ホンダ新型アコードとライバル車を徹底比較
ひと昔前までは車と言えばセダンのボディタイプを思い描くほど人気を誇っていたセダン型自動車ですが、現在はSUV系に押されている雰囲気になっていることにお気づきかもしれません。しかしセダンならではの走りやステータスを求めているファンがいることも事実です。
そんななか発売当初からセダンを貫いているホンダアコードが2020年2月にフルモデルチェンジをして10代目として登場しました。この記事では新型アコードとライバル車のスペックなどを比較します。セダンの良さを再度確認してみてください。
※目次※
・新型アコードの魅力とは?スペックについて確認しておこう!
・アコードのライバル車とは?ライバル車のスペックも比較してみよう!
・アコードとライバル車の中古車相場価格についてご紹介
現行型ホンダ・アコードの魅力
低車高ゆえの走りの良さやフォーマルな雰囲気が漂うセダンですが、現在の日本市場で販売されているセダンは高級セダン・スポーティセダン・実用セダンの3種類に分類されることがあります。どのタイプのセダンにしてもこのタイプの車種が大好きだという方は多いようです。
アコードはホンダの看板車種として長年君臨してきましたので、ホンダ車セダンと言えばアコードのイメージを持っておられる方も多いかもしれません。2020年2月にフルモデルチェンジした新型アコードが発表されました。新型アコードの魅力とはどのようなものでしょうか。特徴やスペックについてご紹介します。
10世代目となるホンダ・アコード
ホンダの看板車種アコードは1976年に初めて登場しました。これまでの40年以上の歴史の中で何度かモデルチェンジを行い今回で10代目となります。東京モーターショー2019で日本仕様アコードが発表されて以来待っていたという方もおられるかもしれません。
北米で人気があることもあり大型サイズの4ドアセダンでトヨタクラウンなどと同サイズクラスです。ショートオーバーハング化することによって余裕のあるボディサイズを実現し、車内空間が広く座席の足元もゆったりしていますので長時間であっても快適なドライブを楽しむことができるでしょう。
新型アコードでは新型シビックと同じ「新グローバルスモールプラットフォーム」を採用しており、エクステリア・インテリアは北米でも通用するデザインのスタイリッシュになった印象を受けます。リアシートやサスペンションなどの工夫による安定感のある乗り心地の良さが魅力です。
北米や中国市場で先行投入されたモデル
日本での発売開始は2020年2月でしたが、北米では2017年秋・中国では2018年春に先行して販売されています。北米や中国はアコードのメインマーケットと認識されているためかもしれません。
北米や中国でのアコード販売台数は好調ではありますが、ユーザーの高齢化が懸念されており今回のモデルチェンジで若返りを図った形です。
グレードはハイブリッド車のEXのみ
日本仕様アコードのグレードはハイブリッド車「EX」のみの展開となっています。一般的な国産車は幾つかのグレードを用意して幅広い層のニーズに合わせる傾向です。
そのため車種は決まってもグレードそれぞれの特徴を把握して、自分に合うグレードを選択するとなると気が重くなるという声を時には耳にすることがあるのではないでしょうか。その点ホンダ・アコードはグレードを1種類のみの設定ですので、グレードについては考える必要がありません。
パワートレインは発電メインで2Lエンジンを使用し、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を駆動力で使用するハイブリッドシステムです。駆動方式は2WDで、モーター出力トルクは184ps(32.1kgm)となっています。パワートレインも駆動方式も1種類のみですので選択の余地はありません。
10代目ホンダ・アコードのスペック
ボディサイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,900×1,860×1,450 |
ホイールベース(mm) |
2,830 |
エンジン |
直列4気筒DOHC+H4 モーター |
トランスミッション |
電気式無段変速機(CVT) |
燃費 WLTCモード(km/L) |
22.8 |
駆動方式 |
FF |
乗員 |
5名 |
新車価格(税込) |
465万円 |
先行モデルと比較して全長は短縮・全高を低く・全幅を広くしてホイールベースを拡大することにより室内空間が広くなっており、よりスポーティさが増したことにお気づきでしょう。次世代型2モーターハイブリッド採用のため燃費性能も向上しています。
北米ではすでに改良モデルが発売
日本では2020年2月に新型アコードが発表されたばかりですが、2017年に先行発売していた北米では早くも2020年11月にモデルチェンジがなされました。インテリア・エクステリアデザインが刷新され、新しいフロントグリルやモデルによっては新たなアルミホイールデザイン・ボディカラーがラインナップされています。
安全性能や走行性能もさらに向上したと言われており、日本でのモデルチェンジ発表が待ち遠しいファンもおられることでしょう。
現行型ホンダ・アコードのライバル車は?
同じセダンタイプ車としてホンダ・アコードのライバルと言われている車が幾種類かあります。日本市場で発売されており比較されることが多い車種の中から、代表的な車種トヨタのカムリ・クラウン・日産スカイライン・スバルWRX S4の4車種をご紹介しますので参考にしてください。
トヨタ・カムリ
【トヨタ・カムリ エントリーモデル X 主なスペック】
ボディサイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,885×1,840×1,445 |
ホイールベース(mm) |
2,825 |
エンジン |
直列4気筒+モーター |
トランスミッション |
電気式無段変速機(CVT) |
燃費 WLTCモード(km/L) |
27.1 |
駆動方式 |
FF |
乗員 |
5名 |
新車価格(税込) |
348.5万円 |
カムリはアコードと同じく北米で人気がある車種です。1980年登場時はFRスポーツセダンとしての地位を確立し、2代目以降はファミリーセダンとしての知られています。2017年のフルモデルチェンジ後が10代目現行モデルです。2019年8月にスポーティさを強調したWSが追加されました。トヨタ最新ハイブリッドシステム搭載で質の高い走りを実現し高い燃費性能を誇っています。
(2021年1月時点の情報です)
(参考:『カムリ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・クラウン
【トヨタ・クラウン エントリーモデル 2.5L HYBRID B 主なスペック】
ボディサイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,910×1,800×1,455 |
ホイールベース(mm) |
2,920 |
エンジン |
直列4気筒+モーター |
トランスミッション |
電気式無段変速機(CVT) |
燃費 WLTCモード(km/L) |
20.0 |
駆動方式 |
FR |
乗員 |
5名 |
新車価格(税込) |
489.9万円 |
1955年に発売開始されたクラウンは、言わずと知れた日本を代表する高級セダンとしての存在感があることは誰もがご存じでしょう。2018年発売の15代目現行モデルからエクステリアや走行性能が向上し新しいユーザー獲得に成功しています。トランクにはゴルフバックの横積みができる事は変わっておらず日本人のために設計されているクラウンと言っても過言ではありません。
(参考:『クラウンハイブリッド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産・スカイライン
【日産 スカイライン GT HYBRID 主なスペック】
ボディサイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,810×1,820×1,440 |
ホイールベース(mm) |
2,850 |
エンジン |
V型6気筒DOHCツインターボ |
トランスミッション |
マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッド |
燃費 WLTCモード(km/L) |
12.4 |
駆動方式 |
FR |
乗員 |
5名 |
新車価格(税込) |
557万円5,900円 |
1957年以降日本を代表するスポーティセダンと言えばスカイラインでした。2001年発売の11代目以降はグローバルプレミアムセダンとして生まれ変わっています。2013年発売現行モデルは北米では「インフィニティ Q50」として販売されており、以前のスカイラインと比較すると大柄サイズになりました。
昔からのコアなファンからするとちょっと違和感があるという評判でしたが2019年7月のマイナーチェンジで日本人ファン向けに設計されたため人気を取り戻しています。
(参考:『スカイライン(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル・WRX S4
【スバル WRX S4 STI Sport 主なスペック】
ボディサイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,595×1,795×1,475 |
ホイールベース(mm) |
2,650 |
エンジン |
水平対向4気筒DOHC16バルブターボ |
トランスミッション |
電気式無段変速機(CVT) |
燃費 WLTCモード(km/L) |
11.2 |
駆動方式 |
AWD(フルタイム4WD) |
乗員 |
5名 |
新車価格(税込) |
416.9万円 |
スバル WRXはインプレッサ G4をベースとしたスポーツセダンです。2014年発売開始した現行モデルはスポーツカー顔負けの高性能な走りを実現しています。日本で受け継がれてきたスポーツセダンの最後の生き残りと評されることもあり、スバルファンに愛されていることが特徴です。
(参考:『WRX S4(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ・アコードの中古車相場
現在中古車市場に出回っているアコードは2013年モデルと2020年モデルが主流となっています。それほど流通台数が多い車種ではありませんが、年式が新しく走行距離が少ない程度の良い車を見つけることができるでしょう。2021年1月現在の中古車相場価格をご紹介しますので参考にしてください。
2020年モデル・アコード(ハイブリッド車)の中古相場
2020年2月に発売された2020年モデルのアコードはまだ中古車市場にはあまり流通していません。出回っている車はほとんどが走行距離が非常に少ない登録未使用車が多いことにお気づきでしょう。
現在の中古車相場価格は385万円~469万円で、新車価格との差はあまりありません。今後の市場動向を見守っていくことができるでしょう。
(2021年1月時点の情報です)
2013年モデル・アコード(ハイブリッド車)の中古相場
先代の2013年モデルの中古車相場価格は75万円~448万円です。2020年初めまで販売されていましたので年式が新しい車も見つけることができます。年式の古さはもちろんの事、走行距離の多さによって価格に差がありますので、きちんと確認するようにしましょう。
(2021年1月時点の情報です)
(参考:『アコードハイブリッド(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ・アコードのライバル車の中古車相場
先程紹介したホンダ・アコードのライバルと言われている4車種の中古車相場価格についてもご紹介します。時にはセダンの魅力を見直して乗り換えてみようという気分になるかもしれません。高級セダン・スポーツセダン問わずセダンの中古車を購入する場合は価格面を考えると3年落ちくらいが狙い目という意見もあります。
新車の時には手が届かなかった上級グレードがリーズナブルになった頃を見計らって購入するという方法も検討できるかもしれません。中古車を選ぶ際には後から後悔することが無いようにスペックの比較と共に年式・走行距離・メンテナンス記録なども確認するようにしましょう。
トヨタ・カムリ(ハイブリッド車)の中古車相場
トヨタ・カムリ現行モデルの中古車相場価格は169万円~495万円です。グレードによって価格差があるので自分好みのグレードを探すことができるでしょう。旧モデル2011年~2017年生産モデルの場合は55万円から購入することができます。
(2021年1月時点での情報です)
トヨタ・クラウン(ハイブリッド車)の中古車相場
トヨタ・クラウン現行モデルの中古車相場価格は460.6万円~739.3万円です。中古車市場を観察してみるとクラウンは年式によってかなり価格が落ちていることにお気づきかもしれません。2018年モデルの場合は29万円5~568万円、1995年モデルになると8万円~399万円となっています。年式が古くても上級グレードではそれほど古さを感じさせないクラウンならではの高級感を味わうことができるでしょう。
(2021年1月時点での情報です)
日産・スカイライン(ハイブリッド車)の中古車相場
日産スカイラインハイブリッド現行モデルの中古車相場価格は123万円~549万円です。2013年発売現行モデルは発売期間を考えると中古車市場への流通台数は多くありません。
スカイラインが好きな方は走るのが好きな傾向が強いですので走行距離が多い車も多く出回っています。価格だけでなく走行距離やメンテナンスの有無をきちんとチェックしてみましょう。
(2021年1月時点での情報です)
スバル・WRX S4の中古車相場
スバル WRX S4の中古車相場価格は143万円~550万円です。グレードや走行距離によって価格が大きく開いています。
この車もスカイラインと同じく走ることを楽しむファンが多いですので、走行距離が多い車が沢山流通していることにお気づきかもしれません。消耗部品などをきちんと交換しているかどうかを確認することが必要です。
(2021年1月時点での情報です)
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まとめ
この記事ではセダンの魅力的な車種についてご紹介しました。近年世界的に人気があるのはSUV車ですが、セダンならではの良さに魅了されている人も多いことでしょう。新型に乗るのもいいですし、時には懐かしいモデルを中古で探すこともできるかもしれません。
ネクステージでは数多くの車種やグレードを取り扱っています。中古車購入をを検討する際には是非ネクステージへアクセスしてみてください。