車のローン残高の確認方法は?返済を早める方法や買い替えについて解説
車のローン残高を知ることは、繰上返済の検討時や車の買い替え計画、さらには予算管理において重要なポイントです。ただ、どうやって正確な残高を調べればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車のローン残高の確認方法とともに、ローンを早く返済するコツやローン残債がある状態での車の買い替えについても徹底解説します。
※目次※
・車のローン残高は、各ローン会社のWebサイト、支払金一覧表、電話での問い合わせにより確認が可能。
・ローン残高を早く減らすには、全額一括返済や一部繰上返済が効果的。
・ローン残債がある車でも買い替えは可能だが、車の所有者が誰なのか確認が必須。
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車のローン残高を確認する方法は?
車のローン残高を確認する方法には幾つかの選択肢があります。ローンを組んでいるのであれば、あと幾ら支払えば完済できるのか、どのくらいの返済期間が残っているのかを正確に把握しておきたいものです。
ローン残高を知ることは、繰上返済や買い替えを検討する上でも欠かせません。まずは、ローン残高の具体的な確認手段をチェックしましょう。
ローン会社のWebサイトで照会する
車のローン残高を手軽に確認するなら、各ローン会社が提供する会員サイトやスマホアプリの利用がおすすめです。主要な信販会社では、24時間いつでもオンラインで最新の残高情報を確認できます。
会員サイトへのログインには、契約時に通知されたID・パスワードが必要ですが、初めて利用する場合は新規登録をしましょう。サイト内では、現在の残高はもちろん、返済期間や金利、これまでの返済履歴なども確認できるため、返済計画の見直しにも役立ちます。
ログイン情報を忘れた場合は、各社のコールセンターに問い合わせれば再発行してもらえます。まずは契約書に記載されているURLから、会員サイトへアクセスしてみましょう。
支払金一覧表を確認する
車のローン契約時に発行される支払金一覧表も、残高確認の便利な手段です。この一覧表には、月ごとの支払額と支払後の残高が記載されているため、ローン完済までの道のりがひと目で分かります。手元に保管してあれば、いつでも簡単に確認できるのが利点です。
ただし返済の遅延や繰上返済があった場合、実際の残高と一覧表の金額に差が生じる可能性があります。正確な最新情報が必要な場合は、ローン会社に最新の支払金一覧表を送付してもらうとよいでしょう。
一覧表を紛失した場合にも、再発行を依頼できます。多くの場合、会員サイトからPDF形式でダウンロードすることも可能です。
電話で問い合わせる
車のローン残高を素早く確認するなら、各ローン会社のコールセンターへの電話も便利な方法です。Webサイトのログイン情報を忘れたり、支払金一覧表を紛失したりした場合でも対応可能です。
電話での問い合わせ時には、本人確認のために契約者名、生年月日、ローン契約番号などの情報が必要です。これらの情報を事前に準備しておくとスムーズにやりとりができるでしょう。
なお、電話での問い合わせは平日の営業時間内に限られるケースが多いため、時間帯に注意が必要です。正確な最新情報を得られるメリットがあり、繰上返済の相談なども同時にできます。
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車のローン残高を早く減らす方法を確認
車のローン返済をより効率的に進めたい方にとって、繰上返済や一括返済は魅力的な選択肢です。適切な方法を選ぶことで、支払利息の節約や返済期間の短縮といったメリットを得られるでしょう。
ここからは、車のローン残高を早く減らすための具体的な方法として、全額一括返済と一部繰上返済について解説します。
全額一括返済
車のローンを全額一括返済すると、残りの返済が不要になり、支払い予定だった利息分を節約できます。例えば、200万円のローンを100万円まで返済済みの場合、残りの100万円を一度に支払うことで完済が可能です。
また信販系ローンやディーラーローンでは、完済により車の所有権が自分のものになるため、売却や廃車が自由にできるようになります。さらには精神的な負担も軽減されるでしょう。
一方、一括返済にはまとまった資金が必要で、ローン会社によっては手数料がかかる場合もあります。手続き方法は各金融機関によって異なり、郵送や電話、インターネットでの申請が一般的です。一括返済を検討する際は、手数料の有無や金額を事前に確認しましょう。
一部繰上返済
一部繰上返済は、まとまった資金はあるものの全額返済には足りない場合に有効な方法です。この方法では、利息を抑制できるメリットがあります。
同じ返済期間で毎月の支払額を減らす「返済額軽減型」と、月々の支払額はそのままで返済期間を短くする「期間短縮型」の2種類の返済方式があり、早く完済したい方は期間短縮型がおすすめです。
基本的なメリット・デメリットは全額一括返済と同様ですが、特に注意が必要なのは手数料です。返済回数に応じて手数料がかかるローン会社もあるため、複数回の繰上返済を検討している場合は事前に確認しておきましょう。
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ローン残高があっても車の買い替えは可能?
車のローン残債がある状態でも、買い替えはできるのでしょうか。重要なのは、車の所有権が誰にあるのか、そして正確なローン残高を把握しておくことです。
ここからは、ローン残債がある車の買い替えに関する具体的な対処法について詳しく解説します。
ローンがあっても買い替えはできる
結論からいうと、ローンの残債がある状態でも車の買い替えは可能です。しかし、買い替えによりローンが消えるわけではなく、ローンは完済するまで支払い続けなければなりません。
そのため新しい車を購入したとしても、ローンが残っているため通常よりも負担が大きくなるケースもあります。そのため、ローンを完済してから新しい車に買い替えるのが理想です。
新しい車が必要になった場合は少しでもローンの返済額を減らすために、これまで乗っていた車は買取店などに売却することがおすすめです。
売却益でローンを完済できる場合
車の査定額がローン残高を上回っていれば、売却によって残債を完済できます。例えば、ローン残高が80万円で買取額が100万円なら、買取店がローン会社に80万円を直接支払い、差額の20万円が手元に残ります。
買取店は名義変更手続きも代行してくれるため、面倒な手続きからも解放されるでしょう。事前に買取店に「ローンが残っている車を売却したい」と伝えることで、必要書類や手続きの流れを案内してもらえます。
なお、売却によって得た資金を次の車の頭金に充てることで、新たなローン額を抑えることも可能です。
売却益でローンを完済できない場合
査定額がローンの残債額を下回ると、売却金額だけではローンを完済できません。そのような場合でも対処法はあります。まずは、不足分を現金で一括払いする方法です。最もシンプルで名義変更もスムーズに進みますが、まとまった資金が必要です。
新しく購入する車のローンに残債を上乗せする方法もあります。現金がなくても乗り換えができる利点がありますが、ローン額が増えるため月々の返済負担が大きくなる点に注意が必要です。
車を売却するだけで乗り換えない場合は、残債分を新たにローンとして組み直すという選択肢もあります。ただし審査があり、全ての買取店で対応しているわけではないため、事前確認が必須です。それぞれの状況に合わせて最適な方法を選びましょう。
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ローン残債がある車の売却で注意すべき点
車のローンを組んでいる状態で売却や買い替えを検討する際は、幾つかの重要なポイントに注意する必要があります。車の所有者が誰なのか、ローン残高は幾らなのかを正確に把握しておくことが、売却手続きをスムーズに進める鍵です。
ローン残債がある車を売却する際の3つの重要なポイントについて、具体的に解説します。
車の所有者が誰なのか確認が必須
車のローン契約時には、車の所有者が誰になるのか確認することが重要です。多くの場合、ローン完済までは信販会社やディーラーが所有権を持つ「所有権留保」の状態になっています。
所有者が誰なのかは、車検証の「所有者の氏名又は名称」欄で簡単に確認が可能です。自分の名前が記載されていれば原則として自由に売却可能ですが、契約書に「所有権留保」の記載がないか確認しましょう。
所有者が自分の場合
車検証に自分の名前が所有者として記載されている場合でも、契約書を確認しましょう。「完済前の売却禁止」や「所有権留保」の条項がある場合、ローン完済までは車を自由に処分できません。これらの制限がなければ、特別な手続きなく売却が可能です。
各社のWebサイトやアプリなどでローン残高をリアルタイムで確認できるため、買い替えを検討する際は、正確な残債を把握した上で計画を立てましょう。
所有者が自分でない場合
車のローン返済中に売却を検討するにあたり、所有者がローン会社名義になっているケースでは注意しなければなりません。車検証の「所有者の氏名又は名称」欄にローン会社の名前が記載されている際には、車を売却するには特別な手続きが必要です。
この場合、売却方法は主に2つあります。まずはローンを一括返済して所有権を自分に移す方法です。もうひとつは、中古車買取店に車の売却を前提とし、ローン返済と名義変更の代行を依頼する方法です。
後者の場合、買取金額がローン残債を上回れば差額が手元に残りますが、下回る場合は不足分を自己負担する必要があります。
名義を変更する際は、所有権解除の手続きが必要です。車検証、印鑑証明書、ローン完済証明書、納税証明書などの書類を用意し、管轄の陸運局で手続きを行います。自分で行うか、ディーラーや信販会社に代行を依頼することも可能です。
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車の買い替えでローンが通らない場合もある
車のローン残債が残っていながら、新しい車への買い替えを検討する際、新しく組むローン審査が通らないというケースも存在します。特に注意すべきは、借入状況や収入、雇用形態などの審査基準です。
ここでは、審査に通らない要因について解説します。適切な対策を講じることで、車の買い替えを実現できる可能性が高まります。
借入が多い
クレジットカードによるキャッシングや他社のローンでの借入が多い場合、カーローンの審査に通りづらくなることが考えられます。
カードキャッシングやローンの借入状況は、個人信用情報機関に登録される仕組みで、申込者の返済能力を判断する方法として活用されます。
個人信用情報機関ではローンやキャッシングの利用記録が6か月間保存されており、申し込み回数や金額が多い人は審査が通りづらくなるリスクがあります。
複数のローンやキャッシングを利用している場合は、他のローンを完済する、限度額を下げるといった対策を検討するとよいでしょう。
収入が少ない
借入金額に対して収入が少ないと、審査が通らない可能性があります。カーローンの審査では、借入金額を年収で除算することで算出される返済比率が、重要な審査基準のひとつです。
借入には他のローンも含まれるので、カーローンを申し込む時点でカードローンや住宅ローンなどを組んでいる場合は、追加できる借入金額が少なくなる、もしくはローンが通らない場合があります。
カーローンの審査が通らなかった場合は、借入金額を少なくしたり、頭金を増やして借入金額を減らしたりして返済比率を下げる方法も検討しましょう。
属性の評価が低い
ローン審査では、申込者の年齢や職業、勤務先、勤続年数などの属性情報に基づいて、審査が行われます。審査を行う時点で勤続年数が短い、収入が安定していないとローン会社から判断された場合、カーローンの審査に通らない可能性が高いでしょう。
属性審査は審査を行う時点での情報を基準とします。ローンを組む上で十分な収入がある人でも、転職直後で勤続年数が短い、もしくは収入が不安定な職業である場合などは審査に通らないケースが考えられるでしょう。
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まとめ
車のローン残高は、各ローン会社のWebサイト、支払金一覧表、電話での問い合わせにより確認できます。残高を減らすには全額一括返済や一部繰上返済が効果的ですが、手数料や違約金などについて確認が必要です。
ローン残債がある車でも買い替えは可能で、売却金額でローンを完済できるケースとできないケースで手続きが異なります。車の売却時は所有者が誰かを確認し、適切な手続きを踏むことが重要です。
▼ライタープロフィール
五十嵐巧
大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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