カーリース中の車の買取は可能?買取できる条件やメリット、注意点を解説

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カーリース中の車の買取は可能?買取できる条件やメリット、注意点を解説

カーリース中の車の買取は可能?買取できる条件やメリット、注意点を解説

毎月の定額料金を支払うだけで車を利用できるカーリースですが、カーリースを利用して乗っている車を買取したいと考える方もいるでしょう。実はカーリース中の車は、一定の条件を満たしていれば買取が可能です。

 

そこでこの記事では、カーリース中の車を買い取る際の条件や手続き、失敗しないためのアドバイスを詳しく解説します。カーリース中の車に乗っているうちに愛着が湧いてきて、ずっと乗り続けたいと思っている方は、必見の内容です。

 

※目次※

1.カーリースの車の買取は実際に可能?

2.カーリースの車を買取するメリット

3.カーリースの車の買取における注意点

4.買取価格に影響する要素

5.まとめ

 

■POINT

・オープンエンド方式のカーリースの場合、基本的に契約満了時に車両の買取が可能。

・車両を買い取るメリットは、愛着のある車に乗り続けられる、走行距離制限から解放される、カスタマイズや売却を自由にできるといった点。

・カーリースの車の買取後には、税金やメンテナンス費用などの負担が発生することを覚えておこう。

 

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カーリースの車の買取は実際に可能?

グラフと車、電卓と時計で残価のイメージ

カーリース中の車は契約内容次第で買取が可能です。では、どのような条件下であれば買取が成立するのでしょうか。まずはカーリースの車の買取について、具体的な条件やカーリース契約における2つの方式の違いを詳しく解説します。

 

オープンエンド方式のカーリースなら買取が可能

オープンエンド方式のカーリースでは、契約満了時に車両を買い取ることが可能です。この方式の特徴は、契約時にリース会社が設定した残価が契約者に公開される点にあります。

 

残価とは契約満了時における車の評価額のことで、この金額を支払えば車をそのまま自分のものにできます。

 

通常のカーリースは返却が前提ですが、オープンエンド方式では買取を見据えた契約が可能ということです。買取を検討している方は、契約前にオープンエンド方式かどうかという点や、買取オプションの有無について確認しておきましょう。

 

クローズドエンド方式の特徴

クローズドエンド方式のカーリースは、基本的に契約満了時に車を返却するのが前提のプランです。契約時に残価は設定されるものの、利用者には公開されず、満了時の精算もありません。

 

しかし、一部のリース会社では、買取オプションを設けているケースもあります。この場合、通常は長期契約が条件だったり、月額リース料が割高になっていたりするのが一般的です。

 

カーリース契約における車両の所有権

カーリース契約中の車両は、基本的にリース会社が所有権を持ちます。利用者はあくまで「使用者」として車を利用する立場であり、法的な所有者ではありません。このため、名義もリース会社になっています。

 

買取を行う場合、所有権をリース会社から利用者へと移転する必要があります。この手続きには、リース会社からの所有権移転登録が必要となり、運輸支局または軽自動車検査協会での名義変更手続きが必須です。

 

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カーリースの車を買取するメリット

自動車のメーター

カーリースの車の買取には、どのようなメリットがあるのでしょうか。契約満了後に選択肢として検討する価値のある「買取」の利点を、実用面と精神面の両方から見ていきましょう。

 

ここでは、カーリースの車を買い取ることで得られる具体的なメリットについて、詳しく解説します。

 

乗り慣れた車に乗り続けられる

カーリースを利用して数年も経つと、乗っている車に愛着が湧いてくるものです。操作感に慣れ、車の特性を把握していれば、安全運転にもつながります。買取することでそのような乗り慣れた車に継続して乗れる安心感は、大きなメリットです。

 

「子どもが初めて乗った車」など、思い出が詰まった車を手放す寂しさを感じる方も少なくありません。また車を乗り換えると、ナビの設定やシート位置の調整など、細かな再設定も必要です。

 

カーリース車を買い取れば、こうした精神的な愛着や実用面での使い勝手の良さを維持したまま乗り続けられます。

 

契約期間や走行距離制限を気にせず乗れる

契約期間や走行距離制限から解放されることも、カーリースの車を買い取るメリットです。

 

通常のカーリース契約では年間の走行距離に制限があり、それを超過すると追加料金が発生します。しかし買取後は自分の車になるため、遠方へのドライブや長距離通勤も気になりません。

 

また契約期間にも縛られなくなるため、ライフスタイルの変化に合わせて、好きなタイミングで車の乗り換えや売却を検討できるようになります。自分のペースでカーライフを楽しめる自由さは、買取の大きな魅力といえるでしょう。

 

状態の良い車に乗れる

カーリースでメンテナンスが含まれたプランに加入していると、定期的な点検や消耗品交換が確実に行われるため、車両を常に良好な状態に保てます。そのため数年間使用した後に買取しても、適切に管理された状態の良い車を手に入れられるのがメリットです。

 

自分自身が新車時から乗り続けてきたため、車の使用履歴や状態を正確に把握できる点も安心材料といえます。さらに将来的に売却を考える場合も、メンテナンスが行き届いた車は査定額アップが期待できるでしょう。

 

メンテナンスプランを利用してリース期間中に車をケアしておけば、買取後も長く愛車として乗り続けられ、維持費という面でも経済的です。

 

カスタマイズが可能になる

カーリースしている車を買い取る最大のメリットのひとつが、カスタマイズを自由にできるようになる点です。

 

通常リース契約中はカーリース会社が車の所有権を持っているため、改造やカスタマイズには厳しい制限があります。機器類を取り付けたとしても、返却時には原状回復が必要です。

 

しかし買取後には所有権が自分に移るため、こうした制約から解放されます。例えば、スポーツカーならホイールやエアロパーツの装着、ファミリーカーなら車内をキャンプ仕様に改装するなど、自分のライフスタイルに合わせた自由なアレンジが可能です。

 

愛着のある車をさらに自分好みの1台へと進化させられるのは、カーリースの車の買取における大きな魅力といえるでしょう。

 

自由に売却できる

カーリースの車を買い取ると所有権が自分に移るため、自由に売却や下取りができるようになります。リース契約中は車の処分に制限がありますが、買取後は自分の判断で好きなタイミングでの売却が可能です。

 

ただし売却価格は、車の状態や年式、走行距離、車種の人気度などによって大きく変動します。特に2月~3月と8月~9月は多くの中古車販売会社の決算期で需要も高まるため、高値での売却が期待できるタイミングです。

 

売却を視野に入れているのであれば、日ごろからメンテナンスをしっかり行い、車の状態を良好に保つように意識しましょう。

 

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カーリースの車の買取における注意点

車検証とスマートキー

カーリースの車を買取する上で、重要な注意点が幾つかあります。将来的にカーリースの車の買取を検討している場合には、しっかり確認して後悔のない選択をしましょう。ここからは、カーリースの車を買い取る際に特に注意すべき点について、詳しく解説します。

 

名義変更の手続きが必要

リース期間中、車の所有者名義はカーリース会社にあります。そのため、カーリースの車を買い取るのであれば、名義変更の手続きが必須です。

 

名義変更の手続きを行うためには、譲渡証明書、印鑑証明書、車検証、自賠責保険証明書などの書類を準備しなければなりません。また、手続きにかかる手数料は買取側の負担となるのが一般的です。

 

カーリース会社によっては名義変更手続きを代行してくれる場合もありますが、別途代行手数料が発生することがあるため確認が必要です。名義変更に伴い、自動車保険の契約者変更も忘れずに行いましょう。

 

買取時にまとまった資金が必要

オープンエンド方式のカーリースで車を買い取る場合、契約時に設定された残価の支払いが必要です。まとまった金額になるため、事前の資金準備が欠かせません。

 

買取資金の準備が難しい場合はローンの利用も検討できますが、審査基準や金利条件の比較が重要です。契約満了時に車がもらえるプランのカーリースを選択すれば、大きな出費がなく車を手に入れられる場合もあります。

 

税金やメンテナンスなどの費用が発生する

カーリースの車を買い取った後は、それまで月々のリース料に含まれていた各種費用を負担する必要が生じます。具体的には、排気量に応じてかかる自動車税や軽自動車であれば軽自動車税、2年ごとの車検費用などです。

 

また、オイル交換やタイヤ交換などの定期的なメンテナンスも、全て自分で負担しなければなりません。カーリース中はこれらの費用の管理や手続きをリース会社が行ってくれていましたが、買取後は自分で維持費を管理する必要があります。

 

原則的に契約期間中の買取は不可

カーリースでは、原則として契約期間中の車両の買取はできません。これは、カーリースが残価を考慮した料金設定となっており、契約満了時に返却することを前提としているためです。

 

中途解約を希望しても基本的には認められず、やむを得ない事情で解約が認められる場合でも、残りのリース期間の料金に相当する高額な違約金が発生します。

 

具体的な違約金には、残りの支払い期間分の料金の全額や車両価値の減少分などが含まれるため、経済的負担は非常に大きいと考えましょう。そのため、カーリースの契約時には、将来の買取についても視野に入れ、契約期間を慎重に検討することが重要です。

 

サポートが受けられなくなる

カーリース契約中は、車両トラブル発生時の対応から税金の納付手続き、さらには専用サポートデスクなど、さまざまなサービスを受けられます。しかし買取後は、これらのサポートが一切受けられなくなる点に注意が必要です。

 

例えば、急な故障時の対応やメンテナンス時期のお知らせなど、カーリース会社から提供されていた便利なサービスは全て終了します。税金納付の手続きや期限の管理も自分で行わなければなりません。

 

普段からカーリース会社のサポートデスクを頼りにしていた方は、買取後のサポート喪失に戸惑う可能性があります。車の維持に関するあらゆる問題を自分で解決する必要があるため、カーリース買取を検討する際は、サポート面のデメリットも考慮しましょう。

 

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買取価格に影響する要素

お金と車のおもちゃ

カーリースの車を買取する際の価格は、大きく分けて2つの要素に左右されます。リース期間の満了時に車を手元に残すか決断する際は、これらの要因を理解しておくことが肝心です。

 

車両の価値を左右する主な要素として、契約時に設定された残価、利用中の走行距離が挙げられます。これらの要素がどのように買取価格に影響するのか、ここで詳しく見ていきましょう。

 

契約時に設定された残価

カーリース契約では、残価と呼ばれる契約満了時の車両価値が重要な役割を果たします。残価はリース契約時に設定され、月々のリース料金算出の基礎となる存在です。

 

残価が高く設定されるほど月々の支払いは少なくなりますが、買取時にはこの残価相当額を支払う必要があります。特にオープンエンド方式のカーリースでは、契約時に残価が明示され、満了時にその金額で車両を買い取ることが可能です。

 

ただし、市場価値が下がっていても契約時に設定した残価で買い取らなければならない点に、注意しなければなりません。そのため、契約時には残価設定の妥当性を慎重に確認し、将来の買取を見据えた計画を立てることが大切です。

 

走行距離

カーリース契約では走行距離制限が設けられており、この制限を超過すると契約満了時に追加費用が発生します。例えば年間1万km制限の契約で2万km走行した場合、超過分に対して1kmあたり5円~20円程度の追加料金が請求されるのが一般的です。

 

走行距離は、買取後に車を売却する際の価格にも影響します。低走行車ほど中古車市場での評価は高くなるため、買取後の売却も視野に入れている方は、走行距離の管理を意識しましょう。

 

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まとめ

高原を走る車

カーリースの車両の買取は、オープンエンド方式の契約の場合は基本的に可能です。一方でクローズドエンド方式では、原則として返却が前提とされています。

 

車両買取のメリットとして、愛着のある車に乗り続けられる点や、走行距離制限から解放される点、カスタマイズや売却を自由にできるようになる点が挙げられます。

 

ただし、買取時には名義変更手続きや、まとまった資金が必要となり、契約期間中の買取は基本的に不可能です。また買取後には、税金やメンテナンス費用を自分で負担しなければなりません。

 

買取価格は契約時の残価設定や走行距離などによって変動するので、これらの要素を総合的に検討した上で最適な選択をすることが大切です。

 

▼ライタープロフィール

カーリース中の車の買取は可能?買取できる条件やメリット、注意点を解説

五十嵐巧

大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。

 

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