ヴェゼルの燃費はどのくらい?目安やモデルの違いをご紹介
ホンダヴェゼルは、都市部でも扱いやすいサイズのSUVとして、2013年に登場しました。現行モデルは2021年に登場した2代目モデルで、デビュー直後は3万2,000台を超える受注を誇る超人気モデルです。
初代、2代目ともに低燃費が魅力のハイブリッド仕様とお買い得なガソリン仕様をラインアップしていることで、選択肢も幅広いことが特徴のひとつです。この記事では、人気の高いホンダヴェゼルの燃費や装備といった特徴、そして中古車相場などをご紹介します。
※目次※
6.ネクステージで燃費性能の優れたヴェゼルの中古車を探してみよう
・コンパクトSUVというジャンルの中で高い人気を誇るホンダ ヴェゼル
・ガソリンモデルとハイブリッドモデルのどちらも低燃費
・ホンダのスポーツグレードの伝統を受け継ぐRSも設定されていた
ヴェゼルは燃費性能も機能性も兼ね備えたコンパクトSUV
ヴェゼルはSUVというカテゴリーの中では、比較的小さなモデルとなります。しかし、室内空間は広く、2代目の後席のレッグスペースは初代モデルより+35mm拡大されるなど居住性も向上しています。
随所に配置された収納など、ユーティリティ面も充実している他、安全面でも最新のHonda SENSING(ホンダセンシング)を搭載するなど、最新のテクノロジーが投入されています。
2013年に登場したホンダのSUV
ヴェゼルは2013年12月に発売され、クーペの艶やかさやミニバンと変わらない実用性を兼ね備えた高次元の車です。2018年2月にはマイナーチェンジが行われ、全グレードにホンダの安全運転支援システム『ホンダセンシング』が標準で装備されました。
さらにハイブリッドシステムが改善されたことにより、滑らかな加速ができブレーキを踏んだときの感覚も改善され運転のしやすさがより良くなっているのも特徴です。
外観ではフロントマスクが変わったことやLEDヘッドライトがインラインタイプになり、力強さが際立つ顔になりました。2019年1月には『ヴェゼル ツーリング』11月には『ヴェゼルハイブリッドモデューロX』の2モデルが追加されています。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルがある
現行型のホンダヴェゼルにはガソリンモデルが1グレード、ハイブリッドモデルが3グレードの合計4グレードがラインアップされています。ガソリンモデルのGとハイブリッドモデルのe:HEV Xとe:HEV ZにはそれぞれFFと4WDが設定されていて、合計で7つのタイプから選択可能です。
価格帯はガソリンモデルのFFが227万9,200円と非常にリーズナブルな価格設定となっています。最上級モデルはFFのみの設定となるe:HEV PLaYで、価格は329万8,900円となります。
ラインアップ |
FF |
4WD |
G |
227万9,200円 |
249万9,200円 |
e:HEV X |
265万8,700円 |
287万8,700円 |
e:HEV Z |
288万2,000円 |
310万2,000円 |
e:HEV PLaY |
329万8,900円 |
‐ |
(2023年4月時点の情報です)
ヴェゼルの燃費の目安
ヴェゼルに限らず、新たに車の購入を検討している方なら、気になるポイントのひとつが燃費でしょう。新車の場合はエコカー減税対象モデルもあります。
ここでは現行型ヴェゼルのガソリンモデルとハイブリッドモデルの燃費をそれぞれ解説します。車両重量の重いSUVでは特に購入時の検討要素のひとつとなりますので参考にしてください。
FFの場合
ガソリンモデルはハイブリッドモデルと比較すると若干劣りますが、WLTCモードで17.0km/Lという数値は、車両重量が1,250kgとなるSUVとしてはかなり低燃費といえるでしょう。
残念ながらハイブリッド車のようにエコカー減税の対象にはなっていませんが、ランニングコストの面では魅力的な数値といえます。ハイブリッドモデルでは最軽量モデルのXが25.0km/Lで、上級グレードでも24.8km/Lという低燃費を誇ります。さらにエコカー減税対象により重量税が免税となります。
グレード |
燃費性能(FF)WLTCモード |
G (ガソリン) |
17.0km/L |
e:HEV X (ハイブリッド) |
25.0km/L |
e:HEV Z (ハイブリッド) |
24.8km/L |
e:HEV PLaY (ハイブリッド) |
24.8km/L |
(2023年4月時点の現行モデルより)
4WDの場合
4WDでは車両重量がおおよそFF車+80kg増加し、大人一人分以上の重量増ではありますが、ガソリンモデルで15.6km/L、ハイブリッドモデルで22.0km/Lと4輪駆動車ながら魅力的な燃費といえます。
ハイブリッドモデルはFF車と同じく、エコカー減税対象車となり、重量税が免税、環境性能割で非課税となります。燃費面ではFF車とわずか数km/Lの差ながら、走破性の高い4WD車は、ウインタースポーツなどのアウトドアフィールドで使いたいユーザーにもおすすめのモデルです。
グレード |
燃費性能(4WD)WLTCモード |
G (ガソリン) |
15.6km/L |
e:HEV X (ハイブリッド) |
22.0km/L |
e:HEV Z (ハイブリッド) |
22.0km/L |
(2023年4月時点の現行モデルより)
低燃費SUVのヴェゼルにもスポーツモデルのRSがある!
ホンダ車といえば、NSXやシビックタイプRなど、人気のスポーツモデルを多くラインアップするメーカーとしても知られています。
こうしたモデルの歴史からも、走りのイメージが強いホンダならではのスポーツグレードは、SUVであるヴェゼルにも設定されています。ここではスポーツグレードである「RS」について、詳しくご紹介します。
ホンダの「RS」とは?
ホンダ車にRSの名を初めて冠したモデルは、今から50年近くも前に遡ります。当時の大衆車として爆発的人気を誇った初代シビックに追加されたのがRSです。専用キャブレターや専用トランスミッション、専用サスペンションなど走りに特化したモデルとしてRS専用のアイテムが数多く採用されていました。
瞬く間に車好きを虜にしたRSはホンダの特別なモデルに与えられ、最近のモデルでも軽自動車からミニバンまで魅力的なグレードとなっています。
ヴェゼルRSの登場は2016年
ホンダヴェゼルにRSが追加されたのは、初代モデルに先進の運転支援システム「ホンダセンシング」を搭載したモデルが追加された2016年です。RSにはホンダセンシングが標準装備された他、専用の内外装に加え、パフォーマンスダンパーや可変ステアリングギアレシオといった走りの専用装備も数多く採用されました。
SUVでも走りを楽しみたい方で、ヴェゼル選びでどのグレードが良いか迷ったらぜひおすすめしたい一台です。
ヴェゼルRSはこんな車!
ヴェゼルRSには、ホンダの歴代RSグレードと同じく、その名に恥じない数多くの専用装備が採用されています。
ハイブリッドRSとガソリンRSでは、基本的に内外装は同一となりますが、パワーユニットとトランスミッションが異なります。独自のCVT制御技術「G・Design Shift」はガソリンモデルのRSに専用装備となります。
フロントマスク
フロントグリルが他のグレードとはデザインが全く違うRS専用のものです。格子状のフロントグリルが装備され、ヘッドライトから伸びるメッキ調のガーニッシュはスポーティーな印象でインパクトがある勇ましい雰囲気の顔つきになっています。メッキ調のガーニッシュには光沢感の少ないクロームメッキを使っていることで上質な雰囲気です。
ヘッドライトやフォグランプにはLEDが採用されているのも嬉しいポイントでしょう。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ロアガーニッシュ
RSの特徴として専用のデザインになっている4つのロアガーニッシュも魅力のひとつです。フロントバンパーロアガーニッシュ、サイドシルガーニッシュ、リアバンパーガーニッシュ、ホイールアーチプロテクターの4つがあります。カラーはクリスタルメタルブラックで統一され艶やかな光沢感があるものになりスタイリッシュな印象です。
特にサイドシルガーニッシュは、曲線状で光の当たる角度により見た目が変わることが特徴といえるでしょう。ちなみに、モデューロXではRS専用のロアガーニッシュを採用しています。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ドアミラー
ドアミラーもRS専用の装備が搭載されており、サイドミラーのデザインが他のグレードと比べると異なります。ロアガーニッシュと同じクリスタルブラックカラーを使っていることで、光沢感があるデザインでロアガーニッシュとの相性が良くなっているのです。
ボディカラーをどの色にしてもドアミラーのカラーは統一されているので変更ができませんが、クリスタルブラックカラーはどんな色でも合うので違和感なくスタイリッシュな外観になります。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
タイヤ/ホイールデザイン
風車の羽のような形のデザインでブラック塗装と切削加工されているホイールが特徴的です。全体的に見てもロアガーニッシュの色合いとも相性が良いデザインとなっています。
タイヤのサイズはフロントとリアともにタイヤ幅225mm、扁平率50%となり、18インチと他のグレードと比べると少し大きめのタイヤです。大きめになっていることで、スポーティな走りに対応できるようになっています。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
上質な車内空間
車内は上質でおしゃれな内装で、基本的なデザインは他のグレードとあまり変わりありません。しかしRSには専用の素材などが使われているのが特徴でしょう。インターパネルやセンターコンソールにウルトラスエード素材が使われており、毛並みがよく肌触りがいい素材です。
さらにインターパネルがダークグレーになっており、送風口が光沢を抑えたダーククロームメッキが使われているのでスタイリッシュな空間を醸し出しています。専用のデザインを採用し、ハンドルやステアリングホイールも専用デザインになっていることも上質な空間を演出しています。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ステンレス製スポーツペダル
アクセルとブレーキのペダルがRS専用のものになっていて、ステンレス製のスポーツペダルを装備しています。アクセルを踏んだときに重みがあり、スポーティなドライブが体感できるでしょう。
ブレーキペダルには滑り止めも付いているので雨の日でも滑る心配をせずに操作することができます。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
荷室・収納
荷室は393Lと大きく使いやすくなっており、5人乗っても後ろの座席を倒すことでさらに広くなります。荷室が大きいことと同じくこだわっていることが開口部の低さです。ホンダの特許技術であるセンタータンクレイアウト設計でフロントシートの下に燃料が搭載されていることで荷室の床が低くなっているのが特徴でしょう。荷物を積むときに重いものでも積み込みやすくなっています。
収納面ではフロント周りに、マルチユーティリティドリンクホルダー、コンソールボックス付きアームレスト、浅型トレー、フロントコンソールポケットの4つが付いています。この中でもドリンクホルダーが魅力的で、2つのドリンクホルダーが独立していることでそれぞれの深さを変えることができるので飲み物の大きさが異なるものでも倒れずにおくことができます。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
多彩なシートアレンジ
車に乗る人数や積みたい荷物の大きさに合わせたシートアレンジができるのもホンダならではの機能です。後ろの座席を跳ね上げることで、車内の中央に高さがある空間を作ることができる『チップアップ機構』や『リクライニング機能』も搭載しています。
座席を倒すことで、ほぼフラットになり自転車やサーフボードといった大きな荷物も載せることが可能です。
(参考: 『ヴェゼルハイブリッドRSの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヴェゼルの中古車価格相場
ヴェゼルは比較的安く購入できる車ですが、それでも軽自動車などのボディタイプに比べれば高額になります。なるべく購入費用を抑えたいと考えている方も多いでしょう。
ヴェゼルをお得に手に入れたい場合は、中古車がおすすめです。ここでは、ガソリン車とハイブリッド車の2つに分けて、それぞれの中古車相場を解説します。
ガソリン車の中古車相場
2023年4月時点のガソリン車の中古車相場は以下の通りです。
中古車ヴェゼルの最低価格 |
109万9,000円 |
中古車ヴェゼルの最高価格 |
269万9,000円 |
初代モデルは109万9,000円から、人気のRSでも238万9,000円とリーズナブルな価格で購入可能となっています。2代目でも224万9,000円から存在します。希望のグレードや仕様が見つければ、新車と比較して購入費用を抑えられる点にも注目です。
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧』)
ハイブリッド車の中古車相場
2023年4月時点のハイブリッド車の中古車相場は以下の通りです。
中古車ヴェゼルの最低価格 |
89万9,000円 |
中古車ヴェゼルの最高価格 |
399万9,000円 |
燃費が魅力のヴェゼルのハイブリッドモデルは、販売台数も多いことから、中古車市場でも豊富な在庫が魅力となります。最安値は初代の89万9,000円と非常にお買い得な価格のモデルから、2代目でも399万9,000円と価格は落ち着いてきています。
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧』)
ネクステージで燃費性能の優れたヴェゼルの中古車を探してみよう
ヴェゼルは低燃費のコンパクトSUVというモデルの性格上、人気が高いモデルです。多くの在庫があるネクステージなら、希望のグレードやボディカラーのモデルを見つけやすいでしょう。
最寄りのネクステージの店舗で気になるモデルの実車を確認できるだけでなく、充実のアフターフォローも魅力です。その手厚いサービスをご紹介します。
全国からお取り寄せが可能
ネクステージの魅力は、全国に展開する店舗から選べるグループ総在庫3万台の品ぞろえの多さです。ヴェゼルの在庫も豊富なので、年式やグレードなどさまざまなこだわり条件で探せます。
また、中古車の購入でありがちなのが、「遠方の店舗に魅力的な在庫がある」といったケースではないでしょうか。ネクステージでは、もし他店舗に気になる在庫があれば、最寄りの店舗へ取り寄せが可能ですので、ぜひネクステージのWebサイト上で気になるモデルをチェックしてみましょう。
分かりやすい状態の説明
中古車購入でトラブルになりやすいのが、「購入後にすぐ不調になってしまった」といったケースです。特に修復歴車のような、骨格部分にダメージを負っている車は、購入後のトラブルが頻発します。
ネクステージでは、徹底したチェックにより、高品質なモデルを数多く在庫しています。また車の傷の状態などを購入前に説明してくれるため、納得して購入できる点でも魅力といえるでしょう。初めて中古車を購入するユーザーでも、車を探しやすい環境が特徴です。
PRヴェゼルハイブリッドの中古車
※価格は支払総額
まとめ
ホンダヴェゼルは初代、2代目と2世代にわたるモデルで、ガソリン・ハイブリッド、FF・4WDと豊富なモデル展開が特徴です。ハイブリッドはもちろん、ガソリン車でも低燃費なモデルなので、ランニングコストを抑えやすくなっています。
中古車でも自分にマッチするヴェゼルを見つければ、イニシャルコストも抑えてリーズナブルに手に入れることができるでしょう。まずはネクステージのWebサイトから希望の条件で検索してお店に問い合わせてみましょう。
ライタープロフィール
井元 貴幸
自動車ライター
初代レガシィの10万キロ世界速度記録をドキュメンタリー番組で目にして、その走行性能と耐久性に感動したことがきっかけで、レガシィに憧れ、そのまま自他ともに認めるスバルマニアに。BG型、BH型、BP型、BR型と4世代のレガシィツーリングワゴンのターボモデルを乗り継ぎ、現在の愛車は初代レヴォーグ2.0GT-S アイサイト。2017年から2018年にかけては、スバル公式のモータースポーツ応援プロジェクトリーダーを担当。オーナー目線でのスバル車のフィーリングや装備や改良ポイント、さらにはカスタマイズ、チューニングまでスバル関連のことについては新旧問わず造詣が深い。トラックやバスなどの大型車や特殊車両なども得意とするジャンルやメーカーに特化した自動車ライター。