トヨタ SAI人気低迷の理由は?中古車は今が買いなのかライバルと比較
トヨタ SAIはレクサス HSの姉妹車となります。しかし高級感のあるSAIの人気はあまり伸びませんでした。ではなぜ人気が低迷したのでしょうか。 SAIの人気が低迷したのは何故か気になる方もいらっしゃると思います。
そこでここでは人気が低迷した理由やSAIはどんな車なのかと見ながら解説していきましょう。
*目次※
・トヨタ SAIとはどんなくるまなのかをご紹介
・トヨタ SAIの中古車、ライバル車はをチェック
・トヨタ SAIの維持をご紹介
トヨタ SAIってどんな車?
トヨタ SAIは2009年9月に発売を開始しました。レクサス店を除くトヨタの全販売店で取り扱われ、レクサス HSとは姉妹車となります。2013年にマイナーチェンジされ2017年11月に販売を終了しました。トヨタ SAIはレクサス HSと姉妹車だけあり高級感があります。
トヨタ SAIの歴史
トヨタSAIの歴史は前述しましたが2009年9月にセダン車としいて発売開始され、レクサス店を除くトヨタの全販売店で取り扱われました。2013年にマイナーチェンジされた後、フルモデルチェンジされることなく2017年11月に発売が終了となりました。
マイナーチェンジされたSAIは外装や内装もフルモデルチェンジ並みに変更され、燃費性能も従来車に比べ1㎞も向上させ静寂性や乗り心地も向上させたのです。
グレードは?
トヨタ SAIのグレードを見ていきましょう。ここでは基本仕様車の「S」、上級仕様車「G」、「SCパッケージ」「GAパッケージ」を見ていきたいと思います。SAIは高級車に位置づけられるモデルです。
基本仕様車の「S」でも販売価格は338万円に設定され、プリウスなどと比べるとかなり高めの設定といえます。そのため基本仕様車といえど装備の充実度は高いのです。しかしSAIの中では一番簡易な設定となっています。
「SCパッケージ」は簡単にいえば「S」に装備をプラスしたグレードです。シートの表皮はファブリックで内装は茜・フラクセン・ブラックの3色となります。
上級仕様車の「G」はクルーズコントロールが装備されています。シート表皮は本革・ファブリックで、内装は茜・フラクセン・ブラックの3色です。
「GAパッケージ」は最上位グレードで「G」グレードをベースに装備を強化しています。シート表皮は本革・ファブリックで、内装は茜・フラクセン・ブラックの3色と木目調パネルの黒木目・赤木目・茶木目の3色です。
人気低迷の推移と理由
小さな高級車として販売開始されましたがデザインに人気がなく低迷しました。前述しましたが2013年にフルモデルチェンジ並みのマイナーチェンジに踏み切ったものの、人気は回復しませんでした。
現在の日本市場においてセダン離れしていることと、ラゲッジスペースの大きい車に人気が集まっていることも人気低迷の理由の1つかもしれません。
マイナーチェンジ後の違いは?
マイナーチェンジ前と後の違いを見ていきましょう。まず、吸音材と遮音ガラスを採用し、エンジンマウントの改良などで車内の騒音を軽減しました。
また、ボディーの剛性強化、最新のSDナビゲーション・10スピーカーを採用しmicroSDスロット・Blu-rayなど新機能を装備し「S」「SCパッケージ」はオプションで「G」「GAパッケージ」は標準装備となります。
トヨタ SAIの中古車は今が買い?
人気が低迷してしまったSAIですがでは中古車はどうなのでしょうか。もしかして今が買い時なのではと考えている方もいらっしゃるかもしれません。そこでここではSAIの後期のスペックやハイブリッドシステムと燃費・中古車市場などを見ながら解説していきましょう。
トヨタ SAI(後期)スペック
トヨタ SAI(後期)のスペックを見ていきましょう。
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SAI(後期) |
全長 |
4,61mm~4,70mm |
全高 |
1,49mm~1,50mm |
全幅 |
1,77mm |
最高出力 |
150ps |
駆動方式 |
FF |
排気量 |
2362cc |
乗車定員 |
5名 |
燃費(JC08モード) |
19.8~22.4km/L |
燃費(WLTCモード) |
ー |
全車に地デジ対応のカーナビが表樹bン装備されており、このナビはセンターコンソールのリモートタッチで操作ができます。車内は植物資源が材料のエコプラスチックを使用していたり、THS-IIを搭載するハイブリッド車です。
(参考:『SAI(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ハイブリッドシステムと燃費
搭載されるエンジンはハイブリッド用に開発されました。ハイブリッドシステムを搭載する車としては比較的大きな排気量です。ハイブリッドシステムはTHSを搭載し、このTHSは第三世代でシステムの軽量化・小型化・低コスト化が図られました。
このシステムでSAI(後期)はハイブリッドシステムのJC08モード走行で燃費22.4km/Lと低燃費が実現できたのです。
中古車相場は?
トヨタ SAIは長期期間販売されていた車のため年式により価格差があります。そのため中古車の台数も充実しているのです。装備などを考えると後期モデルが狙い目といえます。後期モデルは価格的には少し高くなってしまいますがマイナーチェンジをしているためいい選択肢となるでしょう。
またどのような車でもいえることですが、前のオーナー様がメンテナンスをどのようにしていたかも注目すべき点と言えます。メンテナンスをディーラーでしていたり、ハイブリッドの知識があるショップなどを利用したりしてしっかりしていた車を選ぶと良いでしょう。
こんな人におすすめ!
エコドライブが実践できるセダンに乗りたい方や、先進のハイブリッドカーならではの燃費の良さを体感したい方、モダンなスタイリングでシンプルなデザインの車が好きな方、大きなワンボックスタイプが必要なく年齢層た高い方におすすめの車といえます。
トヨタ SAIと比較できるライバル車は?
トヨタ SAIと比較できるライバル車はどんな車があるのでしょうか。SAIの購入を考えている方はライバル車も気になるところではないかと思います。そこでここでは実際にいくつかの車をあげて見ていきましょう。
マツダ アテンザ セダン
スペックと中古車価格を見ていきましょう。
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マツダ アテンザ セダン |
全長 |
4860mm |
全高 |
1450mm |
全幅 |
1840mm |
最高出力 |
175ps(129Kw)/4500rpm |
駆動方式 |
FF |
排気量 |
2188cc |
乗車定員 |
5名 |
燃費(JC08モード燃費) |
20.0km/L |
マツダ アテンザ セダンはカペラの後継者として発売されました。2013年に発売された3代目はフラッグシップモデルに位置づけられています。そんなマツダ アテンザ セダンの新車価格は300万2,400円で中古車価格は17万6,000円~328万円です。
(2021年2月時点での情報です)
(参考:『アテンザ セダン(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ カムリ
スペックと中古車価格を見ていきましょう。
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トヨタ カムリ |
全長 |
4885mm |
全高 |
1455mm |
全幅 |
1840mm |
最高出力 |
178ps(131Kw)/5700rpm |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
排気量 |
2487cc |
乗車定員 |
5名 |
燃費(JC08モード燃費) |
24.6km/L |
トヨタ カムリは前輪駆動セダンをコンセプトに開発されました。フルモデルチェンジのたびに車の外寸が大きくなってきています。そのためか国内での人気より海外での人気の方が高い車となります。
そんなトヨタ カムリの新車価格は365万4,000円で中古車価格は16万~495万円です。
(2021年2月時点での情報です)
(参考:『トヨタ カムリの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ アコード ハイブリッド
スペックと中古車価格をいていきましょう。
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ホンダ アコード ハイブリッド |
全長 |
4945mm |
全高 |
1465mm |
全幅 |
1850mm |
最高出力 |
145ps(107Kw)/6200rpm |
駆動方式 |
FF |
排気量 |
1993cc |
乗車定員 |
5名 |
燃費(JC08モード燃費) |
31.6km/L |
ホンダ アコード ハイブリッドは中型の3ドアハッチバック車として発売されました。そんなホンダ アコード ハイブリッドの新車価格は392万1,296円で、中古車価格は75万~363万円です。
(2021年2月時点での情報です)
(参考:『ホンダ アコード ハイブリッドの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 ティアナ
スペックと中古車価格を見ていきましょう。
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日産 ティアナ |
全長 |
4880mm |
全高 |
1470mm |
全幅 |
1830mm |
最高出力 |
173ps(127Kw)/6000rpm |
駆動方式 |
FF |
排気量 |
2488cc |
乗車定員 |
5名 |
燃費(JC08モード燃費) |
14.4km/L |
日産 ティアナは2003年2月に高級大型セダンとして開発されました。そんな日産 ティアナの新車価格は295万500円で、中古車価格は9万~299万8,000円です。
(2021年2月時点での情報です)
(参考:『ティアナ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ SAIの維持費は?
では実際に購入した場合はどんな維持費がかかるのでしょうか。維持費がどのくらいかかるか気になる方もいらっしゃるでしょう。そこでここでは維持費としてどんなものがありいくらくらいかかるのかを詳しく見ていきましょう。
減税対象車?
トヨタ SAIはハイブリッド車ですのでエコカーとして税金が優遇される車です。そのためトヨタ SAIはエコカー減税やグリーン化特例が適用されます。ですから自動車税や自動車重量税が減税されるのです。
車を購入するときに自動車税・自動車重量税がかかります。少しでも減税するにはトヨタ SAIのようなエコカーとして税金が優遇される車を選ぶといいかもしれません。
(2021年2月時点での情報です)
自動車税
自動車税は車の排気量で決まってきます。排気量と自動車税の金額は以下の表を参考にしてください。
排気量 |
自動車税 |
1000cc以下 |
2万5,000円 |
1000cc~1500cc |
3万500円 |
1500cc~2000cc |
3万6,000円 |
2000cc~2500cc |
4万3,500円 |
2500cc~3000cc |
5万円 |
3000cc~3500cc |
5万7,000円 |
3500cc~4000cc |
6万5,500円 |
4000cc~4500cc |
7万5,500円 |
4500cc~6000cc |
8万7,000円 |
6000cc以上 |
11万円 |
2019年10月以降に初めて新規登録をした車は税制改正により上記の表のように自動車税が変更されました。上記の表からトヨタ SAIの排気量は2362㏄ですから自動車税は4万3500円となります。しかし前述しましたがトヨタ SAIはエコカーとして税金が優遇される車ですので減税されます。
ですので自動車税は少し下がります。グリーン化特例は2019年4月~2023年4月に新規登録された車に適用されるのです。それではグリーン化特例による減税を見ていきましょう。以下の表を参考にしてください。
燃費 |
2020年度 目標燃費値に対する 達成の割合 |
2019年4月~2021年3月末までに購入した 減税率 |
2021年4月~2023年3月末までに購入した 減税率 |
24.8 km/L |
+50% |
75% |
なし |
23.1 km/L |
+40% |
||
21.5 km/L |
+30% |
||
19.8 km/L |
+20% |
50% |
|
18.2km/L |
+10% |
||
16.5km/L |
±0% |
0% |
トヨタ SAIはカタログ燃費が22.4km/Lで達成割合は35%です。ですから上記表から自動車税が75%減税されることがわかります。前述で自動車税が4万3,500円でしたのでそこから75%減税されますと1万875円となるのです。
ただし前述しましたようにこのグリーン化特例は2021年4月以降は適用されず減税はありませんので気を付けてください。そしてグリーン化特例による減税は翌年のみなので1年目と3年目以降は4万3,500円となります。
以前エコカー減税により自動車取得税を減税する制度がありましたが、2019年10月から自動車取得税が廃止されました。
(2021年2月時点での情報です)
重量税
重量税は普通自動車の場合車両重量が0.5トンずつ4,100円が課税していきます。しかしエコカーの場合は少し下がり0.5トン当たり2,500円です。さらにエコカー減税対象の車は目標燃費値の対する達成割合で重量税が減税されます。以下の表を参考にしてください。
燃費 |
2020年 目標燃費値に対する 達成割合 |
2019年9月~2021年4月末までに 購入した時の減税率 |
|
初回車検 |
2回目車検 |
||
31.4km/L |
+90% |
免税 |
免税 |
24.8 km/L |
+50% |
免税 |
免税 |
23.1 km/L |
+40% |
免税 |
なし |
21.5 km/L |
+30 |
50% |
|
19.8 km/L |
+20% |
50% |
|
18.2km/L |
+10% |
25% |
|
16.5km/L |
±0% |
25% |
トヨタ SAIはエコカーの対象で通常は1年で1万円重量税がかかりますが、エコカー減税により50%が減税となります。ですからトヨタ SAIの初回車検時に払う重量税は1年間で5,000円となり、2回目以降の車検から重量税は1年間で1万円となるのです。
(2021年2月時点での情報です)
車検費用など諸費用
車を購入するとどうしても税金以外にも維持するための費用がかかってきます。そんな維持費には保険費用や車検費用・ガソリン代などの諸経費があり、環境によっては駐車場代も必要となるのです。
まず保険には車の購入時に必ず入らなくてはいけない自賠責保険と自身で自由に加入できる任意保険があります。任意保険は加入したい保険会社やプランにより金額がかわります。車検費用は検査手数料で印紙代として1,800円の他に車検基本料金・自賠責保険がかかってきます。
まとめ
トヨタ SAIは比較的安価で贅沢なハイブリッド車を購入できる車といえるかもしれません。ハイブリッド車をお考えの場合、中古車でもでてくることの少ないハイブリッドセダンとトヨタ SAIはおすすめと言えるのでぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
購入のご相談の際はぜひネクステージへご相談ください。ネクステージはお客様に満足していただけますよう品揃え・品質保証など充実させており、価格も毎日他社を調査し1年中いつでもお買い得を実現できるよう努めていきます。
またお客様ファースト宣言をしておりますので中古車の購入をお考えの際はお声をかけていただけますと幸いです。