ジムニーのカスタムモデル例!カスタマイズする方法は?
「ジムニーを購入・カスタムして、世界で一台だけのオリジナル仕様にしたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。スズキのジムニーは自分好みにカスタムできるため、さまざまなアレンジを加えて楽しむ層が男女問わずいます。
ジムニーのカスタムのポイントや注意点を事前に把握することで、計画的で楽しいカーライフを楽しめるでしょう。今回は、ジムニーのカスタムモデル事例やカスタム方法・ポイントについて紹介します。ジムニーの購入やカスタムを検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・ジムニーは持ち主の好みに合わせて幅広くカスタムできる
・ジムニーをカスタムする際は違反車両にならないよう、保安基準に従った範囲で改造しよう
・中古車ならジムニーを格安で購入でき、カスタム費用を捻出しやすい
ジムニーのカスタムモデル事例
ジムニーは持ち主の好みに合わせてさまざまなカスタムが可能であり、定番のワイルドで大胆なデザインから女性向けのかわいらしいカラーデザインまで幅広く楽しめます。
この項目ではジムニーのカスタムモデル事例を4つ紹介します。お好みのデザインを探す際の指標にしてみてはいかがでしょうか。
ピックアップカスタム
セダンのような運転席を持ち、後方に天井のない荷室がある小型貨物自動車を「ピックアップトラック」といいます。ピックアップカスタムは、車体を「ピックアップトラック」に似せて、後部座席を省き積載スペースに改造したものです。
ピックアップカスタムは、ジムニーのカスタムの中でも定番といえるでしょう。家具などの大型の荷物を載せたい方やキャンプ道具などを載せたい方、大型の荷物を一緒にけん引したい方向けのカスタムモデルです。
ヴィンテージカスタム
ヴィンテージカスタムは、歴代ジムニーの良いところを取り入れながら、懐かしさを感じるクラシカルなデザインにアレンジしたものです。
オリジナルパーツに加えて市販パーツも利用し、塗装やシートカバー、グリルなどを工夫することで、ジムニーらしさを際立たせつつ郷愁を感じるヴィンテージ風の雰囲気が作り出せます。
ヴィンテージーカーをイメージさせるような高級感あふれるデザインは、レトロ車が好きな方におすすめです。
性能アップカスタム
性能を上げるためのカスタムアレンジを、性能アップカスタムと呼びます。ジムニーの性能アップカスタムとしては、サブコン(サブコンピューター)を用いたチューニングやマフラーカスタムのほか、吸気系のカスタムも主流です。
ジムニーを速く走らせるためには、エンジンの吸気温度を下げてパワーを確保しなければなりません。冷却機能をアップさせるインタークーラーやオイルクーラーなどを追加で装着することにより、冷却性能が上がり、速く快適な走行が実現します。
性能アップカスタムでは、単にエンジン部分だけの性能アップだけでなく、ブレーキの性能アップも同時に行うのが一般的です。
女性向けカスタム
近年、Instagramを中心としたSNSやカーメディアなどでは、「ジムニー女子」と呼ばれるジムニー愛好家の女性が登場しています。「ジムニー女子」の中には、女性向けカスタムを行う人も少なくありません。
近年発売された4代目ジムニーは四角い見た目と丸いフォルムのヘッドライトという姿が女性の支持を集め、特にシフォンアイボリーメタリックといったボディカラーは高い人気です。
ノーマルでも十分に女性人気の高いジムニーですが、例えばピンクと白のツートーンに塗装するなど、カスタムでさらに女性らしく印象を変えられます。
人気の高いジムニー最新カスタム
最近では、80年代~90年代の四輪駆動車おなじみのカスタマイズアイテムがジムニー愛好家に人気を集めています。
キャンプで荷物を載せたいというアウトドア好きの方をはじめ、ワイルドな見た目が気に入って四輪駆動車の魅力にはまったジムニーユーザーに好評です。
グリルガードによるカスタム
グリルガードは前方からの障害物や衝突物から車を守るための装備品ですが、現在ではジムニーを個性的に仕上げるカスタムパーツとして注目されています。
本来、グリルガードはへき地を走行する際に突然飛び出す動物から車のラジエーターやフロントガラスを守る役割がありました。野生動物との衝突事故はまれである日本では1990年代頃に装飾目的で用いられていましたが、近年では減少し、メーカーがオプション設定をすることも少なくなっています。
カスタムパーツとしてのグリルガードは、メッキをはじめ軽量素材の樹脂やプラスチックが中心で、デザインもレトロテイストやメーカーオリジナルデザインなど豊富です。
ルーフラックによるカスタム
ルーフラックは荷物を載せるために車の屋根に設置するアイテムで、一般的に別売りのベースキャリアを取り付けた後に装着します。ジムニーに適したルーフラックとベースキャリアを選択することで、カスタム初心者でもスムーズに取り付け可能です。
ルーフラックによるカスタムはアウトドア志向の方や荷物を多く載せたい方、自分でジムニーをカスタマイズしてみたい方に向いています。
ただし、ジムニーの中古車にルーフラックを取り付ける際は、ルーフラックを取り外さないと車検が通らない場合があるため注意が必要です。心配な場合は、車検前にスタッフへ相談しましょう。
リアラダーによるカスタム
リアラダーは、ルーフラックに積んだ荷物を上げ下ろしするために車体の後部に取り付ける梯子です。金具を後部ドア内側に固定したりゲートの右側に設置したりと、初心者でも簡単に取り付けできます。
リアラダーは以前に比べて薄型・軽量化されたことで、限られた馬力で走行するジムニーにも適した形になりました。中には、リアラダーを自作するDIY好きのジムニー愛好家もおり、リアラダーはジムニー愛好家がこだわりを持ってカスタマイズするアイテムといえます。
ジムニーをカスタムするには?方法やポイント
カスタムでジムニーの性能をアップさせたり見た目を自分好みにしたりする場合、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
ジムニーをカスタムする場合は周囲に迷惑をかけず、ルールを守り、適切な範囲で行わなければいけません。ここでは、ジムニーをカスタムする際に考えたいことと留意したいポイントを解説します。
どこを改造するかを決める
ジムニーを改造する場合、大きく分けて機能部分の改造とデザイン部分の改造の2種類に分けられます。カスタムにあたっては、どこを改造するのか明確に決めなければいけません。
機能部分を改造したい場合は、走行性能を変えたいのか乗り心地を変えたいのかによって改造する場所が異なります。走行性能をアップさせる場合はエンジン、乗り心地を変える場合はサスペンションやスタビライザーを変更するのが一般的です。
また、デザインについては、改造可能な箇所は外装や内装だけではありません。タイヤ周りや打火、ガラスやミラー部品などカスタムできる部分は多岐にわたります。ジムニー全体を改造するのか一部だけ改造するのかによって費用が変わるため、念入りな改造計画を立てましょう。
どんな仕様にするかを決める
どこを改造するのか明確にしたら、ジムニーをどのような仕様にするか決定します。以下に考えられる仕様をいくつか紹介しますので、仕様を決める際の参考にしてみてください。
・アウトドア向けにしたい
・車の足回りを変えてドリフト走行仕様にしたい
・VIP(高級)仕様にしたい
・大型の荷物運びに特化したい
・スポーティにしたい
・女性らしいかわいらしいデザインに変えたい
・クロスカントリー仕様にして悪路走行を快適にしたい
どのような仕様にしたいかを明確にすることにより、必要なアイテムも分かりやすくなります。
不正改造車にならないようにする
ジムニーに限らず、車には国土交通省による道路運送車両の保安基準が定められています。カスタムする際には不正改造車にならないように注意しましょう。例えば、下記のような改造例が不正改造とみなされます。
・灯火類の灯火の色等を変更
・運転席や助手席の窓ガラスへの着色フィルムや装飾板の貼り付け
・燃料噴射ポンプ等の不適切な調整
・タイヤやホイールの車体(フェンダー)外へのはみだし
・突入防止装置(リアバンパー)や消音器(マフラー)の切断や取り外し
・速度抑制装置(スピードリミッター)の解除や取り外し
道路運送車両法に違反した場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられますので、細心の注意が必要です。
ジムニーを改造する際は国土交通省の保安基準を一度確認し、不正改造にあたらないか確認するようにしましょう。自分の希望するカスタマイズが国土交通省の保安基準内かどうか分からない場合は、ジムニーの購入先や車検先に相談することをおすすめします。
ジムニーの現行モデル3種
ジムニーは現在4代目で3種類のモデルがあり、車両のグレードが上がるごとに機能や装備品がアップし、価格も上がります。ジムニーの現行モデル3種は一見似ていますが、初期主要装備やカラーバリエーションに大きな違いがあります。
XC
ジムニーXCは最上位モデルで、カラーバリエーションと初期装備が他の2種より充実しています。
スズキ独自の予防安全技術「スズキセーフティサポート」はXCのみ標準装備のため、安全性にこだわりたい方におすすめです。また、XCのみ2トーンカラーを選択でき、全12種類のカラーから選べます。
ジムニーXCの新車価格は税込177万6,500円~です。カラーリングの選択やMT車かAT車によって変動します。
ジムニーの快適性や利便性を徹底追求したジムニーXCは、個人利用はもちろんファミリー利用も最適といえるでしょう。
ジムニーXCのスペック
グレード |
XC (5MT/4AT) |
駆動方式 |
パートタイム4WD |
燃費(WLTCモード・国土交通省審査値) |
16.2km/L(5MT)、 13.2km/L(4AT) |
主要装備 |
3種のグレードのうち、XCだけが標準装備しているものは下記のとおり <安全装備>
<快適装備>
<インストルメントパネル>
<インテリア>
<エクステリア>
<その他>
|
(参考:『ネクステージ「スズキ ジムニー XC」の中古車一覧』)
XL
ジムニーXLはジムニー現行3モデルの中では中間モデルで、新車価格は税込161万1,500円~とジムニーXCよりもやや割安です。ジムニーXLのカラーバリエーションは8種類であり、「スズキセーフティサポート」を搭載するためには追加料金が発生します。
ジムニーXLは、ジムニーXCと同様、後部座席のシートベルト警告や万が一飲み物をこぼしてもシミになりにくい撥水ファブリックシート等、嬉しい装備が搭載されているのが魅力です。
また、ジムニーXLからは後部座席の背もたれが半分に分割される「5:5分割可倒式」を採用しており、片方の背もたれだけを倒して荷物を搭載できます。
ジムニーXLのスペック
グレード |
XL (5MT/4AT) |
駆動方式 |
パートタイム4WD |
燃費(WLTCモード・国土交通省審査値) |
16.2km/L(5MT)、 13.2km/L(4AT) |
主要装備 |
XL以上が標準装備しているものは下記のとおり <安全装備>
<快適装備>
<インテリア>
<シート>
<収納スペース>
<エクステリア>
|
※スズキ セーフティ サポート装着車はオプションにて搭載可能
(参考:『ネクステージ「スズキ ジムニー XL」の中古車一覧』)
XG
ジムニーXGは現行ジムニーのエントリーモデルで、新車価格は税込148万5,000円~です。ジムニーXGの初期主要装備は最低限かつ一部機能がアナログ化されています。また、デザインもシンプルで、カラーバリエーション4種類は全てモノトーン調です。
とはいえ、基本的な走行性能は上級グレードと変わらず、本格的な軽四駆の走りを楽しめます。自分好みに改造しやすいジムニーを低価格で入手できるため、将来的にフルカスタムしたいと考えている方におすすめのモデルです。
ジムニーXGのスペック
グレード |
XG(5MT/4AT) |
駆動方式 |
パートタイム4WD |
燃費(WLTCモード・国土交通省審査値) |
16.2km/L(5MT)、 13.2km/L(4AT) |
主要装備 |
XGが標準装備しているもの(一部) <安全装備>
<快適装備>
<インストルメントパネル>
<インテリア>
<シート>
<収納スペース>
<エクステリア>
<その他>
|
※スズキ セーフティ サポート装着車はオプションにて搭載可能
(参考:『ネクステージ「スズキ ジムニー XG」の中古車一覧』)
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まとめ
ジムニーは男女問わずファンが多い車です。ジムニーは、塗装や部品の追加などさまざまな形で自分好みのスタイルにカスタムできる魅力があります。
これからジムニーの購入やカスタムを計画している場合は、改造する部分やどのような仕様にするかを明確にし、国土交通省の規定範囲に沿って行いましょう。
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