エクストレイルのボディサイズはどれくらい?旧型や他のSUV5車とも比較!
落ち着きが見え始めたとされている「SUV」ブームの中でも、初代モデルが登場して以来人気をキープし続けているのが日産「エクストレイル」です。2000年に初代モデルがデビューし、2007年には大人気となった2代目が登場しています。
そして、2013年末にリリース、2017年にマイナーチェンジを行ったのが今回ご紹介する3代目エクストレイルです。この記事ではエクストレイルのボディサイズにフォーカスして、2代目エクストレイルや同じサイズ感のライバル車との比較を行います。
※目次
・エクストレイルは国産ミドルムサイズSUVの代表格
・広々と快適な室内空間はグレードによっては7人乗りも可能
・利便性の高いエクストレイルの買取・購入はネクステージがおすすめ!
日産 エクストレイルのサイズはどのくらい?
クロスオーバーSUVの中で全長が5,000mm以下のサイズ感のものを「ミドルサイズSUV」と呼びます。国内のミドルサイズSUVのカテゴリをリードしてきたのがエクストレイルです。ここでは、2017年にマイナーチェンジを行ったエクストレイルと、旧型モデル・ライバル車とボディサイズの比較を行います。
エクストレイルのサイズ
エクストレイルは、全長4,640mm×全幅1,820mm×全高1,740mmです。新型エクストレイルは、2.0L帯のSUVにしては比較的ワイドなボディなSUVです。
1,820mmの全幅は日本の道路事情を踏まえると決して扱いやすいサイズとは言えません。一般的には全幅1,800mm以下に収めることで、国内の道路の規格に最適化され、交差点・駐車場などで取り回しが良いとされています。しかし、新型エクストレイルはサイズ表からは判断できないほどに取り回しが良く、特に都市部での運転にピッタリの都市型SUVなのです。また、長いホイールベースと高い車高は広々とした室内空間を実現したうえに、最大7名の乗車を可能にする3列目シートを装備可能にしました。
旧型とのサイズ比較
旧型エクストレイル(T31)は、中古車市場で今なお人気の高い車種のひとつです。その人気の理由は、現行エクストレイルよりも扱いやすい・取り回しの良い小柄なボディサイズにあります。サイズの比較は以下の通りです。
サイズ(すべてmm) |
全長 |
全幅 |
全高 |
現行エクストレイル |
4,690 |
1,820 |
1,730~1,740 |
旧型エクストレイル |
4,635~4,665 |
1,790 |
1,685~1,700 |
また、現行エクストレイルの外観は旧型エクストレイルと比べて曲線を基調としたと都会的な洗練されたデザインに変更されています。したがって、新型エクストレイルがボディサイズやデザインから都市型SUVとしての性格が伺えるのに対して、旧型はクロスカントリー寄りのSUVとしての性格が強みと言えるでしょう。
ライバル車とのサイズ比較
ここからは、ライバル車種の5車種とサイズを比較していきましょう。
・トヨタ RAV4
サイズ(すべてmm) |
全長 |
全幅 |
全高 |
現行エクストレイル |
4,690 |
1,820 |
1,730~1,740 |
トヨタRAV4 |
4,600~4,610 |
1,855~1,865 |
1,685~1,690 |
トヨタ「RAV4」は、2019年に海外向け仕様のモデルを国内向け仕様に変更して販売が開始されました。RAV4は海外向けSUVとして開発されたこともあり無骨なスタイリングが特徴で、ボディサイズはエクストレイルよりも全幅が35~45mm広く、全高が45~50mm低いことが分かります。
そのため、RAV4よりも全幅が狭い新型エクストレイルの方が取り回しがしやすいサイズ感であることは間違いありません。さらにSUVで非常に重要視されているラゲッジスペースの容量はRAV4が542L、エクストレイルが565Lと、エクストレイルの方が優れています。
価格は、エクストレイルが248万2,700円~、RAV4が約274万3,000円~と、少しだけエクストレイルの方が安くなりますが、選ぶグレードやオプションを考慮すれば差はないでしょう。したがって、両車の特徴をまとめると、扱いやすいSUVが新型エクストレイル、洗練されて性能を持つ最新のSUVがRAV4、ということになります。
(※価格:2021年9月現在)
・スズキ エスクード
サイズ(すべてmm) |
全長 |
全幅 |
全高 |
現行エクストレイル |
4,690 |
1,820 |
1,730~1,740 |
スズキエスクード |
4,175 |
1,775 |
1,610 |
スズキエスクードのボディサイズは一般的なコンパクトカーに近いサイズ感で、コンパクトSUVのカテゴリに入る車です。コンパクトなボディですが本格SUVに近い性能を持ち、優れたオフロード走破性能を有しています。しかし、その分乗り心地の快適性が下がり、硬めのフレーム・サスペンションの突き上げ感が気になる方もいるでしょう。
都市部や高速道路走行時の快適性で比較をするとエクストレイルの方が優れており、SUVとしての走りを楽しむ場合はエスクードという選択になるでしょう。
・ホンダ ヴェゼル
サイズ(すべてmm) |
全長 |
全幅 |
全高 |
現行エクストレイル |
4,690 |
1,820 |
1,730~1,740 |
ホンダヴェゼル |
4,330 |
1,790 |
1,580~1,590 |
国産SUV販売台数でエクストレイルと首位を争っているのがホンダ「ヴェゼル」です。「フィット」をベースに開発されたクロスオーバーSUVヴェゼルは、クーペの洗練さとミニバンのような使い勝手の良さを両立したモデルです。2021年4月にフルモデルチェンジを実施し、現行モデルは2代目となる新型ヴェゼルになります。
ヴェゼルのボディサイズはエクストレイルよりも小柄で、エスクードのようなコンパクトSUVに近いサイズ感です。したがって、ボディサイズが小さいヴェゼルの方が都市部の取り回し性能が優れています。
最小回転半径で見ても、エクストレイルの5.6mに対して、ヴェゼルは5.3~5.5mと短く、駐車時や交差点での旋回性能が高いことが分かります。一方で、ヴェゼルよりも長いホイールベースを持つエクストレイルは、ロングドライブ時の直進安定性が優れています。
・マツダ CX-8
サイズ(すべてmm) |
全長 |
全幅 |
全高 |
現行エクストレイル |
4,690 |
1,820 |
1,730~1,740 |
マツダCX-8 |
4,900 |
1,840 |
1,730 |
マツダが走りとデザインを高い次元で両立させ、ミニバンに迫る室内空間の確保に成功したのが「CX-8」です。CX-8はエクストレイルよりも大きなボディで、全長5mに迫るボディサイズによって快適な室内空間を実現しています。
特筆すべき点は3列目シートの快適性の高さで、3列シートを装備するSUVの中でもトップレベルのものです。エクストレイルもグレード「20X」に3列シートが装備されますが、ボディサイズから見ても解るように、CX-8ほどの快適な空間を実現することはできていません。ただし、CX-8は広い室内空間を確保することに成功した分だけ旋回性能が低くなっています。CX-8とエクストレイルで旋回性能を比較すると、エクストレイルの方が高い性能を発揮することができるでしょう。
・三菱 RVR
サイズ(すべてmm) |
全長 |
全幅 |
全高 |
|
現行エクストレイル |
4,690 |
1,820 |
1,730~1,740 |
|
三菱RVR |
4,365 |
1,770~1,810 |
1,630~1,640 |
4,364mmの扱いやすい全長と、「アウトランダー」と同じ2,670mmの長いホイールベースにより広い室内空間と走行安定性、そして取り回しの良さを実現しています。コンパクトなサイズ感のRVRは、取り回しの良さに定評のあるエクストレイルよりもさらに高い取り回しの良さを備えているモデルです。
RVRは、ボディサイズからラゲッジスペースの容量や室内空間の快適性はエクストレイルよりも劣りますが、コンパクトSUVとしてはジャストなサイズ感です。
旧型からの変更点
ここでは、旧型エクストレイルからの変更点と比較しながらご紹介します。
インテリア・エクステリア
フロントビューとサイドビュー、運転席周り、ラゲッジルームの3項目に分けて変更点を見ていきましょう。
・フロントビューとサイドビュー
エクステリアは大胆に変更が施されたポイントです。車の印象を左右するフロントフェイスは、「Vモーション」と呼ばれるエンブレムをV型に囲むシルバーメッキガーニッシュが力強い存在感を放っています。サイドビューはホイールベースが旧型から75mm延長、2,705mmとなったことで走行性能や実用性能に効果を発揮しているのに加えて、デザイン的にも安定感を増すことにつながっています。
・運転席周り
旧型エクストレイルでは標準的とされていた運転席周りの品質は、現行型エクストレイルでは上昇な質感を持つ運転席周りに進化しました。「グライディングウイング」と呼ばれるデザインのインストルメントパネル中央にはグロスブラックのパネルが配され、デザインは直線的で滑らかなものに変更されました。3本スポークが特徴的なステアリングホイールには操作系のスイッチがまとめられ、走行中でも安心・快適に操作することが可能です。
・ラゲッジルーム
旧型(T31型)エクストレイルの荷室容量は以下の通りです。
シート通常時:479L
アンダートレイ取り外し時:603L
シートフルフラット時:1773L
次に現行エクストレイル(T32型)の荷室容量は以下の通りです。
ハイブリッド車:430L
ガソリン車・2列シート:565L
ガソリン車・3列シート:135L(シート折りたたみ時は445L)
ベースとなるガソリン車・2列シートの荷室容量は479Lから565Lへと拡大されています。ラゲッジルームは床の段差や傾斜がなく、フラットなもので非常に使い勝手の良いという点は旧型・新型変わりありません。
燃費性能
現行型エクストレイルの燃費性能は、ガソリン車モデルでJC08モードの場合、15.6km/L~16.4km/L、ハイブリッド 車は20km/L~20.8km/Lとなっています。対して旧型エクストレイルの燃費性能は、ガソリン車で10.6km/Lから12km/L、クリーンディーゼル13.8km/Lから14.2km/Lです。
総じて現行エクストレイルの燃費性能は向上しており、これは直噴エンジンへの変更やアイドリングストップ機能の搭載といった燃費向上対策が施された結果です。また、現行エクストレイルにラインナップされているハイブリッド車は優れた燃費性能を発揮し、コンパクトSUVと同等もしくはそれ以上の燃費性能を持っています。
日産 エクストレイルの先進技術
エクストレイルに装備されている安全性能の先進技術は、数ある日産のラインナップの中でもトップレベルの充実度です。ここでは、エクストレイルに装備されているいくつかの安全先進技術をご紹介します。
インテリジェント ライドコントロール
インテリジェント ライドコントロールは、小さなデコボコ道などで発生する車体の上下振動を抑制するシステムです。車が車体の上下動を予測し、自動で駆動力とブレーキを制御することで、悪路走行時に発生する車体振動を低減させます。大小さまざまな車体振動に対応し、乗り心地と車体安定感を向上させます。
インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)/インテリジェント エマージェンシーブレーキ
インテリジェントFCW/インテリジェントエマージェンシーブレーキは、事前に衝突する危険を察知、減速は必要と判断した場合にはドライバーへの警告や、車の減速を行うシステムです。前方の車両に衝突する危険性を感知すると、ディスプレイ警告とブザー音でドライバーに回避動作を促します。衝突する危険がより高まった時には、緩くブレーキを作動させ、さらにドライバーに回避動作を促します。それでも安全に減速ができなかった場合には緊急ブレーキを作動させるシステムです。
ハイビームアシスト
ハイビームアシストは、前方検知用カメラで周囲の明るさを検知して明るさを調整するシステムです。周囲に先行車や対向車がいない時はハイビームに、対向車・先行車・市街地の明かりなどを検知した時にはロービームに自動的に切り替えます。ハイビームアシストを使うことで、歩行者などをいち早く発見でき、夜間のドライブが安心快適なものになります。
踏み間違い衝突防止アシスト
踏み間違い衝突防止アシストは、ディスプレイ警告とブザー音で危険を警告するシステムです。例えば、駐車時などの低速走行時、進行方向に壁や店舗のガラスなどの障害物を検知してブレーキ操作が遅れて障害物と衝突しそうな場合に、警告とブザーによって未然に防ぎます。
さらに、駆動力とブレーキを制御し、障害物への衝突防止や急加速の防止のアシストを行います。
日産 エクストレイルの買取・購入はネクステージで!
エクストレイルは、3列シートを装備した7人乗りモデルの「20X」や4WDモデルに人気が集中する傾向です。ボディカラーは定番のモノクロカラー以外に、鮮やかなレッドやブルーも人気となっています。
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まとめ
今回は、エクストレイルのボディサイズにフォーカスして旧型エクストレイルやライバル車と徹底比較を行いました。ライバル車SUVと比較してみても、日産エクストレイルは非常に使い勝手の良いクロスオーバーSUVであることがご理解いただけたでしょう。
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