自動車の売買は相見積を取るのがおすすめ!見積書の取り方や買取額を上げるコツを解説
自動車の購入や売却を検討する際、見積もりは価格だけでなくサービス面でも納得できる業者を選ぶための大切な判断材料となります。
中でも有効なのが、複数の業者に見積もりを依頼して比較する「相見積もり」です。適正価格での購入や高価買取につなげるためには、相見積もりの基本的な進め方や注意点を押さえておくことが重要です。
本記事では、相見積もりを活用するメリットや、見積書の正しい取り方、効率よく比較するためのコツをわかりやすく解説します。
車を少しでもお得に売買したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・自動車の売買においては、複数の業者から見積もりを出してもらい比較検討する相見積もりが有効。
・見積書は金額だけでなく、契約条件や追加費用などの項目についてもしっかり確認することが重要。
・自動車の査定額を上げるためのコツを知り実践することで、より満足のいく取引が可能。
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自動車の相見積もりは購入時も売却時も有効◎
相見積もりは、複数の業者から見積もりを出してもらい、金額やサービスを比較する方法です。複数の業者から見積もりを取ることで、購入時にはより安い価格や特典を、売却時にはより高い買取額を引き出せる可能性が大きく広がります。
相見積もりとは
相見積もりとは、同時に複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの見積もり額を比較検討する方法です。1社だけの見積もりで金額が提示されたとしても、それが高いのか安いのかを正しく判断できません。
そこで複数の業者から見積もりを出してもらうことにより、適正な相場感やサービスの比較が可能です。
購入時は安さやお得さ、売却時はより高い金額を目指そう
自動車の相見積もりは、購入時はもちろん売却時にも意識する必要があります。自動車を購入する際は、なるべくリーズナブルな価格で購入したいものです。購入時の相見積もりには、安さやサービス・特典などを判断できるメリットがあります。
車の売却時にも、相見積もりはとても重要な役割を果たします。車を売却する際は、なるべく高い価格で買い取ってもらうべく、買取金額を比較できるのが大きなメリットです。
相見積もりで10万円以上の差が生じるケースも
自動車を売却する際、同じ車でも買取店によって査定額が10万円以上変わることも少なくありません。この差が生じる主な理由は3つあります。
まずは、買取店ごとに得意分野が異なる点です。販売ルートの違いも大きな要因といえるでしょう。さらに、査定基準も店舗によって異なります。こうした要因により、同じ車でも評価が分かれるのです。
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自動車購入時の相見積もりの手段は2つ
自動車を購入する際の相見積もりの方法は、主に「店舗への見積もり依頼」と「Webサイトの活用」の2つです。ここでは、それぞれの方法の特徴やメリット・デメリット、活用の仕方について詳しく解説します。
店舗に依頼する
ディーラーや販売店に足を運び、見積もりを依頼する方法は、車選びの基本ともいえます。店舗訪問では実車を直接確認でき、担当者と対面で相談しながら詳細な見積もりが取得できるのがメリットです。
複数店舗を巡ってそれぞれで見積もりを出してもらえば、相場感がつかめ、価格差を把握できるようになります。ただし、この方法は時間と労力がかかるため、あらかじめ候補を絞っておくと効率的です。
Webサイトを利用する
Webサイトを用いた相見積もりは、効率的な点が最大の魅力です。新車なら各メーカーの公式サイトで、中古車なら専門サイトで、自宅にいながら複数の見積もりを比較できます。
ただし、Web上の情報はあくまで概算であり、最終的には実車確認と詳細な条件のすり合わせが必要です。自動車の相見積もりの第一歩として非常に便利ですが、実店舗での確認も併用するようにしましょう。
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自動車を売るなら買取で相見積もりを取るのがおすすめ
自動車を売却する方法は、下取りと買取の2つです。ここでは、買取が下取りよりも金額面で有利な理由を解説するとともに、見積書と査定書の違い、金額以外にも確認すべき重要な項目についても確認していきましょう。
買取がお得な理由と下取りとの比較
車を手放す際、下取りと買取では、買取のほうが高い査定額を得られるという傾向があります。これは、買取業者が中古車販売やパーツ販売など複数の販路を持ち、車の価値をより適正に評価できるためです。
また、社外パーツや特殊なカスタマイズも買取業者なら評価してくれる可能性が高く、事故車や不動車でも売却チャンスがあります。車を少しでも高く売りたいなら、複数の買取業者に相見積もりを依頼し、より有利な条件で売却しましょう。
査定書ではなく見積書で比較する
車の査定に関わる書類に、「査定書」と「見積書」があります。査定書は車の状態を評価した書類であるのに対し、見積書は実際の買取価格と詳細な内訳が記載された書類です。
見積書には自動車税や自賠責保険の還付金、リサイクル料金などの詳細も含まれているため、表面上の査定額だけでなく実質的な手取り額が分かります。
また買取業者によって販売手数料や各種費用が異なるため、同じ査定額でも最終的な金額に差が生じます。見積書は価格保証の役割も果たすため、口頭だけの約束ではなく文書で確認しましょう。
見積もり金額以外に確認すべき項目リスト
見積書は、金額だけでなく契約条件や追加費用などの項目をしっかり確認することが重要です。具体的には、名義変更や引き渡し方法などの基本的な契約条件、キャンセルポリシー、見積額の有効期限などをチェックしましょう。
また、法定費用の負担者や自動車税の還付金の取り扱いも業者によって異なります。リサイクル料金の還付や販売手数料、整備費用なども業者ごとに異なるため、最終的な手取り額に影響する要素です。
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自動車を売るときに相見積もりを行う方法
自動車を売却する際の相見積もりの方法には、主に査定士に直接依頼する方法と一括査定サイトを活用する方法の2つがあります。それぞれのメリットや注意点を確認した上で、自分の状況や希望に合わせて選択しましょう。
査定士に直接見積もりを受ける
査定士から直接見積もりを受ける方法には、店舗持ち込みと出張査定の2種類があります。持ち込み査定は買取店に車を持参し、その場で査定を受ける方法です。出張査定は自宅や指定場所に査定士が来てくれるため、忙しい場合に便利でしょう。
どちらの方法でも、車の状態を直接確認してもらえるため、細かな傷やオプション装備までしっかり評価され、正確な自動車の相見積もりが可能です。
一括査定サイトで一度に査定を申し込む
一括査定サイトを利用すれば、1回の入力で複数の買取業者から見積もりを取得できます。車種、年式、走行距離などの基本情報を入力するだけで、最大30社程度による査定額を比較検討することが可能です。
店舗を個別に回る手間が省け、より高額で買い取ってくれる業者を効率的に見つけられるのが最大のメリットといえます。ただし、提示された査定額はあくまで概算である点に注意しましょう。
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自動車を売る際に相見積もりを取るポイント
自動車の売却にあたっては、複数の業者から見積もりを取得することが成功の鍵です。特に注意したい点は、「金額だけでなく、サービス内容や担当者の対応も比較する」ことです。ここからは、相見積もりにおける重要なポイントをチェックしていきましょう。
3社以上を比較するのが目安
自動車を売却する際の相見積もりは、3社以上から取得するのが目安です。実際の市場データによると、3社以上の見積もりを比較することで、平均10万円以上もの価格差が生じることが明らかになっています。
業者ごとに得意とする車種や販売ルートが異なるため、同じ車でも査定基準に大きな違いが生じます。また中古車は、状態や年式など全ての要素において一点ものです。複数の視点から評価を受けることで、愛車の本当の価値を見極められるでしょう。
サービスや業者の対応も比較する
自動車の相見積もりにおいては、単に金額だけでなく業者のサービス品質も重要な判断材料です。対応の丁寧さや引き取り条件、アフターフォローの充実度などの要素も総合的に評価しましょう。
また、買取業者には得意とする車種があります。自分の車が業者の得意分野に合致すれば、より高額の査定が期待できるでしょう。
相見積もりについて業者に明かしてもOK
相見積もりを取っていることは、業者に対して正直に伝えて問題はありません。「他社にも見積もりを依頼している」と伝えることで、業者側も競争を意識し、より適正な査定額を提示してくれる可能性も高まるかもしれません。
また、「今決めないと金額は下がる」といった営業トークに安易に応じず、十分に比較検討する時間を確保することも大切です。相見積もりは一般的な商習慣として認められているので、遠慮せずに活用するのがおすすめです。
他社の査定額は伝えない
他社の具体的な査定額は伝えないことが、より有利な条件を引き出す上では重要といえます。買取業者に他社の査定額を明かすと、その少し上の金額で妥協させようとする戦略を取られがちです。
査定額を伏せておくことで、買取店は「他社に負けないように」とより高い金額を提示する可能性が高まります。自動車の相見積もりを取る際は「複数社から見積もりを取っている」という事実だけを伝え、具体的な金額には触れないほうが有利に進められるでしょう。
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自動車の相見積もりで一括査定を行う際の注意点
自動車の相見積もりを行う際には、いくつかの注意点を把握しておくことが重要です。ここでは、一括査定を活用した自動車の相見積もりを行う際に知っておくべき、主な注意点について解説します。
これらの知識を把握することで、効率的かつストレスなく愛車の売却を進められるでしょう。
複数の買取業者から電話がかかってくる可能性
一括査定サイトを利用すると、複数の買取業者から短時間のうちに立て続けに電話がかかってくることがあります。これは業者が他社よりも早く顧客を獲得したいという競争心理から起こる現象です。
対策としては、査定依頼する業者数を限定できるサービスを選ぶのがおすすめです。また、申込時に連絡方法をメール希望に設定したり、連絡可能な時間帯を指定したりする方法も効果的といえます。
減額の可能性がある
自動車の一括査定では、見積額が減額される可能性も考慮しておくことが必要です。これは主に、実車査定時に初期見積もりでは見つからなかった問題点が発見されるケースで起こります。
例えばエンジンの異音や修復歴、水没歴などが後から判明すると、見積額が大幅に下がる可能性があります。
このリスクを避けるには、事前に車の状態を正確に把握し、全ての情報を査定時に正直に伝えることが重要です。また、減額の話があった場合には、その理由を具体的に説明してもらい、納得できなければ契約のキャンセルを検討しましょう。
売却先が決まったら他社にキャンセル連絡がマナー
自動車の相見積もりでは、売却先が決まったら他社へのキャンセル連絡を忘れないようにしましょう。
買取業者は他社との競争を前提に営業しているため、キャンセルの連絡を受けても特に問題はありません。むしろ早めに連絡することで、不要な営業電話が減るというメリットがあります。連絡する際は「他社で売却することになりました」と簡潔に伝えるだけで十分です。
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自動車を売る際に査定額を上げるコツ
自動車の査定額を上げるためのコツを知ることで、より満足のいく取引が可能です。いくつかのポイントを押さえることで、査定額もアップしやすくなります。ここからは、自動車を査定に出す際のポイントを解説します。
オプション情報や必要書類を用意
車の査定額をアップさせるためには、オプションに関する情報と必要書類の準備が重要です。特にメーカーオプションやディーラーオプションは査定額に大きく影響します。
サンルーフや本革シート、先進安全技術などの純正オプションは高評価を受けやすい傾向です。また、オイル交換記録や点検整備記録簿があれば、大切に乗ってきたことをアピールできるでしょう。
修復歴はうそをつかずに申告するメリット
修復歴に関しては、正直に申告することが重要です。修復歴は車の骨格部分(フレームやルーフパネルなど)を修理した履歴を指します。
これを隠して売却すると、後々大きなトラブルになりかねません。買主が後から発見した場合、契約不適合責任を問われる可能性があるからです。
正直に申告すると査定額は下がりますが、信頼関係を築けるため、むしろ良い結果につながります。同様に、小さな事故による傷やへこみも隠さず申告するようにしましょう。
自動車の外観・内装の手入れをする
自動車査定時の第一印象はとても重要です。外観が清潔で内装の手入れされた車は、メンテナンス状態が良好という印象を与え、査定額アップにつながりやすくなるでしょう。洗車は水洗いだけでも効果的ですが、車内清掃も重要なポイントです。
特に注意したいのが臭い対策です。タバコやペットの臭いは減点要因になりやすいため、消臭スプレーや換気で対策しましょう。フロアマットの裏側やエアコン内部など、見落としがちな場所も忘れずに掃除します。
コストをかけずに効果を出すには、自分でできる範囲の清掃を心がけ、大切に使ってきた車だという印象を与えることが大切です。
事前に買取相場を把握する
事前に買取相場を把握することは、売却を有利に進める上で重要です。インターネットでは大手買取店のサイトで過去の買取実績を確認できるのに加え、専門誌にも相場情報が掲載されています。
具体的には、車種・年式・走行距離などの条件を入力すると、類似車両の買取価格が表示されるサービスが便利です。販売価格から買取価格を予測する方法もあり、一般的に販売価格の約60%~90%が買取相場とされています。
相場情報はあくまで目安ですが、把握しておくことで、適正価格での取引が可能です。
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まとめ
自動車の相見積もりは、購入時にも売却時にも大きなメリットをもたらします。購入時はより安く、売却時はより高く取引するための必須テクニックといえるでしょう。実際に10万円以上の差が出るケースも珍しくありません。
特に売却時は3社以上から見積もりを取得し、査定書ではなく見積書で比較することが重要です。相見積もりの際は、金額だけでなくサービス内容や対応も比較しましょう。事前準備や車両の手入れなど、査定額を上げる工夫も大切です。
▼ライタープロフィール
五十嵐巧
大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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よくある質問
Q.車の相見積もりのマナーは?
A.相見積もりを取る際は、他社の査定額をむやみに伝えないのが基本マナーです。また、他社額を実際より高く偽ると信頼を損ね、交渉が打ち切られるリスクもあるため注意が必要です。 相見積もりをしていることは伝えて問題ありませんが、価格交渉では誠実な態度を保ちつつ、最終段階で適切に情報を共有しましょう。
Q.車の相見積もりは失礼ですか?
A.他社に相見積もり中と伝えても問題はなく、むしろ価格やサービスを比較するために有効です。ただし、査定額にも好影響を与えるためにも、丁寧なやり取りを心がけましょう。他社の査定額は最初から伝えないのが重要です。
Q.車の相見積もりの金額は教えるべきですか?
A.車の相見積もりで他社の金額を教えるかどうかは、交渉のタイミングによって異なります。交渉の初期段階では他社の金額を伏せておいたほうが、高い査定額を引き出しやすくなる傾向にあるのです。 一方、最終段階で正確な金額を伝えることで、競争原理が働き、より高額な査定が提示される可能性もあるでしょう。状況を見極めながら、交渉を有利に進める工夫が大切です。
Q.車の相見積もりは何件までとるのがベストですか?
A.車の相見積もりは最低でも3社以上がおすすめです。2社以下では査定額の違いが判断しづらく、相場より安く売却してしまう恐れがあります。ただし5社以上は連絡や対応が煩雑になりやすいため、現実的には3社~4社程度が最適です。業者選びは慎重に行いましょう。
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