメーカーは、世界的に名前が知られているものの、日本で姿を見かけることはあまりありません。並行輸入を行う場合は、こうしたメーカーの車を購入することも可能です。
【メリット】円高の時は安く買えることも
並行輸入車は、円高の時に安く買えるというメリットもあります。円高は、為替レートにおいて、相対的に円の価値が高まることです。例えばドルに対して円の価値が高まった場合、アメリカの車を安く購入することができます。
このように、並行輸入車の価格は、現地での購入手続きのタイミングの為替レートによって左右されます。円高のタイミングで購入すれば、「為替レートの影響によって安く購入できる」ことは覚えておきましょう。
【デメリット】メンテナンスが大変
並行輸入車のデメリットの1つが、メンテナンスの大変さです。正規輸入車とは異なり、メンテナンスや修理に対応できる業者が少なく、不便に感じることが多いでしょう。並行輸入車を購入する場合は、整備や修理に対応できる業者を事前に見つけておくのが良いでしょう。
業者側に部品の在庫がない場合は、新たに部品を輸入しなければなりません。輸入に時間がかかるだけでなく、配送料や手数料などのコストもかかります。車に詳しくない方にとっては、メンテナンスの不便さを感じることが多いでしょう。
【デメリット】車両保険に入れないことがある
車を購入する場合、事故やトラブルに備えて車両保険に入る人も多いでしょう。しかし、並行輸入車を購入した場合、車両保険に加入を断られるケースもあります。
正規ルート以外で輸入した車は、保険会社にとって「これまでのデータが存在しない車」になります。保険会社は、車のデータを元に保険のサービスを構成しているため、前例がなければ信頼性を担保できない可能性が高まります。仮に加入できる保険が見つかったとしても、通常より割高になることが多いので注意しましょう。
【デメリット】輸送費など車体以外の費用がかかる
並行輸入車を購入する場合、消費者である自分の手元に届くまで、多くのステップを踏まなければいけません。車の本体価格が安い場合でも、輸送費用や痛感手続き、排出ガス検査、車の登録などで費用がかさむこともあります。
また並行輸入車は、日本の安全基準を満たしていない場合もあるため、公道を走るために改造が必要になることもあります。自分で改造すれば安く済ませられる場合もありますが、業者に代行を依頼した場合は、100万円近くの出費になることもあります。
【デメリット】リセールバリューが低い
様々な中古車に乗りたい人にとって、リセールバリューは非常に重要な要素になります。しかし並行輸入車を購入し、次の車に乗り換える際は、リセールバリューが低くなるケースの方が多いことを覚えておきましょう。
どうしてリセールバリューが低くなるかというと、デメリットに対して需要がそれほど高くないためです。保険に加入しづらかったり、メンテナンスが難しいため、業者側が需要を確信できないという事情があります。
並行輸入車と正規輸入車に新古車の取り扱いはある?
新古車は、分かりやすく表現すると、「中古車と新車の中間に位置づけられる車」です。新車登録がなされているものの、走行距離がほとんどなく、新品同様の中古車を指します。中古車で気になりやすい走行距離や車体の傷・汚れなどの心配がなく、なおかつ新車でもないため、比較的安く購入できるというメリットがあります。
新古車は、新古車販売専門店やディーラー、中古車情報サイトなどで見つけることが可能です。並行輸入車や正規輸入車にも、もちろん新古車の取り扱いがあり、気に入った車があれば新古車として購入することができます。
新古車や中古車の場合は並行輸入車を選ばない方がいい?
中古車市場では、並行輸入車や正規輸入車にかかわらず、様々な車種を探すことができます。並行輸入車は、販売価格が安いケースが多いため、お得に感じる人が多いかもしれません。新古車の場合も同様で、通常よりも安く購入することができます。
しかし並行輸入車には、一般的に保証が付いていません。車検やメンテナンスで断られたり、先ほども少し触れたように、保険に加入できない場合もあります。新古車であれば、比較的故障などのケースは考えられにくいですが、長い目で見れば正規輸入車を購入するのがおすすめです。
並行輸入車と正規輸入車の見分け方は?
並行輸入車と正規輸入車を見分けるためには、様々な方法があります。そもそも中古車販売業者は、どちらの輸入方法であるかを明確にする必要があるため、業者に説明を求めることが可能です。自分で見分ける方法としては、まず型式を確認するのがおすすめでしょう。型式が不明であったり、英数字で表記されていると、並行輸入車の可能性が高いです。
また車の取扱説明書が外国語のみであったり、走行距離のメーターがマイル表記であると、並行輸入車の可能性が高くなります。「日本で販売することを想定していない」という視点で見ると、並行輸入車と正規輸入車の見分けがつきやすくなるでしょう。
外車は正規輸入車がおすすめ!人気車種を5つピックアップ
ここまで確認してきたように、メンテナンスや車両保険などのリスクを考えれば、正規輸入車を購入するのが良いでしょう。しかし「正規輸入車の中でもどの車種がおすすめなの?」という疑問を持っている人も多いはずです。
こちらの項目では、正規輸入車の中でも特に代表的な車種をご紹介します。全部で5つピックアップしましたので、さっそく確認していきましょう。
1.メルセデスベンツCクラス
メルセデスベンツのCクラスは、数ある外車の中でも特に人気の高い車種です。メルセデスベンツと言えば、車に詳しくない人でもその名前を知っている、国際的なメーカーです。初代Cクラスは1993年に登場、以降セダンやオープンカーなど、幅広い車種を展開しています。
モデル |
C220dアバンギャルド |
車体寸法 |
全長4.751mm×全幅1.820mm×全高1.438mm |
車両重量 |
― |
乗車定員 |
5人 |
駆動方式 |
FR |
燃費 |
― |
中古車相場 |
189万9,000円~439万9,000円 |
2.BMW 3シリーズ
BMWも、非常に人気の高いメーカーの1つです。その中でも3シリーズと呼ばれる車種は、外車の中でも定番中の定番です。1975年に初登場したシリーズであり、BMWが販売する全体の30%から40%を占めるとも言われています。現在でも多くのファンから支持されています。
モデル |
320d xDrive M Sport |
車体寸法 |
全長4.715mm×全幅1.825mm×全高1.440mm |
車両重量 |
― |
乗車定員 |
5人 |
駆動方式 |
FR |
燃費 |
WLTCモード 15.3km/L |
中古車相場 |
108万9,000円~459万9,000円 |
3.MINI クロスオーバー
「外車の中でも小回りが利く車が欲しい!」という方におすすめなのが、こちらのMINI クロスオーバーです。コンパクトな車体ながらスポーティな走りができ、街乗りからアウトドアまで幅広いシーンで活躍します。
モデル |
クーパーSD クロスオーバー ALL4 |
車体寸法 |
全長4.315mm×全幅1.820mm×全高1.595mm |
車両重量 |
1,680kg |
乗車定員 |
5人 |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
WLTCモード 15.7km/L |
中古車相場 |
108万9,000円~359万9,000円 |
4.メルセデスベンツEクラス
メルセデスベンツのEクラスは、上級グレードの価格が1,000万円を超える高級外車です。日本国内でもトップクラスの販売台数を誇っており、Cクラスと同じく多くのファンを抱えているシリーズです。まさに高級外車の定番と言えるでしょう。
モデル |
E450 4マチック クーペスポーツ |
車体寸法 |
全長4.845mm×全幅1.860mm×全高1.430mm |
車両重量 |
1,950kg |
乗車定員 |
5人 |
駆動方式 |
4WD |
燃費 |
WLTCモード 11.3km/L |
中古車相場 |
189万8,000円~639万7,000円 |
5.フォルクスワーゲン ゴルフ
フォルクスワーゲンも、国内でよく知られた自動車メーカーです。ゴルフは、ハッチバックタイプのコンパクトカーで、国内外問わず人気の高い車種です。外車のコンパクトカーという分野では、MINIに匹敵する人気を誇っています。
モデル |
ゴルフ eTSI R-LINE |
車体寸法 |
全長4.295mm×全幅1.790mm×全高1.475mm |
車両重量 |
1,360kg |
乗車定員 |
5人 |
駆動方式 |
FF |
燃費 |
WLTCモード 17.3km/L |
中古車相場 |
89万9,000円~256万8,000円 |
正規輸入車を探すならネクステージがおすすめ!
正規輸入車を安く購入したいという方は、中古車の購入がおすすめです。中古車販売のネクステージでは、多彩な車を取り扱っており、こだわりの1台を選ぶことができます。
またネクステージは、アフターサービスにも万全を期しており、お客様のカーライフを総合的にサポートいたします。何かお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
SUVから高級スポーツカーまで多彩に揃う!
「正規輸入車を中古で購入したい」という方は、中古車販売のネクステージをご検討ください。ネクステージは正規輸入ディーラー事業に取り組んでおり、メルセデス・ベンツやアウディ、フォルクスワーゲンなど様々な輸入車を取り扱っています。他にも、
・ジャガー
・ランドローバー
・マセラティ
・ボルボ
などの専門店も展開しております。SUVから高級スポーツカーまで、幅広いボディタイプからこだわりの1台を選ぶことができます。
購入後のサポートも安心
ネクステージは、購入後のサポート体制にも万全を期しています。ネクステージで販売される中古車には、無料保証が付帯しています。輸入車であれば、1ヶ月・走行距離無制限で保証を受けられます。正規ディーラーでも保証を行なっており、各ディーラーの基準に基づいて保証をしています。
より長期の保証を期望される場合は、有料保証である「サービスサポート」を利用することも可能です。安心・快適なカーライフのために、ネクステージの保証をぜひご利用ください。
まとめ
並行輸入車と正規輸入車の違いや、新古車の特徴など、幅広いトピックを扱いました。日本で販売されている輸入車は、輸入方法の違いによって信頼性の度合いも変わります。どちらも魅力的なメリットがあるものの、信頼性の高い外車を手に入れるのであれば、正規輸入車の方がおすすめです。
正規輸入車をお得で手に入れたいという方は、中古車で購入するのが良いでしょう。中古車販売のネクステージでは、正規輸入車ディーラー事業を行なっており、様々な外車を揃えています。正規輸入車を探している方は、ぜひネクステージをご検討ください。
よくある質問
Q.並行輸入車とは何ですか?
A.並行輸入車とは、メーカーの公式輸入代理店を通さずに輸入された車両のことです。正規輸入車が海外メーカーと契約した輸入代理店を通じて正規ディーラーで販売されるのに対して、並行輸入車は海外のディーラーや中古車販売店から直接買い付けてから販売します。 並行輸入車のメリットは、正規輸入されていない車種や限定モデルを入手できることです。一方で、アフターサービスや保証面で正規輸入車と差がある場合も多い点に注意が必要です。
Q.ディーラーと並行輸入の違いは何ですか?
A.並行輸入車とディーラーで売られている車の見分け方は主に販売場所です。ディーラーで販売されている車は正規輸入車、それ以外の販売店で売られている車は並行輸入車の傾向にあります。 正規輸入車は海外メーカーが認定した輸入代理店を通じて輸入されており、正規ディーラーで販売されるのが一般的です。一方、並行輸入車は一般の輸入業者や個人によって輸入されます。
Q.並行輸入車とディーラーで売られている車の見分け方は?
A.並行輸入車とディーラー車(正規輸入車)の見分け方には、幾つかのポイントがあります。 販売場所は重要な指標のひとつです。正規ディーラーで販売されている車は正規輸入車、それ以外の販売店で販売されている車は並行輸入車である可能性が高いでしょう。 車両の特徴も異なります。並行輸入車は型式が「不明」や「英数字」で表記されていることが多く、取扱説明書が外国語表記の場合もあります。
Q.車検証で並行輸入車とわかる見分け方は?
A.車検証で並行輸入車を見分ける主な方法は、型式の表記を確かめることです。並行輸入車の場合、型式が「不明」と記載されていたり、英数字が使われていたりする傾向にあります。また、取扱説明書が外国語のみで書かれている場合も並行輸入車の特徴です。 その他の特徴として、正規ディーラーで取り扱いのないモデルや既存モデルにない特殊なグレードについては、並行輸入車の可能性があります。
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