トヨタの電気自動車とは?注目の「bZ4X」や人気モデルの魅力を紹介
ガソリン価格の高騰に伴い、電気自動車への乗り換えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。なかでも、トヨタでは2030年までに30種類の電気自動車を追加予定であると発表しており、今後のラインアップにも注目されています。
そこで、この記事では、2022年半ばに発売予定とされているトヨタ電気自動車「bZ4X」の魅力や特徴に加え、その他のトヨタ電気自動車のラインアップについてご紹介します。
※目次※
6.トヨタの電気自動車やハイブリッド車をネクステージで探そう!
・トヨタは2030年までに30種類の電気自動を追加予定
・注目の電気自動車「bZ4X」は2022年半ばに販売予定
・プリウスPHVやMIRAIなども人気が高い
電気自動車の特徴をおさらい
電気自動車とひと口に言っても、「BEV」や「HV」などさまざまな種類があります。まずは、それぞれの特徴を把握しましょう。電気自動車に関する基本知識を身に付けておけば、車選びに役立てられます。
ここでは、電気自動車の基本的な知識や「EV」「HV」「PHV」「FCEV」などの違いについてご紹介します。
電気自動車とは
一般的に電気自動車と呼ばれる車は、「BEV(Battery Electric Vehicle)」を指しています。BEVとは、バッテリーの電気のみを使って、モーターで走る車のことです。
しかし、広告や雑誌などで、電気自動車のことを「EV」と表記している場合もあります。電気自動車をよく知らない方のなかには、EVが電気自動車を指していると思っている方もいるのではないでしょうか。
「EV( Electric Vehicle)」は、電気を動力に変換して動くすべての電動車両を指します。そのため、電気と化石燃料を使用して動く車や、水素と電気を使用して動く車も包括してEVと呼ぶのです。
EV・HV・PHV・FCEVとは
そのほかにも耳にする「HV」「PHV」「FCEV」などは、どのように違うのでしょうか。ここでは、わかりやすく表でまとめています。
EV( Electric Vehicle) |
||
BEV (Battery Electric Vehicle) 電気自動車 |
燃料:電気 動力:電気 駆動系:モーター |
電気のみで走ります。 |
HV (Hybrid Vehicle) ハイブリッド車 |
燃料:電気・化石燃料 動力:電気・化石燃料 駆動系:モーター・エンジン |
2つ以上の動力をあわせ持つ車です。 |
PHV (Plug-in Hybrid Electric Vehicle) プラグインハイブリッド車 |
燃料:電気・化石燃料 動力:電気・化石燃料 駆動系:モーター・エンジン |
外部充電ができるハイブリッド車です。 |
FCV/FCEV (Fuel Cell Electric Vehicle) 燃料電池車 |
燃料:水素 動力:電気 駆動系:モーター |
燃料電池を搭載した電気自動車です。 |
BEVは、前でもご紹介したように、電気のみで走る車です。多くの場合、BEVのことを電気自動車(EV)と呼んでいます。この電気自動車に、化石燃料などの2つ以上の動力を搭載したものがHVとPHVです。
HVはモーターとエンジンを動力源とするものが多く、走行状況に応じてそれぞれを作動させて走行できます。一方、PHVは、名前の通り、コンセントから直接充電できる機能を備えた車です。
また、化石燃料ではなく、水素と酸素によって発電する燃料電池を搭載した車をFCEVと呼びます。この車は、水以外が排出されない仕組みになっています。この特徴から「究極のエコカー」とも呼ばれています。
トヨタは電気自動車を推進
近年のトヨタでは、電気自動車のラインアップを拡充する動きが見られています。2021年12月に行われたプレゼンテーションでは、優れた走破性やデザイン性の高さから根強い人気を持つSUVが数多く披露されました。
そこで、ここではトヨタが掲げる目標や、注目のBEV「bZ4X」の走行性能・走行距離についてご紹介します。
電気自動車を30車種追加すると発表!
豊田社長は2021年12月14日に「バッテリーEV戦略に関する説明会」を開催し、「2030年までにBEVをグローバル販売台数で30車種・350万台を目指す」と発表しました。
プレゼンテーションでは、合計16台の電気自動車が披露されています。2022年に発売予定の「bZ4X」から始まり、同じbZシリーズの「bZ Small Crossover」「bZ Compact SUV」などが紹介されました。そのほか、バリエーション豊かなラインアップを公開しています。
2022年に発売予定の「bZ4X」が注目!
新型bZ4Xは、パートナーあるスバルとの共同開発により誕生したSUVタイプのBEVです。ボディデザインは典型的なSUVスタイルで、車高の高さが特徴的です。しかし、同じSUVである「RAV4」と比べると、bZ4Xの方が長く低いシルエットとなっています。
なお、バッテリー総電力量は71.4kWhです。一充電走行距離(WLTCモード)は、2WDが500km前後、4WDは460km前後となっています。
トヨタの電気自動車「bZ4X」の魅力
bZ4Xの最大の魅力は、トヨタとスバルが共同開発したBEV専用プラットフォームを採用していることです。ここでは、BEV専用プラットフォームの概要や、「bZ4X」が備えている高水準の安全性能、高品質のバッテリーについて解説します。
BEV専用プラットフォームが採用されている
「bZ4X」は、BEV専用プラットフォームを採用し、低重心化・高剛性化を実現させました。これにより、素早いレスポンスやスムーズな加速感など、スポーツカーのような安定感を可能としています。
背が比較的高い車は、コーナーなどでグラリと揺れることがありますが、bZ4Xではその心配がありません。これは、4WDの場合、前後モーターの独立制御によって回頭性や操縦性が安定したことも影響しているのでしょう。
高水準の安全性能で安心
トヨタでは、予防安全性能も充実しています。「交通事故死傷者ゼロ」の実現に向けて、Toyota Safety Senceを採用しました。
具体的には、レーダーやカメラの検知範囲を拡大したり、各機能の性能を向上させる機能を追加したりなどです。また、衝突安全性能の向上も目指しており、ドライバーやバッテリーだけではなく衝突相手も守る構造になっています。
このように高い品質だけでなく安全性も確保しており、ドライバーが安心して運転できる環境を整えたのです。
高品質のバッテリーで快適
電池の不具合を防止したり、検知したりする対策を強化し、近年問題となっているバッテリー火災を防ぎます。たとえば、電池の電圧・電流・温度を多重で監視し異常発熱の兆候を検知する機能や、万が一電池に冷却液が触れても発火を防ぐタイプの冷却液の使用などです。
また、世界トップレベルの電池容量維持率を確保することで、万が一衝突してもバッテリーを保護できるというメリットがあります。
トヨタの電気自動車のラインアップと特徴
トヨタの電気自動車は「bZ4X」だけではありません。ここでは、EV・HV・PHV・FCEVそれぞれ、豊富なラインアップからいくつかピックアップしてご紹介します。
特徴や各グレードを比較して、自分に合う車の候補を見つけましょう。
プリウスPHV
プリウスPHVは、日本初のPHV車として発売されました。セダンタイプで、いまやエコカーの代名詞とも言われています。
大容量のリチウムイオン電池を搭載し、PHVシステムの効率化によって、EV走行距離が長いことが特徴です。また、バッテリーが切れても、無段変速機によってトップレベルの燃費性能を備えています。
外装は、「未来を見据えた」と言うとおり、シャープで先進性あふれるデザインです。直感的で誰もが操作しやすいインテリアデザインも魅力と言えるでしょう。
価格・グレード
Aプレミアム |
4,010,000円(税込) |
A |
3,758,000円(税込) |
S “セーフティパッケージ” |
3,464,000円(税込) |
S |
3,383,000円(税込) |
S “GR SPORT” |
3,842,000円(税込) |
(参考:『プリウスPHV(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
プリウスPHV GR SPORT
プリウスPHV GR SPORTは、「S」グレードの上位グレードです。ブレーキキャリパーにGRのロゴが施され、車体のフロント・サイド・リヤ部分には専用のエンブレムが取り付けられています。
前述したように、プリウスPHVは大容量のリチウムイオン電池が搭載されており、これをリア部分に搭載することで安定した走りにつなげているのです。特にGR スポーツでは、サスペンションの仕様を変更し、より安定した走りを可能にしています。
(参考:『プリウスPHV(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
MIRAI
MIRAIは、FCV自動車です。水素で走るため圧倒的な静けさを保ちつつ、パワーのある走りで車との一体感が味わえます。外観はスピード感と躍動感のあるフォルムで、まさしく「未来を見つめる車」というコンセプトにぴったりです。
また、特徴はFCVだけではありません。高級感や先進性を前面に出した走行性能が備わっています。「ノーマルモード」では柔らかく品の良い走りを、「スポーツモード」では力強く乗りごたえのある走りが可能です。
価格・グレード
Z“Executive Package Advanced Drive” |
8,600,000円(税込) |
Z“Advanced Drive” |
8,450,000円(税込) |
Z“Executive Package” |
8,050,000円(税込) |
Z |
7,900,000円(税込) |
G“Executive Package” |
7,550,000円(税込) |
G“A Package” |
7,350,000円(税込) |
G |
7,100,000円(税込) |
(参考:『MIRAI(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
RAV4PHV
RAV4は、市場からの評価が高く、2019-2020のカー・オブ・ザ・イヤーで栄誉を獲得した車です。そのなかでもPHVは、トップクラスの環境性能を誇りながらも力強い走りを実現させています。
タフなイメージのRAV4ですが、PHVは艶やかでシックな雰囲気です。HVモードでは、その外見からは想像もつかないパワーあふれる走りを見せてくれます。
また、PHVでは、大容量バッテリーを搭載しており、普段の運転を、BEV走行でほぼカバーできます。
価格・グレード
BLACK TONE |
5,390,000円(税込) |
G“Z” |
4,990,000円(税込) |
G |
4,690,000円(税込) |
(参考:『RAV4 PHV(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
C+pod
C+pod(シーポッド)は、トヨタ小型モビリティのリース専用車です。コンパクトなボディで運転しやすく、身近な移動を快適に行える点が魅力と言えます。さらに、見た目以上にたっぷりとしたラゲージで、お買い物からビジネスシーンまでさまざまな用途に使用可能です。
最高速度は60kmで、満充電からの一充電走行距離は150kmとされています。また、使わない時間に、コンセントをつなげば簡単に充電が可能のため、この手軽さからもセカンドカーとしておすすめの一台です。
価格・グレード
G |
1,716,000円(税込) |
X |
1,650,000円(税込) |
トヨタの電気自動車が選ばれる魅力とは
電気自動車は、環境に優しく、現在注目されています。では、なぜトヨタの電気自動車が選ばれているのでしょうか。もちろん、豊富なラインアップも理由の一つですが、それだけではありません。
ここでは、電気自動車の購入を検討する際に、トヨタが選ばれている理由をご紹介します。
地球に優しくドライブできる
最大のポイントは、電気で走るため二酸化炭素を排出せず、地球環境に優しくドライブできるという環境面への配慮です。
ガソリン車は、エンジン内でガソリンを燃焼させて走るため、排気ガスが発生します。排気ガスには、地球温暖化の原因となる二酸化炭素や、光化学スモッグを引き起こす炭化水素や窒素化合物など大気汚染が含まれていることが挙げられます。
電気のみで走るBEVであれば、排気ガスを排出せず、地球にも人にも優しい走行が実現できます。
加速性能に優れている
電気自動車は、回転のしはじめから高出力による最大トルクを発生させられるため、ガソリン車と比較して加速性能に優れています。また、電気自動車は駆動力であるモーターの能力を最大限に生かしていることも、理由の一つです。
ガソリン車の場合はギアを使うことによって徐々に加速させていくため、発進時から最大トルクを出すことはできません。そのため、電気自動車ならではの滑らかで力強い加速から、電動自動車に魅了される人も多くいます。
ランニングコストが良い
電気自動車の燃料は電気のみのため、ガソリン代がかかりません。そのため、電気自動車とガソリン車で同じ距離を走行した場合、ガソリン代よりも電気代の方が安くなる傾向にあります。
また、電気自動車は自宅でも充電できるため、契約している電気プランの安い時間帯に充電すればよりコストパフォーマンスを高められるでしょう。ライフスタイルによっては契約している電気プランの見直しも効果的です。
騒音や振動に悩まない
ガソリン車は、ガソリンを燃焼させてエンジンを稼働させるため、エンジンが動く駆動音や駆動する際の振動が生じます。一方で、電気自動車はエンジンを稼働させないため、騒音や振動音が発生しません。
なめらかで静かな走りから、周辺環境に影響を与えずに済みます。たとえば「集合住宅に住んでいて仕事の帰りが遅い人」「赤ちゃんなど音に敏感な人が近くに住んでいる人」など、さまざまな事情で車の騒音が心配な方にはおすすめです。
蓄電池として活用できる
電気自動車の強みは、停電・災害などの非常時に蓄電池としても活用できることです。先ほどご紹介したプリウスPHVであれば、日常使いやアウトドア向けに「EV給電モード」、停電・災害時向けに「HV給電モード」というように、使用用途に応じて「外部給電モード」が選べます。
なお、「EV給電モード」では、エンジンをかけずにバッテリーのみで給電可能です。「HV給電モード」は、はじめはバッテリーのみで給電し、バッテリー残量が所定値を下回るとエンジンがかかり給電を継続できます。
補助金や減税が受けられる
令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」において、電気自動車の購入に伴い補助金や減税が受けられます。
対象車種を購入すると最大65万円まで補助金を受けられます。また、以下のAまたはBを満たす車両の場合、補助上限額が85万円となります。
A.車載コンセント(1500W/AC100V)から電力を取り出せる給電機能がある車両
B.外部給電器やV2H 充放電設備を経由して電力を取り出すことができる車両
また、エコカー減税(自動車重量税)によって、電気自動車・燃料電池自動車・天然ガス自動車・プラグインハイブリッド自動車は重量税および新車新規検査が免税となります。
トヨタの電気自動車やハイブリッド車をネクステージで探そう!
トヨタの電気自動車やハイブリッド車をお探しなら、ネクステージにお任せください。ネクステージでは、車の買取から販売まで幅広いサービスを提供しています。豊富なラインアップから、高品質な車を多数そろえており、自分の希望に合った一台が見つかるでしょう。
また、新車・未使用車以外の全車両に「法定点検整備」を実施し、すべての中古車に「予防点検整備」の実施を推奨している点もポイントです。お客様の満足のために価格・品質・サービスを徹底しています。
PRトヨタのハイブリッド車
まとめ
トヨタの電気自動車「bZ4X」はBEV専用プラットフォームの採用によって、電気自動車の特性を生かしながら低重心化・高剛性化を実現しています。ネクステージでは、メーカーを問わずそのほかのラインアップも豊富なため、気になる車種に出会える可能性が広がっています。
中古車でトヨタの電気自動車やハイブリッド車の購入をご検討の方は、ぜひネクステージまでお問い合わせください。