ボルボのトラックFHシリーズの魅力を紹介!国産メーカーとの違いは?
スウェーデンの世界的な自動車メーカーであるボルボは、FHシリーズというトラックを販売しており、日本での販売台数を伸ばしています。なぜボルボのトラックが日本で人気を得ているのでしょうか。
この記事では、ボルボのトラックの魅力や購入方法、国産メーカーとの違いを解説します。ボルボ以外の国産トラックメーカーや海外メーカーも紹介しますので、トラックの導入を考えている企業担当者の方はぜひ参考にしてください。
※目次※
・ボルボが展開するトラックはFHシリーズとFMXシリーズの2種類
・ボルボ FHシリーズは先進的なエクステリアや快適で機能的なキャビンが魅力!燃費効率の良いパワートレインも見逃せない
・ボルボのトラックを購入する方法は3種類!トラック専門店ならさまざまなメーカーの新車と中古車を取りそろえている
ボルボが展開するトラックは2種類
ボルボは「FHシリーズ」と「FMXシリーズ」といった2種類のトラックを販売しています。いずれも、2021年11月にフルモデルチェンジが行われました。まずは、FHシリーズとFMXシリーズそれぞれの特徴を見ていきましょう。
FHシリーズ
ボルボ FHシリーズは、Fシリーズの後継モデルとして1993年に誕生したモデルです。現在は、燃費・輸送効率・運転快適性といった課題を解決するトラックとして、あらゆる市場で活躍しています。モデルラインアップは以下の通りです。
モデル |
特徴 |
FH4X2 トラクター |
強い駆動力と優れた乗り心地を実現。地域間輸送から長距離輸送に適している |
FH6X4トラクター |
力強いパワーを発揮するモデル。長距離輸送と重量物輸送に適している |
FH6X2 リシッド |
フルエアサスペンションにより、運送時の荷物へのダメージを軽減する |
FH6X4 リシッド |
余裕のあるトルクと円滑なギアチェンジにより、フルトレーラーでもストレスなく走れる |
FMXシリーズ
ボルボのFMXシリーズは、オフロード特装用のトラックです。ボルボの中で最も頑丈な建設用トラックで、過酷な環境における業務を着実に遂行します。
FMXシリーズは、道路交通法の最遠軸距離規制と軸重規制により、公道では走行できません。そのため、日本では構内専用車として使用します。モデルラインアップは以下の通りです。
・FHX6X4 リシッド
・FHX8X4 リシッド
ボルボ FHシリーズの魅力
FMXシリーズは公道を走れないため、幅広い業務にボルボのトラックを使用するのであればFHシリーズに限られます。
ここでは、ボルボ FHシリーズの魅力を詳しく見てみましょう。FHシリーズのエクステリアやインテリア、機能、車内空間、パワートレインを紹介します。
ボルボらしさを感じるエクステリア
FMXシリーズは、キャビンの形状に沿って流れるV字型ヘッドランプやフロント部のアイアン・マーク、ステップに施されたアルミニウムの細工模様など、存在感のあるエクステリアデザインを採用しています。
見た目だけでなく、機能性にも優れるエクステリアです。全体的なスムーズな輪郭や一体感のあるフロント部分により、空力特性を追及しています。
他にも、照射性能と視認性に優れるLEDライト、パッセンジャーコーナーカメラを内蔵した助手席側サイドミラーなど、安全性を高める装備も魅力です。
利便性を意識したインテリア
ボルボ FHシリーズは、運転に集中できる空間作りにこだわっています。無意識に手が届く場所に配置されたギアレバーや、ステアリング・ホイールに集約されたボタン類により、ドライバーは前方を向いた状態であらゆる操作が可能です。
メーターには、デジタル・インストルメント・ディスプレーを採用しています。「ホーム画面」「フォーカス画面」「荷重画面」といった3つの表示モードがあり、作業の内容に応じて変更が可能です。
ダッシュボードの右側には、最大8基のカメラ映像を表示するサイドディスプレーが搭載されているため、常に車両・交通・積荷の状況を把握できます。
ドライバーをサポートする機能
ボルボ FHシリーズは、先進的な「ドライバー・サポート・システム」搭載車です。タイヤ空気圧監視システムやアダプティブ ハイ ビーム、側面衝突回避機能などのさまざまな機能により、高速道路走行から市街地走行まで、幅広い状況の安全性を確保します。
「ボルボ・ダイナミック・ステアリング」は、安全性だけでなくドライバーの疲労軽減にも貢献する装備です。自動でステアリング動作の修正処理やトルクの付加処理を行います。
積荷が非常に重いときや凹凸のある路面を走るときに、ステアリングを強く握ることなく安定した走行が可能です。
長距離も快適な居住環境
トラックドライバーは、室内で多くの時間を費やす職業です。ボルボ FHシリーズは断熱構造のキャビンの採用や遮光カーテンの装備など、長距離移動の快適性を追求しています。
夜間に役立つのは、アイドリングストップ状態でも理想的な室温を維持する「クライメイト・システム」です。ゆったり眠れるベッドも備わっているため、リラックスしながら休憩・就寝時間を過ごせるでしょう。
燃費効率を向上させたパワートレイン
ボルボ FHシリーズは、エネルギー効率を追求した新型エンジンや最適な比率のリア・アクスルの搭載により、優れた燃費性能を実現しています。
「I-シフト」と組み合わせることで、最大限の動力性能を発揮します。「I-シフト」は、電子制御ユニットを内蔵したオートマチック・ギアボックスです。速度・重量・路面勾配などを分析し、あらゆる走行シーンで正確なシフトチェンジを行います。
ボルボのトラックを購入する方法
ボルボのトラックは魅力的な面が多彩に備わっていますが、どこで購入できるのでしょうか。
ボルボのトラックの主な購入先は、「正規ディーラー」「トラック専門店」「オークション」の3つです。購入先によって価格や品質が異なるため、それぞれの購入方法のメリット・デメリットを確認した上で購入先を検討しましょう。
正規ディーラー
正規ディーラーは、自動車メーカーと特約店契約を結んだ販売店です。正規ディーラーを利用すれば、新車のトラックを購入できます。正規のカスタムパーツなどと合わせて注文できる点もメリットです。
一方で、新車トラックは高額な購入費用がかかります。中古トラックも販売していますが、取扱台数は多くないところが多い傾向です。また、中古トラックの販売が本業ではないため、他の購入先のと比べると中古車価格も高いケースが多いようです。
トラック専門店
トラック専門店は、新車から中古車まで幅広く取り扱っています。正規ディーラーに比べて販売価格が安く、納車に時間もかかりません。メーカーも豊富なため、業務に最適なモデルを選べます。
しかし、車の状態には注意が必要です。お店選びをしっかりした上で、走行距離や年式、修復歴・事故歴の有無を確認して購入する必要があります。
オークション
スマートフォンなどで入札できる「ネットオークション」や、会場で入札する「オートオークション」を利用する方法もあります。うまく落札できれば、非常に低価格でトラックを購入可能です。
しかし、車両状態を確認しづらい点がデメリットといえます。ネットオークションに関しては、サイト上に掲載された説明文や写真だけで品質を見極めなくてはなりません。必要書類や車両の運搬などの手続きも、個人で行う必要があります。
なお、オートオークションに関しては、個人の参加はできません。オークション代行業者に依頼することで間接的に参加できますが、一定の手数料がかかります。
ボルボ以外の国産トラックメーカーは?
効率的に業務を遂行する上で、業務に使用するトラック選びは慎重に行う必要があります。また、費用の面で懸念点がある場合は、ボルボ以外のトラックも選択肢に入れてみましょう。
ここでは、国産トラックメーカーの「いすゞ自動車」「日野自動車」「三菱ふそう」「UDトラック」を紹介します。
いすゞ自動車
いすゞ自動車は、1916年に創業したトラックメーカーです。従業員数は4万人以上で、150カ国以上に事業を展開しています。
いすゞ自動車の大型トラック「GIGA(ギガ)」は、オーストラリアやニュージーランドでトップシェアを獲得しているモデルです。
4バッグエアサスペンションや機械式フルオートマチックトランスミッション、先進視覚サポート技術「VAT」を採用しており、コスト削減と安全性の向上を追求しています。
日野自動車
日野自動車は、1910年に設立された「東京瓦斯(ガス)工業株式会社」を前身とするトラックメーカーです。2001年にトヨタの子会社となり、国内外にシェアを広げています。
日野自動車の大型トラック「PROFIA(プロフィア)」は、軽量でありながら高出力・高トルクを発揮する9.0L エンジンにより、力強い走りと省燃費走行の両立が可能です。
PCS(プリクラッシュセーフティーシステム)などのトヨタの技術を引き継いでいるため、安全性能にも優れています。
三菱ふそう
三菱ふそうは、ドイツの商用車グループ「ダイムラー社」の傘下にあるトラックメーカーです。世界170カ国以上に事業を展開しています。
三菱ふそうの代表的な大型トラックが「Super Great(スーパーグレート)」です。高出力で低燃費の12.8L 6R30エンジンを搭載しています。
このエンジンは、ボールベアリングの採用により出力に応じて最適な空気圧の設定が可能です。高出力でありながら、JH25モードによる新重量車燃費基準を達成する程の低燃費を実現しています。
UDトラック
UDトラックは、1935年に埼玉県で創業したトラックメーカーです。2021年からいすゞ自動車の傘下となりました。国内だけでなく、新興国に向けた大・中・小型トラックを開発・生産・販売しています。
UDトラックの代表的な大型トラックが「Quon(クオン)」です。全車にディスクブレーキを設定しており、優れた応答性と制動力を発揮します。
また、電子制御ユニットを搭載した「UD アクティブステアリング」により、あらゆる状況で安定したステアリング操作が可能です。
ボルボ以外の海外トラックメーカーも紹介
国産車にはない圧倒的なパワーを求めるなら、ボルボのような外国製のトラックがおすすめです。ボルボ以外にも世界的にシェアを広げる海外トラックメーカーもあります。
ここでは「ダイムラートラック」「タタ・モーターズ」「東風汽車(ドンファン)」の3つをピックアップし、それぞれの特徴を紹介します。
ダイムラートラック
ダイムラートラックは、2020年の商用車の世界シェア第2位を誇る世界最大規模のトラックメーカーです。
本社所在地はドイツで「三菱ふそう」や「メルセデス・ベンツ トラックス」を傘下に持っています。世界中に35を超える主要拠点があり、従業員数は約10万人です。
三菱ふそうとダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズの提携組織「ダイムラー・トラック・アジア」は、世界170以上の市場に安全かつ高効率な車両を提供しています。
タタ・モーターズ
タタ・モーターズは、インド最大の財閥企業「タタ・グループ」傘下の自動車メーカーです。
2020年の商用車の世界シェアで第3位、トラック・バスなどの分野で第1位を獲得しています。2009年に開発された小型大衆車「タタ・ナノ」は、世界一安い車(約20万円)として、日本でも有名になりました。
安い車を製造するだけでなく「ジャガー」「ランドローバー」といった英国の高級ブランドも買収し、小・中・大型といったさまざまな種類の商用車を販売しています。
東風汽車(ドンファン)
東風汽車(ドンファン)は、2020年の商用車の世界シェア第1位を誇る中国の自動車メーカーです。小・中・大型トラックだけでなく、乗用車も含めてあらゆる車種を販売しています。
2003年には、日産と合併して「東風汽車有限公司(DFL)」が設立されました。幅広いラインアップを持つ企業として、中国市場でシェアを広げています。
まとめ
ボルボは、FHシリーズとFHシリーズといった2種類のトラックを販売しています。FMXシリーズは日本の公道を走れないため、幅広い業務に利用するならFMXシリーズがおすすめです。力強いエクステリアに快適で利便性が高い室内、そして燃費性能にも優れています。
トラックの購入先の選択肢は3つです。トラック専門店は、新車から中古車まで幅広く取りそろえています。他のメーカーのトラックも魅力があるため、ぜひ業務に合ったモデルを選択してください。
【この記事の執筆者】
中村浩紀
クルマ記事に特化したライター
現在4台の車を所有(アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン)。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。
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