ボルボ 780は伝説的な希少モデル？特徴や魅力を徹底解説
国内で販売されている外車メーカーの中でもボルボは、安全性能や独特の存在感で高く評価されています。これまで販売されてきたボルボのモデルにおいて、中古車市場にめったに流通しない伝説の希少車があることをご存じでしょうか。
知る人ぞ知る、2ドアクーペのボルボ「780」です。なぜ伝説の希少車と呼ばれているのか、特徴や魅力を解説します。この機会に外車クーペの魅力を再確認してみましょう。
※目次※
6.高級外車も中古車なら手が届く？ネクステージなら在庫も豊富
・ボルボ 780は、ベルトーネがデザインから生産まで手がけた高級2ドアクーペで、1985年のモーターショーで発表され注目を浴びた。
・限定台数販売されたボルボ 780は、中古車市場ではあまり見かけない希少モデル。
・ボルボ 780のような味わい深い外車2ドアクーペをネクステージで探してみよう。
ボルボ 780とはどのような車？
1980年代には、イタリア企業と自動車ブランドがコラボした車がいくつか販売されていました。そのような時期に発表されたのが、ボルボが手掛けた2ドアクーペのボルボ 780です。新車価格は、当時としてはボルボ最高額の設定でした。
今や伝説的な希少モデルとなった、ボルボ 780の特徴や魅力はどのような点でしょうか。歴史とともに振り返ってみましょう。
ボルボ 780とは
ボルボ 780は、セダン 700シリーズをベースとした2ドアのクーペです。1985年に開催されたジュネーブモーターショーで初めて登場し、注目を浴びました。クーペモデルのプレステージをアピールした車です。
さりげない雰囲気で高級かつエレガントさを漂わせ、快適性を追求して設計されています。外装デザインは、流線美を基調とし、専用品のボディパネルが使用されました。随所に木目があしらわれているインテリアも魅力です。
ボルボ 780は希少性が高い？
ボルボ 780が生産されていたのは、1985年から1990年です。モデルチェンジは実施されておらず、生産台数は約8,500台だったといわれています。用意されたエンジンの種類は、「2.0Lおよび2.3L直列4気筒」「2.8L V型6気筒」「2.4L 直列6気筒ターボディーゼル」でした。
諸説あるものの、日本への輸入台数は500台前後だったとされています。生産された時期から30年以上経過しており、中古車市場での流通台数がほとんどないため、希少性が高い車です。
ボルボ 780が高額だった理由は？
ボルボ 780は、ボルボ車種ラインアップの中でも抜きんでた高級クーペとされています。主な理由は、生産方法です。ボルボはスウェーデンの自動車ブランドですが、イタリアのベルトーネ工場まで車体・エンジン・サスペンションなどの主要パーツを送り、専用ラインで生産していました。
加えて、ボディパネルだけでなく、使用された多くのパーツが専用品だったことも大幅なコストアップにつながっています。部品の一部には、フェラーリやランボルギーニと共通の部品が使用されていたことでも有名です。
ボルボ 780の魅力
ボルボ 780の特徴は、高額な販売価格だけではありません。当時の人を魅了したボルボのさまざまなこだわりが詰まっています。独特のデザインやスタイリングは、時代を超えて車を愛する人の心をつかんできました。魅力の理由を振り返ってみましょう。
高級感を重視して開発されたモデル
クーペといえば、走行性能を重視したスポーツ走行を楽しむためのスポーティーな車であることが一般的です。ボルボ 780は、多くの自動車メーカーが製造するクーペとは一線を画し、スポーティーな要素よりも高級感や快適性を重視して設計・開発されました。
シャープなスクエアフォルムは、エレガントさを強調しています。内装も、革張りを中心にウッドパネルを使用したラグジュアリーな雰囲気です。
ベルトーネならではのデザイン
ボルボ 780の外観は、Cピラーに取り付けられているベルトーネのエンブレムが目を引きます。ベルトーネとは、1912年にイタリア トリノで創業した名門カロッツェリア（デザイン工房）です。
ボディデザインを手掛けただけでなく、ボルボ 780専用ラインを準備し、車体の組み立て・革張りシート・ウッドパネルなどの内装まで引き受けていました。優れたベルトーネデザインは、他社ブランドにも使用されています。
例えば、給油口オープナーは、フェラーリ 308GT4やランボルギーニ カウンタックと共通です。
ボルボ 780の中古車は購入可能？
限定台数のみ販売されたボルボ 780は、国内外でどのくらい現存しているのか分からないといわれています。ネクステージをはじめ、中古車市場ではめったに見かけません。口コミサイトでは、レビューも見受けられますが、数年経過している点には注意が必要です。
高級感漂う2ドアクーペを探している場合は、他社ブランドをチェックしてみましょう。ネクステージでは、豊富な種類のクーペを取り扱っています。780以外のボルボ車も検索可能です。
外車のクーペを選ぶ際のポイント
国産車にはないデザインセンスが光る、外車のクーペを好む方も多いでしょう。一度は乗ってみたいと思っている方も少なくありません。外車のクーペを選ぶ際に気を付けたいポイントとはどのような点でしょうか。主なポイントを3つ解説します。後悔しない車選びにお役立てください。
目的に合うクラスを選ぶ
クーペは主に「コンパクト」「ミドル」「ハイスペックスポーツ」の3クラスに分けられます。コンパクトクラスのサイズ感は日本の道路事情にマッチしており、普段使いにちょうど良いサイズです。ミドルクラスは後席にゆとりがあるため、人を乗せる機会が多い方に向いています。
ハイスペックスポーツクラスは、高級感あふれる個性的な内外装デザインが特徴です。走行性能にも優れており、スポーティーな走りを体感できます。車の用途やライフスタイルを考慮して、自分に合ったクラスを選びましょう。
車体のサイズを選ぶ
クラスとも多少関係していますが、車体サイズや乗車定員がモデルにより異なるため、事前に把握しておくことが大切です。従来、クーペで主流だったのは2ドア2シーターでした。近年は、4ドアで4人~5人乗りのクーペも登場しています。
可能であれば、運転席からの視点で見た車体サイズを確認しましょう。対向車とのすれ違いや、駐車場での取り回しなどを考慮したサイズの確認が大切です。一般的に、車体サイズが大きくなるほど、乗り心地は快適になります。乗車人数やドライブの距離に合わせて選択しましょう。
維持費を考慮して選ぶ
車を購入する際は、初期費用だけでなく月々の維持費も考慮しましょう。燃料の種類や燃費性能は、燃料代に影響します。外車は、ハイオクを使用していることが一般的です。燃料代を計算する際は、事前にきちんと確認しましょう。
パワフルな走りを楽しめる車は、排気量が大きい傾向です。排気量が大きければ、自動車税など税金面で高額になります。また、専用のオイルやパーツなどを使用するケースが多く、メンテナンス代が高額になる可能性も考慮することが大切です。
2ドアクーペでおすすめの外車モデル5選
個性的な雰囲気やスポーティーな走りを味わえる外車の2ドアクーペは、日本でも人気があります。おすすめの車種はどれか気になるのではないでしょうか。
安定した人気を誇る外車クーペ5選をご紹介します。それぞれの特徴を比較検討してみましょう。中古車相場は、2023年4月時点のネクステージにおける価格です。
ポルシェ 718 ケイマン
ダイナミックな走りに定評があるポルシェ 718 ケイマンは、非日常感を味わえる車として人気があります。ワイドなフロントエンドは、ひと目でポルシェと分かるデザインです。
車体サイズは全長4,385×全幅1,800×全高1,295mm、排気量は1,988ccとなっています。新車価格は768万円~816万円です。中古車価格は、約620万円~670万円が相場となっています。
（参考：『718 ケイマン（ポルシェ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
BMW 420i クーペ
BMWが販売している420i クーペは、ツインパワーターボエンジン搭載です。低回転域でのレスポンス性能が高く、ハイパフォーマンスな走りを体感できます。BMWの顔ともいえるキドニーグリルを採用したフロントマスクをはじめ、個性あふれるデザインです。
車体サイズは全長4,775×全幅1,850×全高1,395mm、排気量は1,998ccとなっています。新車価格は667万円です。中古車価格は約170万円~250万円が相場となっています。
（参考：『4シリーズ（BMW）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
アウディ TT クーペ
スポーティーエアロパーツを標準搭載したアウディ TT クーペは、それほど大きなサイズではないものの、存在感あるデザインです。本質を追求した無駄のないデザインだけでなく、走行シーンに合わせたモード選択により快適な走りを味わえることも魅力となっています。
車体サイズは全長4,190×全幅1,830×全高1,380mm、排気量は1,984ccです。新車価格は518万円~649万円で、中古車価格は約150万円~280万円が相場となっています。
（参考：『TT クーペ（アウディ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ジャガー Fタイプ クーペ
ジャガー Fタイプ クーペのヘッドライトは、ジャガーを象徴したJブレードのシグネチャーDRL採用のピクセルLEDです。エアロダイナミックボディとも調和しています。レスポンス性の良い、ダイナミックな走りが魅力です。
車体サイズは全長4,470×全幅1,925×全高1,315mm、排気量は1,995ccとなっています。新車価格は1,043万円で、中古車価格は約450万円~1,000万円が相場です。
（参考：『Fタイプ クーペ（ジャガー）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
マセラティ グラントゥーリズモ
マセラティ グラントゥーリズモは、ドライバーの心も体もエモーショナルの世界観へ引き込むデザインが採用されています。ハイパフォーマンスの動力性能と快適性を両立した、ラグジュアリーなスーパースポーツカーです。
車体サイズは全長4,910×全幅1,915×全高1,380mm、排気量は2,992ccとなっています。新車価格は1,925~2,257万円です。中古車価格は約748万円~1,260万円が相場となっています。
（参考：『グラントゥーリズモ（マセラティ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
高級外車も中古車なら手が届く？ネクステージなら在庫も豊富
高級感漂う外車クーペは、販売価格の差が非常に大きいため、自分が重視したい条件や予算を明確に決めた上で選びましょう。中古車なら手が届きやすくなるため、予算内でワンランクアップモデルを狙うのも選択肢のひとつです。中古車購入は、信頼できる実績が豊富なネクステージにお任せください。
ネクステージは輸入車の在庫も豊富！
ネクステージは、総在庫数3万台を誇る圧倒的な品ぞろえが特徴です。国産車だけでなく、外車の取り扱いも多く、人気車種を数多く取り扱っています。
車を利用する全てのお客様に、満足いくサービスを提供したいという「お客様ファースト」が理念です。ボルボをはじめ、輸入車正規ディーラーも展開しています。自分にぴったりの車を探しやすい環境です。
車の品質へのこだわり
中古車の購入については、購入後に故障やトラブルが生じるのではないかと不安に思われる方もいるでしょう。中古車は新車とは異なり、車両状態が1台ごとに異なるためです。
ネクステージでは、お客様の不安や疑問を減らすべく努力しています。修復歴車や水没車のような粗悪な車は一切取り扱っていません。仕入れ時・展示前・納車前には、徹底的な品質チェックをしています。
まとめ
高級感漂う外車クーペは、自動車ブランドごとのこだわりが詰まった個性あふれるデザインが魅力です。普段使いできるモデルからハイスペックなスポーツカーまで、価格帯の差も幅広くラインアップしています。
今や伝説となったボルボ 780のような希少モデルは、中古車市場でも見かける機会が少なく、購入しにくい現状です。しかし、ネクステージでは、他の魅力ある外車クーペを数多く取り扱っています。自分に合う外車クーペをお探しの方は、Web検索ページで条件を絞って探してみてはいかがでしょうか。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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