ホンダ『N-BOX』はどんな車?タイプやグレード別にそれぞれの魅力を探る
CMや街中などで誰もが一度は見たことがあるN-BOXシリーズは、軽自動車販売台数5年連続No.1であり、国内新車販売台数3年連続No.1を記録しています。その人気の理由は何か気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではN-BOXシリーズのタイプやグレードごとそれぞれの魅力を探ります。自分が乗りたい車が見つかるかもしれません。
※目次※
1.販売台数トップのホンダ『N-BOX』の魅力をグレード別に紹介
・『N-BOX』のグレード別のエンジン性能や魅力について調べてみよう!
・『N-BOXカスタム』や『N-BOXスラッシュ』の特徴や魅力についてご紹介
・N-BOXシリーズの中古車相場価格は?
販売台数トップのホンダ『N-BOX』の魅力をグレード別に紹介
人気が高いホンダ『N-BOX』ですが、2020年12月24日にマイナーチェンジモデルを発表することについて公式ホームページで先行公開しています。
この記事では、これまでに発売されている購入可能な現行モデルN-BOXについて、グレード別にご紹介しますので参考にしてください。
N-BOXは大きく分けてエントリーモデル「G」・標準モデル「GL」・上級モデル「EX」という3種類のグレードがあります。それぞれのグレードに2WD・4WDが用意されており、全グレードにホンダ安全支援システム「Honda SENSING」が標準搭載です。
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
G・Honda SENSING
エントリーモデルと言われている「G・Honda SENSING」はNAエンジン車のみで必要最低限の装備が搭載されており、リーズナブルな価格であることが特徴であると言えるでしょう。ハイパワーで低燃費なことも人気の理由かもしれません。
FF車i-VTECエンジンの燃費性能は、WLTCモード21.8km/L・JC08モード27.0km/Lを記録しています。
燃費良い運転時には、メーター中央の照明カラーが変化するアンピエントメーターでエコドライブへと導く機能でしょう。ターボ車以外のFF車はすべて2020年度燃費基準+10%を達成しています。最高出力は43kW(58ps)・最高トルク65N・m(6.6kgf・m)です。
G・L Honda SENSING
標準モデル「G・L Honda SENSING」は、ファミリー層を意識した乗り降りしやすい後部座席のスライドドアが特徴であることにお気づきでしょう。燃費性能はG・Honda SENSINGと同じくWLTCモード21.8km/L・JC08モード27.0km/Lを記録しています。
カタログ燃費は市街地モード19.2km/L・郊外モード23.3km/L・高速道路モード22.2km/Lですから、日常使いに適していることがポイントです。
2020年度燃費基準+10%を達成しており、環境にも優しい車と言えるでしょう。最高出力は43kW(58ps)・最高トルク65N・m(6.6kgf・m)です。
G・EX Honda SENSING
「G・EX Honda SENSING」はN-BOXの中での上級グレードで、価格は少し高額となっていますがコスパが良いグレードでもあります。
燃費性能はWLTCモード21.8km/L・JC08モード27.0km/Lで、他のグレード同様低速での力強さと高速での伸びやかさを体感できるでしょう。
ターボ車以外のFF車はすべて2020年度燃費基準+10%を達成しており、最高出力は43kW(58ps)・最高トルク65N・m(6.6kgf・m)です。
G L ターボ Honda SENSING
ホンダのターボならではのパワフルな走りを体感したい方におすすめなのは「G L ターボ Honda SENSING」でしょう。最高出力47kW 64ps 最高トルク104N・m 10.6kgf・mを記録しています。レスポンスの良さに加えて低燃費も人気の理由です。
WLTCモードで平均20.4km/L、JC08モードでは25.6km/Lがカタログ燃費となっています。ターボ車ですが2020年度燃費基準を達成しており、環境にも配慮している事も特徴の一つです。
G EX ターボ Honda SENSING
上級グレード「G EX ターボ Honda SENSING」の燃費性能もWLTCモードで平均20.4km/L、JC08モードでは25.6km/Lとなっています。
WLTCモードの内訳は市街地モード17.2km/L・郊外モード22.1km/L・高速道路モード21.0km/Lです。2020年度燃費基準を達成しているターボ車として人気を集めています。
PRN-BOXの中古車
※価格は支払総額
各グレードの装備一覧
N-BOXシリーズには、減速中からエンジンを自動停止するアイドリングストップシステムや車両動作を燃費優先で自動制御してくれるECONモードが搭載されているのが特徴です。
Honda SENSINGとして安全運転を支援する11の機能も装備されています。もちろんHonda SENSING装備を外した仕様もありますので販売店に相談してみましょう。各グレードの装備一覧は下記の通りです。
グレード/ 主な装備 |
G・Honda SENSING |
G・L Honda SENSING |
G・EX Honda SENSING |
G L ターボ Honda SENSING |
G EX ターボ Honda SENSING |
前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対尾) |
― |
メーカーオプション |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
フルオートエアコンディショナー |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備(プラズマクラスター技術搭載) |
標準装備 |
標準装備(プラズマクラスター技術搭載) |
パワースライドドア |
― |
リア左/標準装備 リア右/メーカーオプション |
リア左/標準装備 リア右/メーカーオプション |
リア左右/標準装備 |
リア左右/標準装備 |
ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器(ナビゲーション連動) |
標準装備/4スピーカー |
標準装備/4スピーカー |
標準装備/4スピーカー |
標準装備/4スピーカー |
標準j装備/4スピーカー |
充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付き) |
― |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
ダイブダウン機構付リアシート |
― |
― |
― |
― |
― |
アレルクリーンプラスシート |
― |
― |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
運転席&助手席シートヒーター |
標準装備(4wd) |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
本革巻ステアリングホイール&パドルシフト |
― |
― |
― |
標準装備 |
標準装備 |
助手席スーパースライドシート |
― |
― |
標準装備 |
― |
標準装備 |
スーパーフレックススロープ+車いす専用装備 |
― |
― |
― |
― |
― |
360°スーパーUV・IRカットパッケージ |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
14インチスチールホイール+フルホイールキャップ |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
14インチアルミホイールブラック塗装+切削 |
― |
― |
― |
― |
― |
15インチアルミホイールブラック塗装+切削 |
― |
― |
― |
― |
― |
ホンダ『N-BOX』とカスタムの違いは?
N-BOXシリーズにはN-BOXカスタムという上級モデルがあります。実物を見たことがある方は一番の違いはグリルデザインだということにお気づきでしょう。
内装・外装・カラーなどにも違いがあります。洗練されたデザインや装備の質の向上に伴い快適さが増しており、価格が高くなっていることが特徴です。
(参考:『N-BOXカスタム(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
快適さを追求したデザイン
N-BOXは丸みを帯びた基調でまとめられているイメージが強いですが、カスタムは力強くスタイリッシュな印象だと感じるかもしれません。
テールランプもクリアタイプでクールなイメージです。アルミホイールや本革ステアリングなど快適にドライブするのに役立つ装備が多く使用されています。
インテリアカラーは黒とバーガンディでまとめられているため、シックで上質な雰囲気を醸し出していることがN-BOXとの違いです。ボディカラーはモノトーン7色・ツートーン5色が用意されています。
燃費性能はNAエンジン仕様の車は他のN-BOXと同じで、ターボ車はカスタムの方で若干カタログ燃費が落ちていますが、実燃費ではあまり変わらないでしょう。
各グレードの装備一覧
N-BOXカスタムの各グレードの装備一覧は下記の通りです。N-BOXと同じく車いす仕様車もラインナップされていますので車選びの参考にしてください。
グレード/ 主な装備 |
Custom G・L Honda SENSING |
Custom G・Lターボ Honda SENSING |
Custom G・EX Honda SENSING |
Custom G・EX ターボ Honda SENSING |
Custom G・スロープL Honda SENSING |
前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対尾) |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
フルオートエアコンディショナー |
標準装備(プラズマクラスター技術搭載) |
標準装備(プラズマクラスター技術搭載) |
標準装備(プラズマクラスター技術搭載) |
標準装備(プラズマクラスター技術搭載) |
標準装備(プラズマクラスター技術搭載) |
パワースライドドア |
リア左/標準装備 リア右/メーカーオプション |
リア左右/標準装備 |
リア左/標準装備 リア右/メーカーオプション |
リア左右/標準装備 |
リア左/標準装備 リア右/メーカーオプション |
ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器(ナビゲーション連動) |
標準装備/8スピーカー |
標準装備/8スピーカー |
標準装備/8スピーカー |
標準装備/8スピーカー |
標準装備/8スピーカー |
充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付き) |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
― |
ダイブダウン機構付リアシート |
― |
― |
― |
― |
標準装備 |
アレルクリーンプラスシート |
― |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
― |
運転席&助手席シートヒーター |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
本革巻ステアリングホイール&パドルシフト |
― |
標準装備 |
― |
標準装備 |
― |
助手席スーパースライドシート |
― |
― |
標準装備 |
標準装備 |
― |
スーパーフレックススロープ+車いす専用装備 |
― |
― |
― |
― |
標準装備 |
360°スーパーUV・IRカットパッケージ |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
14インチスチールホイール+フルホイールキャップ |
― |
― |
― |
― |
― |
14インチアルミホイールブラック塗装+切削 |
標準装備 |
― |
標準装備 |
― |
標準装備 |
15インチアルミホイールブラック塗装+切削 |
― |
標準装備 |
― |
標準装備 |
― |
個性溢れるホンダ『N-BOXスラッシュ』
2014年発売開始したN-BOXの派生モデルN-BOXスラッシュは、2018j年1月にマイナーチェンジして発売されました。
インテリア・エクステリアデザインが全体的に落ち着いた印象を与えており、こだわりが感じられるモデルです。個性あふれるモデルですが、オプション追加による価格の上乗せがあります。
(参考:『N-BOXスラッシュ(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
車高をあえて低くした設計
N-BOXとの違いは全高の違いであることに気づく方は多いかもしれません。全高1,790mmのN-BOXより120mm低い1,670mmがスラッシュの全高です。
もちろん荷室空間などが狭くなっていますが、橋の上やトンネル出口などでの横風の影響を受けにくくスタイリッシュさが増しているというメリットがあります。
豊富なカラー・グレード
スラッシュのボディカラーはモノトーン全7色・ツートーン全10色が用意されていますので自分の好きなカラーを選択することができるのは嬉しいポイントです。
外装と内装をトータルでデザインするコンセプトもあり、インテリアカラーパッケージと呼ばれるオプションを選ぶことによって個性豊かなインテリア空間を実現できます。
音にもこだわり8スピーカーと1サブウーファーが搭載されているサウンドマッピングシステムも特徴の一つです。防音処理が施された車内で快適なドライブ時間を楽しむことができるでしょう。
各グレードとの共通点
N-BOXスラッシュ全グレードには幾つかの装備が標準搭載されています。
運転時に助かる機能として装備されているのが、ピタ駐ミラー(サイドビューサポートミラー、広角ドアミラー)・Hondaスマートキーシステム(キー2個付)・ブッシュエンジンスタート/ストップスイッチです。
他にもチルトステアリング・プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコン・運転席ハイトアジャスター・常時点灯3眼メーター・ヘッドライトオートオフ機能があります。
チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート(5.5分割式)や4段リクライニング・リアシートなどN-BOXではグレードごとになっていますが、スラッシュでは全グレード共通となっていることはポイントです。
各グレードの装備一覧
N-BOXスラッシュのグレード別装備を一覧表にしていますので参考にしてください。
グレード/ 主な装備 |
G |
G・L パッケージ |
G・L インテリアカラーパッケージ |
G・ターボ Lパッケージ |
G・ターボ L インテリアカラーパッケージ |
あんしんパッケージ |
メーカーオプション |
メーカーオプション |
標準装備 |
メーカーオプション |
標準装備 |
ディスチャージヘッドライト(HID)、オートリトラミラー |
― |
メーカーオプション |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
IRカット、UVカット機能付ガラス、スーパーUVカットガラス |
― |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
クルーズコントロール |
― |
― |
― |
標準装備 |
標準装備 |
パドルシフト |
― |
― |
― |
標準装備 |
標準装備 |
クロームメッキ加飾 |
― |
メーカーオプション |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
本革巻きステアリングホイール |
― |
― |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
運転席&助手席シートヒーター、ステアリングヒーター |
― |
― |
標準装備 |
― |
標準装備 |
インテリアカラーパッケージ |
― |
― |
標準装備 |
― |
標準装備 |
ストリートロッドスタイルパッケージ |
― |
メーカーオプション |
― |
標準装備 |
― |
サウンドマッピングシステム |
― |
メーカーオプション |
― |
メーカーオプション |
― |
ディスプレイオーディオ |
― |
メーカーオプション |
― |
メーカーオプション |
― |
ナビ装着用スペシャルパッケージ |
― |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
標準装備 |
既に販売停止している為購入したい場合は中古車
N-BOXスラッシュは2020年2月に生産終了しています。こだわりのある独特なデザインやインテリアで話題となっていましたので気になっておられた方も多いかもしれません中古車市場には流通していますのでチェックすることができます。
現在スラッシュの中古車相場価格は約69万円~約189万円です。ネクステージでは走行距離2.1万km/Lの2018年式G・Lインテリアカラーパッケージモデルが車両本体価格133.9万円で販売されています。
中古車購入の際は品質が良い車を選ぶことが重要なポイントです。ネクステージでは、故障につながりかねない事故車などは扱っていませんので安心して探すことができるでしょう。
N-BOXやN-BOXカスタムの中古相場はどの程度?
N-BOXやN-BOXカスタムも中古車市場にたくさん流通していますのでチェックすることができます。現在のN-BOX中古車相場価格は約 54万円~約260万円です。
年式やグレードにより価格が異なってきますので、購入を検討する際にはきちんと確認するようにしましょう。N-BOXカスタムの中古車相場価格は約29万円~約258万円です。
(2020年12月時点での情報です)
まとめ
N-BOXは子供を抱えた状態でも乗り降りしやすいスライドドアを売りにしてきました。他にも様々なスタイルに合わせてグレードを選ぶことができます。
車種を決めたら自分に合うグレードを見つけることにより、充実したドライブを楽しむことができるでしょう。細かいことも気軽に相談できるネクステージでぜひお探しください。