20万km走行車は下取りでも価値がある?高く売るのに最適な販路とは
20万km超の愛車を下取りに出すと、どれくらいの価格が付くのでしょうか。長年大切に乗ってきた車でも、走行距離が増えれば増えるほど、査定額は下がっていく傾向にあります。特に20万kmを超えた車は、価値が大きく下落するのが一般的です。
しかし、適切な対策や販売先の選定により、予想以上の査定額を獲得できる可能性もあるでしょう。この記事では、20万km走行車の実際の相場から、高額査定を得るためのポイント、そして最適な売却タイミングまで詳しく解説していきます。
※目次※
1.20万km走行車の下取り相場はいくら?下取りと買取の比較もチェック
2.20万km走行車の下取り・買取で高額査定を得るためのポイント
・20万km走行車は、ディーラー下取りでは良くても数千円~1万円程度、場合によっては廃車手数料を請求されるケースもあり、買取専門店のほうが高額査定が期待できる。
・海外輸出ルートを持つ業者や過走行車専門業者、部品取り専門業者など、適切な販路選択により予想以上の査定額を獲得できる可能性がある。
・車検切れ前や故障発生前、高額修理が必要になる前のタイミングで売却を検討するのが経済的に有利である。
\30秒でカンタン査定依頼!/
20万km走行車の下取り相場はいくら?下取りと買取の比較もチェック
20万km超の車は「過走行車」として扱われ査定額に大きく影響しますが、下取りより買取専門店のほうが高額査定が期待できます。
業者により査定ポイントが大きく異なり、同じ車でも数十万円の価格差が生じることもあるでしょう。まずは、20万km走行車の下取り価格の相場や、買取との違いを紹介します。
20万km走行車の下取り価格の現実
走行距離20万kmは、下取り価格に大きなダメージを与えます。通常、車は走行距離が増えるほど査定額が下がる傾向にありますが、20万kmともなると「過走行車」の中でも特に厳しい評価となるでしょう。
ディーラーでの下取りでは、値段が付かないことがほとんどで、良くても数千円~1万円程度です。場合によっては、廃車にするための手数料を逆に請求されるケースも少なくありません。
しかし、メンテナンスが行き届いており、外装・内装の状態が良好な車種であれば、わずかながら査定額が上がることもあります。
20万km走行車のディーラー下取りと買取専門店の査定額差
ディーラー下取りと買取専門店では、20万km走行車に対する査定額に大きな開きが生じます。ディーラーは中古車販売が専門ではなく、20万km走行車の再販路が限られるため、過走行車の下取り査定は非常に厳しい評価となるのが一般的です。
一方、買取専門店は業者によって査定額に差が出るものの、海外輸出の販路を持つ業者なら下取りよりも高い査定額が付く可能性があります。
20万km走行車の各業者による下取り・買取査定ポイントの違い
業者によって、20万km走行車の査定ポイントは大きく異なります。
ディーラーの場合、20万km走行車は廃車にするケースがほとんどです。そのため、廃車にするための手数料を取られることも少なくありません。
過走行車専門の買取業者は、車の走行性能や機械的な状態を重点的に評価します。海外販路を持つ買取専門店は、エンジンの調子や外装の状態などを重視し、輸出可能性を見据えたチェックを行うでしょう。
廃車買取専門の業者は、部品の再利用価値から査定するため、パーツの状態や希少性が高評価につながりやすいのが特徴です。
複数社による20万km走行車の下取り・買取査定のメリット
走行20万kmの車を高値で売るには、一括査定サービスを利用した複数社査定が非常に効果的です。同じ車でも、買取業者によって査定額に大きな差が生じることは珍しくありません。
特に過走行車の場合、「値段が付くか付かないか」という基本的な判断さえも業者間で異なるケースが見られるでしょう。一括査定サービスは、一度の情報入力で複数の買取業者に同時に査定依頼ができるため、時間と労力を大幅に節約できます。
各社の査定額を比較することで、どの業者が車を適正に評価してくれるか明確になるのがメリットです。また、複数の業者が競合状態になることで、自然と査定額が上昇する効果も期待できます。
\30秒でカンタン査定依頼!/
20万km走行車の下取り・買取で高額査定を得るためのポイント
20万km走行車の高額査定には、適切な車両整備や書類準備、メンテナンス履歴のアピールなど重要なポイントがあります。
走行距離が多くても、これらの対策を実践することで、予想以上の査定額を引き出せる可能性があるでしょう。長年乗ってきた愛車の価値を、最大限に引き出す参考にしてください。
20万km走行車の下取り・買取で高額査定につながる車両整備のポイント
20万km走行の愛車でも、丁寧なメンテナンスが査定額アップの鍵となります。特にエンジンオイルの定期的な交換は、走行性能を維持する上で不可欠です。
また、タイヤの溝が4mm以下になったら交換を検討するなど、足回りの状態管理も重要なポイントとなります。ブレーキパッドやサスペンションなどの消耗部品の交換記録は、過走行車の価値を下支えするでしょう。
車内の清掃も怠らず、シートやフロアマットの汚れを除去することで、査定時の印象が大きく変わります。
20万km走行車の下取り・買取査定前に準備すべき書類と車両状態の整え方
20万km走行車の査定を有利に進めるには、書類の準備と車両状態の整え方がポイントです。
まず、車検証や自動車税納税証明書といった必須書類に加え、定期点検整備記録簿を用意します。この記録簿は、長距離走行でも適切なメンテナンスを行ってきた証拠となり、査定額アップに寄与するでしょう。
車両の状態面では、査定前に丁寧な洗車と車内清掃を実施すべきです。エンジンルームの汚れを落とすことで、日頃からの手入れの良さをアピールできます。
20万km走行車の下取り・買取査定時のメンテナンス履歴を活用したアピール方法
メンテナンス履歴を適切に管理することで、20万km走行の愛車でも査定価格を向上させることが可能です。整備記録簿は、車の管理状態を示す重要な証拠となるため、オイル交換や定期点検の日付と走行距離を細かく記録しておきましょう。
特に、エンジンやミッションなど主要部品の修理履歴は、車両の信頼性を裏付ける貴重な資料となります。査定時には、「5,000kmごとにエンジンオイルを交換していた」など具体的なアピールポイントを伝えるべきです。
プロの整備士による点検結果があれば、第三者の客観的評価として査定士に良い印象を与えられるでしょう。
\30秒でカンタン査定依頼!/
下取りが厳しい20万km走行車を売却する最適な販路選び
20万km超の車は一般的な下取りでは厳しい評価ですが、専門知識を持った業者を選ぶことで高額査定が期待できます。海外輸出ルートを持つ買取専門店や部品取り専門業者などを選べば、過走行車でも価値を最大化できるでしょう。
日本車の耐久性は海外で高く評価されており、最適な業者選びで愛車の価値を最大限に引き出せます。
下取りが厳しい20万km走行車など過走行車専門の買取業者とその特徴
一般的な買取業者では相手にされないような20万km超えの車でも、専門の買取業者なら高値が付く可能性があります。これらの業者は、廃車寸前の車両を専門に扱うノウハウを持っているためです。
特に、海外輸出のルートを確立している業者は、日本では価値が低いとされる過走行車でも海外では需要があるため、高い査定額を提示することも珍しくありません。廃車買取専門業者の強みは、部品の再利用や海外販路による利益確保にあります。
0円以上の買取保証や無料でのレッカー移動、煩雑な廃車手続きの代行など、サービス面でも充実している点が魅力です。
下取りが厳しい20万km走行車の海外輸出ルートと査定価格への影響
日本国内で20万kmを超えた車でも、海外では十分な価値があると見なされています。特に発展途上国では、走行距離に対する感覚が日本と異なり、日本製車の耐久性への信頼が厚いのが特徴です。
輸出業者に直接売却すれば、中間コストを削減でき、大きな差額が生じる可能性もあるでしょう。例えば、20万km超えのハイエースなどの車種は、東アフリカでは乗り合いバスとして市民の足となっているケースもあり、高い需要を維持しています。
海外輸出の可能性は査定価格に大きく影響するため、輸出ルートを持つ業者を選ぶことが、20万km走行車を高く売るための鍵です。
下取りが厳しい20万km走行車の部品取りとしての価値と専門買取業者の探し方
20万km走行車でも、部品取りとしての価値は十分にあります。車体全体の価値が低くても、エンジンやミッションなどの主要部品が健全であれば、再利用価値が生まれるためです。
中古部品市場では、新品部品の30%~50%程度の価格で取引されており、廃車買取業者はこれを見込んで査定額を算出します。特に製造中止になった車種の部品は、その希少性からさらに高値が付くことも少なくありません。
部品取り専門の買取業者を探す際は、買取店検索サイトを活用するのが効率的です。「部品取り」「廃車買取」などのキーワードで検索し、実績や口コミをチェックして選びましょう。
\30秒でカンタン査定依頼!/
20万km走行車の下取り・売却の最適なタイミング
20万km走行車の売却タイミングは、査定額と維持費用のバランスが重要です。具体的には、車検切れ前後や故障発生前、税金支払い時期などが考えられます。
過走行車の場合は状況により最適な選択が変わるため、タイミングによる価格変動と買い替え時の資金計画を理解し、複数業者の査定比較をすることが必要です。
20万km走行車の車検切れ前後の売却タイミングと査定価格
20万km走行車を売るなら、車検切れ前のタイミングで売却するのが賢明です。一般的に、車検が残っている車両のほうが査定額は高くなりやすいものの、大きく向上するわけではありません。
そのため、車検費用を考慮すると、切れる直前に売却するほうが経済的な選択肢となるでしょう。車検更新に10万円以上かけても、査定額が数万円程度しか上がらないケースが多いため、投資効果を慎重に検討すべきです。
20万km走行車の故障リスクと修理コストを考慮した売却時期
20万kmを超えた車は故障リスクが高まるため、整備費用と市場価値を天秤にかけた判断が重要です。主要部品の劣化が進み、エンジンやトランスミッションなど高額な修理が必要になる可能性が年々上昇していきます。
一般的に、10万kmを超えると故障リスクが高まりますが、20万kmともなると部品交換の頻度がさらに増加するでしょう。修理費用が、車両価値を上回るケースも少なくありません。
例えば、エンジンオーバーホール費用は、正規ディーラーで50万円~200万円程度、専門業者で30万円~70万円程度かかるので、車両自体の価値が数万円程度なら修理よりも売却が経済的な選択となります。
20万km走行車の買い替え時の税金対策と資金計画
20万km走行車の買い替え時は、税金対策と資金計画が重要なポイントになります。
自動車重量税は、車両の経過年数が13年・18年を超えると段階的に税額が増加するため、買い替え検討の大きな判断材料となるでしょう。自動車税も同様に、13年超のガソリン車(ディーゼル車は11年超)は約15%増税されることを考慮すべきです。
買い替え資金の計画では、現在の車の査定額を複数業者で比較し、実際に手元に入る金額を正確に把握することが大切となります。下取り額が期待できない場合は、海外輸出ルートを持つ業者や部品取り専門業者への売却も視野に入れるとよいでしょう。
\30秒でカンタン査定依頼!/
まとめ
20万km走行車の下取りは、一般的にほとんど価格が付きません。ディーラー下取りよりも、買取専門店や過走行車専門業者のほうが、高額査定を得られるケースが多いでしょう。
海外輸出ルートを持っていたり、部品取りとしての価値を見いだしてくれたりする業者を探すことも、有効な選択肢となります。メンテナンス履歴の活用や査定前の整備、複数社査定の実施が高額査定への鍵です。修理コストや税金も考慮するなど、計画的な対応が必要になります。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。
\30秒でカンタン査定依頼!/