廃車手続きをディーラーに任せる?メリットと注意点、必要書類を紹介
愛車の廃車手続きをどのように進めるべきか、悩んでいませんか。長年乗った車との別れは手続き面でも一苦労です。特にディーラーに依頼する場合、必要書類や費用、還付金など確認すべき点が多くあります。
この記事で、ディーラーでの廃車手続きの流れから必要書類、かかる費用まで詳しく見ていきましょう。メリット・デメリットを理解し、賢く選択するためのヒントをお届けします。
※目次※
・ディーラーに廃車手続きを依頼するメリットは、手間と時間の節約や新車購入とのスムーズな連携、専門知識がなくても安心して完了できることである。
・ディーラーに廃車手続きを依頼するデメリットは、費用(1万円~8万円程度)がかかり、廃車専門業者・買取店より条件が悪い可能性があることである。
・普通車に場合、廃車手続きには普通車の場合、申請書・手数料納付書・自動車検査証・所有者の印鑑証明書(3か月以内)・所有者の実印・ナンバープレートが必要である。
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ディーラーでの廃車手続きの流れと必要書類
ディーラー廃車手続きの際は、正しい流れと書類準備の知識が必要です。初めての人でも全体像を把握することで、煩雑な作業がスムーズになるでしょう。まずは、基本的な手順と必要書類を解説していくので、廃車手続きの参考にしてください。
ディーラーに廃車手続きを依頼する際の基本的な手順
ディーラーでの廃車手続きは、まずディーラーに問い合わせて、車の引き取り日程を調整します。新車購入時は、納車日と廃車のタイミングを合わせると便利です。
次に、必要書類を準備し、ディーラーが用意する譲渡証明書や委任状にも記入・押印します。自走可能な車は、自分で持ち込むと費用節約になるでしょう。
最後に、廃車手続き完了後約2か月半で、自動車税の還付金を受け取れます。専門知識がなくても、ディーラーのスタッフが丁寧に説明してくれるため安心です。
ディーラーでの廃車手続きに必要な書類一覧
廃車にはさまざまな書類が必要です。普通車の場合、申請書・手数料納付書・自動車検査証・所有者の印鑑証明書(3か月以内)・所有者の実印・ナンバープレートを用意します。特に、印鑑証明書の有効期限に注意しましょう。
軽自動車では、解体届出書・使用済自動車引取証明書・自動車検査証・軽自動車税種別割申告書・所有者の印鑑・ナンバープレートが必要です。
ディーラー名義の車は、廃車前に所有権解除の手続きをしなければなりません。スムーズに進めるには書類の期限を確認し、事前にディーラーへ相談することをおすすめします。
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ディーラーに廃車手続きを依頼するメリット
ディーラーに廃車手続きを依頼することで、複雑な手続きの負担から解放され、時間を有効活用できます。専門知識を持つプロに任せることで安心感が得られ、思わぬトラブルを未然に防ぐことが可能です。ここでは、具体的なメリットを見ていきましょう。
【ディーラーによる廃車手続きのメリット.1】手間が省ける安心感と時間節約
ディーラーへの廃車依頼の最大のメリットは、煩雑な作業から解放される手軽さです。必要書類をそろえれば、残りは全てディーラーが代行してくれます。運輸支局での手続きは平日のみのため、忙しい人は負担が軽減されるでしょう。
担当者と相談しながら手続きを進められ、トラブル発生時もすぐに対応してもらえる安心感があります。時間的にも精神的にも余裕が生まれることで、次の車選びや生活の計画に集中できるでしょう。
【ディーラーによる廃車手続きのメリット.2】次の車の購入がスムーズになる
ディーラーで廃車を依頼すると、新車購入と同時進行でき、スムーズな乗り換えが実現します。車の選定から購入手続き、廃車までを一括対応できるため、時間と労力を節約できるのが利点です。
ディーラーは、自社車種について豊富な知識を持ち、使用状況や予算に合った最適な車を提案できます。下取り価格が付けば、新車購入時の価格に反映してもらえるのもメリットです。
また、納車日と廃車のタイミングを合わせる調整もできます。納車日に合わせて旧車の引き取りを調整してもらえるため、車のない期間を作らずに済むのがうれしいポイントです。
【ディーラーによる廃車手続きのメリット.3】専門知識がなくても完了する
専門知識がなくても、ディーラーに依頼することで安心して廃車手続きを任せられます。複雑な法規制や必要書類の詳細を把握していなくても、スタッフが適切に実行してくれるのが魅力です。
運輸支局での手続きや解体業者との連絡など難しい工程を、ディーラーは日常的に行っているため、手続き上のミスや書類不備を防げます。問題発生時も、ディーラーが責任を持って対応してくれる点もメリットです。
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ディーラーに廃車手続きを依頼するデメリット
ディーラーに廃車を依頼する場合、専門業者と比較して費用が高くなる可能性があります。手続きの相場や内訳を理解していないと、予想外の出費に驚くことがあるでしょう。ディーラーに依頼するかどうかは、デメリットを把握した上で判断することが重要です。
【ディーラーによる廃車手続きのデメリット.1】廃車手続き費用がかかる
ディーラーへの廃車依頼費用は、1万円~8万円程度です。一時抹消登録では1万円~5万円程度、永久抹消登録は車体解体費用が加わり1万円~8万円程度かかります。販売会社によって金額は様々で、かなりの幅があります。
同様に料金内訳は、引き取り費用0円~3万円、車体解体費用0円~3万円、書類手続き費用1万円~2万円、運輸支局手続き費用350円です。店舗によっては、レッカー代が別途必要になる場合もあります。
自走可能な車は、直接持ち込むことでレッカー代を節約可能です。費用は車の状態や手続き方法により変動するため、事前に見積もりを確認し、複数店舗で比較検討することをおすすめします。
【ディーラーによる廃車手続きのデメリット.2】廃車専門業者・買取店より条件が不利になることも
ディーラーと他業者を比較すると、費用面で差があります。廃車専門業者・買取店では諸費用が無料の場合もあり、ディーラーより費用を抑えられるケースも珍しくありません。
ディーラーは新車販売が主業務で、廃車はあくまでオプションサービスです。一方、廃車専門業者は、解体や部品再利用で利益を得るビジネスモデルを確立しています。
買取店は、海外輸出や部品再利用で収益化できるため、無料サービスが可能なわけです。費用を抑えたい場合は、複数業者から見積もりを取得して比較検討するのが賢明といえるでしょう。
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ディーラーによる廃車手続き時の還付金と節約ポイント
廃車では、自動車税や重量税の還付金を受け取れる可能性があります。タイミングの選択や手続き方法によって、得られる金額が大きく変わることも覚えておきましょう。自走可能車の自己搬入や新車購入との組み合わせなど、工夫次第で費用を抑えられます。
自動車税・重量税・保険料の還付金を最大化する方法
廃車時には、税金や保険料の還付金を受け取れます。自動車税は「年間税額÷12か月×抹消登録翌月から3月までの月数」で計算され、抹消登録当月分は還付されません。
自動車重量税と自賠責保険も、残存期間に応じて還付される仕組みです。廃車の翌月から車検満了日までの分が、月割りで還付されます。自賠責保険は、解約後の有効期間が1か月以上残っている場合が対象です。
廃車時期の選択は経済性に大きく影響するため、車検切れのタイミングなども考慮して計画的に進めましょう。
ディーラーでの廃車手続き費用を抑えるコツ
廃車費用を抑えるには、自分で車をディーラーまで運転することでレッカー代(約1万円)を削減できます。
新車購入を検討している場合は、廃車予定の車を下取りに出すと、下取り金額が新車購入費用から差し引かれるため、実質的な支払い額を減らせる可能性があるでしょう。
また、自動車税や重量税の還付手続きについても忘れずに確認します。ディーラーによっては、廃車と新車購入をセットにした場合に、手続き費用の一部を割引するサービスを提供しているケースもあるようです。
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ディーラーでの廃車手続きに関する疑問点もチェック
廃車手続きには、さまざまな疑問が付きものです。所有者と使用者が異なる場合の対応方法や必要な手続き期間など、知っておくべき情報は少なくありません。最後に、ディーラー以外の選択肢も含め、よくある疑問への回答を分かりやすく解説していきます。
所有者と使用者が異なる場合の廃車手続き方法とは
原則として、車検証上の所有者のみが廃車手続きを行えます。ディーラーに依頼する場合も、この基本ルールは変わりません。手続きには、所有者の実印が押された委任状と、印鑑証明書(3か月以内)が必要です。
また、ローン中の車は信販会社・ディーラーが所有者のため、勝手に手続きはできません。ローン完済済みの場合は、まず「所有権解除」を行い、その後に廃車手続きを進めるのが一般的です。
所有者が亡くなっている場合は、相続手続きや名義変更が必要となります。このような複雑なケースでは、ディーラーに相談すると手続きの助言や代行をしてもらえることが多く、スムーズに進められるでしょう。
ディーラーでの廃車手続きにかかる期間と事前に確認すべき事項
ディーラーでの廃車手続きは、一般的に5日~10日程度で完了します。永久抹消登録は車の解体作業が必要なため3日~10日ほどかかり、一時抹消登録なら書類提出のみで最短1日で可能です。
月末や年度末は混雑するため、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。事前にディーラーへ確認すべき事項には、廃車証明書の発行時期・引き取り方法・追加費用の有無・還付金の受け取り方法などがあります。
廃車手続き完了後は、廃車証明書を受け取り保管しておきましょう。書類不備があると、手続きが長引く可能性もあるため、準備は慎重に行うことが大切です。
ナンバープレートや車検証の返却方法と注意点
廃車手続きでは、ナンバープレートを運輸支局または軽自動車検査協会に返却することが、法律で義務付けられています。ディーラーに委任するか自分で持参するか、いずれかの方法で返却しましょう。
自分で取り外す場合、プラスドライバーでボルトを外し、封印部分はマイナスドライバーで慎重に取り外します。取り外すと公道走行ができなくなるため、取り外す場所には注意が必要です。
2017年からは、廃車時のナンバープレートを記念所蔵できるようになりました。その場合は申込書を提出し、ナンバーに穴を開ける破壊措置が必要です。手続きが完了していない車は税金課税対象となるため、速やかに手続きを行いましょう。
廃車専門業者・買取店・自分で手続きする方法とは
ディーラーに廃車を依頼する以外にも、廃車専門業者・買取店を活用する方法も検討するのがおすすめです。特に、10年落ち以上の車や修復歴のある車、事故車は買取店が適しています。
買取相場は、車の状態により数千円~数万円程度です。自分で手続きする場合、費用は最小限に抑えられますが、運輸支局での手続きや解体業者の手配など手間がかかります。
廃車買取サービスを選択するときは、取扱い車種の範囲や無料対応の有無、還付金説明の明確さをチェックしましょう。通常買取で値が付かない車こそ廃車買取が向いていますが、事前に通常買取も試してみるのも一案です。
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まとめ
ディーラーでの廃車手続きは、必要書類の準備から手続き完了まで代行してもらえる選択肢です。手間・時間を節約できるメリットがある一方で、費用がかかることも理解しておく必要があります。
廃車時には、自動車税・重量税などの還付金を最大化する方法も把握しておくとよいでしょう。廃車専門業者や買取店、自分での手続きなど他の選択肢と比較検討し、ぜひ最適な方法を選んでください。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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