エアロ付きの車は買取価格が下がる？査定への影響を解説
エアロパーツを装着している愛車を手放すとき、査定時にどう評価されるのか気になったことはないでしょうか。カスタマイズの象徴とも言えるエアロパーツですが、買取査定においては「プラス評価になる場合」と「マイナス評価になる場合」があります。
この記事では、エアロパーツが装着された車の買取価格への影響と、高く売るためのポイントを専門的な視点から解説していきます。
※目次※
・エアロパーツ付きの車の査定は、プラス評価とマイナス評価に分かれる。
・部分的なエアロの装着は、マイナス評価を受けやすい傾向がある。
・純正エアロの装着は多くの人に好まれるため、査定額が上がる可能性がある。
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エアロ付きの車の査定基準は何で決まる？
エアロ付きの車の査定において重要な基準となるのが、JAAI（一般財団法人日本自動車査定協会）が定める査定基準です。
JAAIは経済産業省と国土交通省の指導のもとに設立された団体で、中古車査定に関するルールを定めており、エアロパーツの評価項目も規定されています。
そのため、車の買取査定時はこの査定基準にあわせて、査定士がエアロパーツの種類や装着状況を客観的に判断するのが一般的です。
エアロ付きの車は買取査定額が下がる？
では、車の買取査定時に、エアロはどのような評価を受けるのでしょうか。エアロには純正と社外品があり、装着方法にも全体と部分的があります。ここでは、状況ごとの評価の傾向を見ていきましょう。
部分的な装着はマイナス評価を受けやすい
エアロパーツの部分的な装着は、査定において減点対象となる可能性が高くなります。
フロントバンパーのみ、またはサイドステップのみといった一部分だけの装着は、査定士に事故歴を疑われる要因となるためです。本来フルエアロで装着されていたパーツが事故などで破損し、取り外されたのではないかと判断される可能性があります。
実際の査定現場では、部分装着によりエクステリアのバランスが崩れ、車両全体の美観を損ねていると評価される可能性もあるでしょう。
社外エアロの装着は評価に影響しにくい
社外エアロの装着は、査定に大きな影響を与えにくいでしょう。フルエアロが装着されていても、プラス査定にはなりにくく、基本的に加減点なしの評価となる傾向があります。
ただし、デザインが奇抜すぎたり、品質の低いエアロパーツが装着されている場合はマイナス査定の対象となる可能性もあるでしょう。
査定業者によって評価基準が大きく異なるため、社外エアロを高く評価してくれる業者に出会える可能性もあります。
純正エアロは査定額が上がる可能性がある
純正オプションのエアロパーツは、査定額の向上につながる可能性が高い要素として評価されます。メーカーが設計・製造した純正エアロは、車両との一体感があり、品質と信頼性の面で高く評価されるためです。
ただし、部分的な装着はマイナス評価を受ける可能性があるため、フルエアロの場合に査定額アップが期待できるでしょう。
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エアロ付きの車で買取査定を受けるときのポイント
エアロ付きの車で買取査定を受けるときのポイントは、主に2つあります。
・基本は装着したまま査定を受ける
・状態が悪いときは外すことも検討する
それでは詳しく見ていきましょう。
基本は装着したまま査定を受ける
エアロ付きの車を売るときは、基本的にはエアロパーツを装着したまま査定を受けることが高価買取への近道です。
取り外しには専門的な作業が必要で、工賃や手間が発生するうえ、ボディに傷をつけるリスクも伴います。
また、査定業者によってエアロパーツの評価は大きく異なります。エアロパーツを専門に扱う業者では、社外品でもプラス査定になる可能性があります。まずはエアロパーツを装着した状態で査定を受け、エアロパーツの価値がどのように評価されるのかを確認すると良いでしょう。
状態が悪いときは外すことも検討する
一方で、エアロパーツの状態が著しく悪化している場合は、査定前に取り外しを検討する価値があります。状態が優れない社外エアロパーツは、査定においてマイナス要因になる可能性があります。
エアロ付きの車の買取で損をしないためには、状態を客観的に判断し、最適な選択をすることが大切です。
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まとめ
エアロ付きの車の買取査定では、「プラス評価」と「マイナス評価」の両方があり得ます。評価の傾向では、部分的なエアロ装着はマイナス評価になりやすく、社外エアロは評価が分かれるため加減点なしになることが考えられます。
高く評価されやすいのは、多くの人に好まれる純正オプションのフルエアロです。エアロの取り外しは手間やボディを傷つけるリスクが伴うことから、基本的にはエアロを装着したまま査定を受けると良いでしょう。愛車の状態を確認し、高く評価される方法を検討することが大切です。
【この記事の執筆者】
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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