アルファードのガソリン車はハイオクなの?ハイブリッド車との燃費を比較
トヨタの高級ミニバン「アルファード」は2種類のエンジンタイプ(ガソリン/ハイブリッド)、さらにガソリン車にも2種類の燃料タイプ(レギュラー/ハイオク)があります。
どのエンジンと燃料を選択すべきか、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。この記事ではアルファード ガソリン車のグレード別の使用燃料や燃費を、ハイブリッド車と比較しつつ紹介します。
中古車選びのポイントやハイオク仕様車の特徴も解説しますので「アルファードの中で自分に合ったモデルを購入したい」または「アルファードの使用燃料から維持費に関する知見を深めたい」といった方の疑問も解決するでしょう。
※目次※
3.アルファード ガソリン車の燃費(レギュラー/ハイオク)とは?
・アルファードのガソリン車はレギュラー仕様の直列4気筒エンジンまたはハイオク仕様のV6エンジンを搭載。ハイブリッド車も含めて3種類のパワーユニットから選べる。
・ハイオクは高性能エンジン搭載車に使われる燃料。レギュラーのほうが低コストだが、ハイオク指定車に使うべきではない。
・ハイブリッドは本体価格が高いが燃費性能に優れる。ネクステージの中古車なら理想のアルファードをお得に購入できる。
ハイオク仕様?アルファード ガソリン車の特徴
ファミリー向けのミニバンとして、トヨタが開発した大型クラスモデルが「アルファード」です。2020年4月現在の3代目現行モデルは3種類のパワートレインを展開しているため、ガソリン車のほかに入手可能なタイプもチェックしておきましょう。アルファードの概要も踏まえて、エンジンに関する詳細を解説します。
高級ミニバンといわれる人気車
アルファードの特徴は、ミニバンの中でも高価な販売価格を設定した点です。2015年に発売した3代目ではさらに高級感が高まり、現在では「高級ミニバン」の代表格として知られています。日本のみならず、アジアをはじめとする海外でも人気を集めるモデルです。
現行モデルでは、ガソリンエンジンを搭載したグレードのほかハイブリッド車も展開しています。さらに乗車定員やパッケージによって複数の組み合わせが選択できるため、購入前に悩んでいる方もいるでしょう。ミニバンの定番ともいえる7人乗り仕様のほか、積載量を増幅した8人乗りモデルもほとんどのグレードで選択可能です。
パワートレーンは3種類
アルファードのパワートレーンは3種類です。
2.5Lガソリン車 |
直列4気筒のレギュラーガソリン |
3.5Lガソリン車 |
V6エンジンのハイオク |
ハイブリッド車 |
直列4気筒+モーターのレギュラーガソリン |
必ずこの組み合わせになるので、上記の組み合わせを把握しておきましょう。
旧世代のモデルと比較すると、トルクや出力といったスペックを向上した点も魅力的です。大柄なボディに求めたい走行性能が発揮され、軽快なドライビングを追求した結果ともいえます。
アルファードのグレード別使用燃料一覧
アルファードのグレード別の使用燃料は以下のとおりです。ガソリン車のうち4グレードのみがハイオクを燃料としています。
グレード |
使用燃料 |
X |
レギュラー |
S |
|
S “Cパッケージ” |
|
SC |
ハイオク |
GF |
|
Executive Lounge |
|
Executive Lounge S |
|
Hybrid X |
レギュラー |
HYBRID SR“C パッケージ” |
|
HYBRID G“F パッケージ” |
|
HYBRID Executive Lounge S |
|
HYBRID Executive Lounge |
アルファード ガソリン車の基本スペック
ガソリン車の基本的なスペックは、乗車定員の仕様やグレードによって異なります。ベースグレードを目安として、パワートレインとサイズ感の内容を把握しておきましょう。以下は「S(7人乗り)」のスペック一覧表です。
ボディサイズ |
全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,935mm |
ホイールベース |
3,000mm |
車両重量 |
1,960kg |
最高出力 |
134kW(182PS)/6,000r.p.m |
最大トルク |
235N・m(24.0kgf・m)/4,100r.p.m |
総排気量 |
2,493cc |
タイヤ |
16インチ |
同じエンジンを搭載した「X」や「G」のグレードでは、ボディサイズの全長や車両重量が異なります。大幅な違いではありませんが、目当てのグレードがある場合は該当するスペックをチェックしておくのもおすすめです。
アルファード ガソリン車の燃費(レギュラー/ハイオク)とは?
レギュラーとハイオク2種類のガソリン価格を比べると、傾向としてはハイオクの方が高額です。一部グレードをピックアップした以下の表を参考に、1Lあたりの走行可能距離を確認してみましょう。
グレード |
ガソリンの種類 |
燃費(WLTCモード) |
S(7人乗り) |
レギュラー |
10.6km/L |
SC |
ハイオク |
9.9km/L |
なお、2022年5月26日現在の全国平均ガソリン価格は、レギュラーが1Lあたり164.1円、ハイオクは175.3円です。アルファード(ガソリン車)で1万km走行した場合、ガソリン代は以下の金額になります。
・S(7人乗り):1万km÷10.6km/L×164.1円=約15万4,811円
・SC:1万km÷9.9km/L×175.3円=約17万7,070円
アルファードのハイオク車にレギュラーを入れてもいいの?
ハイオク車よりもレギュラー車のほうが燃料費が安く、燃費にも優れています。それでは維持費を節約するために、アルファードのハイオク車にレギュラーを入れてもよいのでしょうか。
この問題の可否には、ハイオクの「オクタン価」が関係しています。ここでハイオク仕様車の特徴やオクタン価の詳細を解説しますので、参考にしてください。
ハイオク仕様車の特徴
ハイオク仕様車は、ハイオクガソリンの使用を指定されています。主なハイオク指定の車はスポーツカーや高級車など、高性能のエンジンを搭載している車です。高性能なエンジンはアクセルを踏んだ瞬間などに「ノッキング」が起こりやすい傾向にあります。
ノッキングとはエンジン内の異常燃焼です。ノッキングはエンジンに悪影響をおよぼすため、できる限り避けなければなりません。
このノッキングを避けるために必要な燃料がハイオクです。そのためアルファードも3.5Lエンジンを搭載したグレードはハイオクが指定されています。
ガソリンのオクタン価って何?
ガソリン車のオクタン価とは、耐ノッキング性能を示す数値です。つまりオクタン価が高いほど、ノッキングが起こりづらくなります。
ハイオクはレギュラーガソリンに添加剤や洗浄剤を入れた燃料です。オクタン価を上げるとともに燃焼室をきれいな状態に保つ効果があります。その分精製に手間がかかるため、レギュラーガソリンよりも高価です。
ハイオク指定車にレギュラーを入れるとどうなる?
結論として、ハイオク指定車にレギュラーの使用はおすすめしません。実際、レギュラーを入れても走れないわけではありません。しかしノッキングによりエンジン寿命と燃費が悪化するうえに、洗浄効果がない分パワーもダウンします。
また、ハイオクガソリンの効果を高めるためにはできる限り限界まで燃料を消費せず、燃料計が減った分だけ早めに給油しましょう。
アルファードのハイブリット車とガソリン車はどれがお得?
エンジンのタイプで購入する選択肢に迷っている方は、実際にどのくらいのガソリン代が必要になるか把握しておくとよいでしょう。車本体の金額も踏まえて判断する場合は、新車・中古車の違いもチェックしてみるのがおすすめです。ガソリン代と購入金額の観点から比較した内容をご紹介します。
燃費とガソリン代を比較
ガソリン車と同様にWLTCモードを基準としてテストされたデータでは、14.8km/Lがハイブリッド車の燃料消費率です。レギュラーガソリン1Lあたり164.1円、1万km走行を想定すると、ガソリン代の負担は約11万878円となります(2022年5月26日時点)。
実際に走行するとデータよりも多く消費されるケースが多いものの、単純計算では以下の差額になると考えましょう。
・ガソリン車(レギュラー)とハイブリッド車の差額:約15万4,811円-約11万878円=約4万3,933円
・ガソリン車(ハイオク)とハイオク車の差額:約17万7,070円-約11万1,149円=約6万5,921円
新車と中古車の価格を比較
この記事を読んでいる人の中には、新車や中古車の価格が気になる方も多いでしょう。新車と中古車の販売価格を比較して、どの程度差があるのか把握しておきましょう。
モデル |
新車価格 |
中古車相場 |
S”Cパッケージ”(ガソリン) |
468万1,600円~493万5,600円 |
319万7,000円~564万9,000円 |
HYBRID SR"Cパッケージ" |
572万円 |
517万7,000円~599万9,000円 |
※2022年5月時点の情報です。
全体的にハイブリッド車のほうが高価格です。ただしハイブリッド車は、燃費性能の高さによる維持費の安さや、リセールバリューなどのメリットがあります。
アルファードは減税対象車
エンジンスペックを改善して燃費性能も向上させたアルファードは、エコカー減税(100%)や環境性能割をはじめとする税金の減額が適用されます。
例えば「HYBRID Executive Lounge」「HYBRID Executive Lounge S」は高い燃費性能を誇っており、エコカー減税と環境性能割(非課税)を受けられます。優遇額の合計は、約37,500円です。
「HYBRID G“F Package”」などのグレードも、エコカー減税(50%)と環境割性能(非課税)が受けられます。エコカー減税が適用されると、1年~2年に1度の納税額が減るため維持費の削減にもつながります。
アルファードを買うなら中古がおすすめ
現在新車のみを選択肢に考えている方は、中古車の購入も視野に入れてみましょう。現行モデルに限られる新車に対し、中古車であれば幅広い年式・グレードから好みのモデルを見つけられます。
新車よりも安い価格で販売されるケースが多いため、予算に合わせてグレードを上げやすい点も魅力的です。在庫が豊富な中古車販売店に相談すると、価格やグレードだけでなくボディカラー・オプションなどの希望も叶えられるでしょう。
中古車を買うときのチェックポイント
アルファードの中古車を購入する際は、快適に乗り続けられるようなコンディションに注目する必要があります。修復歴の有無もしっかりチェックし、なるべく故障リスクが低いモデルを探しましょう。ここからは、中古車選びで活用したいコツやポイントを4つご紹介します。
走行距離や年式
中古車を選択するとき、まず確認したいのが走行距離です。走行距離が極端に長い車は、部品の劣化が進んで故障リスクを高めている可能性があります。反対に、短すぎる車も使用頻度が低くサビなどの不備が発生しているリスクがあるため注意しましょう。。
1年1万kmがバランスの良い距離の基準です。年式は新車登録時期を表すもので「2015年式」「2020年式」といった形で記載されます。
使用燃料もチェック
中古車を購入する際も使用燃料のチェックは重要です。アルファードは誕生当時からレギュラー仕様とハイオク仕様のモデルが販売されています。中古車を購入する際にも、好みの使用燃料のエンジンタイプを選択しましょう。
例えば2005年に誕生した当時のアルファードは、3.0L V6エンジンと2.4L 直列4気筒エンジンが設定されていました。この場合V6エンジンがハイオク仕様、直列4気筒エンジンがレギュラー仕様です。
修復歴や事故歴がないか
中古車の価格表や紹介欄に「修復歴」「事故歴」といった言葉がある場合は注意が必要です。車を構成する上で重要な骨格パーツを修理した事実を意味しています。一般的に行われる修理や部品交換とは異なり、走行中の安全性に影響する要素です。
多くの場合、修復歴がある車は相場より安い価格で販売されています。故障リスクが高く、車としての価値が見込みにくいためです。価格面では魅力的ですが、安全面を考慮して修復歴のない中古車を選ぶよう意識しましょう。
オプションは何がついているか
アルファードでは、純正のカーナビやサンルーフなど多数のオプションが選択できます。新車を購入したユーザーが何を追加したのか、購入後も問題なく使用できるかチェックしておきましょう。
自分が求めているオプション内容を明確にする作業も大切です。どのようなオプションがあるのか確認し、魅力的に感じるものや使ってみたいものをピックアップするとよいでしょう。優先順位も決められると、予算内に収まる中古車を絞りやすくなります。
アフターサポートは充実しているか
中古車を購入したあとの継続的なサポート内容は、販売店によってさまざまです。店舗や担当者の信頼性だけでなく、車に対する保証サービスも重視して選びましょう。
保証サービスの詳細内容もパターン化されていないため、自分に合ったプランを選べると安心です。サービスを活用しないまま故障・事故が発生した場合、高額な出費を負担する結果になりかねません。担当者にも相談しながら、気兼ねなく運転を楽しめるプランを探しましょう。
お買い得なアルファードを探すならネクステージへ!
中古車であれば新車では手が届かないモデルも購入できるかもしれません。しかし中古車の価格や品質は店舗によってさまざまです。アルファードをお得に購入したい方はネクステージをご利用ください。
ネクステージは実績豊富な中古車販売店です。お客様の理想のカーライフを実現できるような環境を用意しています。ここでネクステージの魅力をいくつか紹介しますので、参考にしてください。
豊富な在庫の中から好みの一台を探し出せる
ネクステージは全国に展開した店舗で圧倒的な在庫を取りそろえているため、理想のアルファードを探し出せます。全国の在庫はWebページから閲覧可能です。気になった車の保管場所が遠方であっても最寄りの店舗にお取り寄せします。
品質にもこだわっているため、修復歴車など粗悪な車は扱っておりません。徹底的な品質管理と品質鑑定のもと販売しているため、安心してご利用ください。
保証修理の内容が充実している
ネクステージは保証内容も充実しています。ネクステージでご購入いただいた車は、年式・走行距離問わず無料保証の対象です。アルファードのような国産車は納車より3か月以内、かつ走行距離3,000km以内という条件で、各種パーツの修理に適用できます。
さらに有料保証の利用も可能です。期間中の無料点検やオイル交換、トラブル時のロードサービスなど、さまざまな特典をご利用いただけます。
低年式の中古車を購入する方のための「Nextageサポート」や長く乗りたい方のための「10年保証」など、プランも豊富です。ご自身の状況に合ったプランで安心のカーライフを実現できます。
まとめ
アルファードのパワートレインは3種類です。購入価格と維持費のバランスなら2.5Lガソリン車(レギュラー)、パワフルな走りを求めるなら3.5Lガソリン車(ハイオク)、維持費とリセールバリューの高さならハイブリッド車といったように、メリットも異なります。
まずは目的のエンジンと使用燃料を明確にし、自分に合ったグレードを選択しましょう。ネクステージはアルファードの在庫も豊富です。価格・品質・サービスすべてに自信を持って販売しているため、安心してご利用ください。