ヴォクシーの税金はいくら?維持費を抑える方法を解説!
トヨタのヴォクシーは、ミドルサイズミニバンの人気車種です。他のサイズと比べると車内空間や扱いやすさのバランスが良く、価格も抑えられています。しかし、ミニバンである以上、ヴォクシーにかかる税金や維持費が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ヴォクシーに必要な税金や維持費をご紹介します。ヴォクシーの税金や維持費が分かるだけでなく、維持費を抑える方法に関する知識も身に付けられるでしょう。
※目次※
・ヴォクシーにかかる税金は自動車税(種別割)・環境性能割・自動車重量税の3種類。各種税金の概要と税額を知ろう
・税金以外の維持費を5項目に分けてご紹介!維持費を抑える方法も知り、節約に役立てよう
・車内空間の広さ・充実の安全性能・快適な乗り心地もヴォクシーの魅力!良質な中古車購入ならネクステージにご相談を
ヴォクシーの税金はいくら?
自動車の所有や購入でかかる税金は、自動車税(種別割)・環境性能割・自動車重量税の3種類です。総排気量や車両重量など、車種ごとのスペックで各種税金にかかる費用が決まります。ヴォクシーのスペックや性能を踏まえた上で、実際に支払う税額について見ていきましょう。
必要な税金は年間3万6,000円
自動車税種別割とは、自動車の所有者に課税される地方税です。自家用乗用車(登録車)の場合、総排気量によって税率が細かく区分されています。
排気量ごとの自動車税(種別割)の税率は、下記の表の通りです。4月1日現在の所有者に、その年度分の自動車税(種別割)全額を納税する義務があります。
2019年10月以降に初回新規登録を受けた自家用の乗用車(登録車)の税率表 |
|
排気量 |
自動車税(種別割)の税率 |
1,000cc以下 |
2万5,000円 |
1,000cc超1,500cc以下 |
3万500円 |
1,500cc超2,000cc以下 |
3万6,000円 |
2,000cc超2,500cc以下 |
4万3,500円 |
2,500cc超3,000cc以下 |
5万円 |
3,000cc超3,500cc以下 |
5万7,000円 |
3,500cc超4,000cc以下 |
6万5,500円 |
4,000cc超4,500cc以下 |
7万5,500円 |
4,500cc超6,000cc以下 |
8万7,000円 |
6,000cc超 |
11万円 |
ヴォクシーの総排気量はモデルで差があるものの、全ラインアップが1,500cc超2,000cc以下の区分に該当します。2019年10月以降に初回新規登録を受けた場合、ヴォクシーの自動車税(種別割)の税率は3万6,000円です。
グリーン化特例の対象車のHYBRID ZS(7人乗り)、特別仕様車 HYBRID ZS“煌 Ⅲ”(7人乗り)は、自動車税(種別割)で軽減措置が受けられます。グリーン化特例とは、環境性能が優れた車を取得した場合、取得した翌年度分の自動車税(種別割)に軽減税率が適用される制度です。
指定の期間内にグリーン化特例対象車の2モデルを取得した場合、取得した翌年度分の自動車税(種別割)でおおむね75%減(約2万7,000円の割引)の減税が受けられます。
※グリーン化特例による上記軽減措置は、2019年4月~2021年3月までに購入した場合にのみ適用
環境性能割
環境性能割とは、自動車の環境性能に応じて自動車の購入時に支払う地方税のことです。燃費性能に優れた車ほど、高い軽減税率が適用されます。環境性能割の税率区分は、登録車で0%(非課税)・1%・2%・3%の4段階です。
2019年10月1日~2021年3月31日の期間中、自家用乗用車として登録車や軽自動車を購入する場合、環境性能割の税率から1%分が軽減されます(臨時的軽減)。ヴォクシーにおける、環境性能割に臨時的軽減を適用した割引額は下記の通りです。
対象グレード |
環境性能割の割引額 (臨時的軽減) |
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モデル名 |
駆動方式 |
|
HYBRID ZS(7人乗り) |
2WD |
約8万2,100円 |
特別仕様車 HYBRID ZS“煌 Ⅲ”(7人乗り) |
2WD |
約8万4,500円 |
ZS(7人乗り) |
2WD |
約2万3,300円 |
4WD |
約2万4,900円 |
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ZS(8人乗り) |
2WD |
約2万3,000円 |
4WD |
約2万4,700円 |
|
特別仕様車 ZS“煌 Ⅲ”(7人乗り) |
2WD |
約2万4,000円 |
4WD |
約2万5,700円 |
|
特別仕様車 ZS“煌 Ⅲ”(8人乗り) |
2WD |
約2万3,800円 |
4WD |
約2万5,400円 |
※環境性能割の割引額は、臨時的軽減適用時の金額
(参考: 『トヨタ ヴォクシー | エコカー対象グレード』)
自動車重量税
自動車重量税は、自動車の重量に対してかかる国税です。自家用乗用車(エコカーを除く)の場合、自動車重量税は車両重量が0.5トン増えるごとに年間4,100円増額します。
新車新規登録時から13年が経過した自家用乗用車は車両重量が0.5トン増えるごとに年間5,700円、18年以上が経過したものは0.5トン増えるごとに6,300円の増額です。
自動車重量税は、新車新規登録時と車検時に車検証の有効期間分を支払います。新車登録時には3年分をまとめて支払うため、ヴォクシーの場合新車新規登録時における自動車重量税は1万6,400円×3年分で4万9,200円です。
継続検査は2年ごとに行われるため、1万6,400円×2年分で3万2,800円がかかります。
HYBRID ZS(7人乗り)と特別仕様車 HYBRID ZS“煌 Ⅲ”(7人乗り)は、エコカー減税対象車です。これら2モデルでは、新車新規登録時における自動車重量税にエコカー減税が適用されます。新車新規登録時における自動車重量税に50%の軽減措置が適用され、約1万5,000円の減額となります。
※以上の自動車重量税は、2019年5月1日~2021年4月30日までに乗用車の新車新規登録・継続検査、中古車の新規登録を行う場合の税額
ヴォクシーの税金以外の維持費
税金以外に必要な維持費は、大きく保険料・燃料代・駐車場代・車検代・整備代の5種類に分けられます。ドライバーが加入する保険の種類は、自賠責保険と任意保険の2種類です。税金以外の維持費について、各項目別にご紹介します。
自賠責保険と任意保険
自賠責保険は、全ての自動車(バイクを含む)に加入が義務付けられている保険です。加入しなければ運転できず、無保険運転は罪に問われます。
自家用乗用車の自賠責保険基準料率は、24か月契約で2万1,550円です(沖縄県や離島など一部地域を除く)。
※上記は、2020年4月1日以降新規契約での保険料に適用される基準料率
自賠責保険は基本的な対人賠償を目的とするため、対物事故や運転者自身は補償の対象ではありません。任意保険は、自賠責保険では不十分な補償範囲をカバーする保険です。任意保険は加入の義務はなく、料金は年齢・事故歴・自動車の車種など加入時の条件によって異なります。
燃料代
燃料代は、個人差が大きい維持費です。走行距離・ガソリン価格(景気や地域差で変動)・所有する車の燃費性能など、さまざまな要素が燃料代に影響します。車の維持費として燃料代を具体的に知るには、下記3点を把握しておきましょう。
・使用する燃料の価格
・年間の走行距離
・車が燃料1Lで走行できる距離
「年間走行距離(km)÷車が燃料1Lで走行できる距離(km)×使用する燃料の価格(円)」で計算すれば、年間の燃料代が求められます。
駐車場代
敷地内に駐車できない場合には、月極駐車場の契約が必要です。駐車場代は月4,000円~3万円程度と、地域差が大きい傾向にあります。敷地内に駐車スペースがある賃貸マンションなどの場合、一般的に家賃と駐車場代が別です。
月極駐車場も賃貸物件の駐車場も、基本的に一度契約したら解約するまで使い続けられます。場合によっては2年ごとに更新料が別途発生しますから、契約時に確認しておきましょう。
車検代
車検とは、国が定める安全基準を満たす車両状態かどうかを確認する制度です。車検時には、車検の有効期間に応じた各種税金や車検費用を支払います。新車購入時には、新車新規登録から3年後が次回の車検を受けるタイミングです。その後は、2年ごとに車検を受けていきます。
車検が切れた中古車を購入する場合、依頼先を探して車検を受けなければ公道を走行できません。改めて車検登録を行い、その後は登録日から起算して2年ごとに車検を受けます。
整備代
車検を通すために交換が必要なパーツや部品が見つかった場合、整備代が別途必要です。交換のための部品代も、整備代に含まれます。
車種や消耗・劣化状態によって、整備代は大きく異なるでしょう。一般的に点検を終えなければ車の細かな状態が分からず、具体的な整備代は確定しません。
たとえ車検の安全基準をクリアしていても、走行の安全性を確保するために交換が求められる部品もあります。各種オイルやタイヤなどの消耗品は、定期的に交換費用が発生する部品・パーツです。万が一の事故による修理代も、整備代に含まれます。
ヴォクシーの中古車の維持費を抑える方法
ヴォクシーを中古車で購入する場合、「新車購入と比べて維持費が高くなりそう」と感じる人もいるのではないでしょうか。燃費が良いモデルを選べば、中古車でも維持費が抑えられます。車検業者の依頼先や任意保険の見直しも、維持費の節約には有効な手段です。
中古車の維持費はどれくらいかかる?
中古車市場には、年式が新しい車も多く流通しています。新車購入から3年や5年で売りに出し、次の新車に買い替える人もいるからです。年式が新しく燃費性能が高い中古車なら、維持費はそれほど高くならないでしょう。
新車新規登録時から13年が経過した自家用乗用車は、自動車重量税など税金の負担が増えます。走行距離が増えるとともに燃費性能が低下すれば、ガソリン代も高くなるでしょう。交換や修理が必要な部品やパーツが増え、メンテナンス費用がかさむことも考えられます。
現在使用している車の年式によっては、中古車への買い替えが維持費の節約に役立つでしょう。比較的新しい年式の中古車は、初期費用が新車よりも安く、維持費の節約も目指せます。
ハイブリッドカーなど燃費が良い車を選ぶ
維持費を抑えられる中古車を選ぶためには、年式が新しいこと、走行距離が少ないこと、良質な車両状態であることなどがポイントです。
さらに、ハイブリッドカーなどの燃費が良い車を選べば、ガソリン代の節約につなげられます。ヴォクシーにはハイブリッドモデルもあるため、燃費にこだわりたい人にもおすすめできるミニバンです。
ハイブリッドカーのデメリットは、ガソリン車よりも高い新車価格です。標準装備のグレードや機能性の高さに比例して、車両価格も高くなる傾向にあります。しかし、中古車なら新車価格よりも安く購入できるため、車両価格が高いというハイブリッドカーの難点も克服できるでしょう。
任意保険の見直し
任意保険では、加入する保険会社や保険内容を自分で選べます。現在の車の使用状況に合わせて任意保険を見直せば、保険料の無駄を減らせるでしょう。
車の使用目的や年齢条件、運転者の範囲、走行距離などが保険加入時から変化した場合は、これらを変更することで任意保険の節約が目指せます。節約を意識するなら、不要なオプション・特約なども外しましょう。
任意保険によっては、下記のような割引制度が利用可能です。
・エコカー割引や新車割引
・ゴールド免許割引
・証券不発行割引
・AEB(衝突被害軽減ブレーキ)割引
・インターネット割引
など
割引制度の内容や種類は、保険会社ごとに異なります。保険料の節約を目指すなら、各保険会社の情報を集めて比較することも大切です。
整備や車検を安い業者に任せる
整備や車検を安い業者に任せることも、車検代やメンテナンス費用の節約には有効です。車検代の内訳は、主に法定費用と車検基本料(点検整備費用)の2種類に分けられます。
法定費用は車種ごとに決められている費用のため、車検の依頼業者によって支払額は変わりません。車検基本料(点検整備費用)は、車検の依頼業者によって費用が異なります。
車検代の主な内訳 |
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法定費用 |
車検基本料(点検整備費用) |
1.自動車重量税 2.印紙代・証紙代(検査手数料) 3.自賠責保険料 |
1.点検・整備費用 2.事務手数料(車検代行手数料) 3.部品交換費用、工賃など |
正規ディーラーは、丁寧な点検整備が魅力です。メーカー純正部品の使用なので安心できますが、車検や整備費用は高くなる傾向にあります。
民間の整備業者は、比較的費用を安く抑えられる点が魅力です。ただし、業者によってサービス内容や料金に差があります。低コストながらも、高い品質の点検整備を行う業者に依頼することが大切です。
ミニバン専用のタイヤもおすすめ
ミニバンはボディーサイズが大きく車両重量もあるため、燃費が悪くなりがちです。また、車高の高さからふらつきやすいという特徴もあります。ミニバン専用のタイヤを装着すれば、走行上の嫌な特徴の緩和に役立つでしょう。
燃費が良くなったりタイヤの寿命が延びたりすれば、ガソリン代やタイヤ交換費用など維持費の節約にもつながります。
ヴォクシーの魅力とは?
ミニバンは、国内での需要が高いボディータイプです。コンパクトサイズやビッグサイズなど、人気が高いミニバンにはさまざまなボディーサイズがあります。
ミドルサイズミニバンのヴォクシーは、室内空間・快適性・燃費性能のバランスが取れたモデルです。広い室内は静かで乗り心地もよく、豊富な安全性能を誇ります。
静かで落ち着いた乗り心地
ヴォクシーは、低燃費とパワフルな走行が魅力のミニバンです。走行性能だけでなく、優れた静粛性も魅力として挙げられます。現行モデルのヴォクシーでは、遮音材や設計の見直しによる静粛性向上対策も万全です。
エンジン車ではドアミラーの形状を見直し、風切り音を減らしました。スライドドア下やダッシュサイレンサーに遮音材を使用し、ロードノイズのカットにつなげています。
ハイブリッド車では、ウインドシールドガラスに高遮音性ガラスを採用しました。これにより、ハイブリッド車ならではの静粛性がさらに高まっています。
低床設計で低重心化したボディー、空力性能から向上した操縦安定性により、安定した走行を実現しました。静かで快適な乗り心地により、ドライバーと同乗者が全員過ごしやすい車内空間に仕上げられています。
安全性能も豊富
ヴォクシーの全モデルでは、トヨタの優れた予防安全機能パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。Toyota Safety Senseに含まれる機能は、下記の予防安全技術です。
・プリクラッシュセーフティシステム(レーザーレーダー+単眼カメラ方式):車両・歩行者(昼)を検知し、衝突回避に役立つ機能です。
・レーンディパーチャーアラート:道路上の白線や黄線を単眼カメラが認識し、車線が逸脱する恐れがある場合に警報で知らせます。
・オートマチックハイビーム:状況に合わせてハイビームを自動で切り替え、夜間の歩行者の早期発見をサポートする機能です。
・先行車発進告知機能:信号待ちや渋滞で停止中に、先行車の発進に気づかずにいる場合にブザーとディスプレイ表示で知らせる機能です。
また、インテリジェントクリアランスソナー/パーキングサポートブレーキ(制止物)も標準装備として搭載しています。自動(被害軽減)ブレーキによって、踏み間違いによる衝突回避や衝突被害の軽減が目指せる機能です。
広い室内
ヴォクシーは低床設計を採用することで広い室内空間を確保しました。どの座席に座っても、頭上や足元スペースが広々としていて快適です。低床設計なので、幅広い年齢層の人がスムーズに乗り降りできるでしょう。
ヴォクシーの7人乗りモデルでは、全9種類のシートアレンジに対応します。8人乗りモデルでは、全5種類のシートアレンジが可能です。乗車人数や荷物の大きさに合わせたシートアレンジによって、広い室内空間を最大限に活用できます。
ラゲージスペースは大開口&低床設計なので、大きな荷物の出し入れも楽です。日常生活での大きな買い物だけでなく、多くの荷物を載せるアウトドアレジャーなどの幅広いシチュエーションに対応できます。
まとめ
トヨタのヴォクシーは、燃費性能と使い勝手に優れたミドルサイズミニバンです。中古車の維持費を抑えるには、年式が新しい・車両状態が良い・燃費性能が良いという3点を満たす中古車を選ぶことが大切です。
良質なヴォクシーの中古車を購入するなら、私たちネクステージでの検討をおすすめします。長年の販売実績に基づいた、大手業者としての信頼が私たちネクステージの誇りです。今までに培ってきた経験や知識を生かして、お客さまの中古車選びをサポートします。